2021/04/28 のログ
ご案内:「地下牢の性奴隷」にセフィルさんが現れました。
■セフィル > 【とある地方の王族の統治する城下町に『隣国とのパーティ』に従事する女性給仕の募集のおふれが出されたのが1か月ほど前…
その給仕の報酬給金が破格であったことから、街の綺麗どころの娘、女性たちはこぞって応募したのは言うまでもない
本日がその採用試験というわけだが、応募してきたそれらの女性たちが王族の城の大広間に集められていた―――】
「では、段取りした通りに頼む…
ああ、多少は君たちの裁量で決めてもらってかまわない
夜の街でもよく遊んでいる君たちなら女性を見る目も確かだろうからね…」
大広間から離れた別室では採用面接の段取りが終わり、このパーティの準備、実行を任されている王族末子の王子が試験官に任命した若い兵士たちに指示を出していた
年の頃はまだ15歳を迎えていないであろう、成長期前を思わせるほっそりとした体躯にシンプルながら光沢のある絹のゆったりとしたローブのような服をまとっている少年は顔つきこそ端正な美少年と言った容貌だが、落ち着いた態度で三人の試験官の兵士を大広間に送り出す
指示の言葉には、彼らが夜遊びも盛んにいそしんでいることも若干揶揄するような冗談も交えて採用基準をある程度彼らに任せる旨の言葉をかける
王子の揶揄に三人の兵士たちがわずかに困惑した表情を浮かべながらも大広間へと歩を進める様子を見送りながら、採用試験を受けに来た応募者たちのプロフィール用紙に目を落とす…
■セフィル > 【詳細な打ち合わせをして長文交互ロールでじっくりとお相手いただける方をお待ちしています。相談だけでも良いのでお気軽にお声をおかけください。】
ご案内:「」にセフィルさんが現れました。
ご案内:「地下牢の性奴隷」からセフィルさんが去りました。
ご案内:「王都 富裕地区 地下 邪教の巣窟 (過激描写注意)」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
■メイラ・ダンタリオ > 王都でも 港湾でも 戦場でも 命乞いほど無駄なことはない
主義主張ほど、耳に残らない言葉はない
メイラにとっては、王の命(めい) 利益 貢献という行為ができる従者であればそれで構わない
信仰という言葉を、欠片も抱えたことがない素行不良な者
救われたいだなんて、一匙ほどもない兵者
地下の秘密空間の中で集まった同輩や雇われ面子とともに、乗り込んだ場所は石造りの立派な建造だった
昔にあった墓か避難所だったのだろうか “掃除”を終えれば再利用ができそうで、王に良い報告ができる
メイラはギザ歯をのぞかせて微笑んだ
裸で演奏に踊りあい 多幸薬を含んだ葡萄酒や具入りスープで酔い痴れ 悪魔という存在からの恩恵を願う者ら
魔族という血と結ばれているメイラからしてみれば、なんとも無駄な行為 この世に神も悪魔もいやしないのだ
「さぁ早い者勝ちですわ 首の数だけゴルドも与えられるでしょう。」
そう言って、黒に身を包み、背中を覆うほどの髪を揺らめかせ、刀を抜いた。
王の期待に応え、殺し合いをする なんて素敵なんだろうか
裸の邪教らが、砕かれ、斬られていく 中では同性ですら裸の始末 余裕めいた駆除仕事だ
勝手につまみ食いをする者らがだんだんと出てくる中でも、別に構わないと見逃して。
「秘密クラブが作りたいなら、表で隠れ乱交で済ませればいいものを……度し難いものですこと。」
頬に返り跳ねる赤を数滴貼り付け、裸も、ローブ服も、須らく斬られていく。
皆の目は、 あれでもない これでもない まるで何かを探すようにされている。
ご案内:「王都 富裕地区 地下 邪教の巣窟 (過激描写注意)」にゼナさんが現れました。
■ゼナ > 「ちょ、ま…っ、待って……! ッつ、だ、だから待って下さいってば!」
突如の乱入者達になで斬りにされる狂信者。
