2019/04/09 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原)(過激描写注意)」にガラティルさんが現れました。
ガラティル > メグメール喜びヶ原。その一角にある森林地帯
鬱蒼と茂る木々、ギルドから討伐依頼がでるような魔獣が多数潜んでいると噂される場所
しかし、だからこそ人の手が入りにくく。貴重な薬草類や、研究対象とされる動物などが確認できる場所でもある。

その森の中。身体を岩のようにできる魔物の姿を取り、獲物を待つ獣の姿がある

ガラティルと名づけられたその魔獣は、ギルドから研究所経由で討伐、あるいは捕獲の依頼が出ている魔獣であり
自分の内にある、様々な姿に擬態して人を襲う危険な魔獣だ。

「―――――――――」

彼は、辛抱強く待つ。ここに、人が求めるモノが多いことは知っており。
薬草を求めてくる冒険者、あるいは研究者。
そうでなくても、アクシデントで迷い込んでくるもの…
一度、人の味を知った獣は…森を往く獣には目もくれず…ヒトガタを待つ。
近くを通りかかるそれが雌なら、滾る獣欲によって孕ませ。雄ならそのまま喰らってしまおう、と
息を潜め、待っている。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原)(過激描写注意)」に黒須さんが現れました。
黒須 > (師団の事情により、多方面のギルドを訪れては特訓の相手等をしてもらうことが多く、自身の実力を保つ為にも励んでいた。
そんなある日、とある情報を耳にした。
何も、魔獣が多く生息する地帯があるらしく、珍しい動植物を手に入れるには丁度いいらしい。
薬草は毛皮の様な動物性の物には興味は無いが、魔獣の言葉にぴくりと耳を動かした。)

「...ここか?」

(しばらくして目的地へ到着した。
魔獣が生息すると言われた森林の中、甲冑や武器、道具は持っておらず、黒い革ジャン、黒いズボン、黒Yシャツに黒いニット帽と黒一色に身を初めた大柄の男が現れ周りを見渡した。
まるで道に迷ったかのような雰囲気を出し、厳しい三白眼を周りに配っていた)

ガラティル > 「――――」

男が暗い森の中、周りを見渡せば
男の身長とそう変わりない大岩が目に入るだろう。
一見するとただの岩だが…

敵意や、悪意。あるいは魔の気配に敏感ならば。それが魔獣だと気づくことができるだろう。

だが、大岩もまた。人が近づいてきたことを察知し。
それでもボロは見せず。自身にとって必殺の距離となるまで、攻撃されない限りは、待つ。

黒須 > 「・・・。」

(しばらく歩いた矢先、目の前の巨大な岩を確認した。
2mある自分と同じぐらいの大岩に軽く掌を当ててペチペチと感触を確かめた。)

「...気配はねぇな。そのうち黙っていれば、どっからか飯を食いにやってくるだろうよ...。」

(そう思いながら近くの地面や木の葉等の物を軽く足で払うと、その場に座った。
岩に背中を当てながら懐からタバコを取り出し、火をつけて蒸かしながら一服を過ごす。
どうやら敵意などの様子には気付いて居らず、自分の後ろに魔獣が居るなど知らないう様子でその場を過ごしていた。)

ご案内:「メグメール(喜びヶ原)(過激描写注意)」に黒須さんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原)(過激描写注意)」に黒須さんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原)(過激描写注意)」に黒須さんが現れました。
ガラティル > 油断している、と大岩は判断する
そもそも息遣いなどは極限まで抑えられており。よほど注意深くない限りは気づかないだろう

そして油断しきった相手が何か煙をふかしはじめれば

「―――――ォ…!」

突如、唸りを上げて岩が動く。
そのまま不格好で歪な人型となり。
岩の拳を、くつろいでいる男に叩きつけようと。

黒須 > 「......ん?」

(急に背もたれにしていた岩がなくなり、地面に寝っ転がる様な姿となった。
軽く上を見あげれば歪な人型の存在が居り、確認後には岩の拳が落ちてくる。)

