2018/06/18 のログ
■タマモ > 災厄は、誰もが予知出来ず降り掛かられるもの。
これもまた、その災厄の一つと言えよう。
今日もまた人間と魔族との戦いの続く中、異変は起こる。
攻めるは魔族、守るは人間。
しかし、不意に砦内部に大きなざわめきが起こり始め…そう経たぬ内に沈黙が訪れた。
何事か、砦への到達を阻む人間達が意識を砦へと向ける。
もっとも、まだ攻め入ろうとする魔族との戦闘中だ、そう向け続けてもいられないが。
しかし、次の瞬間、閉じられていた扉に幾つもの線が走る。
ゆっくりと、それは線からずれていき…地面へと崩れ去った。
そこから現れたのは、狐の耳と複数の尾を持つ一人の異国風な少女。
何事も無く、ゆっくりとした足取りで進み出でるが…その背後を見遣る事が出来た者達が息を呑む。
一面真っ赤な地面、転がる何か。
その何かが、何であるのかは…想像し難くはないかもしれない。
「最近は賑やかと聞いたのに、やはり、大したものでもない…
もっと、妾の暇潰しを愉しませる相手は居らんのか?」
敵か?そう認識し掛ける人間。
味方か?同じように認識し掛ける魔族。
「さて、人間共は怯え逃げ惑っておったが…お主等はどうじゃ?」
少女はゆっくりと手を振り上げ…下ろす。
同時に起こるのは、辺り一帯へと響き渡る重音と、振動。
それが収まった後には、戦い合っていた人間と魔族の姿は無く、代わりに赤く染まった浅いクレーターだけとなっていた。
「のぅ…魔族共よ?」
後方に広がっている、残りの魔族達へと視線を向け…少女は問う。
ご案内:「タナール砦(過激描写注意)」にヴェルムさんが現れました。
■タマモ > 「タナール砦の大きな変動は、魔王が現れ起こる…か?
ふふ…魔族の上に立つ魔王、それが起こるに期待し、この場に居る者も居よう。
………残念じゃったな?今日と言う日は、人間共にも魔族共にも、災厄が運ばれる日じゃ」
くすくすと、少女は愉しげに笑う。
『何故ならば…今日は、妾等が呼び出された日じゃからのぅ?』
同じ声、しかし、残る魔族の左方辺りから聞こえる声。
その声の方へと視線が向けられれば、まったく同じ姿をした少女が居た。
『そう、隠術が九重羽織、かつて数万の兵を殺めし妾等が術よ。
喜ぶが良い、こんな待遇は滅多に無いものじゃからな?』
更に右方、同じ声、同じ姿をした少女。
まるで魔族の軍を囲むように、三人の少女はその場で足を止める。
■ヴェルム > 「…今回は悪戯が過ぎるな、タマモ…」
気配は微塵も感じなかっただろう。
ちょっとでも意識を感じさせてしまえば、振り向きざまに屠られる可能性があったからだ。
近づいたからといってそれが変わるわけではないだろうが。
剣を携えてタマモに近づくヴェルムからは、濃密な魔力とともに殺気が溢れている。
少々意味合いは異なるが、同郷出身ということで仲良くもしていた二人ではあるが、今目の前で人も魔もすり潰した彼女は、まさに別人にしか見えない。
タナール砦は、ここ最近の魔族軍の攻撃が苛烈していることから、いくつかの師団や部隊が合同で防備を構築していた。
当然、それぞれの部隊にて一騎当千と呼ばれる戦士や魔術師が数多く参加しており、その戦力は魔族軍すら易々と抜けはしないもの…だったはずだ。
今は人だったものが転がる地獄のような様相で、砦防衛の増援としてたった今到着した十三師団ではあるが、あまりにも分が悪すぎるということで、ヴェルムたった一人がこうして前に出てきたのだった。
一人で赴いたのは正解だったのか、恐ろしいほどの力を感じるタマモが三人になって魔族軍を取り囲んでいる。
砦の内情、そして先ほどの攻撃を考えれば、この場を生き残るのは少々骨が折れそうだ。
■タマモ > 『そう言うお主はどうじゃ、ヴェルム…じゃったか?