彼ら彼女らの悲鳴と、薬をヤり過ぎた事による狂笑の断末魔に満たされた地下坑内に振り下ろされた剣を弾く金属音が鳴り響いた。
その異音を奏でるのは、薄暗い地下においても眩く輝く金の短髪と、健康的に日に焼けた小麦色の肌が目につく一人の娘。
他の信者同様、その身体には一枚の衣服も着用していないがために、何度も連続して振り下ろされる剣を地面から拾い上げた瓦礫で打ち弾く度にたわわに実った双乳がダイナミックに揺れ動く。
既に数人の血を吸って妖しく光る剣閃を弾き続ける手並みは、円を描く事で障害物に追い立てられないようにする回避行動の躍動と共に、その娘がただの小娘などではなく、襲撃者達と同じく戦いを日常とする者であることを示している。
「わたっ、わ、わたしは違いますっ! あなた方の味方ですっ! 先にここに潜んでこの場所の情報を流した冒険者が居るって……あっ、ちょ! 増えたっ! 増えましたっ! 話を、だから話を聞いてくださいってばぁっ!!」
何やら必死に訴えかける小娘は、やっきになって剣を振るう襲撃者が隙を晒そうとも手にした石片で殴り掛かる事もなく防御姿勢を維持している。
にもかかわらず、襲撃者達は血に酔っているのかその娘の話を聞くどころか、更にもう一人が加わって、二人掛かりですばしこく動き回る小麦肌の娘を仕留めようと凶器を振るう。
そんな状況にあってなお、二筋の剣閃を避け、弾きつつ、妙に鋭い蒼瞳を周囲に走らせる小娘は、いくらか離れた場所で反りの強い片刃剣―――確か刀というのだったか―――を振るう娘の姿を見止め、同性のよしみでなんとかしてもらえないだろうかなんて意思の透けて見える視線を送るのだった。
■メイラ・ダンタリオ > 『お嬢、目的って掃除以外に“薬”と“悪魔憑き”ッスよね?』
「ええ、役立たずを死兵に変えるアップ系のレシピ
意思統一にも使えますわ。 嗚呼、自白剤変わりという手もありますわねぇ……。」
数人と行動をしながら、要らない者を斬り続ける
抵抗ももちろんあるものの、中には悪魔頼みもいる始末
集団を作るのは自由でも、勝手に広がる薬で全員が あうあうあー になってしまっては無利益
この邪教が薬をシンボルにしているのか もしくは悪魔という存在を見せるための憑依されてしまった者
それらがいれば捕獲する必要がある。
有象無象らが殺され、犯され、薬のせいで嫌がっていてもその内穴三つを塞がれれば否応なしに現実から逃げる。
それらの中で、隠し部屋や奥ばった部屋などを中心に探させる
出口へ逃げていく裸共はどうせ、入り口で塞いでいる連中の良い的だろう。
そんな中、悪目立ちがいた。
素手という状況で、差し引きテクがあるかと言われれば、磨き切っているとは言えない者らの剣撃を防ぎ続けている
瓦礫防御でよくもまぁできるものだと、他の武器持ちらも目で追うようになる
不良だろうが 殺し稼ぎだろうが 中にはあの同性の動きに興味を惹かれる者は当然いた
戦士 兵 狂人 誰であれ、攻防巧みな者には惹かれるものだ 男には浪漫に映るだろう。
『お嬢に眼で訴えてるッスね やるなぁあの娘。』
「此処の用心棒とか兵士崩れと思っていましたわ。」
でも、と区切って頭を巡らせる
此処を知れたのは情報提供があったからだ
それもチンコロではなく、正式な潜入情報
デカパイ 褐色 金髪に甘い顔
「あれが“ゼナ”ですの?」
いうや、首を手に入れる為か あの贅沢な体を殺すという快楽か
それともある程度痛めつけたら、犯すつもりなのかもしれない それほど贅沢な体だ。
「お止めなさい、二人とも。」
近づき、興奮状態の二人を嗜める
ヒャハっていようとも、目の前の、ダンタリオという戦狂いを前にしては体に氷が流されたように冷えるだろうか。
赤で染まった二人にフフッと笑い、献身的な働きを誉めつつも、メイラは目の前の贅沢女を手の者と伝えた。
後ろにチラリと目を送り。
「探し物は任せますわ。」
『ウッス。いくぞおめぇら。』
そう言って、いまだ奥からは悲鳴が聞こえながらも頬の赤をぬぐう。
