2021/01/08 のログ
■クロミヤ > (少しばかり夜遊びに興じた今宵の夜。遅くまで開いていた屋台を覗いては甘い菓子をひとつ、ふたつ購入してはむりと咥えながら練り歩く夜の道。あとはもう少しうろうろした後になにもなければ宿に戻ろうか、なんて思っていた頃ふと気づいたことが合った。
なぜだかわからないけれど妙に同じ方向に消えていく人が多い。なんとなく気になって自分もそちらの方へ足を向けて、向かってみた先は裏路地。少しばかり薄暗く、壁に変な落書きがあったりちょっと散らかっていたりもするがそれはさておき。
こちらの方に向かっていく人が妙に多く見受けられた。一本道であったし、間違えることもないと思うのだけど・・・。)
――ッ、なに、あれっ・・・!
(たどり着いた。その裏路地の奥の奥。薄暗いながらもわずかに光の差すその場所に兎の少女もたどり着いた。そこで何が合ったか、といえばこの街ではよくあること。けれど目の当たりにしたならば、結構な衝撃が走る光景。
その奥地にいたのは多くの男達。その全てが裸であった。そして・・・幸いに、というか不幸というべきか。少女は夜目が効いた。なんとなく見なくても予想がつくけれど、その男達の群れの中心にいたのは二人の少女だ。纏うべき服はなく、身体は全身白濁に穢れ、濡れていないところなんてない程に。白濁で汚れ、濡れてよくわからないけれど黒い入れ墨、タトゥー・・・いや、落書きのようなものも見える。首輪を嵌められた上で何人もの男の相手をしており、床には何の体液かわからないほどに様々な体液が混ざったもので汚れていた。
・・・こういう光景、というのは時折見かけるとはよく聞く。けれどいざ目の当たりにしてしまえば思わず足を止めて嫌でも目を吸い寄せられる程の衝撃的な光景だ。
少女がそのように足を止めている間にも一人、二人と少女の横を通って男達がその輪の中に加わっていく。どういうネットワークであるのかはわからないがなにかのツテでここでこういうことをしている、という情報が巡っているらしい。
そんな陵辱の宴を思わず目にしてしまった少女はその場に固まってしまってしばしその輪を遠目から見つめてしまっていた。
そんな衝撃的な光景に目を奪われて気づかなかったことが一つ。 ――輪からわずかに離れたところに首輪を始めとした拘束具が一人分ワンセット。無造作に転がされていた事に。)
ご案内:「◆王都マグメール貧民地区裏通り(過激描写注意)」に黒須さんが現れました。
■黒須 > (平民地区で師団としての仕事をとりあえず終え、久しぶりにここにやってきた。
生まれ故郷でもあった貧民地区。
自分が師団に入るまで過ごし続けていた地区への里帰りであった。)
「相変わらず、汚ねぇ街だな…」
(臭い、見た目、雰囲気、それらすべてで察したこの街の汚さ。
それもそのはず、この街は無法地帯。
自身の欲望を叶えるために日々動くのがこの世の生き方であったからこそ、ここまで汚れていた。
故に、路地裏に繰り広げあれる輪姦行動も日常茶飯事であった。)
「相変わらず…ってとこか。
あ…?」
(その様子を見ていると、自分と男たちの間を挟む一人の少女を見る。
どうやら、見た所、目の前の行動に恐怖して動けなくなっている少女を見つけた。
ただの通りすがりであるのをわかっているが、その場所と空気のせいだ。
自分の心の悪意が目覚めた。
そっと近寄れば、その巨体を生かし、後ろから少女を掴まえ、近くに転がる拘束具で動きを止めようとした。)
「動くな…騒ぐな…。」
(耳元で低く、脅すかのような声をし、捕獲しようとしたのだった。)
■クロミヤ > (それが素であれば結構耳が良い種族である。その足音を、息遣いを、気配を察することができただろう。
けれど目の前の陵辱劇の目を奪われてしまえばそこに五感は集中する。他のものへの意識は無意識に遮断され、視覚や聴覚といった感覚はそちらへと。それ故に、背後から迫る悪意には気づかなかった。気づいたのはその悪意に満ちた声が間近に迫った時だ。)
――っ・・・!
