2021/07/10 のログ
ご案内:「無間の牢獄(過激描写注意)」にタマモさんが現れました。
タマモ > そこは、どこまでも続く、無間の牢獄。
どこまで行こうとも、どれだけ扉を抜けようとも、変わらぬ石畳と石壁が続く。
招かれた者に、逃れる術はない。
それがあるとするならば、その牢獄の主が満足し、そこから弾かれた時のみか。

彷徨うも、逃げるも、戦いを挑むも、その者次第。
まぁ…どうであれ、愉しませて貰う事には、変わらないが。
長く居れば居る程に、その身を蝕む淫毒が、その体を、心を浸食し。
まともでは、居られなくなるのだから。

「………まぁ、招いた場所に、記した通りじゃがな。
さて、招かれた、幸ある者は、どう動くじゃろうか?」

ぽつりと呟く、その少女が居るのは、最奥の部屋。
記した通り、と言ったのは、最初の部屋の壁に刻まれた文字だ。
『さっさと出たければ、最奥の主を倒すのみ。
もしかしたら、彷徨えば、出口あるやもしれまいが。
留まれば留まる程に、楽しい事が起こるだろう』
その下には、この牢獄の地図らしいものも。
ただし、最奥以外の外れた場所は、途中で途切れている。
それを見て、どう動くかさえも。
最奥に佇む少女は、楽しみの一つとして、眺めているのだが。

果たして、招かれた者は、どう動いているだろう?

タマモ > 向かって来ているにしても、逃げているにしても。
それなりに、時間も経過している感じだろう。
軽く、先にある一枚の扉を眺め、考え込む。
少女は気紛れだ、招いた相手に、そんな選択肢を選ばせた訳だが。
いっそ、直接向かってしまおうか、なんて選択肢外の考えを浮かべてしまう。

「ふむ…何事も、予想の範疇から逸れる事にもまた、楽しみを見出すべきか。
ならば、その考えに…従うのみ、じゃろうか?」

と、そんな事を、一度考え始めてしまえば。
少女はやる気満々な感じで、ぐ、ぐっ、と軽く体を解し、何やら準備。
準備を終えれば、視線を再び、その招いた相手、それが居る方向へと、向けられて。
ゆっくりと、その姿が揺れ始め…

「うむ、では、出発じゃな!」

目標へと向かい、少女は、転移をする。
長い時間、淫毒に犯されているだろう、その相手の元へと向かう為に。

タマモ > 少女が転移した先、そこがどこなのか。
そして、そこで何が起こっていたのか。
それは、その場に居た者にしか、分からない。

ご案内:「無間の牢獄(過激描写注意)」からタマモさんが去りました。