(大きな地響きと共に黒須の上体が押しつぶされる姿となった。
傍から見れば目も当てられない無残な姿となったが、その時とは違う出来事が起きた。
岩の拳が揺れるようになると、ゆっくりと浮かび上がり、黒須が立ち上がる。
片腕だけで持ち上げ、ゆっくりと目線をガラティルへ向ける。)

「...ったく、不意打ちは苦手なんだよ...。」

(心底面倒くさそうな表情をし、通常の人間とは異なる様子を出していた。)

ガラティル > 「――――…」

獣に、動揺が走る。
確実に不意を突いたが止められた。
このままでは、反撃される、と

「――――!」

岩の背中から、大蛇が2匹、伸びてくる
大の大人よりも巨大なそれが毒を湛えた牙で噛みつこうと迫る。
その間にも岩の魔獣は逆の拳を振り上げ、再び、男を叩き潰そうと。

黒須 > 「こいつが噂の魔獣が...。」

(落ち着いた様子で眺めていると、背中から現れた大蛇に噛みつかれる。
肉に歯が突き刺さり、毒が注がれる感触が伝わってくると、息が苦しくなってきた。)

「が!かはぁ!!」

(毒と体へのダメージにより、吐血をするが、すぐ様、上がる逆の腕を確認すると、鋭い目付きとなり睨みつける。)

「...おらぁ!!」

(腹の底から怒号を放つと、黒須の体から波動の様な物が発生される。
噛み付いた蛇の歯を折り、吹き飛ばすと、拳を構えて打ち上げる。
振り下ろされる拳とぶつかれば、普通、黒須の拳が砕けるはずが、逆に押し、魔獣の岩の拳を砕こうとめり込ませていく)

ガラティル > 「―――――――ォ、ぐ…っ」

蛇と岩の体が、拳によって破壊されれば、それらは粉が水に溶けるように消え
呻き声と共に現れたのは―――

「――――!」

鋭い鳴き声を上げる、大鳥。
蛇もまた再び現れ
獲物が弱っていることは確実。

空中からの突進と共にまた大蛇をけしかけ。
ヒットアンドアウェイの要領で男の拳の届かない距離から、一撃、一撃。鋭い爪で傷つけようと

黒須 > (鋭い鳴き声を上げて、また姿を姿を変える様子を見れば、それに合わせてバック転を繰り返し離れる。
遠くで確認したのち、穴の開いた革ジャンと黒いYシャツを脱ぎ、上裸の姿となる。
筋骨隆々な体をしており、服で隠されていたのかと思うぐらいに筋肉が盛り上がっていた。)

「なるほど…良い練習相手になりそうだな?」

(ニット帽を脱ぐと、黒須の姿もまた変わる。
更に大柄になったかのように肉体が膨らみ、体中に黒い毛が生え、顔も変わる。
黄色い目に灰色の瞳をした獣人となり、喉を鳴らし鋭い牙をした歯を食いしばる。
噛まれた後も、毛で隠れてなかったことになり、毒の様子もない。)

「んじゃ、面倒だが…やるか」

(いきなり走り出し、けしかける大蛇を素手で掴みながら登り、鋭い爪を避けながら本体へ近づくと、足で器用に大蛇を踏み台にして飛び、真正面から大鳥の腹に向けてストレートをかまそうとする)

ガラティル > 「――――――…」

仲間か、と判断する。
相手の戦力次第では、逃げることもこの獣は辞さず
ただ、食う機会を逃すわけにもいかない。

「――――!」

鳴き声と共に、大鳥は吹き飛ばされ。
地面に落ちる。あっという間にその体は羽だけを残し、獅子のものとなっていた。
地を蹴り、男へ肉薄し、その爪牙をもって切り裂こうと。