(油断した、そう自分を責めたとしても既に時は遅し。表通りであれば、突き飛ばし、大立ち回りするのも手であろう。ミレー、という特徴を隠しさえすれば街人を味方につけることも可能かもしれない。けれど、ここで騒ぐのは明らかに悪手だ。明らかに奥にいる男達は悪人であろうし、ロクな人間ではないだろう。下手をすれば加勢をされる可能性だってあるし、あの中に放り込まれる可能性だって捨てきれない。)
・・・っ、誰。何か私に用ですか。
(冷静に。声を平坦に。動揺を相手に見せれば相手の思うツボだ。そうは思っても少女は未だ幼き年頃の娘。感情を殺せる程成長はしておらず、その声は微かに震えを感じさせるだろう。)
■黒須 > 「なに、安心しろ…。
別に、あいつらの仲間ってわけじゃねぇ」
(こんな裏の乱交パーティーがあることは自分も知らず、今この時に知ったのだった。
腕で掴んで居ればわかるほどの小さな体、力で抗うのはまず無理だろう。)
「なぁに、別に食っちまう訳じゃねぇ。
ただ…抱くかもな?」
(ニヤリと厭らしく笑う横顔。
口の間から見えた歯は鋭く、獣のそれと同じであった。)
「目の前のあれを見ていてよぉ…俺も混ざろうってわけじゃねぇが、ムラムラと来てよぉ…。
…取引だ、このまま、俺の性欲を処理するんだったら、あそこにぶち込まずに連れ出してやるよ。
だが…断るんだったら…わかるよな?」
(外道の様な事を言いながら少女と取引をする)
■クロミヤ > どちらにしろロクでもない人には変わりないみたいですけど・・・?
(少女は魔術師タイプの人間である。敏捷性と柔軟性に優れる為ある程度の近接戦闘も可能であるが力と力の勝負になった場合それは非常に不利である。既に腕を掴まれてしまっている今それは非常にまずい状況であるのは確か。)
――・・・。
(もしどちらかを選択するのであれば明らかに彼の相手をするのが賢い選択であるだろう。けれど、けれども、だ。ここではい、と答えるのは非常に癪。私だって時折そういう気分になってしまう事もある、あるけれど今はそうでなく。簡単に身体を差し出す程尻軽なつもりもない。)
あなたの目の前にいるのは商売女ではないのですよ。そんなロマンも欠片もない誘い方じゃ、そそられません、ね。女の誘い方というものを学んでから出直してきてくださいますか、変態、さんっっ!
(これ以上引き伸ばすのもよろしくない状況になってきた。けれど、あっさりと身体を引き渡すつもりもなく。
ならばどうするか。強引にこの場を打開するしかあるまい。軽く挑発を仕掛けて相手の注意力を散漫にし、その隙に準備しておいた魔術を展開。指先に黒い炎を灯らせて、その柔軟な手首を活かし、ぐりっ、と相手の腕を捉えそこに指を食い込ませれば、ジュ、ウッ、とその腕に黒い呪いを焼き付けよう。もし、その攻め手が通ったならば恐らく相手は手を離すはず。その隙に逃げ出してしまおうか。幸いにしても、足には自信がある。
――ただ、不安材料を上げるとすれば。魔術を構築する関係上、そういうのに敏い相手であれば気づかれてしまうかもしれないということか。)
■黒須 > 「まあな?こっちもこっちで訳アリなんでな…。」
(減らず口を叩いている様に見えるその言葉に普通に返答していた。
ここ最近、うまくいかずにイラつきだけが溜まる一方だった日々。
それ故に、満足できずに性根も腐り始めたのだった。)
「…二度目を聞くとはな…。吐き気を催すことを言ってくれるじゃねぇか…。
宿に突いたら、穴が閉じなくなるまで掘って…あ?」
(誘い方だのなんだのと言われると、思い出したくない過去の事。
眉間に青筋を立ててはポーカーフェイスが崩れかけていた。
その時、魔力を感じると腕が黒い炎が引火する。
元々黒い自分に纏わりつくと、裏路地と混ざり一つの塊となり、片手を離す。
しかし、その手は炎を消す動きではなく、少女を頭を掴まえようとする動きであった。)
「…ふざけんなよ?」
(炎はしばらくすれば沈下していく。
魔術を正面から受けたことにより、炎や呪いによるダメージを吸収し、相殺したのだった。
怒りが露わになった表情になりながら、そのまま頭を掴んだ少女を地面にたたきつけようとした。)
■クロミヤ > 最初から自分の事情を押し付けてくるような方に聞く耳は持ちません、ねっ!
