2021/03/07 のログ
■ネリネ > どれだけ居ても足りはしない。
その内に…ソレにも、声が掛かった。
例え今どれだけ壊れていても。「元貴族である」、それは一つの売り文句として。
主に嗜虐的な、もしくは卑屈な欲望を抱いた者達に。今でも一定の需要が有る。
「ぅ…ふふ、はぁ…ーぃ…♡」
きっと酷い目に遭わされる。狂おしいか痛々しいかの違いだけで。
ソレに与えられるのはさぞ…度を超した嗜虐的な物となる。
それを解ってないのか――解っていても尚。か。
快楽に期待する声をあげ、ソレは奥へと連れ込まれていく。
きっとそれは今まで通り。そしてこの先も、変わらない。奴隷市場の日常めいた光景でしかなく。
ご案内:「◆奴隷市場都市バフート(過激描写注意)」からネリネさんが去りました。
ご案内:「◆地下牢獄(過激描写注意)」にアマンダさんが現れました。
■アマンダ > 冷たい石造りの床の上、描かれた魔法陣が鈍く光を放っていた。
物理的にも、魔術的にも、堅牢さは折り紙付きだという其の部屋で、
魔法陣の中央へ佇む格好で、両腕を黒鉄の枷に繋がれ、天井から伸びる鎖に吊るされた、
女の意識はふわふわと、ゆらゆらと、昏い淵を漂うようだった。
目許を覆う黒い布が視界を塞ぎ、魔法陣が能力其の物を弱体化させている所為で、
幼い擬態も解けて、今は本来の姿の侭。
此処へ己を繋いでいる者が、或いは組織が、何処へ属するものであれ、
まず眼を封じておく程度には、己について知っているらしい。
相手の目的は尋問か、其れとも単なる拷問か、或いは――――
「何でも、良い……とっとと、始めれば良いのに」
呟く声を聞く者は、果たして、今、此の場に居るのか否か。
ご案内:「◆地下牢獄(過激描写注意)」にトーラスさんが現れました。
■トーラス > 昏く頑強な石造りの薄暗い地下牢獄。
飾り窓もなく陽の光も差し込む事はない部屋に魔法陣の光のみが満ちている。
その中央、天井から鎖で吊り下げられている女を見張るのは独りの中年男。
彼女を捕えて、この場へと連れ込んだ集団の一人、主に先陣を切っていた人物でもある。
「へぇ、……本当に魔法陣と目隠しで件の魔法も封じられるんだな。
まぁ、数人掛かりの魔法で辛うじてってのは恐れ入るが……」
彼自身は魔法の類を扱えぬ故に、この場所の仕掛けを拵えたのは彼の依頼人。
万全の仕事ぶりに感心した素振りを見せながら、囚われの女の姿を眺める。
対峙した時には童女と見紛う姿をした相手が、今は男を惑わすような色香を纏い、
その豊満な肢体へと無遠慮な視線を這わせながら、口端を皮肉気に歪め。
「少しは抵抗してみたら如何だ?