これを見て、一人でやって来るとは自信過剰も甚だしい。
砦の向こうに居るのは、お主の軍じゃろう?』
そう、それは男も同じだ。
砦から現れた少女の背後に現れた男、その背後に、更に四人目の少女が立っていた。
その表情は他と同じくして、愉しげな笑みだ。
「………大人しくしておるが良い、後で料理をしてやろう。
精々、目の前の現実をじかに瞳に映し、恐れを感じよ」
ゆっくりと、背後を取られていた少女が、男に振り返る。
その言葉を合図に、魔族を挟む二人が緩やかな動きで数歩下がり…
その姿が視界から消える。
まるで、男に見世物でも見せるかのような風。
そこから始まるのは、一方的な惨劇だ。
秒単位で数人ずつ、魔族達が切り伏せられ地面に倒れてゆく。
何とか反応をして反撃をしようとする者から、的確に、確実な死を運んでいた。
数分とせずに、それは終わりを迎えるだろう。
■ヴェルム > 「敵前逃亡は重罪…だけど部下達を無駄死にさせるわけにはいかない…建前上は。
自信過剰じゃあなくて、普通に自信があるってことじゃないかな」
まるで他人事みたいに言うヴェルムは、背後にもう一人のタマモがいようともその表情が崩れることはなかった。
無謀ではない自信があると、生き残る自信が、あるいは勝つ自信か。
彼女はヴェルムの相手は後にして、まずは魔族軍と踊り始める。
と言っても、すでに戦々恐々とした魔族軍に、まともに戦術をまとめ上げる者どころか、競り合う者すら現れないまま、最期の一人が屠られて終わった。
戦闘というよりは、処分といった言葉のほうが正しい、一方的なもの。
普通の、それどころか強者であったとしてもこの光景を見てしまえば絶望に染まった顔を見せたりするのだろう。
「自尊心は満たされたかい?」
だが、ヴェルムは違った。
仲間が人の形をせず転がっている様を見ても、魔族たちが手も足も出ず切り捨てられていく様を見ても、その表情は変わらない。
まるでなんの味も感じていないかのような表情は、心すら読み取れないもの。
事が終われば視線だけは目の前のタマモに向けられて、そんな一言を。
弱い奴は自分より弱い奴をいたぶって、自尊心を満たすという。
今のタマモはまさにそれなのだと、哀れむような視線を向けてきた。
■タマモ > 「そうか…それは残念じゃのぅ?
守るべき部下達が居るのならば、素直に側に居てお守りでもすれば良かったのじゃ」
今の己は、本来の少女と違い魔力の知識も技術も手に入れている。
率直に見た感想に言えば…奇策でも無い限り、己に勝つのは不可能だろう。
それほどに、差があり過ぎると判断していた。
まぁ、それでも…あれよりも、愉しませてくれそうだ。
視線は自然と、今は亡き魔族達へと向けられる。
男の言葉を返しながら、その笑みを…深く刻む。
「だから…守るべきものを失う」
男には、きっとそれは気付けないだろう。
この術の名、九重羽織と言うものを。
九重…己の尾と同じ、九つの身を生み出す術。
ここには、その身が何人居るだろうか?
そして、その残りはどこにいるのだろうか?
人間の耳では聞こえないだろう叫び声が、砦の向こうから聞こえてくるだろう。
「自尊心か…」
その言葉に、ふっ、と鼻で笑う。
「妾が人間共に持つのは、永遠と消える事の無い怨恨の念。
ふふ…遊戯に悦楽を感じるのは、そのついでじゃ。
分かるか?…分かる訳が無かろう、人間如きにな」
その表情から笑みは崩れる事はない。
だが、男に向ける瞳から感じるのは、間違いなく底の見えぬ深き闇だろう。
■ヴェルム > 彼女から見れば自分など、矮小な人間程度の存在だろう。
それを魔導機械によって、どこまで追いつけるか。
いや、必ず生き残らなければなるまい。
まだすべきことがあるのだから。
と、魔族の亡骸に視線を向けて語る彼女の言葉に、砦のほうを見やる。
砦の向こうは見えないが、何が起こっているかはなんとなくわかったかもしれない。
あくまで合同部隊ということで、主戦力を連れてこなかったのは幸いだったか。
それとも連れて来ていたほうが対抗できたかもしれないか。
「…一人になったか」
どうやら、この場にいる人間は自分だけなようだ。
あとはタマモが複数人、そして動かない死体だけ。
「そうだね、僕は君の理解者にはなれそうにない。
僕は…別のやり方を考えてるから」
怨念やら快楽やらは、人も持つ感情だし、ヴェルムもまた似たような憎悪を抱いていたりする。
それを表に出すことがないだけだがそこには同情する。
ただ、恨みのために全てを消し屠る手段には賛同しかねる。
■タマモ > 「…終わったか」
その呟きは、男の予想を確信に近付けるものだろう。
残る人間は一人、それを意味するかのように、一人、また一人と同じ少女の姿が現れ始める。
今のところ、その数は正面に居る少女を含めて七人だ。
「………残りは?」
男の言葉を流すように、集まって来た者達へと元居た少女は声を掛ける。
『さてな、役目は終えたと、残りの刻を楽しむ為にどこぞへ消えたようじゃ。
さて…せっかくの機会、妾も行かせて貰おう』
後に現れる少女がそれに答え、言葉を終えると共に姿を消した。
そう、この術によって現れる己自身は、各々意思を持ち、各々自身が術により現身していると理解している。
だからなのだろう、役目を終えれば、術の効果が切れて消えるまで、好き勝手に動き出す。
これが、唯一の欠点だ。
「ふむ…そもそも、理解なんぞ求めておらんしな。
ともあれ、妾も行かせて貰おう。
後は、その連中に相手をして貰うが良いじゃろう」
『ふふ…素直に、お主では相手が出来んと言えば良いものを…
内に居るあの子が、邪魔をするのじゃろう?
まぁ、良い…軽く暇潰しでもするとしよう』
とん、と一歩下がる少女。
地を蹴り、その場を後にしようとする直前に、残るだろう内の一人に声を掛けられる。
それに言葉を返す事なく、元居た少女は姿を消してしまった。
■ヴェルム > やはり、この場にいる人間は自分一人になったらしい。
絶体絶命、という状況ではあるが、不思議と高揚感もある。
こういった事態になるのも久しいからか、あまりネガティブにならない。
さて、ヴェルムの前に現れたタマモは、七人。
しかも彼女らの口ぶりから察するに、もっと人数がいるらしい…おおよそ十人前後だろうか。
しかもそれぞれが、ずいぶん我が強いようで、ちっともまとまっていない。
正直、今のやり取りのほうが見世物として上々だ。
ともあれ、そこからさらに一人消え、残りは六人。
「内に居るあの子…ということは、今消えたのが本体。
君たちは分身ってことか。
一つ聞きたい、君たちはタマモのなんなんだ?