黒須 > 「ど、らぁぁ!!」

(森林に響き渡りそうな声を上げて撃ち落とした。
地面に落とせばこちらも有利になり、落下しながら大きく砂煙を立たせて着陸した。
再度相手の様子を確認すれば今度は獅子へと姿を変える状態を受け入れる。)

「姿を変えるタイプか…面倒だな…。」

(ふぅっと軽くため息のような息を吐きながら再度体勢を立て直す。
振り下ろされる爪のある回避し、その腕を剛腕で捕まえると、一気に力を入れる)

「ふ!んぅぅぅううう!!!」

(ギリっと牙を鳴らすとそのままガラティアを持ち上げようとする。
そのまま、自分を軸に大きく振り回すと、背中から勢いよく振り落とそうと腕に力を入れていった)

ガラティル > 「――――――ォ…ォォォ…!」

所詮は獣の力。
持ち上げられればそのまま振り落とされ
また、溶けるように姿が変わる。
次は―――

「――――!」

紫の風船のような、どこか間抜けな魔獣の姿になって
ぶぅぅぅ、と紫の息を吐く。匂いに敏感なら、それが毒霧だとわかるだろう。

そして、吹きながら獣は考える。
この相手とこれ以上戦って勝ったとしても。
得られる食料と労力が全く、割に合っていないと。

「――――――!」

となれば、野生の行動は早い。自身が変身できる中で一番速度が出る鳥に変わり
毒霧を目くらましに、その場から逃走していく。

黒須 > 「…ふぅ。やっぱし…鈍ってやがるな…。」

(振り落としては腕を離し、肩を回して体中に響く感触を感じた。
しばらく戦闘を行っていないが故に、体が鈍っているのを実感した。)

「今度は…。…なんだ?ありゃ…。」

(不思議な姿をした姿に変わると、片眉を上げて小首を傾げる。
その後、口から吐かれた奇妙な息に鼻を動かせばすぐさま毒だと気づき、口元を防ぐように腕をバツ印に重ねて防ぐ。
その後、相手が再度鳥の姿になり、遠くへ逃げていくような姿を見ると、一度ため息をつく)

「…めんどくせぇ」

(逃げていく姿を確認すると、腕を解き大きく息を吸い始める。
みるみるうちに毒霧が体内へ吸収されると、激しい痛みを感じ、震えながらその場に四つん這いになると、ゆっくり前を向き始める)

「----!!!」

(相手の真似をするように狼の鳴き声をすると、一気に地面を蹴って走り出す。
そこらに居る獣とは場違いなほどの速度で四つん這いで走り出し、ガラティアに近づいていく)

ガラティル > 「―――――――――」

追ってくるか。と獣もまたため息を吐く
恐怖ではなく、ただこの相手と戦うのは獣にとって何の得にもならない。
食料になったとしても人一人分。味は自分の好みだが…自分の負うであろう損傷を加味すると非常に不味い

「―――――…」

一先ず、相手は地を走ってきているようだ。
高度を上げてそのまま、森を抜けだそうと。

黒須 > (しばらく走り出せばガラティアの背後まで近づいてきた。
もう一手手を伸ばせば捕まえられそうだが、その場で勢いが落ち、腕がもつれて体勢を崩す。)

「ん、ッ!…」

(そのまま、勢いを殺すように転がりながらなんとかして止まった。
さっきの毒霧のダメージ分を全て使い切り、体が追い付かず、慣れていない四つん這いのダッシュで崩してしまったのであった。)

「…逃しちまったか…。」

(そのまま起き上がると、頭をに手を当て、乱れた毛を整えるように引っ張り、逃げていった魔獣の背後を眺める結果となった)

ガラティル > 「――――――」

空を飛んだまま、どこかへと飛んでいく…
その方向は、鬱蒼としげった木々に遮られ。追うことは難しいだろう

男は、ギルドに報告してもいいし、徒党を組んでまた、あの魔獣を探しに来てもいいだろう…

ご案内:「メグメール(喜びヶ原)(過激描写注意)」からガラティルさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原)(過激描写注意)」から黒須さんが去りました。