2016/06/18 のログ
ご案内:「タナール砦」にタマモさんが現れました。
タマモ > 目が覚めたのは、九頭龍山脈だった。
だが、すでに辺りの地理は頭に入っていた少女が向かったのは、タナール砦。
向かえば結構な確立で争いが起こっている場所であり、目指すものもあるだろう確率の高い場所だった。
…現に、辿り着けば人間側が今まさに攻め込もうとする場面に出くわす。

かなりの数の人間が居るようだが…残念ながら、そんな連中には興味はない。
突撃命令と共にタナール砦へと突っ込んでいく人間達。
そこに紛れる事はせず、ゆっくりとした足取りで少女は向かう。
余りこちらを気にする者は居ない、それは突っ込んでいく人間達にミレー族等も混じっていたから。
多分、それの仲間とか勘違いされたのだろう。
まぁ…のんびりしているな、とか言おうとする者も居たのだが、威圧をかければ簡単に黙り込んだ。

タマモ > まぁ、人間でも中には…そう思い出してみれば、突っ込んでいく者達へと意識を向けてみる。
それも、すぐに切られるだろう。
…付近に大きな魔力を持った者は、やはり居なかったから。
感じるのは、砦の中にちらほらと…十中八九、魔族の者だとは思う。

今回も魔法で苦戦を強いられ、攻め切れずに…という事は無かった。
ゆっくりとした歩みとはいえ、少女がタナール砦に辿り着く前に門は破られ、中に雪崩れ込む者達も居るようだ。
なるほど、今回は人間側が優勢か…

…だが、それでは困る。

いくつか感じた大きな魔力、それが一つ二つと、反応が消えてしまう。
まだ魔力を所有する者が残っているとはいえ、このまま見ているだけでは、その者達も倒されてしまうだろう。
その魔力を辿るように、少女も砦の中へと入っていった。

タマモ > 外で大っぴらに暴れてしまえば、人間側の注意がこちらにも向いてしまう。
それを考えれば、今回のような流れはありがたいのかもしれない。
1人、また1人と倒されていく魔族。人間側も被害は出ているも、人間側が占領するのも時間の問題か。

…しかし、そこで変化が起きる。
砦内による、人間の被害が一気に増大した。
原因は今のところは不明となっているが、まぁ…単に少女が手を出し始めただけである、人間側に。
中に入ってしまえば、そうそう手を出したところで自分がやったとは気付かれ難い。
そもそも、自分の斬撃を見切れる人間なんてものはそうは居ない。
気が付けば、背後から斬られて絶命だ。
この場所まで歩いてきていたのは、人間側の背後を取る為だった。

残りは…もう少ない、本格的に排除をしなければならないか。
指折り数えるまでに魔力を持つ者が減ってしまえば、更にそのペースを上げていく。
このままのんびりし続けて、1人も居なくなってしまったのでは話にもならないからだ。

タマモ > 「まぁ…悪いが、今回はどちらの占領もならず…じゃろうな?」

ぽつりと呟きながら、更に次の犠牲者を真っ二つにする。
分かれた道の1本、先に大きな魔力を持つ者の1人の反応がある。
耳を澄ませれば、追い詰められてそうにはなっているも、まだ抵抗を見せているのが分かる。
途中、通路に居る邪魔な人間を斬り倒しながら、その者が居るだろう奥の部屋の入り口らしきものが見えてきた。
…なんとか最初の獲物には、間に合ったようだ。
誰に見られるでもない少女の表情に、笑みが浮かぶ。

タマモ > 相手に与えられる選択は基本的に二つ。
徹底的に凌辱し、快楽に堕ちる事で湧き上がる力を奪う。
または、簡単にそのまま喰らう事だ。
最近はもっぱら後者で行うが、どちらにも一長一短がある。
前者は何度でも喰らう機会が出来るが、得られる力は後者より少なく能力は奪えない。
後者は一度喰らえばお終いだが、得られる力は大きく能力も奪える。
さて、今回はどちらの対象となるのやら。

入り口を塞ぐように立つ人間を切り裂き、やっと部屋の中。
まだ魔力は消えていない、生きている。
では、最初の獲物とのご対面といこうか。