愛刀を振り抜き、赤がはがれて床に弧を描いて落とされるのなら、握ったままの鞘へとゆっくり納め。
「お勤めご苦労様ですわ わたくしの連れ達がごめんなさいね。」
そう言って、メイラはゼナを上から下へ眺める。
浮かぶ腹筋 はっきりとした凹凸の女戦士を眺める。
戦場やこういった仕事の連れ合いに欲しい人材だ。
「ゼナ、貴女 わたくしに仕えなさい」
強い者は歓迎だ
そう言わんばかりに即座に勧誘
メイラは一目見て同じく編み込みおさげを垂らす真逆な色合いの同性を抜きにかかった。
■ゼナ > 「――――………っはぁぁぁ、た、助かりましたぁ」
どれだけ言っても話すら聞いてくれないし、なんだか目つきがいよいよヤバイし、これはもう一発殴って昏倒させるしかないかも……なんて覚悟すら決めつつあった物だから、視線で助けを求めた娘が期待に応えてくれて助かった。
非常に失礼な話ではあるけれど、藁にもすがる想いで助けを求めたこの娘―――非常に長い黒色のお下げと、ゼナの晒しているモノ程ではないにしても十分に豊満と言える胸元のボリュームが目を惹く娘は、今もなお殺戮を続ける襲撃者達の中にあってさえ特に危険な気配を滲ませていたし、こんなに素直に助けてくれるとは考えていなかった。
故に、血に酔った男二人が不満げな舌打ち一つ漏らしながらも彼女に言われるままに剣を引き、別の獲物を探しに行く様子を見て滲ませた安堵は心底からの物となった。
「いえいえっ、こちらの方こそありがとうございます。助かりました。腕の良い方々が来られるとは聞いてましたけど……これならすぐに殲滅できそうですね」
その場にへたり込みこそしなかったが、安堵にへにゃりと力みを抜いたゼナは貴族言葉の堂に入った黒髪の女剣士にぺこりと頭を下げて危地から救い出してくれた礼とすると、爛れた儀式から一転して血と臓物の臭いで噎せ返る屠殺場と化した地下坑内に澄んだ蒼瞳を向けて戦況への感想を漏らした。
普通の街娘であれば到底落ち着いてなどいられぬ状況に対しても平静その物といった態度ではあったが、育ちに育った小麦色の肉果実をむにゅりと歪ませて先端の色付きを覆い、いつでも動けるような身の置き方をしつつもさり気ない内股で黄金の稲穂が揺れる恥部を少しでも隠そうとする姿勢と、時折周囲から飛んでくる肉欲たっぷりの視線に頬を染める様子には年頃の少女らしい恥じらいも見て取れよう。
「――――……ふぇっ!?」
そんなわけで、とりあえずは彼女にマントでも借りてこの見苦しい姿をどうにかしようと考えていたゼナは、あれやこれやの手続きをぶん投げたド直球の勧誘の言葉に素っ頓狂な声音を漏らし、無駄に目力の強い蒼瞳をぱちくりと見開いてしまった。
「え、えぇ、と……あの、た、多分名誉なことなんだと思いますけど、いきなりそんな風に言われても、その……」
清々しいまでに真っすぐな言葉には好感を覚える物の、こちらは彼女の背景すら何も知らぬのだ。まぁ、思わず「はい」と答えてしまいそうな雰囲気、カリスマ性とでも言うような何かを感じなくもない。
けれど、それが本当に彼女の持つカリスマによるものなのか、最近すっかり根付いてしまった同性好きという恥ずかしい趣向が綺麗か顔とエッチな身体付きの彼女に抱いた情欲を正当化させようとしたものなのかさえあやふやなのだ。
それというのも彼女らが突入するまでの間、他の信者達から疑われぬようにと口に含んだ奇妙な薬液の効果なのか、先程から下腹の辺りがじくじくと熱を帯び、ともすればむっちりと肉付きの良い太腿を閉じ合わせたその奥から甘酸っぱい香りのする蜜が垂れ落ちてしまいそうになっているというバッドステータスのせいだとは思うけれども。
■メイラ・ダンタリオ > 雄を誘うような色合い
仕草に肌の熱 わざとやっているのかと思えてしまうような姿
男共が一声 よし と告げれば襲いそうだ それも薬と精液臭そうな女よりも、綺麗な小麦色はより綺麗に見えるだろう
