2019/11/18 のログ
ご案内:「◆街道の旅宿(過激描写注意)」にマーナさんが現れました。
マーナ > 王都と都市を繋ぐ街道に面した旅の宿。旅の疲れを癒し、物資を補給し、情報を得る…様々な面で必須というほど重要な施設である。

そんな宿の1つ、今宿泊してる人は一人だけ。
獣の耳を生やした人懐っこい少女だ。
ロビーで回覧板でも眺めながらのんびりと過ごしている。
その様子を、惚けてぼーっと…虚ろな様子で眺めている、宿の女将。
時折吐息は荒く身体を震わせている若女将だが、具合が悪そうではなく、むしろ肌ツヤはいい。
しかし凄まじいのはその体力か…。朝から晩まで、受付へずっと立ち続けている。まるで遺跡を守る門番か、はたまた服を着せているマネキンかと遠目に思うほど、微動だにしないのだ。
今はその少々不気味な視線で、宿の玄関が開くのを眺めている。

ご案内:「◆街道の旅宿(過激描写注意)」にナータさんが現れました。
ナータ > 「ううう、無駄な出費……になっちゃった……」

少女は王都と都市の間の道を、とぼとぼと俯きがちに歩いていた。
今日も日雇いの荷運び―――簡単な荷物や手紙がほとんど―――
を終え、帰路に向かおうとした時。

荷の一つが検疫に引っかかった。
調査のため足止めを食らい、夕暮れ近くになっての解放。
週狩りしている宿賃が勿体ない、と急いで戻ろうとしたのが自業自得。

日もとっぷり暮れ、なけなしの金で別の宿を取らざるを得なかった。

そして少女は明かりの灯っている宿の戸を開けて―――

マーナ > ありがとうございます〜
では参りますねー

マーナ > 【おっと…部屋移動!】(見ないふり
ご案内:「◆街道の旅宿(過激描写注意)」からマーナさんが去りました。
ご案内:「◆街道の旅宿(過激描写注意)」からナータさんが去りました。
ご案内:「◆王都マグメール 貧民地区(過激描写注意)」にロロさんが現れました。
ロロ > ――ん、ッ………!

(大きく大きく伸びをした。
これが爽やかな涼気に満ちる高原だの、新緑溢れる林野だのなら、別におかしくはないのだが。
残念ながらこの場所は。あまりにゴミゴミとした、単なる路地裏。
おかげで酷くちぐはぐな行為にしか見えないだろう。

でも、それで良い。
此処最近、窮屈な生活に戻っている。そんな少女としては。
寧ろこういう生活感と危機感に溢れた場所の方が、返って落ち着けるのだから。)

 ――なァンか。こっちの方が、心の故郷って…カンジ。

(そんな自身に、少しばかり苦笑する。
考えてみると、生まれも飼われも。こういう空気と正反対の場所、だろうに。
――逃亡してのスラム暮らしなど、決して長くは無かったのに。
それでも性に合うと感じてしまうのは。精神的になのか、血筋的になのか。

ともあれ、偶の散歩に出て来たのだ。
肢体を伸ばして解した後は。両手をポケットに突っ込んで、ぶらぶらと歩き出す。)