2019/05/10 のログ
マルティナ > 実際には加護の影響もあって普通の妊婦よりも遥かに安定しているのだが、妻としては当然その辺り心配になってしまうのだろう。
魔術的な素養や経験の薄いキサラには加護の感覚もよく分からないだろうし、いくら問題ないとはいえ無闇に心配させたくない。

「大丈夫ですけど、赤ちゃんの事は心配して当然ですものね。
分かりました。
暫くは温かい服を着て安静にしています」

キサラを安心させるように頭を撫でながら、優しく微笑む。
飼い主の干渉は少ないとはいえ、恥辱生活をしろという指示は有効だがそれはどこかで補填するとしよう。
今は何よりキサラと子供が一番大事である。

「確かに、色々と黙っていた事はありますしそれも心配ですよね。
キサラを混乱させたくなかったからでもあるんですが、結婚するんですし私の生まれの事は話しておくべきでしょう」

将来の事を考えるにしても、マルティナは非常に不審な点が多い。
過去の事で心配になるのも仕方のない事。
飼い主に関しての言及だけは避けて、いくらか話しておくべきだろう。

「そうですね……。
とっくの昔に滅んだラーゲルフェルトという国があったのですが、実は私はそこの王女だったんです。
って言われたら信じられるでしょうか?」

とりあえずは順を追って、産まれから。
とはいえ今のこの姿で元はお姫様と言われて素直に信じられるかは非常に疑問である。
キサラの髪を梳きながら、ちゃんと伝わるだろうかと少し心配そうな困った笑顔を向けている。

キサラ・イナザミ > 「…うん、…ちゃんと落ち着くまでおとなしくしててくれたら、私が、うん、何でも言うことを聞かなくもない、し…
私も心の底から、マルティナと楽しんでいたいから。
それでも足りないなら、マルティナがしたいことは、私が代わりにする、から…」

キサラはまだマルティナの意思でやってると思ってるので、我慢させる代わりに、自分が代わりに、なんて提案をしてしまう
それでマルティナがおとなしく安静にしてくれるなら、どんなことでも受け入れるつもりだった
マルティナとするから楽しめる行為も、まだ一人では抵抗感はある
それでも…言われるなら、ちゃんと子供が生まれるならそれすら受け入れる覚悟で、赤い顔でマルティナの方を見つめ続け…

「…うん。
私が孤児だから正直隠すもなにもないのが申し訳ないくらいだけれど…
両親もいないしね
マルティナだけに色々打ち明けさせるのは…って思ってたんだ…」

それでも、話してくれるということは、信用してもらえてるのかな…と思えて嬉しかった
気にはなってて、それでも我慢し続けていて
逸る気持ちを抑えるべく、きゅ、っと握ってる彼女の手に力がこもる

「…ん、物腰的にどこかのお嬢様、とは思ってた、かな
私にはなにもないから、そういうのは余計に目に映るし。
…今度王女らしい格好でデートしてみたいかな?」

くすり、と微笑むキサラ
ここで大げさにするのも、押し黙ってしまうのもマルティナに不安を与えてしまいそうで
だから…安心させるようにちゅ、っと頬にキスを落として、先を促していき

マルティナ > 「あはは、信じてもらえて助かります。
前提としてここは信じてくれないと話しが進みませんから。
ともかく、そういう訳でして魔族との戦いで国は滅び暫く捕虜になってました」

あんまり一度に情報を伝えても混乱させてしまうので、今のところはこのぐらい。
重要なのは一応王家の生き残りというところだ。

「王女らしい格好といいますと……。
キサラがしたいというのでしたら良いですけど、揃えられるでしょうか」

おとがいに指を当ててざっくりと試算。
果たしていくらになるだろうか。
流石に正式な装いという意味ではないにしても、らしい格好だけでも結構な高級品揃いになってしまいそう。
まあどうしてもというのであればいずれ余裕が出来た時にでもと。

「ま、まあそれはいずれという事で。
それよりも幾つか重要なお話しがありまして……。
ええと、王家の娘ともなりますと色々な事情がありましてですね。
とりあえず私の場合心から受け入れた相手の子供しか妊娠しないという結界が生まれつきあるんです」

庶民と違い血統が非常に大事な立場。
それに王女といえば大抵は嫁いだ先で子供を産むのが役目。
ラーゲルフェルトの場合、せめて娘の意思にそぐわない相手との子は成せないようにという親心で代々女子にはその結界が受け継がれてきた。

「つ、つまりですねっ。
それだけキサラは私の特別だという事です。
だから心配なんてしないで下さいね?」

改めて宣言するのは恥ずかしい。
恥辱や陵辱には慣れてきたところがあるが、こういう事だと恥ずかしさはまた違うものがあって顔が赤い。

キサラ・イナザミ > 「まあ、マルティナのことを疑う理由もないもの。
王女様だから好きになったわけでもないし…
むしろ…マルティナの凄いところ、見ちゃったから…」

今でも恥ずかしさはあるけれど、当時のことは未だに頭に焼き付いてて…
しかし、本題は今はそこではなくて、王女様、って言うこと
そういうものだ、と自分を納得させつつ、小さくこくりと頷いて

