2016/03/02 のログ
ご案内:「どこかの遺跡」にリーゼロッテさんが現れました。
リーゼロッテ > 地獄を彷徨ってしまった洞窟での日々を払拭せんと、何時もなら嫌々な魔導機器探索も、やる気満々に引き受けて遺跡へと降り立った。
姉様に心配をかけるのは良くないとは思うものの…山歩き、森歩きに続いて遺跡もこなしつつあるのは少し楽しい。
だから、もっと歩けるようになりたいと危ない世界へも踏み込んでいく。
入り口から数メートル進むと、ゆっくりと深呼吸をしながら瞳を閉ざす。
大丈夫、大丈夫と言い聞かせながら青く丸い瞳が開かれると、きりっとした表情でライフルを構えた。
見た目やら雰囲気やら、その童顔具合から銃というよりバトンの様に感じるかもしれないけれど、長銃である。

「さぁ、頑張ろっか!」

青白い光を放って銃口に魔法陣が広がる、魔力の弾丸をいつでも華てるように準備しながらコツコツと、ワインレッドのブーツが小気味良く石畳を踏みしめる。
右に左に、視線を散らしながら歩き始めれば、早速罠を一つ発見。
ちょっと得意げな笑みを浮かべつつ、わずかに飛び出た石のブロックの前で足を止めると、ゆっくりと膝を畳んで銃に取り付けた刃物を取り外す。
ブロックの僅かな隙間に刃を滑りこませると、慎重に刃を操れば、さくっと仕掛けの紐を切断してしまう。
これでこの罠は作動しないと、参謀から習った解除術が見事に成功すると、小さな胸を張るように意気揚々と立ち上がった。

「ふふっ、順調順調」

この調子で奥まで行って、アイテムを持って返ってみせよう。
小さな自信を一つ重ねると、刃を銃口の傍に戻し、綺麗な構えを取りながら再び前進していく。

リーゼロッテ > 山や森のなかを歩く時とは少しだけ勝手が違う。
何時もは自然が相手だけど、ここは人が作ったものが相手になる。
進む内に見えてくる違和感を感じる場所があれば、そこには何かが潜んでいると考えればいいと、最近になって気づいてきたところ。
トラップの類を嗅ぎつけては解除して確実に前へ進む、途中から上機嫌に鼻歌交じりに解除をし始めている辺り、程よく緊張はとけてきているものの、見ようによっては油断しているとも見えるかもしれない。
チョークで壁に印を入れて、来た方角を確かめながら奥へと進み続けると、二つの分かれ道にたどり着く。
むむっと思案顔をしながら小さな手を顎先に添えて、右に左に視線を彷徨わせながら僅かに眉間にシワが寄ってしまう。

「どっちかな…?」

視線が左右に何度も向かうも、こういう時は左の方へと進んでしまえと左の道を選ぶ。
そこから先も特に変わりない、静かにしかけられた罠をパズルのように解き明かしながら解除を繰り返す。
徐々に奥へ進むに連れ、嫌な気配が強まってくると…数メートル進んだところでピタリと足を止める。
気配の主を探ろうと、何時で撃てる射撃手前のポーズを取りつつ気配の主を見渡して探る。

リーゼロッテ > こうして快調に遺跡を攻略していき…
ご案内:「どこかの遺跡」からリーゼロッテさんが去りました。
ご案内:「魔導機器を採り尽くされた遺跡」にリーゼロッテさんが現れました。
リーゼロッテ > 最近まで探索も盛んだった遺跡も、報酬となるレアなアイテムが採り尽くされてしまうと、ただの空洞でしか無い。
けれど、少女はここに偶に足を運んでいた。
開けた空間、意思の天井に床、壁。
離れた壁には壁に丸の描かれた的のようなものが描かれている。

(「たまには練習しないと、腕が鈍っちゃう」)

内心で呟きながら愛用のライフルを手に取ると、レバーを引いていく。
排莢口にクリップで束ねられた弾丸状の魔石を宛がうと、ガコンと奥まで押し込む。
増幅装置となる石を押し込み終えると、ストックを肩に当てて照門から照星を見つけ、真っ直ぐな構えを取る。
魔法陣が銃口から広がると、魔力の礫を弾丸へと圧縮し、トリガーを絞る。
パシュン!と魔力の弾ける音と共に、青白い光が的目掛けて飛来し、その中央へと着弾した。
得意げに微笑みながら銃口を下ろすも…遠くの的を再度凝視すると表情が曇っていく。

「ちょっと外れちゃった…」

的の円、その中央にある点の部分から着弾点が僅かに外側へずれていた。
それでも十分な命中ではあるものの、学校で習っていた頃はなにげに常に真ん中だけを綺麗に撃ちぬいている。
むすっと不機嫌顔のまま改めてライフルを構えて弾丸を放つ。
的を隣へと映しながら、まずは腕鳴らしと使い慣れた魔力の弾丸でターゲットを性格に撃ちぬくトレーニングを始めていく。
子供のように全身全霊の集中で射撃を繰り返していくと、その分周囲への注意は疎かになってしまうわけだが。

ご案内:「魔導機器を採り尽くされた遺跡」にフェリアナさんが現れました。