2016/08/26 のログ
■インヴィリア > (入り口を開けて辺りを見回してみたものの気のせいだったらしく。動物ぐらいしか辺りには見当たらず)気のせいでしたか。それとも君たちだったのかな(辺りの鹿とかにそういった事を言いながら笑いながら扉を締めていく。光が揺らめいただけだったのかもしれない。そんなことを思いながら、神父は教会の奥の部屋と消えていく。その影は段々と大きくそして、人ではない何かの影になり、後には静寂さだけが支配して)
ご案内:「とある教会」からインヴィリアさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にタマモさんが現れました。
■タマモ > まだ王都も遠目にぎりぎり見える程の距離か、街道から外れた場所だ。
獣道のような場所で止まっている馬車と、それを囲むように止められた数匹の馬。
その馬の一匹の上に腰掛け、少女は辺りを眺めている。
地面には数人の転がった人間と、その地面に広がる赤い絨毯。
すでに事切れているのは見てすぐに分かるだろう。
…別に大した事ではない、賊に襲われた馬車、そこにたまたま居合わせた。
馬車に居た者達はすでに賊に殺され、その賊を自分が殺した、そんな感じだ。
まぁ、見る者が見たら、自分が皆殺しにしたように見えるだろう。
■タマモ > 面倒事に巻き込んでくれた詫びに何かを頂こう、そう思ってすでに馬車は見てみたが、これといったものは無かった。
こんな馬車を襲いに来た賊達も、それこそ何か持っているなんて事はない。
何かあるといえば、今まさに座っていたりするのも含めた馬数匹程度だろうか?
まぁ、いちいち引き連れて売りに行くなんて面倒な真似はしないが。
…確か、馬というのは勝手に戻れるはずだ、放置しておけばその内に戻るだろう。
「さて、どうしたものか…」
ふぅ、と軽く溜息。
今この憂さ晴らしをしたい気分に巻き込まれる哀れな犠牲者を待つか、適当に出歩くか…それを考えていた。
■タマモ > 「………ふむ」
このまま居ても埒があかないだろう。
馬から下りれば、その手がゆらりと動き…馬車馬の固定具が切り裂かれた。
「そんな図体、喰らう気も起こらん。さっさと行くが良い」
言葉と共にぽんぽん、と手を打つ。
まるでその言葉が通じたかのように、馬車馬も、賊の乗ってきた馬も、一斉にその場から駆けていく。
それをのんびりと見送った後…ゆらりゆらりと、その場を後にした。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からタマモさんが去りました。