2016/08/25 のログ
ご案内:「王城 ツァリエルの自室」にツァリエルさんが現れました。
■ツァリエル > 誰もが寝静まる真夜中、一人寝台で眠っていたツァリエルは寝苦しさから目を覚ました。
窓の外から月明かりが差し込む以外は明かりもない中、
うっすらと開いた視界に自分を覗き込む人影が見えた。
じっと自分を覗き込んでいるのは、ツァリエル自身であった。
だがいつも鏡で見ている自分とは異なり、そっくりの映し身でありながら
表情は無く、瞳には光がなかった。
咄嗟に悲鳴を上げかけるが、まるで金縛りにあったかのように体が動かない。
■ツァリエル > 自分と自分が見つめ合うという不可思議な状況の中
ゆっくりと覗き込んでいた方のツァリエルが口を開いた。
「見つけた、呪われた血筋の子よ」
その声は老若男女が同時に喋るかのように複雑で恐ろしい、正体のしれないものだった。
「既にこの国に救いは無く、またこの世を救う主も現れない。
諦めろ、いかにお前が神に祈り救いを求めても真なる神はいない。
全てまやかしだ、縋る神すら偽りの神であるのだから」
言っている意味が飲み込めないまま声一つ出せないためツァリエルは
反論することができずに冷や汗をかく。
どう考えてもこれは夢ではあるのだが、夢にしてはひどく生々しく今対峙している相手から感じる圧がひどく恐ろしい。
まるですべてを凍らせる北風のような痛みと冷たさを与えてくるのだ。
「神は死んだ、だが我々はお前に使い道を見出した」
偽物の瞳の奥を覗きこめばまるで数多くの人間の悪意がこちらを見ているような、無数の視線を感じる。
突き刺すような視線が、次第にじっとりと自分の体の隅々を舐め回すようなものに代わり
最後にはツァリエルの薄い腹部に視線を落とす。
右手をツァリエルの頬に手を伸ばし、確かめるように偽物がその肌を撫でる。
触れられているというのに何も感じない、温かさも冷たさも。
何もかもがない、虚無の手であった。
ばらりと、その手指の端から紐が解けるように偽りのツァリエルの形が崩れていく。
■ツァリエル > それまで人であった姿が体の端から解け、醜悪な肉と粘液を纏った触手の一塊となり、
ツァリエルの上に音もなく這いよっていく。
そこで初めて、喉の奥から絞り出すように悲鳴が出て咄嗟に腕を前に突き出し触手を退けようとしたのだが
ツァリエルが動くよりも早く触手はその細い体を締め上げ四肢の自由を奪い
容易く寝間着を切り裂いてしまった。
いやだと拒絶して暴れるが、ますます腕や足が締め付けられて痛むだけになり
そうこうしている間にさらけ出された肌にねっとりと触手が絡みつく。
知性の欠片もないような相手が自分を愛撫しようと動いていることに気づいて怖気が走る。
縦横無尽に伸ばされた肉の塊と触手は四肢だけではなく、口にねじ込まれ耳の穴をくすぐり
下着の隙間をぬってツァリエルの菊座と性器に絡みつき容赦なく内側に押し入ってくる。
慣らされてもいない箇所に細い糸のような触手が入り込まれ快感よりも苦悶が先に沸き起こる。
が、悲鳴は喉に押し込まれた触手によって塞がれくぐもったものにしかならなかった。
あまりの気分の悪さにえづき、無理矢理に飲み込ませられた粘液が呼吸を奪う。
だんだんと酸欠でぼんやりとした頭が抵抗する気を起こさなくなりはじめれば、それをいいことに肉蔦はツァリエルをいいように弄び始めた。
■ツァリエル > 喉奥まで進んでいた触手が自分の胃の腑までごりごりとこすり、
尻から押し込まれたものと内蔵の内側を舐めて結びつく。
尿道に押し込まれた細い管がやがて精巣までたどり着くと植物の根のように張り付いて犯し、
快感を与えるよりも早くむりやり精液を吐き出させようとする。
普通なら苦痛にもがきとうに死んでいるはずの責めであるのに、現実ではないせいかその全てがふわふわと心地いい。
犯し尽くされて殺されるという恐怖はあったが、同時にこれを受け入れるのが当然でもあるのだという気持ちもあった。
やがて気が触れてしまったのか、蠢く触手がこれまでツァリエルを求めて抱いてきた過去の人々の姿にかわる。
それは男であったり女であったり、あるいは友人であったり想いを寄せる相手であったりするのだが
みな一様に魂の気配もなく泥人形のようにツァリエルをただ貪るだけであった。
お前がこの国を救うことはなく、まして王になれるはずもない。
ただお前は神に捧げられ、最後の晩餐にて皿の上に出される子羊でしかないのだと
それをわからせようとするような責めであった。
疲れを知らない魔物の責めにやがて涙を零しただされるがままに身を放り出すと
ひときわ深く大きな触手が割り開かれた股の間に押し付けられ、気遣いもなく一息にねじ込まれた。
屠殺される獣のような叫びを上げて体が痙攣し、薄い腹がぼこりと内側から膨らませられた。
