2019/03/19 のログ
■セイン=ディバン > 「ははは。そりゃあ大変だ。
とは言っても……そういうのは、誰だって幾つになってもそうなのかもしれないが」
相手の笑いながらの一言に、思わず男も笑ってしまう。
少なくとも、色事というのはいつの時代も人を狂わせる。
それこそ、老若男女、場所も問わず、だ。
この男だって、未だに色事で学ぶことは多い。
「……ナインちゃんって、前から思ってたけど。
結構ナイーブで臆病っぽいのに、肝が据わってる部分もあるよな」
真っ向からの真っ直ぐな言葉に、男は驚いたような表情で言う。
まだまだ若いだろうに。事の重要なポイントを抑えているとでも言うべきか。
下手な男どもよりも覚悟ができているとも言えるかもしれない。
そして、そういった女性というのは男の好みであった。
「本当に。できれば何もかもを穏便に済ませたいんだけど。
……どうにもオレは、恨みを買いやすいらしくて」
なんでだろうな~、なんて白々しく言う男。
当然それは、男の態度とか、女好きな側面とか。
そういうのが問題なのだが。兎にも角にも。
男としても仕事絡みからプライベートまで。できれば争いたくないと言う思いはあれど。
たまにそういうゴタゴタも好むからなんとも性質の悪い話。
相手の体が震えていることには、男もすぐに気付いた。
当然、行為は続けるつもりではあるが。
相手の様子次第では、男はすぐに行為を中断する気構え。
信頼し、信頼されているからこそ。相手を無駄に傷つけたり、不快にさせたりはしたくなかった。
「ほぉ? それなら、もともとこういう風にされたい願望でもあったか?
あるいはもうこういったことも経験済みか?
なんにせよ、見た目とは裏腹に艶っぽいことだな?」
相手の切れ切れの反論にそんなわざとらしいことを言いつつ。
男は、相手の体にしっかりとローションを塗っていく。
男自身は、あまりローションというものは好きでない。
後処理も面倒だし、肌へのキスなどもしづらくなる。
媚薬入りの物ともなれば、自分も発情しかねない扱いづらさもあるが。
今回はまぁ、趣向の一つとして使ってみる。
実際、腕などから余分なローションが垂れる様などは、興奮を呼び起こすものがあった。
「流石の効果だな。まぁ安心しろ。
効果はあっても実際はそこまで強い効果はない。
発狂したりするほどの効果は、な。
そうして全身に塗られてしまえば、ちょっとしたことで感じてしまうだろうよ」
どうにも。ゲスな男の演技は難しいなぁ、と内心試行錯誤の男。
これなら、最初からゲヒゲヒ笑い、やたらにねちっこいことを言うタイプの方がよかったか? などと考えつつ相手を覗う。
ローションの効果はしっかりとあったようで。
相手の体の見れば分かるような特徴的部分の反応や、息遣い。
瞳、頬などの色づきなどから、相手の様子をしっかりと把握。
こんな場所にあったローションだから、変に強力に改造などされてはいないか、と不安ではあったが。
どうやらそんなことはなく、効果も一般的な媚薬のそれと分かり、まずは内心安堵であった。
「なんだ。見ただけで使い方が分かるのか?