しかし目の前では、メイラが話している。 余計なことをすれば使えない奴だと、首を断じられる。
故に、物欲しそうな視線を向けながらも今はあきらめるしかない
時折 お布施か この宗教のスポンサーの資金か 箱詰めの金をいくつか見つけたり、ここの存在を維持するための装飾品の募金
いろいろと見つかれば、一点物はほかの者を露呈させ、全ての利益をいろいろなものに置き換えられるだろう
時折上がる報告にメイラは機嫌よさげに対応する
仕事がスムーズであり、思わぬ副利益が見つかり、こうして目の前に人材も見つかった。
だがしかし。
「ふむ 薬が気化ってるんですの?」
スンスンと匂いを嗅ぐのは、二人の興奮状態が状況だけでは無さげに思えるから
そして舌打ちとは愚かだ。
「まぁいいでしょう……アトデ ヤッテヤリマスワ。」
ボソッと、舌打ち二人にそうつぶやくとゼナに向き直る。
腰に手を付け、子のような場所にしては、格好がやや浮いた姿のメイラと全裸ゼナ
向き合うままに、時折赤池と化した場所を見ても、何ら動じない姿にメイラは笑みを浮かべるままに
よりゼナを気に入ったという視線を向ける。
「わたくし メイラ・ダンタリオ が ゼナ を気に入ったと言っているのですわ。
わたくしに仕えなさい ゼナ。 血の池地獄でも平然としている顔も 攻防術も 鍛えた体も
その美味しそうな金髪に褐色の豊満さも、全部わたくし好みですわ。」
同性が好きだと堂々と宣言し、その逞しさも、体つきも、全部好いと褒めて勧誘を続ける
迷う素振りに名前を告げて、黒い蛇腹のハンドガントレットに身を包んだ右手を差し出し、ギザ歯をかみ合わせた三日月笑み
ニィッとしたそれと赤い瞳で、ゼナを誘う。
未だに裸なまま、こちらを見ては、時折胸への視線などがくること
身なりはゼナに比べ厚い それでも、見つめてくるのには察している様子。
「ほら、隠している手を外して、わたくしの手を取りなさい。」
そう言って、正反対の色合い
金髪と黒髪 青と赤い瞳 褐色と白人系肌
柔らかい唇とトラバサミのように整頓されたギザ歯
互い同士がまぶしく映るのだろう 互いに互いを意識しているままにこんな地獄で相手を誘う
事が進めば、マントなり、布を斬りちぎり、胸当てと腰巻程度のことはさせるだろう。
■ゼナ > 「……あ、かわいい♥」
思わずぼそりと漏らしたのは、濃厚な血臭の充満しつつある地下空間の匂いを嗅ぐ彼女の仕草が妙に可愛らしく感じられたから。舌打ちを聞きとがめられた男達が後々どの様な仕置きを受ける事になるのかについては、あえて考えないようにした。
さて、そんな可愛らしい一面と、この場の誰よりも濃厚な血の香りをその肢体に染み込ませた娘からの唐突な勧誘が、困惑を隠せないゼナに向けて遅ればせながらの名乗りを告げたのなら
「――――メイラ……ダンタリオ………って、うそっ!? あ、貴女があの怪力令じょ……ん、んんッ」
王都に居を移してからそれなりに時も立っている。
冒険者などというヤクザな仕事に身をやつし、並みの冒険者では耳にする事も出来ない情報さえ入ってくるようになったベテラン女戦士は、王都周辺に名を轟かせる凄腕についてもある程度の知識を得てしまっている。
その中でダンタリオという、魔導の深淵を覗き込もうとする魔術師の家系にも似た武力への渇望を抱く貴族家の血なまぐさい噂と、その血筋においても特に名の知れた貴族令嬢の名は聞いていた。
思わず口にしそうになった彼女についての二つ名を、即座に咳払いで打ち消そうとしたのは、己とさして変わらぬ年頃と思わしき娘にとって、その二つ名はあまり好ましい物ではないかもと思ったから。
「………っ♥ そ、そう、ですか……。有名な貴女にそこまで気に入っていただけたというのは、えっと、その……普通に嬉しいです」
思わずドキッと小麦の肢体を跳ねさせてしまったのは、『美味しそうな金髪に褐色の豊満さ』なんて誉め言葉に、噂話に付随した彼女性癖を思い出してしまったからだ。