(交渉、と彼は言ったが最初からこちらに不利益しかない交渉。性欲を解消したい、という一方的な欲望を押し付けてくるような相手にかける情けや義理なんてものはない。知り合いだったとしてもちょっと距離を置きたいレベルの言い分であったから、それはもう遠慮なくその腕に呪いを焼き付けた。
彼がその手を一瞬離せば と、と・・・、と少しぐらつきながらも踵を返しその場から駆け離れようとするが、その一瞬のタイムラグが少女の運命を決定づけた。
男に背を向け、その一歩を踏み出した瞬間、その手からギリギリ逃げ切れずに頭を掴まれてそのまま地面に押し倒されて)
――かっ、ふっ・・・!
(地面に叩きつけられた衝撃。逃げ切れる、と思っていたからかその衝撃は不意打ちに近く、ぐらりと視界と思考が揺れる。ぐわんぐわんと揺れる視界の中、その手を光に向けて伸ばすように、空を切る。)
■黒須 > 「ったく…めんどくせぇなぁ…?」
(地面にたたきつけていき、大人しくすれば体に纏わりついていた炎は徐々に消えていく。
軽くホコリを掃うように革ジャンを撫でると、そのまま少女を肩に担いで持っていこうとする。)
「お前が聞かないなら、俺が勝手に抱かせてもらう。
俺の事務所があるから…そこでおっぱじめるか。」
(無力となった少女を抱えては自分が元々金貸し屋を営んでいた建物がある。
荒らされていなければ、まだまだ住めるぐらいの環境になっているだろう。)
■クロミヤ > やだっ・・・!おろし、てっ・・・!
(担ぎ上げられればじたばたと暴れて降ろして、と主張するもののぐわんぐわんと頭が揺れている身からすれば、身体に大した力も入らず、幼い子供が駄々をこねているレベルの抵抗であろう。
そんな可愛らしい抵抗では鍛え上げられた男の腕から逃れることは叶わず男は悠々と少女を拉致することが叶うだろう。
そうして男が目的の場所まで拉致したならばきっとそこから響くのは少女は甲高い悲鳴と嬌声であろう。すべてが終わり、開放された後男が隣にいたのなら顔を真っ赤に染めながら頬を膨らませ、睨み殺すような勢いで男をにらみつける兎の少女がいただろう。
そして、もし少女が男より先に目を覚ましたならば 変態発情狼 なんて文字を先程男に焼き付けた呪いと同じ要領で壁に焼き付けてその場から朝日と共に去っていくだろう。
次にあったらその顔をドス黒く染めてやる。そんなおっかない決意を胸にいだきつつ。)
ご案内:「◆王都マグメール貧民地区裏通り(過激描写注意)」からクロミヤさんが去りました。
ご案内:「◆王都マグメール貧民地区裏通り(過激描写注意)」から黒須さんが去りました。