別人格…とはまた違うような気がするが」
目の前にいたタマモは、どうやらこの分身術を行ったオリジナル。
彼女をどうこうすれば、分身は全て消えるかもしれないという目論みは崩れ去ってしまった。
本人が消えて分身が五人…人数的に不利な状況は変わらず、ここからさらに人数が減るとも考えにくい。
彼女らも自分と血生臭い遊びをするつもりのようであるならば、まず初手で一人くらいは仕留めなければなるまい。
■タマモ > 男の想像通りだ、大元の少女を含めれば合計は十人。
通り名のようなもので、壱から玖までが存在する。
ただ、男の考えと少々違うのは…全員が全員、その力はまったくの互角と云う事である。
たかが分身と侮れば、簡単にその手で殺められる事だろう。
それが、役目を終えれば各々で自分勝手に動く理由でもあった。
利害一致で動く理由が無くなれば、付き合う必要も無くなる。
『ふふ…答えに到り易い、優しい物言いだったじゃろう?
確かに、妾等は現身させられし者達ではあるのぅ。
それに関しては…勝手に答えては後々面倒でな、止めておこう』
つい先程に、言葉を向けていた少女。
ゆらりと男の前へと進み出ながら、そう声を掛ける。
『………何を一人で事を終えようとしておる?
いい加減に、無駄な言葉遊びも止めて貰おう』
そして、魔族の相手をしていた二人が、同じく近付いてくる。
つまらなさそうな表情を浮かべる片方に対し、もう片方は表情を変えず無言で。
各々違いが見え隠れするが、共通する事が一つだけある。
集まるどの者からも、一切の隙が見当たらない事だ。
ちなみに、やる気に見えるのは、その三人だけ。
他の残っている三人は、高みの見物らしく、近付いて来ない。
■ヴェルム > たかが分身と侮ってはいない、感じられる魔力…というよりは妖力とも言うべきか。
それぞれが本体と同じ力を持つということくらい、感じ取れる。
まるっきりコピーかどうかと言えば、考え方に差異があるかもしれないが、概ね同じだろう。
それの相手をするのだから、力の出し惜しみなどしてはいられない。
魔導機械の出力はさらに高まり、魔王程と呼べるまでになるだろう。
「そうだね、それじゃあそろそろ始めようか…
調子良くなってからあんまり手加減できないけど…ね」
タマモはヴェルムの心臓にある魔導機械について認識はしていない。
多少魔力の高い人間くらいに思っているだろうか。
彼女にそういった甘さがあるのならば、初手の奇襲でどこまで戦局をひっくり返せるか。
やる気を隠しもしない手前側の三人にゆっくりと顔を向けながら、魔導機械から生み出された魔力を地に流し込む。
すると、唐突に三人のタマモの足元に魔法陣が出現、そこからさらに巨大な悪魔の手の平が飛び出してくれば、タマモたちの身体を鷲掴みし、魔法陣の中へと引きずり込んでいくだろう。
これは一種の召喚魔法、手の平は召喚された悪魔の一部。
極めて高度な魔法を詠唱無しに、しかも三体同時に出現させての奇襲。
反応する隙すら与えぬ一瞬での出来事であり、手の平に握り潰されるか、魔法陣の中の無限牢の世界に引きずり込まれるか。
あるいは引きずり込まれる途中で魔法陣を消失させ、半身をちぎり取られてしまうかだ。
無傷でやり過ごすには、素早い反応が必要になる魔術。
■タマモ > 普段の少女であれば、何かが起こっている程度にしか感じ取れないだろう。
しかし、今の少女にはそれは通用しない。
魔法の感知能力もあれば、その大きさの判断も出来る。
魔王との対峙、その経験もある少女ならば、より明確に感じるもので。
『調子に乗るな、人間。
借り物の力を自慢げに振り回す程度で、どうにかなるとでも思うたか?』
『そう言うでない、力を得たばかりの者はな、そうしたくなるものじゃ。
存分に振るわせてやろうでないか…のぅ?』
変わらず、言葉を交わす二人と、無言の一人。
地より現れた手の平、少女達を掴もうとする手は寸前まで伸び切って来るが…
その手の平は、次の瞬間には空を掴んでいた。
いや、それだけではない、その内の手の平の指、それが一本切り取られていた。
『これはこれは…不味そうな肉じゃな。
喰らうに値するかどうか、考えさせられてしまう』
魔法陣の側、そこに立つ一人が、その手に切り取った指を手にしている。
『………同意じゃ』
沈黙を続けていた一人が、ぽつりと呟く。
その隣に、三人目が立っている。
どうやら、男よりも、男が召喚した悪魔を気にしている様子か。
離れている三人も、その様子は変わらない。
逃げの一手を打つならば、狙えそうな隙だ。
ちなみに…逃げに走るならば、意識が逸れた三人は見逃してしまうだろう。
残った三人は、手出しをしなければ、追いもしない。
各々が意識を持ち、各々の考え方を持った結果と言えよう。