曰く、彼女はゼナの良人である竜娘同様に両性の特徴を有しているだとか、同性との行為を好み、夜な夜な気に入った娘の喘ぎ鳴く声を寝室に響かせている好き者だとか、そうした不名誉な醜聞。
確かに、ブラウスとスカートという戦場に相応しからぬ着衣に身を包んでいてさえ見て取れるしなやかに鍛え上げられた肢体は普通の娘とは異なる物だし、美しくも凛々しい佇まいは年下の同性からの憧れを大いに集めてしまうだろうと思えので、そうした噂が彼女の剣力に嫉妬しつつも正面から叩き伏せる事のかなわぬ男達によって流されるのもよくある話だとは思う。
そんな冷静な評価を下すゼナにしても、薄暗く臓腑と媚香の異臭に満ちた地下坑においてすら春風に舞う桜花を幻視してしまう程凛々しくも涼やかな彼女の姿は魅力的な物に感じられ――――気付けば、たわわな乳房を淫靡に拉げさせていた腕を伸ばし、こちらに向けられていた白手に己の手指を重ねてしまっていた。
噂こそ耳にしつつも、その実力や為人についてはまるで分らぬ彼女に実際に仕え、その剣となる―――なんて覚悟までは決まっていない。
ただ単に、今なおじわじわと小麦の裸身を侵食しつつある媚毒の効果が、眼前で真っすぐな言葉を向ける魅力的な娘からの誘いに無意識のまま応じてしまったというだけの事。
とはいえ、同性であっても思わずぽぅっとなってしまいそうな誘いに頬を染め、半ば夢見がちな表情で差し出された白手に小麦色の手指を重ね、隠されていた双乳の先端はぷっくらと膨らんだパフィーニップルもいやらしく尖らせて、その上折悪くもきゅっと収縮した膣口からとろりと甘酸っぱい香りの立ち昇る蜜液を垂れ伝わせていたのでは、戦士娘の定まりきっていない心根を窺い知るのも難しかろうが。
■メイラ・ダンタリオ > 「構いませんわよ 怪力令嬢は誉め言葉ですわ。」
ニィッ と噛み合わせて浮かばせる笑みのまま、メイラはゼナにそう答える。
魔族の女を孕ませ、魔族の男を絞り、孕むなどといった混血による戦の力を増す手段
もはやダンタリオは人間でも何かしらの魔でもない混ざり者なのだ
カイリキは怪物のような力を示す カイリョクは怪しげな力を示す 臨んだ結果の果てだ
メイラもまた、見た目に会わぬ齢を重ねている噂と武力
女好きなどという言葉は自然と広まるものだ 戦場での天蓋で夜の休戦 抱き続けたこともあるほど
名が知れている様子は、力で商う者ならば聞くこともあるのだろう
黒いガントレットに包まれた手を取り、互いに握り合う
騎士の誓いなどではない 主従や、部下になれと勧誘するそれはもっと単純でいい
引き寄せ、黒の身なりと褐色の乳房が互いに押しつぶし合う。
グニリと互いの軟みを感じながらも、押し負けない地力を互いに感じ取りつつ腰に手を回し換え。
「これでゼナはわたくしの者ですわ。
誰か、体を隠すものを持ってきなさいな なにか隠すものよ ホラ。」
正面から軽く押し付け合うようにしてマントを誰ぞに要求するのは、明らかな体隠し
ゼナはたった今メイラの所有物になったのだ 周りもそう疎かに舐めるような視線は向けられない。
誰かの灰色マントが手渡されると、腰のナイフで切れ目をいれたそれを咥え、二つに千切る。
豊満の胸当てと腰巻に姿を変えたのなら、うむ とうなずき
「いい部下が手に入りましたわ。」
ゼナの頬を撫で、機嫌よさげなそれは宝物を見つけたような笑み
しかし口元の歯列と赤い瞳は、魔性を帯び悪どく見えてしまうかもしれない。
構わず頬を撫でていると、戻ってきた部下らの何かを察する声。
『『『ああっ お嬢ずるいっ 俺たちは真面目に仕事してきたってのにっ。』』』
複数が察した、目の前のあの褐色娘をメイラが手に入れたという事実
金を払ってでも抱きたい娼婦のように豊満で、雌臭い体は欲しかったことだろう。
しかしメイラが、自身の部下であり仕える相手としたことで、もはや手出しできない。
「薬や憑依者は?」
『たくぅっ 悪魔憑きはいなかったッス
ただ悪魔像や淫魔がいたくらいッスね。始末も薬もバッチリなんで。』