お前さんに氷漬けにされた連中の治療で俺の雇い主はてんてこ舞いだぜ」
■アマンダ > 魔力封じの影響か、一気に大量の魔力を放出し、行使した所為か。
朦朧と翳みかかる意識の片隅に、ふと、耳障りな音が届いた。
其れはヒトの国の言葉、己の忌むべき存在が、間近に存在している証。
俯いていた面を持ち上げ、音の聞こえた方へ向けることさえ、
今は酷く力を要することだったが。
敢えて、――――顔を向けて、唇を動かす。
薔薇色の唇から吐き出す呼気は、仄白く、冷たい。
「――――――治療など、無駄だ。
どうせ、また、凍ることになる……妾が、幾度でも凍らせてやる」
体力さえ回復すれば、魔力を練り直しさえすれば。
人間どもなど、幾人居ようと変わらぬ、と、己は確信している。
だから、唇がごく淡くではあるが、楽しげに弧を描くのだ。
「数を頼みにして、つくづく情けない連中だ。
貴様ら、此れで、勝った心算で居るのか……?」
■トーラス > 平然と捕虜になった女と会話をするように見せて、男は微塵にも油断はしていない。
常に意識は目の前の女の一挙手一投足に向けられて、不審な素振りを見せれば、
即座に腰に佩いたロングソードに手を掛けて一刀両断するのも辞さない構え。
それでも、魅力的な女を前にして多少、鼻の下が伸びるのは彼の悪癖でもあり。
「おぉ、怖い怖い。アンタを前にしてると俺の愚息も縮こまっちまいそうだ。
……ん? 数頼みで勝った、か。一対一だったら勝てたと自信があるみたいだな」
女の唇の端が微かに弧を描く様子を目敏く見付けると双眸を細める。
この状況下に於いても、心が折れぬ様子に隠し玉でもあるのかと怪訝な素振りを見せつつ、
念の為、正面から左側、背後へと廻り込んで彼女の武装の有無を視線で確認していき。
「それとも、何か、隠し持っているとか、かな?」
背後から女へと近付けば、両手を伸ばして腰に触れて、其の侭、右手は太腿を絹の上から擦り、
左手は腹部から豊満な乳房へと、暗器の有無を確かめるような手付きで滑らせていく。
■アマンダ > 例えば、両手で握り込んだ鎖の一端。
視覚が封じられていても、此方から触れ、其処へ意識を集中させれば――――
「……縮こまらせておくのが正解だ、下劣な輩め。
さもなくば、妾が直々に、――――――― っ」
キシリ、頭上の鎖が軋むのは、己の魔力を纏い始めた所為。
金属本来の温度よりも、更に冷たく、冷たく―――――凍りつかせて、
砕けさせるのも可能である筈、だったが。
黒絹の上から、とは言え、忌々しい人間の雄に触れられて、己の肌は総毛立つ。
ひやりと滑らかな質感の肌に、男の体温がじわり、じわりと伝播する感触。
武器、凶器の類とは無縁の、何処までも柔らかく、瑞々しい弾力を伝えながら、
己は鎖を握る両手に、尚も意識を集中させようとする。
キシリ、キシ、リ――――微かではあるが不穏な音に、男が気づくかどうか。
■トーラス > 「直々に? 縮こまった俺の愚息を、アンタが直々に温めてくれるのか?」
下劣と蔑まれても、我関せずと下品な台詞を吐き捨てて嗤う。
布地の上から触れる肌は、体温こそ低いが見た目通りの滑らかさを帯びており、
武器の有無を探るつもりが、その肉体の感触を味わおうと指先が滑り。
拡げた五指で瑞々しい弾力を揉み込みながら太腿から内股へと手が滑り込んで。
「試してみるか、一対一だったら、俺に本当に勝てるかどうか?」
