2019/03/13 のログ
■ナイン > (ついでを言えば少女の方が。多少の事では、相手を選り好みしない、という点も有る。
仮に極端に厳しかったなら。初めて出遭った、あの時の段階で。たちまち敵対関係となっていた筈だ。
そして、これも同じく。少女が、何処かに一線を気付き、踏み込ませない領分を有しているから…か。
不可侵、不干渉、その分水量。それ等を見極めてさえいれば、それこそ、こういう夜を過ごすには。
丁度良い相手である筈だ…お互いに。)
あぁ。…序でに言うと、温泉で会った、あの時もさ?
だから――私が何者なのか言わなかった、唯の女だと言っただろう?
とはいえ、結局次に出遭った時で。色々ばれてしまった訳だが。
(折から、思い浮かべたあの時の事。後から思う所も出て来るのか。廊下を歩むその間。目線が彷徨い、表情はくるくると色を変え。
結局、実際どんな事を考えたのか…は口にしない侭。目的の部屋へと辿り着く。
今度は、さも剣呑な木馬やら。一応きちんと存在はするらしい、寝台やらも見遣りつつ。)
其処は。どちらかと言わず、両立出来るように。鋭意努力してくれよ?
……ぁは。そうだな。前回は命令だったが…今日の所は素直に。期待してみるとしよう。
(虐められたい気分、なのだが。その癖何処かで、男にちょっかいを掛ける、厄介を振りまく事も。
忘れられないのか、素で行ってしまうのか。後々彼が女性達によって苦労するであろう、その切っ掛けと火種を残す。
今宵が終わるその時、帰途に就く彼が、女性客達の糾弾を受けるなら…その光景を。さぞ良い笑顔で見守る筈だ。)
あぁ、是非是非頑張って貰おうじゃないか。
……何も考えずに、がっつかれるのも有りだけど。それこそ、テクニックだったか?見せて貰わなきゃぁ。
(ころころと愉しげな笑い声も。背後から抱き締められれば、一旦は引っ込んだ。
その侭、一枚、また一枚、剥がれていく衣服。
釦を、掛け金を外される間。生地を引き抜かれていく合間。
部屋を見渡していれば、更に。先程受付で見遣ったような淫具達も目に入り。彼の手の下で、とくりと鼓動が跳ね上がる。
全てを剥がされたその時、ほぅと零れた少女の吐息は。…露骨な程に熱を孕み、期待に濡れた物だったか。)
■セイン=ディバン > 本来であれば、最初に出会った時の男の振る舞いは……。
まぁ、斬捨てられてもおかしくないような失礼なことばかりで。
そうならず、それどころかこうして縁を持たせていただけているのは。
正直言って幸運という他なく。
そして縁が深まれば、男としても相手に情も湧くというものだ。
「……その節は。っていうか、その節も失礼したもんだ。
オレみたいな貧乏枯れ村の出身が、高嶺の華に失礼な物言いやら行動やらしたわけだからなぁ」
本当なら命無いよな、などと笑いつつ。男は困ったような顔になる。
相手の身分に関して知ったとはいえ、一度決めた相手への態度を変えるのも難しい。
この男、その辺りのコミュニケーション能力に関してはほぼほぼゼロと言っていいほどなのだ。
「こりゃあ手厳しいなぁ。手抜きなんてできないじゃないか。
……ふはっ。ホント。ナインちゃんは良い性格してるよ」
自身の全盛期、を知っている以上。色々な物が劣化してきているのも自覚してしまっているので。
だが、それでも奮い立たせられるようなことを言われれば、男としては本気で事を行うつもり。
貴族的とも子供の様とも言える。そんな相手の性格については、愉快愉快と笑う。
年下の女性のそういった行為については、受け入れるのが男の度量だ。
「もち。期待には応えるし、オレも楽しむ。
アハハ。テクニックは見せるけど。
その代償に、ナインちゃんが何も考えられなくなっちゃうかもよ?」
それこそ、色に狂った少女の如く。懇願を繰り返すようになるかも。
などと冗談を言いつつ、相手の服を奪っていく男。
相手が視線を彷徨わせているのには気付かぬまま。