「よろしい、処分も完了ですわね。引き揚げますわよっ!」
そして、一緒に戻る間、ゼナの本来の正しい装備なども道中回収する手はずになるだろうか。
元々富裕地区にいただけに、このまま城への報告 そして―――
「ゼナ、ちょっと付き合いなさいな。」
王城の一角にて、事は始まった。
■ゼナ > 普通の娘であれば不名誉だと立腹するだろう二つ名を、むしろ誇らしげに口にして笑む彼女の唇奥には、ゴブリンやオークの乱杭歯にも似て物騒な鋸状の牙列がぞろりと生え揃っていた。
ダンタリオ家は武力のために汚らわしい魔族とも嬉々として契り、子を成して来たという噂も、どうやら根も葉も無い物ではないらしい。
それでも、ゼナにとってはそんな異貌さえも彼女の魅力を損なわぬ個性の一つとして感じられた。
そんな笑みに思わず見惚れてしまっていたからなのだろう
「――――あ…っ♥」
ぐいっと力強く引かれた腕に裸身が泳ぎ、武骨な黒鋼に覆われた腕とは裏腹に、街娘めいて防護に乏しいブラウスで覆われた双丘に、ゼナの爆乳が重なり合い、それぞれの柔肉を拉げ合う。
自慰行為の最中の如く尖り切った乳首がブラウスに包まれた柔肌に食い込み、その奥に秘めた瑞々しい弾力に押し返される。
腕を引く力強さは男性的なのに、重なった柔らかさとふわりと香る匂いは同性ならではの物。
「――――……っ!? あ、ち、違……これは……、あ…っ」
無意識のままに重ねた手指が彼女の誘いを受け入れる行為になっていたことに遅ればせながら気付いた戦士娘は慌てて弁明を試みるも、彼女の言葉に応えて灰の長布を手にした男が近付いてくれば、思わず彼女との重なりを強めてその裸身を隠してしまう。
それはそれぞれの柔らかさと弾力で複雑に拉げ合う豊肉の淫靡さをより強め、その乳房にも負けぬ肉付きが蠱惑的な曲線を描くお尻を露出したままという男達の興奮を更に煽る様な姿ではあったが、程なくして彼女の手によって巻き付けられた即席の薄衣によってひとまずは覆い隠してもらえた。
とはいえ、それなりに分厚いと言えども千切ったマントを裸身に巻き付けただけというその姿は、乳首の尖りを浮き上がらせ、下肢を覆う布丈の短さはいっそ余計に男達の劣情を煽るかの代物ではあったが。
「あ、ありがとう、ございます……」
武骨なガントレットに撫でられる頬を奇妙な気恥ずかしさで桃色に染めた戦士娘は、もうすっかり己を部下としてしまっている彼女にはっきりと誤解を伝える事も出来ぬまま、もじもじと礼の言葉だけを口にしてしまう。
それは、媚香と血臭の充満する屠殺場に獣欲を刺激されているだろう男達を前に、少なくとも彼女の元にいる間は手を出されずに済みそうだという打算。
そして、己の良人と同じ身体特徴を有していると噂されている彼女が相手であれば、先程から疼きっぱなしになってしまっている身体を慰めてもらうのも悪くはない、なんて考えてしまう同性好きの半淫魔の本能による判断だった。
今回の任務では、とにかく狂信者達に気取られぬ様、ただの街娘として潜入していたゼナなので、武装の類はナイフ一本持ち込んではいない。武器を持たずとも狂信者の暴走から己が身を守る事の出来る若い娘であるというのが、ゼナに指名依頼をもたらしたのだから。
―――さて、実を言えば刻一刻と媚毒効果に浸食され続けているゼナは、もう早々に家に戻って、最愛の竜娘の慣れ親しんだ剛直に己が身を貫かせ、気を失うまで可愛がってもらいたいという情欲が抑えきれなくなりつつあった。
それでも、依頼の完遂を見届けずしてこの場を辞する訳にもいかず、また、メイラ・ダンタリオンを名乗った娘への誤解を解かずして別れるわけにもいかないゼナは、現場の後始末、王城への移動、そして上役への報告について行く事となり
「はぁ…っ♥ はぁ…っ♥ ん……、ふ、ぅ…っ♥ ふぅー…っ♥ は、ぁ…っ♥」
今や誰が見てもまともで無いと分かる、妖しく紅潮した身体で乱れた呼吸に豊乳を上下させてしまっていた。