2017/09/05 のログ
天姫 >  
既に肩や胸に小さな傷を負い、血が滲んでいる
もっともこの程度の傷は鬼の再生力をもってすればすぐに塞がるのだが

「さて、打ち止めか。
 ならば小休止といこう」

やれやれ、と近くにあった木を切り倒し、即興の椅子を作る
……切株に座るだけだけども

この音でまた魔物がやってくるかもしれないが、それはそれで良しである
どっかりと腰をおろし、再び空を眺める

月が黒雲に隠れてはまた顔を出す
この場で見ると普通の月が、なんとも不気味に見えるというものだった

天姫 >  
「…さて、夜も更けたな」

ぐるんと片腕をまわしながら立ち上がる
辺りには魔物の死骸が山積みとなり、得も言えぬ様相をみせていた

「あの砦を超えれば噂の魔族とやらのてりとりぃか。
 どれ、ちょいと遊びにいってみるかのう」

子供のような笑みを浮かべ、若干浮足立つようにして鬼は砦へと向かってゆくのでした

ご案内:「タナール砦周辺(過激描写注意)」から天姫さんが去りました。