2018/05/22 のログ
縷々 > 恐らく、地下に潜れば潜る程。
敵性と言っても良い生物は、数を増していくのだろう。
単純に夜行性然り、人外故に表の世界から遠離る物然り。
何れにせよ邪魔をされるのは面倒臭い。刃を交えるでも言葉を交わせるでもない、人から外れていけばいく程に。

「こういう時アレかー…この前みたいな、ずびゃーっと、ワープ出来たり、するヤツ。
有ったら近道出来んのかなァ…」


思い出して、しみじみ。
そういえば、手つかずな遺跡の底やらに、こういった古代の便利グッズが眠っている、という可能性も有るらしいが。
残念ながら、此処はかなり調査や採集の手が入っている。
そうそう、値打ち物のオタカラが残っているとは思えない…
道理で。不人気な依頼だった訳だ。

縷々 > より奥へ。更に深くへ。陽光から、人界から、ますます遠離り。
遺跡の先へと潜っていく。
無事に目的の品を見付ける事さえ出来れば、この退屈も終わるのだと。
そればかりを自分自身に言い聞かせながら。
…散らばる獣の屍は、多分きっと、八つ当たり。

ご案内:「◆遺跡内(過激描写注意)」から縷々さんが去りました。