女の目論見に気付いているのか、否か。
少なくとも、今の彼には頭上の不審な音色よりも、目の前の女の身体に関心が向けられて、
胸の膨らみを撫で上げた左手の指先を胸元へと掛ければ、
絹の布地を掴んで、力任せに引き千切り、その乳房を外気にまろび出そうとする。
体よく彼女の衣を剥げたならば、剥き出しにされる乳房の片方を荒々しく鷲掴みにして。
■アマンダ > 「――――知りたければ、触れさせて、みるが良い」
己の身体の奥は、肌よりも尚、冷たく凍てつき始めている。
其れこそ生身の男が潜り込めば、無事では居られぬ程に。
太腿から臀部へ至るやに思われた男の手が、艶やかな絹の生地ごと内腿へ忍び入れば、
己の頭上で、また、キシリと鎖が軋む。
魔力の行使を察知してか、足許の陣が淡く明滅を繰り返し――――
「……試す、時間も惜しい。
貴様のような、下郎に………此れ以上、時間など、」
ドレスの胸元を引き裂かれ、重く弾む乳房を男の手の内へ捕われる。
荒々しい挙措に息を詰めた其の瞬間、白く凍りついた鎖に深い亀裂が走り、
手首を食んだ枷は其の侭に、吊られた鎖が弾けて千切れ――――
魔法陣が一段と、蒼い光を燃え立たせる中。
己の白く冷たい手指が、己の乳房を掴む、男の手首を掴もうとする。
纏う冷気を、直接、男の肌に染み渡らせようとして。
■トーラス > 「へぇ、好いぜ。強気な女は俺好みだ。
其処まで言うならば、アンタの中に俺の愚息を突っ込んでやるよ」
太腿を撫でる指先が、絹の股座に皴を寄せながら足の付け根に差し込まれる。
既に彼女の胎内が凍てついた冷気に纏われていたならば、
彼の指先にも何らかのダメージを負いかねないが、その動きに一切の躊躇いはなく。
だが、次の瞬間、彼女の台詞と共に頭上で鎖が千切れる音が響けば、彼の手は流石に制止を余儀なくされる。
女の手が胸を掴んだ手首を掴み、骨の髄までを凍らせる冷気を伝える中、
彼の口端が不敵に歪むと、凍えて動かぬ筈の指が女の乳房に沈み込んでその容を歪ませて。
「――――、はっ、そんな冷たい事を言うなよ。勝負と行こうじゃないか?」
彼女と対峙した冒険者、傭兵、荒くれ者の中で、彼のみが凍傷のひとつも負わずに生き延びた理由。
それは、男が多くの経験を積んだ老獪な手練れだったからに他ならない。
相手の特性を理解して、前情報が与えられていれば、事前に対策を講じるのは極々当たり前の事。
故に報酬の前払い全額にも等しい大枚を叩いて、耐冷気のポーションを事前に飲んでおり。
そのドーピングと魔法陣の効果で彼女の魔法に耐え切ると仕返しとばかりに左手で乳房を雄々しく捏ね回して、
右手で女の腰回りの布を掴んで引き裂けば、下半身をも視界に暴き立てて。
■アマンダ > 「……ふざけ、るな、――――――!」
誰が、貴様などに。
そう言葉を繋ぐよりも、触れる両手に意識を集める方を選んだ。
柔らかさ、瑞々しい質感は兎も角、奥を目指して触れれば触れるだけ、
男の指に、掌に伝うのは、尋常ならざる冷気である筈だが。
直に触れた、握り込んだ手首は瞬く間に白く凍てつき、無理に動かせば砕けて落ちても可笑しくない、のに。
指が蠢く、掌が這いずる。
ともすれば己が纏う、冷気の膜すら損ないかねぬ熱量が、肌に沁みる程の。
刹那、息を詰めて――――己の魔力に反応し、抑え込もうとプレッシャーをかけ始めた魔法陣の中で。
男を制止するのを諦め、枷で一括りにされた侭の両手が、目隠しの布を外そうとする。