脱衣を済ませてしまえば、そのまま相手の手を引き、壁際へと。
そのまま、手枷と足かせを使い、相手の体を壁へと拘束していく。
「これで拘束し終えたら、早速プレイに入るけどさ。
先に言っておくけど、痛かったりイヤだったりしたら……そうだな。
『この痴れ者が』ってのを合言葉にしようか。
それをナインちゃんが口にしたら、プレイ中断ってことで」
かちゃかちゃと鎖などで相手を拘束していきながら囁く男。
これは何も、相手を侮っていたりするわけではない。
拘束や、道具を使ってのプレイというのはやはり危険がある。
だからこそ、キーワードを決めておかないと取り返しがつかないことになりかねないのだ。
■ナイン > …とはいえ。後から、素性を知った時にも。
青ざめた顔なり、してはくれなかったよな?存外あっさり受け容れたじゃないか。
まぁ偉そうにしていたから、偉いと思われた、だけかもしれないが。
それでも――貴方が、変わらなかったのは。正直言うと有難かった。
(この店のシステムを活用する、ある種開き直った者達のようにではなく。
これも亦、踏み越えるべき部分と、そうでない部分とを。彼はきっちり守っていた。
最初の段階で、知らぬが故ではあれ、一足先に踏み込んでしまった所から、彼は下がらなかった…逃げずに居てくれた。
そういう形で、途切れる事なく残った縁は。確かに、少女にとっても。…ありがたい、などと。らしくもない台詞で言えてしまう物。
最後の感謝を述べた部分は。小さく小さく。それこそ、脱がされていく衣擦れの音にすら。掻き消されかねない声になってしまったが。)
この位でなきゃぁ、やっていられないからな?
…実際。貴方が終始本気…とでもなったら。どうなるか…それこそ貴方の言う通り。色々飛んでしまいそうで…
っふふ、ぁは…!大歓迎さ、嫌な事、面倒な事、みんな頭の中から、追い出してしまえ。」
(同じく笑って頷いた。子供っぽく…という部分も。無自覚乍ら、残しているのかもしれないが。
忘れてはいけないのは、会話の内容それ自体は。こんな陰惨さを模したルームで、特種なプレイに興じる、という事だ。
ちろりと肩越しに目を向けたなら。浮かべた色は、明確に艶帯びて。其処に関しては、仔娘の侭ではないのだ…と。
やがて。実に手際良く、としか言えない形で全ての服が脱がされて。
手首が、足首が。壁へと縛められてしまう。四肢は開かれ、逃すも隠すも出来ない、完全な無防備を晒させられる。
二、三度腕に力を籠め、手枷の頑丈さを確認してしまうのは。人間誰しも抱くであろう、拘束や監禁に対する、反射的な確認めいて。
当然の如く。本物の牢屋よりも遙かにしっかりと。縛めた上でのお楽しみの場所である、この牢は。其処に設えられた器具達は。びくともしない。
…こうして。身動きを封じられた侭。浅ましく請い願い、淫らがましく媚び誘い。それとも…?と。
枷に縛り上げられて。淫具に散々弄ばれて。…そうすれば、己という少女は、何処迄彼に堕ちるのだろう。
矢張り、そんな想像が愉しかった。軽く逸らす肢体は、熱に汗ばみ、仄かに火照り。縛られて尚快さ気な、軽口めいた会話は。
未だ、本番前だという自覚が有るからか。)
……痴れ者が、ね。…ん…うっかり、素で口走らないか。心配な台詞だな、ぁ…
とまあれ、それで行こうか。…さあ。愉しませて――……いや、愉しもうか、セイン。
此処から先は一夜の夢、世俗の事は放り出して、せいぜい共に溺れるさ。
(そんな軽口も。全て縛め終えられれば、此処迄か。
微かに、吐息に震えが混じる。不安も、無いと言えば嘘になるのだが。
それ以上の期待感、欲情、が。戦く程の、熱の予兆を。少女に刷り込んでくる為に……場に。雰囲気に、酔うという物か。)
ご案内:「富裕地区 地下クラブ (過激描写注意)」からセイン=ディバンさんが去りました。
■ナイン > -後日継続にて-
ご案内:「富裕地区 地下クラブ (過激描写注意)」からナインさんが去りました。