「…そんなお金があったら、もう少し楽ができるんだけどね…」

何とかレンタルで…と考えたが、このへんではどこも娼婦向けのしかないだろう
今でも裕福なわけではないこの孤児院…ふるふると首を振って、今は考えないようにした

「そうなんだ…。
こ、心、から…ぁう…」

墓穴をほったかも知れない…
恥ずかしすぎて、きっとマルティナにもバレてるくらい赤くなっている
それと同時に自分が行ったことも思い出せば余計に…

「…うん。
ぁ、ぁあう…久しぶりすぎて、免疫が落ちてる…
凄く恥ずかしい、な…」

まともにマルティナの顔が見れなくてむぎゅ、っと抱きしめ、首筋に顔を埋める
羞恥で身を震わせ、落ち着くまで暫く待ってもらおうと…

マルティナ > あまりにもキサラが恥ずかしがるものだからマルティナまで余計に恥ずかしくなって。
二人して今更な羞恥心を抱えて互いの顔が見れず暫く抱き合う事に。
そしてドキドキが少し落ち着いたところで、今度は隠し持っていた指輪を二つキサラの眼前に持ち出し。

「……実は、贅沢かなって思ったんですけど、もう一組エンゲージリング用意しておいたんです。
あ、改めて気持ちは分かって貰えたと思いますけど、受け取って貰えますよね?」

先程コックリングを揃いで嵌めたが、あれは飼い主から貰ったもの。
それとは別に指輪を用意してはいけないとは言われていないので、改めてダイラスで買い求めたのがこのシルバーリングだ。
宝石も嵌っていないやはり簡素なデザインだが、指輪の裏にはお互いの名前が掘られている。
そして”マルティナからキサラへ”と掘られた方を彼女の左手の小指に嵌めていく。
心音は少し落ち着いたはずだが、改めて指輪をプレゼントすると思うとどんな過激なプレイよりもドキドキして恥ずかしい。

キサラ・イナザミ > 長い間マルティナに会えなかっただけで、どうしてこんなに反応してしまうのだろう
エッチなこと、じゃなくて、ちゃんとマルティナのことが好きなんだ、って思えて、キサラはとても嬉しかった
ぐす…と抱き合ってる間に何とか精神を立て直して彼女に視線を戻すと、今度は指輪が
あ、駄目だ…と思った頃には、また涙が止まらなくなっていた…

「ん、うん…っ、…当たり前、でしょ?
…こういうサプライズはずるい。
嬉しい、けど…。」

言葉に詰まりながらも笑顔をみせて、リングを嵌めてもらえた指をマルティナに見せる
右手で涙を拭いつつ、マルティナの手を取って指輪を嵌め、お揃い、と並べるように手を重ねて
エッチな効果なんて無いよね、と、あとで心配してしまうのは、さっきのコックリングの直後というのもあったからだけれど
マルティナに満面の笑みを向け、甘えるように肩に体を預けて、すりすり…と体を寄せ、夫婦になってはじめて彼女に甘えていこうと…

マルティナ > 「ふふっ、奮発した甲斐がありました。
これからはずっと一緒です」

涙の跡の残るキサラを抱きとめて、マルティナも体重を預けて互いに寄り添う。
そうして暫くプロポーズの余韻に浸っていた。

「明日はマタニティドレスか代わりになるものを用意しましょう。
今日はもう一緒に、ね?」

ソファから立ち上がるとキサラをベッドに誘う。
しかし本当に寝るだけで特に何かをする様子は見せない。
寝転がり、キサラを抱き寄せる。
今日ぐらいは淫らな事を無理にしなくても大目に見て欲しいところだ。

「明日は朝一で、一晩熟成させたザーメン搾り取ってあげますからね♪
お尻ももうキサラのは苦しそうだから、お口でだけになりますけど」

明日からはまた恥辱生活。
服を着る分プレイは更に過激にしないといけないだろう。
だが何より大事なのはキサラだし彼女に心配はなるべくかけないように。

キサラ・イナザミ > 「ん、約束。
私はマルティナを守る、なんて言えるほど強くないけれど…ずっとそばにいることだけは約束できると思う、から…」

漸く戻ってきた当たり前と思ってた日常
今くらいは何も考えずに好きな人の隣りにいてもいいだろう…

「マルティナはたくさん寝なきゃ駄目だから、ね。
仕事も、用事も…恥ずかしいことも、私がマルティナの代わりにしてあげるんだから。」

こく、もっとマルティナと話したい、触れ合いたい、そんな欲求ばかり昂ぶってたキサラ
でも、まだマルティナは疲れてて…これから出産も控えている
わがままは言わずに彼女の手をひいてベッドへと向かい…

「ん、もう…♪
少し期間が空いたから…マルティナにまた、私がどんな子か、囁いて教えてもらわなきゃ、かな♪」

マルティナって魔法が解けないように、なんて囁きつつ、そんな事を言われたら意識するしか無い
びくん…って肉棒を浅ましく疼かせつつも、今日はおとなしく寝てしまおう
何よりも、マルティナの隣りにいることが一番どきどきできるのだから。

ご案内:「小さな孤児院」からキサラ・イナザミさんが去りました。
ご案内:「小さな孤児院」からマルティナさんが去りました。