当然其れにも、何らかの術式が籠められているだろう、己も無事では済むまい。
然し、――――男の言う≪勝負≫の質が、何であるのか気づいてしまえば。
其の為に多少傷を負おうと、≪眼≫は、使わなければならない。
飛び退こうにも、両脚は魔法陣に見えぬ戒めを施されており、
白い裸身を隠す者は、無残に引き千切られ消え失せてゆくが―――
≪眼≫さえ、解き放てれば。
形勢の逆転も夢ではないと、未だ、信じていた。
■トーラス > 「至って俺は真面目だぜ? アンタも自分で誘ったんだろう?」
左手が乳房を揉み扱き、右手がドレスの布地を取り払い、彼女の裸身を曝け出させる。
そんな折、彼女の両手が目隠しの布に伸ばされようとすれば、
胸を掴んでいた左手を離して、タッチの差で相手の手首を掴んでしまう。
彼女の目論見が視界の解放である事に気付けば、それはさせまい、と行動を阻み。
「おっと、……そいつは、まだ外させないぜ。
アンタの綺麗な目を拝むのは残念ながらお預けだ」
態々、相手の有利に事を運ばせる必要もなく女の背中から抱き竦めるような恰好にて、
枷に繋がれた手の自由を奪い取れば、右手を股座に伸ばして下着の上から谷間をなぞる。
武骨で節くれ立った指で布地の端を捲れば、直接、冷気を纏った秘処に指先を届かせ、
荒々しい粗雑な手付きで陰唇を掻き分けると濡れるとは期待せずに秘処への愛撫を始め。
女の臀部へと腰を寄せると、既に熱を帯びた股間の感触を臀部へと伝えていく。
■アマンダ > 「―――――― っ、誰、が……… はッ、」
魔力は在れど、膂力という意味では、人間の女と変わらない。
男の手で掴み締められてしまえば、容易く抵抗は封じられてしまう。
枷の填まった両手は男の手で、胸の谷間へ押し付ける格好に。
上背の差もあり、此方から振り解くことは叶わない。
出来ることと言えば、其の枷を、鎖同様凍らせ、破壊すること位だが―――、
「は、な……せ、………触れるな、下郎――――― ッ、
二度、と、使い物……に、ならなく、されたいか………!」
息が乱れる、集中が途切れがちになる、肌の温度が、じわじわと上がってゆく。
男の指が直接、女陰へ潜り込んできた所為だ。
柔らかな花弁を掻き分け、膣口を探ろうとする手つきは乱暴で、
冷え切った臀部へ押し付けられる雄の熱は無遠慮で、
何ひとつ、快楽を齎すものでは無かったけれど。
ひんやりと乾き切った孔の奥へ、指先が侵入を試みるなら、
じわ、り―――――とろり、震える膣壁を伝い落ちる、蜜液の存在を知るだろう。
冷えた胎内に在って、其ればかりは何故か、生々しく、温かさを伝え、
まるで己の身体が、内側から溶け出してゆくように。
―――――震えながら俯く己の頬が、首筋が、俄かに朱を滲ませ始めていた。
■トーラス > 枷の嵌められた女の手の自由を奪い、欲望の儘に下半身へと指を伸ばす。
耐冷のポーションの効果を得ている故に、その指が凍り付く事はないが、
温度変化が微塵にも感じられなくなる訳ではなく。
低い体温を感じながら柔らかな肉襞をなぞり、不意に指先に温かな滑りを感じ取れば、
驚いたようにびくりと女に密着させた男の身体が僅かに震える。
おっかなびっくりと、先程迄とは異なる繊細な手付きにて膣口を弄り、
胎内に指先を忍ばせて膣の浅き部分を擦り、垂れる蜜を掻き出せば、口端を歪め。
「はっ、ははっ、……何だ、濡らしているのか?