■ヴェルム > 一応、瞬間的な攻撃をしたつもりだった。
腕を振るうとか、詠唱をするといった動きすらない召喚魔法だったはず。
そんな攻撃すら彼女らにとっては、ささやかな抵抗にもならなかった。
一人仕留めるどころか、傷一つ付けられないとは。
その強さは、自分の知る何人かの魔王よりも遥かに上をいくものだったかもしれない。
少なくともそれで勝ち目がないと思い知らされた。
「…ち」
絶対に勝てない、そう理解できたのであれば、打てる手段はもう一つしかない。
彼女らは自分が召喚した悪魔、その切り取られた指に意識が向けられている…こちらのことなど意にも返していないということだろう。
残りの三人は相変わらず手出しをしない風ともなれば、自身の足元にまた別の魔法陣を出現させ、テレポートでその場を逃げ出した。
彼女らに僅かでも隙が無ければ、テレポートの魔法すら妨害されていただろうか。
実のところ初めて試したテレポート魔法だったが、幸いにも砦にもっとも近い村へ出現することができ、かろうじて生き残ることができたようだ。
これから王都へ戻り、今回の事態を報告しなければなるまい。
ただ、襲撃者の正体は不明とし、タマモの名前は出さなかったようだ。
それにタマモにも、正気に戻った後に話をしなければならないだろう。
ともかくヴェルムは、タナール砦における人間魔族双方に起こった虐殺の、唯一の生存者となった。
ご案内:「タナール砦(過激描写注意)」からタマモさんが去りました。
ご案内:「タナール砦(過激描写注意)」からヴェルムさんが去りました。
ご案内:「平民地区大通り(過激描写注意)」にキュリオさんが現れました。
■キュリオ > 【待ち合わせ中です】
ご案内:「平民地区大通り(過激描写注意)」にミュゼさんが現れました。
■キュリオ > 踏めば踏む程、甘い声が響き渡る。
汗と小水の濃い匂いが車内へと満ち、不快なれども興奮を煽る。
余裕の無い相手の反応は此方の嗜虐心も刺激して、足での悪戯は、止まらない。
「うん?何処だ?何処を踏むなと言うのだ?いや、判らぬなぁ。」
明らかに判った上で、執拗に力を込めて股座を圧す。
ぶちゅ、びちゅ、と粘りついた水音すら響き渡らせ、遂には謝罪の言葉まで紡ぐ相手を見ると漸くその足を離し。
「ははっ!貴族の娘がなんとはしたない!
その歳で漏らすとは、これは躾が必要そうだな?
―――おっと。少しばかり水気を出し過ぎたか。
倒れられても面倒だ…仕方がない、今、水分をくれてやるからなぁ。」
おい、とメイドへと声をかけると、それだけで察したのか諸々の準備をし始める。
その間に、ソファから離れると屈み、尿に色づき濡れた下着を引き下ろし。
握り込めば、ぐじゅ、と音を立て生暖かな液が滴り落ちた。その量と、鼻をつんと刺激するそのアンモニア臭に、けひっ、と笑い。
もう一度、ぐちゅりと足裏で覆うものの無くなった膣口を踏みしめると、ぐじゅぐじゅと足裏でマッサージでもする様に。
手慰みと言わんばかりの態度で嬲り続ける。
そうしていれば、車内の片隅で作業をしていたメイドが準備を終え。
差し出されたのは、極太のシリンジ――浣腸器だ。
生ぬるい水がたっぷりと溜められたそれを受け取ると、代わりに手すきとなったメイドが相手の足首を掴み。
所謂まんぐり返しの体勢で、相手にも、此方にも股を曝け出す様な姿勢を取らせた。
「どぉれ。たっぷりと水分を採らせてやるぞ…感謝して受け取るが良い♥」
醜悪に歪んだ面で笑みを浮かべ、きゅぷ、とピストン部を押し出し。
その中身に詰まった水分を何処へと注ごうとしているのかは今の相手に判断がつくかどうかは不明だが。
■ミュゼ > 連続する按摩の刺激に、少女はただ泣き悶える。
濃密な性臭に混ざる、汗と小水の臭い。それは、情事の痕跡を色濃く残す、強烈な物。
陰核を何度も連続して踏みつぶされると、少女は股座を吊り上げられたかのように上にはしたなく突き上げて。
「へひっ、ぎ、ぃぅっ、んぅううっ――♡股っ、くりとりす、ふまにゃ――いぎぃっ♡」
ぐちゅん、と湿った音が響き、股座の布は蜜と小水で濡れて透けて。陰核もぷっくり屹立させて、布地を僅かに押し上げた。
謝罪を口にすれば漸く少女への責め苦は中断され、息も絶え絶えになってしまった少女は必死になって呼吸を繰り返す。
その間も媚毒は少女の中に入り込んでは、体の隅までも火照らせる。下腹部も、少しずつ焦熱が広がって、理性を酩酊させた。
「は、ひぁっ、ぁ、ぁあっ――は、ぅ……にゃに、し、て――?」
目の前、メイドが馬車の奥から何かを取り出す。その間に少女の下着は剥かれ、僅かに陰毛が彩る秘所が露になる。
そして今度は直接、男の硬い足が股座を踏み抜き、ぐりゅ、ぐりゅ、とにじる様に押しつぶす。
