2016/05/14 のログ
ご案内:「九頭龍山脈」にタマモさんが現れました。
タマモ > 九頭龍山脈にあるダンジョン、そう深くも無い場所。
こちらの狐火と、相手の松明の二つの明かりのみの薄暗い室内。
相手の人数は4人、いずれも人間だろう。
ダンジョン攻略に向けて、しっかりと準備の整った格好だ。
あれが冒険者、というものだろうか?
もっとも…残ったのは2人、もう2人はすでに床に伏している。

「なんじゃ、ほんの少しは期待してやったというのに…面白味も何もないのぅ?」

伸ばしたままの右手の爪、血のこびり付いたそれを、ぺろりと舐め上げる。
がちがちに鎧で身を固めていた、今は倒れている内の1人のものだ。
そう、なぜ過去形かと言えば…今はすでに無数の切傷でぼろぼろになっているからで。
もう1人は、無傷で事切れている。

さて、残りは2人。
身軽な格好に、弓と杖、まぁ、後衛というものだろう。
あっというまに倒れた前衛2人に、怯えの顔色を浮かべていた。

タマモ > 「ふふ…男子じゃからと、女子の前で格好を付けようとするから、こうなる。
…お主も、そうなってみるか?」

ちらりと、弓を手にした者へと声をかける。こちらへと獲物を向けたからだ。
残った2人、弓を手にしたのが男子、杖を手にしたのが女子である。
…番える指に震えはない、なるほど、やる気はあるらしい。
だが、そんな武器では当てる事もままならぬ。覚悟は出来たのは立派だが…

ひゅんっ!と風切る音を立て、矢が放たれた。
正確に、眉間への軌道を真っ直ぐに…その正確さが、逆に仇となる。
空いていた左手が、流れるような動きで矢を寸でで絡め取り、くるりと反対へと向けると投げ返す。
弓によって射られた速度よりも、力を重ねて増させながら。
とすっ…それは、相手の狙いと同じ、眉間。そこを正確に射抜く。
ぐらりと体が揺らいで倒れる音との、残された女子の叫び声が重なった。

タマモ > くすくすと少女は笑う。
馬鹿な男子達、お主達の行為は、残った女子をより不幸にさせるものだとも気付かないとは…
ゆっくりと歩み寄る少女、歩み寄っただけ後退る女子。
距離は一定に保たれるも、いずれ逃げ道は失われるだろう。

「恨むならば、その男子達を恨め?
残されたのはお主1人でなければ、玩具となる可能性も減ったであろうにのぅ?」

さて、捕まえたらどうしてやろう?
凌辱の限りを尽くそうか、それとも、痛め付けてやろうか。
どちらにしても、女子の運命は壊れるだけよ。
己の選択を考えながら、逃げる少女を追うように歩みを続ける。

タマモ > …さて、あの先は行き止まりだったはずだ。
女子の逃げる方向に目をやり、自分が歩いて来た道と気付けば思い出していた。
そのまま追い詰めていき…予想通りの行き止まり、逃げ道を失い、壁にもたれかかる女子。
伸びる手が、その体を捕らえる事になんの難もなかった。

よし決めた、その体からしばし死を除き、たっぷりと痛め付けてやろう。
その腕を掴み、呪いを与える、一時的な不死の呪いを。
そして、まずは爪の一枚一枚でも剥がしていってやろう。
その後は、軽く関節でも壊していってやろうか。
次々と女子へと与える拷問を考えながら、必死の抵抗をする女子を見付けた部屋へと連れ去っていくのだ。

それからしばらくの間は、その部屋から、女子の叫び声が響き続けた。
その声は、時間が経つ程に小さくなり…そして、いつしか壊れたような笑い声と変わっていく。
そうなれば遊びは終いだと、そこでやっと女子は解放される、死と共に。
後にこの場所にやってきた者が、あの3人と、この女子を見てどう思うだろうか?
それを想像する事さえも楽しいものだ。

ご案内:「九頭龍山脈」からタマモさんが去りました。