こいつは驚いたな。高貴な氷魔様が、下賤な人間の下郎に触れられて、涎を垂らしているぞ。」
女の首筋から頬の蒼白い肌に朱色が混ざるのが見て取れれば、驚きを深めながらも揶揄の言葉を放ち。
くちゅくちゅとわざとらしく卑猥な水音を掻き鳴らしながら、膣内を掻き混ぜ、蜜を掬い上げる。
女の股座から蜜が滲む事が間違いないと確認すれば、徐ろに指の動きを止め、その手を離し、
己の腰を帯を弛めて前を寛がせ、既に屹立した逸物を引き抜けば、女の臀部へとその熱塊を触れさせて、
尻の谷間から足の付け根の間に滑り込ませると背後から股の間を擦り、先端に蜜を馴染ませて。
■アマンダ > 熱に中てられた、と言うべきか、或いは此の状況が、何らかの引き金となったものか。
己の膣内は確かに、己の意識が、集中が乱れる程に甘く蕩け、
とろり、とろり、温かい蜜を滴らせてしまっていた。
やんわりと探られれば、ねとりと絡み、纏いつき、
大胆に指が動けば、冷えた膣襞ごと縋りつくように。
俯いて、強張らせた肩が、びく、びく、と弱々しく跳ねて。
「ち、が……… う、此れは、こんなもの、は……… ァ、
止め、ろ、厭だ、はな、せ………… んっ、
ぁふ、ッあぁ、あ――――― ひッ、ふざ、け、何を、ッ………!」
くちゅ、くちゅ――――ぬ、ぢ、ずちゅ、っ。
次第に粘度を高め、男の指ばかりか手首までも濡らして、
はしたなく糸を引く蜜液が、止め処無く伝い落ちてくる頃には。
膣肉はやはり、やや温度は低めながら、ざわめき、戦慄き、蕩け落ちて、
物欲しげな雌其の物の反応を返すように成り果てていた。
背後から双丘の狭間へ、熱く硬い逸物が割り込んでくれば、
初めこそ、怯えたように腰が浮き、逃れる素振りを示したものの。
上擦った声で抗い、身をくねらせて止めろと訴える声とは裏腹、
女陰はすっかり解れ、温かい蜜に塗れて、ヒクヒクと雄へ吸いつこうとしていた。
目隠しをされた侭の頭が、肩越しに男を振り返ろうとする。
震える唇を開き、僅か、躊躇いながら、
「止め、ろ―――――― 卑怯では、ないか、
こんな、こん、な、遣り口……… こんな、もの、
勝負でも、何でも、――――――――」
か細い声で訴える程に、呼吸が、鼓動が打ち乱れる。
損なわれた集中力を、練り合わせる時間稼ぎにもならず――――
今、男が侵攻を試みれば。
純潔の証すら脆弱に、打ち破られ、食い荒らされてしまう筈で。
■トーラス > 「まさか、まさか、俺も流石に目を疑ったぞ。
あんな大口を叩いておいて、少し弄られただけで、雌に成っちまうとはな」
指先に感じられる温かな蜜は膣壁を緩やかに擦り上げる動きに応じて、
滾々とまるで井戸の源泉を掘り当てたかのように内側から湧き上がる。
耳に届けられる粘着いた水音を響かせながら、手首までをも濡らす彼女の女陰の具合は、
相手が如何に言葉で言い繕うとも雄を求めて発情する雌に等しく。
予想外の反応に逆に彼の方が何かの罠ではなかろうかと訝しむ程で。
その女陰へと指の代わりに肉棒を届け、粘膜同士を擦らせ始めれば、
制止を求める声とは真逆に、まるで娼婦の如く女陰が肉棒に接吻して。
「……卑怯? 全く、魔族とは度し難いな。自らの弱さを認められないと見える。
多勢に無勢が敗因と言うから、一対一で男と女の勝負にしてやったのに、
次は、正々堂々見えていれば下賤な人間に遅れなんか取りはしない、とでも言うのか?