その度に少女の腰は跳ねて、股座は透明な蜜を湛え、男の足をしとどに濡らす。そのままたっぷり数分、足蹴にされ続けると――。
「ひぁっ、ぅ――わ、わわっ!?」
メイドが足首をしっかりとつかみ、両の足首が頭の横に来るように持ち上げ、そのまま固定してしまう。
メイドの手は女性ながらも、しかし少女が動けないようにしっかりと、少女を革張りの床に固定していた。
そして目の前、蕩けた秘所とその奥の桜色の窄まりが僅かに見える中、ゆっくりと押し当てられるのは巨大な浣腸器。
極太のそれは、恐らく少女の腕ほど、否、それ以上の太さを持ち、酒瓶一本は優に飲み込める凶悪な責め具だ。
実際、浣腸器などと言う普通では見かけないものに少女は首を傾げるが、やがて窄まりに先が近づくと、その意図を察してしまう。
「ひ、ぁっ、やっ、なにっ!?お、お尻なんて、やめ、や、やだっ、嫌だ!ね、離して、離してってばっ――!?」
メイドに嘆願するが、しかしその願いはかなえられない。彼女の表情は無表情か、それとも少女を縛る悦に揺れるか。
ともあれ、少女の抵抗は虚しく、浣腸器の中身は確かに少女の中へと注ぎ込まれてしまうことだろう。
■キュリオ >
「何だ、腰をそんなにかくつかせおって。
一丁前におねだりか?おまんこを足蹴にされて感じ入るとは全く、嘆かわしい♥」
貶す言葉は、にやにやと笑いながら。
下着を外し露わとなる粘膜へと直接押し付ける足が立てる音は先ほどの比ではなく。
粘着質で、ぶちゅぶちゅと音を立て白く粘りついた泡を発生させていた。
むわぁ、と汗とはまた違う、酷く濃い雌の香りを更に空気へとブレンドさせると、固定の終わった相手の尻へと太い浣腸器を近づけて。
「大人しくしろ。先端が割れたらどうするつもりだ。んん?
なぁに、たっぷりと水を飲ませてやるだけだ。
粘膜から吸収する分、効くぞぉ、これは。」
――くふ、と極々僅かに、メイドの口から笑み交じりの呼気が零れる。
主が主なら、その従者も似たものなのだろう。
嗜虐の悦びを口元にだけ湛えながら、固定する足の力は聊かも緩めず。
つぷりと窄まりにその先端を差し込むと、ピストン部へと手のひらを押し当て。
相手にも良く見える様に、その中身を押し込み、注ぎ込む。
ぎゅぷんっ、ぎゅぷんっ、と圧をかけられた中身はどんどん腸の中へと運ばれて。
腹が膨れる程の量を注ぎ終えると、栓代わりの太いアナルプラグを押し込み処置を終えた。
「―――そら、舐めろ。
べとべとで気持ち悪くて仕方がない。」
それからメイドと位置を変わる様に、今度は此方が足首の固定役。
とは言え、床に縫い付けるのではなく、天井に向けて持ち上げる様な格好で、だが。
69を縦にした様な格好で相手の顔を跨ぎ、先ほどたっぷりの精をぶちまけた肉棒を顔へと押し付け。
竿や亀頭、その括れに精液をこびり付かせたままのそれを、ぬちぬちと擦り付けながら奉仕を命じる。
天井に向けてがに股の姿勢をとる相手の股座しか見えぬ状況で、その初々しい粘膜の様相を観察しながら、くひぃ♥と笑う。
■ミュゼ > 「そんなんじゃ、な――ぃいいいっ♡ひ、ぐっっ、ひゃめっ、やめっ、いき、できにゃ――へひぃいっ♡」
粘着質な水音を立てながら、少女はまた絶頂を迎える。合計で十回以上は達して、その度に腰を揺らして、目尻から涙をこぼす。
男の足元に這いずるなどと言う、今迄に考えた事もない屈辱は、しかし与えられる快楽のせいでマゾヒスティックな悦楽に変えられてしまう。
自然と足が開いて蟹股になってしまい、左右に惹かれて割れ目が開く。奥の桜色を見せつけながら、少女はより苦しい、圧迫感の強い体勢に無理やり変えられて。
「ひっ、ぃ、ぁ、ぁあっ、やめっ、やだ、あ、あ、ああぁあっ――!?」
つぷ、と差し込まれる冷たい先端。注ぎ込まれるのがただの水でない事など、今や子供でさえも理解できる。
酒か、或いは薬の類か。ともあれ、ピストンが押し込まれると、その度に温い液体が少女の中に広がって、徐々に奥へと流れ込んで。
腹部を押しつぶす体勢では圧迫感も強いのだが、真上を向いている尻穴からは、重力に導かれて液体がより奥へ。結腸だけでなく大腸すらも満たす。
吐き出そうとする力以上の腕力で押し込まれるピストン。やがて少女の腹部はぽっこり膨れるほどに満たされると、大腸より奥、小腸にすら薬液は届いて。
眩暈すらしそうな圧迫感と嫌悪感の最中、今まで一度も使われたことのない純潔の肉穴に、黒々としたプラグが押し当てられる。ぐ、と男の腕が上から――。
「ひ、ぎぅうううっ!?――ぁ、ひぁ、ぁ、ぁあっ、お、ひりっ、しゃけ、る――うぁ、ぁ、ぁあぁっ……」
ぐりゅ、と強引に肉穴をこじ開けて、入り込む太いプラグ。穴が裂けずに飲み込めたのは、奇跡に等しい。
