2021/01/19 のログ
ご案内:「淫らな宴」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 王都の一角…込み入った迷路のような路地を正しく進んだ先の薄暗い広場では、
いつごろからか、何者かが始めた淫らな宴が定期的に催されていた。

奴隷商や快楽をむさぼりに来た富裕層や市民、貴族やその餌となる奴隷階級…
肉の交わりを求める淫蕩な婦人、淫らに交われと教わった邪教集団…
さらには精を主食とする魔族や異種族の類までもが、公にできぬ乱交の集いに参加し、
広場の路地で、中央で、廃屋で、思い思いの相手を見つけては愛であい、むさぼりあう。

そんな会場の各所に灯る、甘ったるい香りと薄桃色の煙を周囲に充満させる、媚薬や酒気を帯びた特殊なお香を、
せっせと灯してまわる小さな人影…小さな薬師の姿。

「っとと…ちょ、ちょっと、しつれい、しま…っ」

この乱交場の主催者に、場を盛り上げ交わりを促す淫靡の香の調合と散布を、高額な報酬で請け負った幼子は、
目の前で絡み合う女肉同志のうねりや老若男女の交尾をするりするりとかわし、
その痴態と媚薬香の効能に自分自身で顔を赤らめつつ、
仕事に専念しようとぷるぷる顔を左右に振って正気を保とうとする。

(~~~…ううぅ…ちゃんとおしごと、しなきゃなのに…ぃ
どきどきして…きちゃった…っ)

もじ、もじ、と桃色シャツの裾から除く華奢な足をもどかしげに擦りあわせながら、
会場の各所に点々と、ピンク色のもやと蝋燭が灯っていく。