だったら、……」
女の貌が背後を振り返り、震える唇がか細い声で訴えれば、肩を竦めて嘆息を漏らす。
くちくち、と水音を響かせつつ、肉棒で膣口を割り、浅くその先端を宛がうと、
何を思ったのか、女の目隠しに右手を伸ばして、
「――――お前の肉鞘が、俺の肉剣に貫かれる瞬間を目に焼き付けるんだな!」
目隠しを引き摺り下げて彼女の片目のみを晒させながら、その貌を俯かせ、
同時、腰を突き上げると禍々しく膨れ上がった肉棒で女の純潔の証を突き破り、
子宮口まで一息に突き上げると、破瓜の痛みと共に衝撃を奥底の子宮に迄、届けて。
■アマンダ > ―――――或いは、己を捕らえようとした、其の時点で。
足許で己の足止めをする、此の魔方陣に何某かの仕掛けが、
施されている、所為かも知れないが。
男が知らぬものを、虜囚たる己が知る道理も無く、
混乱も、当惑も、恐慌も―――――最早修復のしようも無い程に、
己の集中を乱し、魔力の錬成を阻み、そして、無力な雌にしてしまう。
くちりと膣口を捉えられた、其れだけで、期待するやに蜜を垂らした其処が、
雄の切っ先を甘噛みしてしまう程、に。
「黙れ、だま、れ、貴様が、………貴、様が、なにか、
卑怯な、真似を………して、いるに、決まっ、て、――――― 止め、ろ、
――――――――厭だ、いや、っ、 アぁ、あ、あああ、あ゛………!!」
左目だけで、僅かに目隠しの奥から覗く。
潤み、翳みかけていた視界がクリアになるよりも早く、
焼けつくような痛みが胎を抉り、子宮を押し潰さんばかりに貫いて、
断末魔の如き悲鳴を上げ、自由の利かぬ裸身をくねらせながら、其の瞬間を迎える。
純潔の証を突き破る、其の感触は酷く頑なで、硝子でも突き破るような感覚を、
男のモノにも与えたかも知れないが―――――傷つき、血を流すのは己ばかり。
ごちゅん、と突き上げられた子宮は、小さく、硬く、冷たく、
けれども雄の熱塊に焙られるよう、じわじわと熱を孕んで、蕩けて。
無理矢理切り裂かれ、雄の容に添わされた膣肉も、また、熱く、甘やかな痙攣を繰り返し。
つう、と内腿を伝い、魔法陣を紅く焦がす鮮血。
其れに籠もる魔力の残滓では、とても、陣を損なうには至らない。
未通女特有の、容赦の欠片も無い締めつけと、淫蕩な娼婦のような濡れ具合、蕩け方を、
鬩ぎ合うように己を犯す男へ味わわせながら―――――女として、雌として、
己は確かに屈し、一敗地に塗れて意識を手放すことになる。
昏い部屋で、蒼白い魔法陣に、自由を、意思を削ぎ落とされながら、
―――――己にとっての地獄は、未だ、始まったばかりだった。
ご案内:「◆地下牢獄(過激描写注意)」からアマンダさんが去りました。
■トーラス > 「卑怯な真似とは人聞きが悪いな。
そもそも、魔法を用いるのは卑怯ではないのか?
往生際悪く泣き叫ばずに、少しは高貴な魔族様の意地を見せるんだな」
彼女の氷結魔法への対策として耐冷のドーピングポーションを服用している。
だが、それに関しては卑怯ではなく、事前情報による当然の準備だ。
女の態度は持てる力に驕った結果であるとしか彼には捉えられず、呆れたように嘆息を重ねた。
そして、滾る肉棒にて女の膣口を割り開き、途中、純潔の証を突き破りながら、
最奥に迄、先端を届かせれば、発狂したかのような悲鳴に眉根を寄せつつ、肩越しに股間を覗き込む。
挿入の際に感じられた硝子を突き破るかのような阻害感の正体を、逸物に滴る破瓜の証たる鮮血にて知れば、双眸を瞬かせ。
「はっ、ははは。あぁ、成る程なぁ。高貴な氷魔様は処女だったのか。
道理で拒絶する訳だ。……だが、まだ勝負は終わってないぞ。
――――お前を雌として屈服させてやる。」
己の肉棒を呑み込み、痙攣しながら意識を手放す女の反応に口角を吊り上げ、
歪んだ嗤いを滲ませると、気を喪った女の頬を叩いて、意識を取り戻すのを暫し待ち。
そうして、彼女が気付いたならば昏い部屋にて本当の勝負の幕が開ける事だろう。
ご案内:「◆地下牢獄(過激描写注意)」からトーラスさんが去りました。