プラグの根元、最大径より細くなっている部分は深い返しが入っており、少女の尻穴をしっかり噛んで、容易には抜けない様にはまり込む。
それこそ、少女が限界以上に息んでも抜けるかどうか――男に引き抜いてもらわなければ、絶対に抜けないとすら思えるほどに、ぎちぎちと栓を咥えこんでいて。
「か、はっ、ぁ、うぁ――な、舐めるなんて、嫌に決まって――ひぃいっ!?ゆ、ゆすらない、でっ、おにゃか、くる、し、だ、めだって――んむぅうっ!?」
持ち上げられる足首。やがて少女は無様に足を拡げたまま天に向け、プラグのはまった尻穴と雌の匂いを放つ秘所を男の鼻先にこれでもかと見せつけて。
代わりに顔の目の前には、先走りを垂らしながら精液を纏った肉棒が突き付けられる。鼻腔につんと、雄の臭いが差すように入り込む。
男の命令に首を振り、拒絶しようと口を開いたその瞬間、言葉を発そうとした口に肉棒が入り込み、喉奥までを一気に貫いた。
下に擦り付けられる苦味と塩味と滾る様な熱。先走りと精液と、場合によっては恥垢すら混ざった醜悪な味と臭いが口いっぱいに広がるのを味わいながら、少女は目を白黒させていた。
ごえ、げぅ、と喉奥がえづいて、蠢いて。舌が強い吐き気に暴れる。その必死な反応すら、男にとっては悦楽に変わるだけで。このまま喉奥を攻め立てれば、吐かせる事すら自在となる事だろう。
■キュリオ > 水分補給と慮る振りをして、結局は相手の体のことなど何も考えてはいない行為。
無理矢理に捩じり込んだプラグの締まりを確認するように、軽く引っ張り、にゅぐ、と穴が伸びる様に返しがきいている事を確かめた。
結果は、自然と抜けるとはあり得ないという事。
「はぁぁ……雌臭い。
ひひっ♥ 若いからか、濃いのぅ♥」
ぐぐ、と股を180度広げる様に。
ぱっくりと開いた割れ目に向かって鼻先を寄せると、すんすんと鼻を鳴らしこれ見よがしに匂いを嗅ぐ。
舌を伸ばし、べちゃ、と割れ目を舐め上げると、汗と蜜と、小水の交じった曰く言い難い濃い味が。
喚く相手の口を塞ぐ様、腰を前後に蠢かしていれば、何処かで軸が合って上手い具合に口に嵌り。
「ほらっ、喉を開けっ!
人様のちんぽを銜えて吐こうものなら、承知せんぞっ!」
無体を言いながら、腰を揺らせば、ごりゅっ、ごりゅっ、と喉奥へと亀頭を遠慮なく嵌め込み。
暴れる舌を掻き分けて、雄のえぐみを体内に擦り込んだ。
顔を押し潰す様に腰を降ろす度、おっ♥と獣めいた声を発し。唾液滴る口を開くと、伸ばした舌が、べっちゃべっちゃ、と此方と同じくらいに匂い立つ膣口を舐めしゃぶった。
■ミュゼ > 逆さ釣りにされたまま、口を玩具の様に抉られる。喉奥まで肉棒が入り込めば、頭は自然と男の股座の下まで落ちて、陰嚢の裏に鼻先が辺り、そのまま座られるように押しつぶされて。
気道すらも塞がれる地獄のようなイラマチオを強いられる中、男の体臭に満ちた蒸し暑い空間に、何度も頭を押し込められて。
「むっぐっ、む、むぅううっ――むごっ、ん、むぐぅうっ!?」
開かされる足は、男の膂力で脱臼寸前まで引き延ばされ、尻肉が左右に開かれ、割れ目も無理やり開かされる。
甘酸っぱい濃密な雌の匂いを纏ったそこに、男の分厚い舌が乗り、ずるりと表面を舐めあげた。得も言われぬ快楽と、嫌悪の震えが背筋を駆ける。
その間も肉棒は奥を大きく攪拌し、雄の味をこれでもかと舌に擦り付ける。盾に激しく揺れるピストン。顔の上に座られるという屈辱も、酸欠の苦しさの前には些事も同然で。
必死になって呼吸をしようとすれば、男の臭いを目一杯に嗅がされて、媚薬と混ざった体臭が、少女の中に発情の引き金を形作る。
「おごっ、ぅ、おぶっ、むっ、んむぅううっ――むごぅ、ぉぉおおっ――♡」
陰核を舌で擦られると、余裕のない状態でも快楽は確かに生まれてしまい、少女の中でじりじりと爆ぜる。
しょっぱい、苦い、苦しい、気持ちいい――そんな感情が混ざる中、それらすべてを押し流すように、腹の中身が蠢き始める。
逆さ釣りの責めで、奥の奥まで浣腸液が入り込み、秘めていた汚物すらも溶かし、泥濘に変える。ぐ、ぐぐる、ぐるぅ、と低い音を漏らし始める腹は、しかし確かに塞がれていて。
男への奉仕を続ける中、少女の中では確かに、食あたりを彷彿とさせるような腹痛と便意が生まれて、腸をチクチクと虐めていた。
■キュリオ > あの武勇に優れた貴族の娘を、斯様な姿勢で甚振る感覚は、控えめに言っても素晴らしい興奮を与えてくれる。
あられもなく曝け出した膣口を見れば、確かな雌の興奮を覚えている事が丸わかりなのだから、余計に愉快だ。
じゅぼっ、じゅぼっ、と顔面に騎乗するように幾度も腰を降ろし、情事の名残により常よりも濃い雄の香りを塗り付ける行為も堪らない。
「ふははっ。この状態で甘い声を零すとは、素質があるぞ、貴様っ!
