2020/10/20 のログ
アンネリーゼ > 「壊すのは嫌?そう、どこまでも優しいわね。それなら、リシェの願いを尊重しましょう。
 肉体や精神の破壊ではなく、もっと穏便に、貴女の望む仕返しをする術をあげるわね?
 ――男女を問わず、淫らに蕩かせて、甘く囀らせる秘奥。私が編み出した手管の一端を。
 一つ目は、私がリシェに印を刻んだように、相手に印を刻む力。要するに、マーキングね。
 ニつ目は、リシェがこれまでに受けたあらゆる調教の経験を相手にも与える力。
 私のは感覚や記憶の再生だけだったけれど、リシェに馴染んだら経験を具現化出来たりするかもね。
 あとはまぁ……リシェの魔族としての力を活性化させるわ。どんな力を秘めてるかは、私も楽しみにしてる」

彼女はどんなに恨みを募らせても、暴力を振るうつもりはないらしい。
打擲する。傷害する。命を奪う。それらの物理的、直接的な威力は望まないのだとか。
それは、個人的には優しすぎるのではと思うものの、尊重すべき願いでもあった。
ならば、彼女の願いを極力彼女の期待に沿って叶えてやろう。同じ様な仕返しが出来るように。
彼女に与える権能は、淫紋の刻印と体験の再生。この二つは、少女が編み出した技術を授ける。
それが、彼女の魔性に触れてどの様に変質するかはわからないが、どう変わっても興味がある。
それから最後に、彼女の持つ魔族の側面を、魔力で活性化する。これは、少女にとっても未知だ。
交わりの中、彼女の下腹部に左手を押し当て、それら全てをなし得るように魔力を流し込む。
どろり、どろり。彼女の心を塗り替えた後で行われる、彼女の体を、在り方を組み替える業。
肌が汗にまみれて、ぬるりと滑る中、全てが溶け合い、混ざり合うような錯覚に少女もまた、沈む。

「ん、くぅっ――あ、はぁっ。そう、ね。だから、傷ついてきなさい。虐げられてきなさい。
 その分だけ、リシェには復讐の権利が与えられるわ。それから、私が傷をなぞり、貪る機会も。
 ん、ふふ、勿論、認めて、許して、愛してあげる。さぁ、私を受け入れて。救われていいの。
 ――ねぇ、二人だけで、ご褒美を与えるときなら、恋人のように愛してあげても、良いのよ?」

彼女が誰かのものになりたいというのならば、恋人という現時点での最上を提示してやろう。
彼女を対等に見て、対等に愛して、彼女という存在そのものを認める証明。夢の味を知らしめよう。
そうして彼女が陥るのは、甘ったるい光に満ちた底なし沼だ。その底には、蟠って腐敗した闇が潜む。
そこに、自ら沈みたくなる様に、糖蜜の触腕で肢体を絡めて、ゆるりと底へ、底へ。誘引する。
啄むような口吻。その度に、肉棒を締める彼女の膣。一々反応するその仕草が愛らしい。
彼女の最奥、子宮の入り口を肉棒の切っ先で幾度も打ち据えながら、子宮性感の度合いを測る。
どれほどの開発が施されているか。それをどれだけ塗り替えられるか。伸び代の余白を探る作業だ。

「さぁ、リシェ、貴女は私のものなのだから、自信を持って誇りなさい。胸を張りなさい。
 普段は卑屈に耐えても良い。堪えても良い。泣き叫んでも構わない。それでも、強かになさい。
 やられた全てをやり返す。因果応報を与える。そんな、魔族としてのリシェを、今日から始めるの。
 ね、気持ちいいでしょう?この快楽が、貴女に捧げられる私の心が、新しいリシェを祝福するわ。
 ――大丈夫、私はリシェを見捨てない。貴女が求める限り応える存在で居てあげる。だから、ね」

彼女の上に覆いかぶさり、彼女の首筋を、胸元を擽るように舌を這わせて、彼女の甘みと汗の塩味を食む。
乳首にたどり着けば、先に左、次いで右と、歯列で軽く擦り上げ、双丘の小さな先端をも攻め立てた。
同時に、腰は器用に蠢くと共に、触覚魔術を再起動。圧をかけるのは、彼女の子宮口。その奥をも犯すつもりだ。
無理のない程度に力を掛けて、揺すって解して、貫く準備を整える。最初の絶頂は、子宮の陥落で与えるつもりで。

「えぇ、貴女の奥まで、全部貰うわ。子宮の中まで、犯してあげる。もう少しだけ、耐えなさい。
 ――く、ひぅうっ、ぁ、はっ!熱い、わね。貴女の中。私もかなりやばいと言うか、そろそろ、出そう。
 だ、からっ――ほら、私への思いを唱えながら、果ててしまいなさい!私の、リシェっ……っ、ぅううっ――!!」

ごりゅ、ぐりゅ。彼女の奥を二度、抉じ開けようと押し込んで。子宮口の位置を確認。捕捉する。
そして、トドメと言わんばかりに腰を引き、体重をかけつつ彼女を組み伏せるように全身を落した。
ずん、と寝台を軋ませる程の衝撃を伴って、彼女の子宮を突き崩す。同時に、肉棒の切っ先から灼熱が爆ぜた。
少女の魔力を多量に含んだ、雌を孕ませられすらする濃密な精液が、子宮の中にどくどくと注ぎ込まれる。
子宮口を抉ったまま、肉棒が膨れ、律動して、強力なポンプのように、常人の数倍を叩き込むのだ。
彼女への思いを込めた、彼女に捧げる射精。それに伴う絶頂を、彼女のそれにしっかりと重ねて。
彼女の手指を右手で取り、仲睦まじいものがする、手のひらを合わせて指を絡みつかせる恋人結びをしながら。
加速しきった心音を、火照りきった体温を、彼女への本気の真心の証を、ただ示す様に身を重ねた。
そして、射精の並が落ち着いたなら、少しばかり彼女の体をよじ登り、その唇にもう一度、口吻を落とす。
今度は、長く永く、息継ぎの合間も時折取りながら、褒美の愛を忘れぬ様に、彼女が顔を背けるまで。
後背の男達など最早眼中にないと言わんばかりに、ただただ、ひたすらに、ちゅ、ちゅ、と小さな音を、積み上げる。

アンネリーゼ > 【次回に継続致します】
ご案内:「◆王都マグメール 王城(過激描写注意)」からアンネリーゼさんが去りました。
ご案内:「◆王都マグメール 王城(過激描写注意)」からリシェさんが去りました。