2020/09/24 のログ
ご案内:「◆街郊外(過激描写注意)」にノールさんが現れました。
ノール > 街を遠望する程度の郊外
月下、白く浮かぶ街道がまっすぐに街へ伸びる
街道の両脇には撤去を諦められた木立や大岩が点在していた
その、大岩の一つの裏側

「……グゴ」

街道に居ると全く見えない死角になる位置で獣人が寝こけていた
真新しい大剣を抱えて、大岩の窪みに埋もれるように座り足を投げ出して居る
風が吹き溜まり、街道側へは流れにくく、街道側の空気は運ばれる
時折、獣人の鼻先がひくひくと動く
尖った耳がピン、と周囲へ立って、直ぐに脱力した

ノール > 遠くで、がらごろと馬車の急ぐ音が聞こえる
恐らく、この街道ではない街道を走る馬車の音

「………ガ?」

ピンとたった耳がピク、と動いて獣人が目を覚ました
鼻先を掲げて、僅かな間の後、首をひねる
のそり、と起きて鼻面を岩陰から差し出してヒクヒクとさせて
半眼で、低く、唸ると、元の体勢に戻って再び目を閉じた
夜半の危険を押して街道を走った馬車はどうやらこの道を使わず正解を引いて街に到着したようだ
今夜はもう来ない
獣人は、そう決めつけて本気で眠りについた

ご案内:「◆街郊外(過激描写注意)」からノールさんが去りました。
ご案内:「洞窟(過激描写注意)」にスミデーさんが現れました。
スミデー > (奥まで一本道に等しく、魔物もほとんど出没しない洞窟。
奥にそれなりに高く売れる程度には希少な薬草が自生しており、腕に覚えのある村人や駆け出しの冒険者が採取しにくるそこへ、魔物を引き連れて訪れる)

「こういう所なら、ほどほどの獲物が掛かって苗床に出来るかも知れないからな。
前は誰も来ないで坊主だったが、今日はどうだろうな……」

(前回もこの洞窟を訪れたがタイミングが悪かったのか誰も来ないで、結局待ちぼうけした挙句に帰路につくことになった。
今回は薬草が自生している場所の近くに水たまりに擬態したスライム、天井にはローパーを数匹配置。
そして自分はシャドウストーカーと言う影の魔物の力を使って、岩の影に隠れ潜む)

スミデー > 「待ちぼうけ、になりそうだな。
まぁ、こういうのは釣りと同じで焦ったら負けだからな。
……待ち伏せじゃなかったら、適当に暇つぶしになるようなことをするんだが……」

(適当な岩陰に潜むように座り、岩に凭れて入口の方を見る。
比較的浅いとはいえ流石に光が差し込んでくることも、入口が見えることもなく。
足音が聞こえることもなく、天井を見れば退屈そうにローパーが触手を動かしてローパー音頭を一糸乱れぬ動きで踊っていた)

「うわぁ……圧巻……ていうか、あいつら踊りが踊れるんだな……」

(自分が退屈そうにしているから慰めてくれているのだろうか、思わぬところで召喚魔の優しさ的なものに触れてほのぼのする)

スミデー > (どうやら今日も獲物には恵まれそうにない、スライムとローパーを送り返し、物陰から立ち上がっては入口へと影に隠れたまま移動して。
外に出たところで影から出て、街へと戻っていった)

ご案内:「洞窟(過激描写注意)」からスミデーさんが去りました。