クリもビンビンに勃起させおって♥ おっ♥ おぉっ♥ そらっ、口からも飲み込め…!!」
ずりゅ、ぞりゅ、と喉や舌の根にたっぷりと擦りつける、雄の味。
注ぎ込んだ浣腸は、粘膜吸収できる量など超えている。苦しみ悶えながらも、性的刺激を加えれば甘い声を零す相手を更に責める様、ごりゅっと喉に嵌め込む様に腰を落とし。
食道へと直接流し込む様に、喉に嵌め込んだ位置での、射精を成す。
ごびゅっ、びゅぶっ、と粘膜を焼け付かせる様に熱い体液を思う存分吐き出すと、ずるりと腰を真上に持ち上げ。
丁度、亀頭が唇にぐっぽりと収まる位置で止めると「確りと吸え」と冷徹な命を。
栓をする様に唇は塞ぎ、吐き出したもの全てを飲み下し、残滓まで吸いきるまでは許さぬ所存。
■ミュゼ > 嗅覚が麻痺しそうなほどに強烈な臭いと、喉の奥までを満たしてなおも奥を目指す極太の肉竿。
頭に血が上る体勢でのグラインドは、少女の余裕を根こそぎ刈り取り、生存本能からの媚を強いる。
早く射精してくれと言わんばかりに肉棒にむしゃぶりつきながら、陰核への責めにくぐもった喘ぎを零す。
何の素質があるというのか、という指摘すらも思いつかない程、少女は追い詰められており、やがて肉棒が膨れると。
「んふっ、んぐっ、ん、んむぅうぅううっ――♡」
射精の寸前、完全に顔の上に乗られてしまうと、顔の全てが男の尻に押しつぶされてしまい、鼻も口も塞がれて。
一切呼吸できない状態で吐き出される精液。苦しさが増すにつれて、臨死の気配に体が反応し、繁殖の気配を滲ませる。
びゅぐ、びゅぐ、と吐き出される大量の精液。その大半は咀嚼をしなくても喉奥を遡上し、逆向きの胃の腑にぶつけられる。
本当ならばすぐにでも吐き出したいはずの液体が、ずっしりと胃の中に確かな重さを感じるほどに吐き出されると、さらに体を持ち上げられて。
鼻先が男の股座を擦る様にして、涙と唾液と汗に塗れた顔が引きずり出される。そして、上向きの肉棒の、亀頭を咥えこむ位置で体が止まった。
そして下される命令。口を満たす精液のせいで、未だに呼吸はままならない。故に少女は、どろどろとした、喉に絡む粘液を必死になって嚥下する。
ご、ごぎゅ、ごぎゅ、と喉が蠢いて、さらには肉棒を必死に吸い上げて奥の残滓すら口に収めると、勢い余って期間に入ったのか、ごふ、と一つむせ返って。
瞬間、ごぼりと精液をわずかに零してしまいながら、少女は何とか、吐き出された物の殆どを飲み切る。零れた匙一杯ほどの精液は、見逃してもらえるのだろうか。
■キュリオ > 相手の顔すら見ずに、その口へと精を撒き散らす所業は、まるで玩具か何かを扱っているかの様。
「よしよし♥」と犬か何かの躾をする様に、その所作を褒める。
元より、呼吸のためには飲み込むしか道が無いのだろうけれど。
きゅぽ、と亀頭のえらを引っ掻けながら唇から肉棒を引き抜くと、漸く相手の顔が見える姿勢に。
口から溢れた分は減点だが、そのだらしなさもまた興奮を煽ってくれるから気分は上々だ。
「まぁ仕置きは、これで勘弁してくれよう♥」
中指を親指にて抑え、力を込めて撓らせると、指を除ける。
びちんっ、とデコピンの要領で目立つ勃起クリを爪先で弾き。
零した分の仕置きを済ませると、漸くに相手の足を解放した。
「そら、余韻に浸っている暇はないぞ。
この際だ、徹底的に躾けてやる―――ひっひ♥」
伸ばした手は、相手の衣服を掴み。
メイドもその手を伸ばし、手ずから相手の装備を剥ぎ、その身を包む衣服を裂く。
蒸れた雌の匂いが強まるのを感じ、何時になく股間に熱が堪る感触に、ぐふぅ♥と魔物染みた呼気を零し。
「そら、腹の物から解放されたくば、自分から跨れい。
おい、手伝ってやれ。」
全てを剥ぎ終えると、床に着座し胡坐をかく。
出っ張った腹にぶつかる様に反り返る肉棒を、メイドが指で支えその切っ先を斜めに向け。
自ら挿入し腰を落とせと傲慢にも命じた。
■ミュゼ > 「んぐっ、んぅ、んぶぅ……ん、ぶふぁっ、は、げふっ、ぇ、げっ、う、げふっ……」
口から抜き取られる肉棒。鰓が唇を淫らに引っ掻け、ちゅぼ、と湿ったリップノイズが響く。
