2021/07/06 のログ
■メイラ・ダンタリオ > その日の舞台はいつもとは違い殺風景なものだった
一面が見渡せる渇いた茶褐色の大地と砂 荒野という領域のそれ
見える景色の一部に王都がある 徒歩や馬でも割とたどり着けるのはそう遅くはないだろう
そんな王都が見える荒野にて
メイラは一人、武器ではなく凶器と呼べる鉄塊の細工物を開き、頭上を覆う日避けのように使う
ただそのあたりをまるで散歩するだけかのような、気軽な表情
笑みを小さく浮かべるままに、梅雨時にしては空はそれほど悪くはない
遠くで曇り空が時間が経てば覆いにやってくるだろうということが、分かる程度
「さて、荒野なんて特に見つめるものもないでしょうけれど……。」
ほんの気まぐれな出かけだったメイラ
ただ、選ぶ場所は面白みや物騒さがいつも匂い経つ場所しか選ばない
もしくは食事や女と遊べる場所だろうか
ならこの荒野も、何かしらの面白さや物騒さを期待してやってきているのか。
メイラは特に退屈そうにする様子もなく、辺りを歩いて荒野の景色を真っ直ぐ眺めているだけ。
ご案内:「王都マグメール 自然地帯 荒野」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。