最奥にたどり着いた肉槍が腹の中で好き勝手にのたうちまわり、
内臓が壊れるのではないかという勢いで突き殺され、最後には無情な熱さと激しさの精液を流し込まれる。
ごぼごぼと膨らんでいく腹の中に精液以外の丸く震える粒のようなものが混じっているのを感じる。
卵だと、なぜか直感的に悟った。
男の身で異形のものに無理やり孕まされる。
恐怖と混乱で早く目が覚めればと懸命に祈り続けたが
それよりもはやく絶頂が訪れてだらしなく白目を剥いたまま
収まりきらない精液が逆流してごぼりと触手を伝って吐き出された。
■ツァリエル > ごほっと、喀血するかのような呼吸とともに目が覚める。
寝る前と変わらず自分は絹のシーツを敷かれた寝台できちんと眠っており
あの醜悪な触手も泥人形な人々も跡形もなく消えていた。
だが寝ている間にかいていた冷や汗は尋常ではなく、寝間着もシーツも肌に張り付いて気持ちが悪かった。
のろのろと身を起こし、とにかく着替えようとした矢先に
ぎょっとした顔で上掛けを跳ね飛ばし、股の間を見やる。
下着には出したばかりの夢精のあとと力なく垂れた性器、そして愛液と思しきとろりとした体液が付着していた。
震える指先で睾丸の下を探ってみる。女になった時と同じ、小さく柔らかな秘裂がそこに震えて涎を垂らしていた。
そこから吐き出される自分のものではない異臭を放つ精液と、カエルの卵のようにゼリーに包まれた丸い粒。
備え付けてあった洗面器に近づくよりも早く、真っ青になった顔で口元を抑え吐き戻した。
げえ、とシーツの上に吐き出された胃の内容物に混じって下着についていたものと同じ性臭が漂った。
一晩にして理解し難い状況に置かれたツァリエルは両腕で体を抱きすくめぶるぶると震える。
寒くてたまらないといった様子で全身から血の気が引いていった。
怖い、何が起こっているのかがわからない、誰かに助けて欲しい。
今にも叫んでこの部屋を飛び出してしまいそうな自分を必死に抑え、
ただ今も自分を見ているだろう異形の何者かの視線を感じて声を押し殺して泣き崩れた。
ご案内:「王城 ツァリエルの自室」からツァリエルさんが去りました。
ご案内:「とある教会」にインヴィリアさんが現れました。
■インヴィリア > (都市伝説にある教会の中に一人の神父それは、金髪の髪の細身の筋肉質な神父一見すると細身のためあまり強そうな印象はうけないだろう。
教会の外見も中身も一見しただけは普通の教会に見えた。金色の十字架が屋根の頂にあり、屋根は青の壁は白塗りでも、やや汚れた印象を受けるだろう。
中の方は言えば、赤い絨毯が石造りの床の中央にひかれていた。
木の長い椅子がいくつかおかれ、入り口の正面から見える場所に祈るための十字架があり神父が普段は話をする台座がおかれていた。
本当は隠された地下室があり、そこが本当はその教会の心臓部。それ以外は至って普通の場所に来たものにはみえることだろう。
外には裏手に西洋風のお墓が並んでいた。)
今日は迷える子羊は来るのでしょうか。我らが主よ。今日が健やかな日であったことを感謝致します
(神父は祈りを主に捧げる文言を言いながら教会のに明かりをともし始めます。それが終われば、慌ただしく食事の準備をしながら、左手で汗を拭うために左をあげて、右へ左へと駆けまわっていた。明かりがついているため、外の林の辺りまでその火が照らされて、昼間ほどでなくても夜でもそこそこ明るいそんな感じになり)
■インヴィリア > ようやく食事が出来ました。お祈りがまだでした。これではいけませんね。
(そう言うとまずは神父は絨毯で跪きお祈りを始めます)
主よ今日も貴方の慈悲おかげで、こうして食事をすることができます。貴方のものである命の一部をいただかせていただきありがとうございます。いただきます
(そう言って神父は温かいスープをスプーンで食べようと左手をスープの瀬戸物右手をスプーンと向かわせて一口づつゆっくりと感謝するかようにゆっくりと食事をしていきます。中身は子羊のスープだったようだ。それをゆっくりと飲み干し。満腹になれば、両手を合わせて)
ごちそうさまでした。主よ最近不思議な事があります。この教会に願いを聞いてくれと来る子羊がいるのです。
何やら一部で話題になっているようです。最初主の意思で広めた。言い伝えと違う形になって広まっているのです。
人間とはとかく欲望の深いいきものなのかもしれませんね。
(そう言って神に祈りを捧げながら、近況を伝えるようなことをしています。祈りと報告が終われば、立ち上がり、外のガラス戸の方をみます。何やら明かりがあるようにそんな風に感じそれを確かめるために木の扉の方へと左足から立ち上がり、ゆっくりと歩いていきます。)
まえる子羊よ。お困りのことでしょう。入りなさい
(そう言って外にいるのかもしれない何者かに声をかけてます)