逆さ吊りのまま、せき込み、自由になった呼吸で酸素を必死に貪る中、男の太い指が陰核に伸びていく。
中指が曲げられて、親指と言う支えを受け、込められた力が陰核を横合いから叩くように解放される。
びちん、と強烈なデコピンが陰核を打ち据え、強い痛みと快楽に体が跳ねて、腰が反れて。
「んぎぃいっ♡は、ひぁ、ぁ、ぁあぁ――ふ、ぐぅぅっ……く、ひ――いぃいいっ!?」
離された足は重力に従って勢いよく落ちると、ぼす、と柔らかな革の床を叩く。
普段ならばそれだけで済むのだが、今の少女は多量に浣腸を施され、徐々に肥大化する便意と戦う身。
足を振り下ろした衝撃が、踵から腹へと伝わって、中が揺れると、ぐぐぅぅぅう、と腹が鳴り、焦燥感があふれ出る。
少女の肌は尋常じゃない程の汗に塗れており、膨れた腹から漏れ出る低音の感覚も少しずつ短くなっている。
今や少女は何度も無意識に息んでおり、しかし完全に嵌まり込んだストッパーのせいで一滴すら漏らせなくて、無駄に肉穴を蠢かせていた。
男とメイドの手が少女の服を一枚ずつ裂いていく。無論、少女にとってあの服は一張羅――破き捨てられてしまえば、変えの服などは存在しない。
無残な布切れになってしまった服と、唯一その強度から打ち捨てられた皮鎧。その二つを見せつけられながら、少女は次なる命を告げられて。
「う、ぁっ……ふ、ぐぅっ――あ、うぁ、ぁあっ……わかり、ま、したぁっ――は、ひ、はひっ、へ、ひぅっ――」
ふら付く足で立ち上がり、よろよろと男の元へ。度重なる絶頂と渦巻く便意で足に力が入らない。
それでもどうにか男の前までやってくると、胡坐をかくその上に跨り、腰を下ろそうとして。
しかし、既に限界を迎えつつある少女の足は、馬車の揺れによろめくと同時にがくんと崩れ、そして。
「んひぁあぁあああっ――♡あ、ぎ、ぃぃいいっ、ひぐっ、うぁ、ぁ、ぁあっ、おにゃ、がっ、ぁああっ――!?」
一気に子宮口まで串刺しにされる快楽と、その衝撃で蘇る腹痛で、少女は法悦と苦悶の悲鳴を忙しなく零す。
最早思考はいかに早く腹の中身を吐き出すかしか考えていられず、対面座位でまぐわう中、プラグがひくひくと揺れている。
今の少女に排泄の自由をちらつかせるならば、それこそどんな言う事でも聞いてしまいそうなほどに、生理的欲求の苦悶は高まっていた。
■キュリオ > 息む度にプラグが押し出され、盛り上がる尻穴は自然と拡張が進んでいく。
便意と腹痛で相手にとってはそれどころではないだろうが、他人の苦痛など知った事ではない。
服を裂き、脱がせる合間に、サディスティックな笑みを浮かべてメイドの手が腹部を弄り、幾度か圧迫する様に揉み込んでいたのは、蛇足のお話。
多量の汗に包まれた相手の体は、窓から差し込む陽光を反射し、妖しく全身を光らせて。
腹を膨らませた不格好なその身は、此方を大層満足させるものだった。
斯様な扱いを受けても尚、自ら奉仕をせねばならぬ状況の相手を見ると心が躍り――その余韻を楽しむ前に、一息で腰が落ちて、肉棒が嵌まり込む。
様々な要因で緊張しきった相手の穴は、窮屈な締め付けを見せ、刺激としては極上。
しかし。
「―――一息で咥えこむとは情緒の無い奴めっ!」
悶えながら銜え込む様を楽しもうとしていたのに、これでは楽しみようもない。
理不尽な怒りと共に、振り上げた手を尻へと打ち下ろし。
濡れた尻は、ばちぃんっ、と高らかな良い音を奏でた。
ぬるつく肌同士をすり合わせる様に密着すると、出っ張る腹同士を押し付けて、ぎゅ、と尻を掴み抱き寄せ。
「…ふぅ。
ほれ、このままおまんこでご奉仕だ。
腰をくねらせて、子宮で亀頭をじっくり擦れ――あぁ、ちょいと腋も見せてみろ。」
メイドが介助するように、相手の手を取り、そのまま頭の後ろで組む様促す。
若い汗のたっぷり浮かんだ腋を間近で見やり、すん、と鼻を鳴らすと、ひひっ♥と笑い。
ねちゃ、むちゅ、と薄い皮膚に吸い付き、じゅるじると粘着質な音を立ててしゃぶり。
指示した腰振りは、つまりは腹を自ら幾度も押し付ける行為に他ならず。
上下の運動は許さぬとばかりに尻を上から押さえつけ、子宮への刺激と、陰毛によるクリへの刺激も混ざりあう。