2021/07/17 のログ
ご案内:「会員制闘技場(過激描写注意)」からイスルスさんが去りました。
ご案内:「◆人間牧場(過激描写注意)」にクロミヤさんが現れました。
クロミヤ > (それは未だ知られていないとある場所。人目を避けるような場所にひっそりと作られた施設。
中に入り、奥へと進めばやがて異様な光景が見えてくるだろう。まるで家畜を管理するように一人一人に区切られた小さな牢。そこに収監され首輪を嵌められ、裸にされた種族を問わない多くの人間達。それぞれが同じような状態でずらりとそれぞれに割り当てられた小さな牢に収められ、収監され並べられていた。

未だ無人であったその内の小さな牢の一つが開かれれば、そこへ投げ捨てるように新たな家畜として少女が投げ込まれた。頭から伸びる兎耳を見る限りはミレー族の少女と思われる。意識が戻っていないのか、投げ込まれた後は身動きもせずおとなしくしていて。

その異様な有様は呼ぶならば人間牧場。人攫いの賊が管理しているのか、悪徳貴族の道楽か、はたまた魔物の巣穴であるのか。それのどれかは知る由もないが、ここに多くの人間が攫われ、まるで家畜のように飼われているのは動かぬ事実であった。)

クロミヤ > う・・・。

(そうして、牢の中に放り込まれてからしばらくすればその少女も目を覚ます。ひんやりとした冷たい空気、じゃらんと音を立てて擦れる鎖の音。そして、首元に手をやれば重い鉄の首輪の感触を感じれば自分が捕まってしまったことを察することができただろう。
どうしてここに捕らえられてしまったのか、その記憶は定かではない。最後の記憶はマグメールへと帰る為に馬車に乗って・・・その後の記憶が曖昧だ。
馬車自体が人攫いグループの罠だったのか、それとも道中で襲われて捕まってしまったのか、それともまた別の何かが起こったのか、その辺りは記憶がはっきりとしない。

もぞもぞとその小さな牢の中で蠢き、無意識にその牢へと手をかければ少女の目にもその異様な光景が映りだす。)

なに・・・ここ・・・。

(その表情は絶句、という言葉が似合うだろう。目を大きく見開き、驚きの表情を浮かべ左から右へと視線を動かす。
そうして、少女の目に入ったのは自分と同じように首輪を嵌められ、それぞれの牢に閉じ込められた。人。人・人・人。
自分と同じようなミレー賊だけではなく、自分とは違う種族の亜人系の者。標準的な人間と呼べるような見た目のもの、など収められている人は様々。そんな異様な光景を目の当たりにする。

例えるならば、ここはまるで・・・家畜なんかを管理し、育てている家畜小屋、のような――・・・。)