だったら……期待には応えなくてはなぁ。
安心しろ。すぐにこれも良く感じるだろうさ」
やめておいたほうがいいか? などと考えるものの。
相手の反応から、いけないこともないか、と判断。
男は棚の中から小瓶を取り出すと、手早く準備を始める。
木の桶に水を入れ、小さな石を叩いてから水の中に投入。
衝撃により発熱するその石により、冷たかった水は温い程度に温まる。
それを注射器で吸い上げれば、男は笑みを浮かべたまま相手に近づき。
「あぁ、そうだな。なんなら……。
この浣腸に耐えて、漏らさなかったのなら。
今日の調教は終わりにしてやってもいいぞ?」
そう言いながら、相手のアナルへと注射器の先端を入れた男は。
遠慮なく、一気に注射機内のお湯を相手の腸内へと注いでいく。
コップ一杯分、などというような手ぬるい量ではない。
ジョッキ一、二杯にも匹敵するそれを、ぐいぐいと相手の腸内へと押し込んでいく男。
その間に、男もまた興奮がピークに達していたのだろう。
男のズボンの前は、巨大なテントが張られていた。それは相手が知っている男のモノのサイズを更に上回るサイズである。
なにせ、男はペニスも魔術で巨大化させている。そのサイズ、全長30サンチにも到達するか。
■ナイン > ――…お前も一因だからな?セイン。言っておくけれど。
(少しだけ、ジト目。…数少ないであろう、彼との経験も。立派に少女の性癖を歪めているのだと。
度を超した牡に貫かれる快感についてか。逆に男を虐める行為についてか。
それ以前に…公共の宿でさんざ盛った事か。数多の貴族達の面前での痴態その物か。どれなのかはノーコメントだが。
何せ、どちらもどちらというか。あまり真っ当ではない事ばかり、彼とは重ねているような。
今回に関しても、ますます、と言えてしまうのだろう。)
――――どちらもさ。どちらも、私だよ。
しかし、臆病…臆病、か。…ふふ。流石に、此処でそう言われてしまうと、否定出来ないけれど…
それも。出来れば、他人には言ってくれるなよ?折角取り繕っている、当主の面目が台無しだ。
(時に裏側を。本質を。言い当ててくるから、この男は侮れない。
嘘を吐いても、見栄を張っても無意味だろう。そう思うから、あっさり、肯定してしまうものの。
先程よりも更に、声音自体は軽い癖。口外してくれるなと…言葉に合わせて向けた眼差しは。先程よりも切実に。
色香に溺れる狂態より、少女でしかない弱さの方が。己にとっては、余程恥ずべき物だったか。)
どうすれば。どういう生き方をすれば、余所から恨まれずに済むか。
…あぁ、残念ながら…それに関しては。私に聞かれても、答えようがないな。
恨まれてなんぼの生き方さ。私は、それを選んだんだから。
(いっそ箔が付くというものだ、などと。笑い飛ばしてみせるだろうか。
そもそも貴族というだけで。謂われのない物、有る物、どちらの意味でも。恨まれる、厭われる物なのだ。
開き直りと言って良い言い草も。彼に言わせると、肝の据わっているという事になるのだろうか。)
――――そんな、事な…無い。 …男は。…こういう男は、みんな…
されたい、なんて関係なく、無理矢理押し倒して、犯して、狂わせる…ばかりじゃ、なぃかと…んっ、っぅぁ、は…!
経験、無理矢理させ……させて、おいて、っ良く言…ぅ…っん、ん…んん………!!
(…実の所少女の方も。あれだけ言っておいて、演技は…下手だ。
というより、どうしても快感の方が先立つ為に、演技力に回せる余裕がどんどん失せてしまうのも、一因だろう。
いっそ変にシチュエーションに拘ったりせず。互い素の侭普通に盛って、行為自体に集中した方が良かったのかもしれないと。
思わないでもないが…折角だ。出来るだけは努力したい。
問題は、その努力が何処まで続くのか、か。
何せ演じるというのは、嘘を吐く、と言い換えても良いのだが。どうしても半分程度は、言葉に本音が混じってしまう。
こんな被虐を刷り込まれたのも。最初は当然、臨まぬ物だったのだろう…などという、良く有る事の吐露等。
無論躰は、言葉以上に、器用な嘘など吐き通せない。全身すっかり、べったりとローションに塗れてしまえば。
彼が口にしたその通り。吐息が掠める事すら、枷が擦れる軋みすら、背面に触れる壁の冷たさすら。
…いや、いっそ見られていると感じる、形の無い実感だけですら。どうあっても快感へと転換されてしまう。
触れられずとも心地良く。ならば、実際に触れられたのなら…どれ程の快楽になってしまうのか。
否応のない期待が、沸き上がる淫蜜として、内腿に滴り落ちていく。)
ぅ…な、……っぅ、ん…?
嘘、だっ…こんなに。…熱いのに……気持ち良くて…苦しい、くらいな…のに…?
――そのせいだ、効果が有るから、こんなに追い詰められて…るだけで、っ…私は…望んで、なんてなぃ…のに…
(ぎくりと跳ねる肩口は。知らぬ者が見たのなら。
所詮弱い薬効を。強烈な媚薬と勘違いしていた少女が、秘められた淫蕩を自覚させられた…と。そんな状況に見て取れそうだが。
実際の正誤は半々という所――何せ。とうに少女は自らの淫らさを自覚している。
ただ、其処迄効果が強くないと言われて、気が付いたのは。すっかりのめり込み、その気になっている自分自身、という所。
だからこそ。純真無知なご令嬢が囚われた、等という演技には出来ようもなく。
後孔責めをしか想像させようのない器具にも、露骨に、被虐の欲を感じてしまう。
実に手早く用意されたぬるま湯は。当然、ローションのように、何らかの薬効を有している訳もないのだが。
まじまじと手付きを見つめ、息を飲むかのような有様は。粘液に滑らされた今の後孔は。
それすら、快感に直結する代物として、受け容れてしまうに違いないと。確信してしまっているからか。)
そんな事ない、っ、っひぁ……感じたく――な……っ、ぃ゛、ぃ゛ふ……!?
んぅ、っ、ふ…っぉ゛ふ、…っふぅ ぅ゛ぅ……っ、ぅ……!
(そして。何の遠慮も加減もなく、器具の先端が後孔を貫いた。…正確には。あっさりと器具を受け容れてしまう程、既に其処は蕩けていた。
太いゴムの先端を咥え込んだ菊座の先へ。一度、二度、と注入されていく湯の量は。
見る間に腸内を駆け上がり、少女の腹を張り詰めさせ、ぷっくりと押し上げる程。
栓となった器具先端を引き抜かれれば、揺らめく菊座が閉ざされようと、急激に竦み上がり。
…竦んで、竦みきれずに緩んでは。一筋、二筋程度の湯を垂らし、また竦む。
咀嚼めいた窄まりの蠢きとひくつきを、まざまざと男の前に晒してしまうからなのか。
ぐるぐると腹が鳴る程の、詰め込まれた異物感に。ほそめられて潤む瞳は。男の下肢を、その猛りを、気が付かされる。
浅い呼吸、吐息の熱さ、狂おしい程の発情っぷりで、牡の威容を見下ろせば。
とろとろにふやけた直腸どころか、期待ばかりに震える膣すら、自然、口を開いてひくつきそうになる。
膨腹の苦しさと、それ以上、膣孔の空虚さに耐えかねる少女の腰が。自然とくねり、彼へと突き出されるように前へ、前へ。)
それ、はっ。 ……そんなの、出来る……か解らな……っ、っぁ。ぁあ………
う――そだ、大き ……っ…壊れる、そ…んなので、 されたら っ、 …壊れ…ちゃぅ ……
(怯え。否、もう怯えるという演技を上回って。艶めいた欲情が、何処迄も声音を甘くする。
威容。そうとしか言えない、彼の牡。以前味わってきたものを遙かに越えて、もう、自身の前腕を叩き込まれるにも等しい巨塊。
あんな物で貫かれたら。胎を埋め尽くされて、子宮の奥迄掻き混ぜられて、肉襞という襞を引き千切られそうに拡張されきったなら。
夥しい白濁を注ぎ込まれ、孕む程穢され尽くし、妊婦以上に胎が膨らむ程満たされたなら。
考えただけで気の遠くなりそうな、確かな牝の悦びが。それを与えてくれる物が目の前に。
…いっそ、壊れたい、壊してくれ、そう言わんばかりに。蜜の滴りが止まらない。)
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■ナイン > -後日継続にて-
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