2016/01/18 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 木々に囲まれた闇に包まれた山中、そこに灯るいくつかの松明の灯り。
それに取り囲まれるように、少女の姿はそこにあった。
周りを囲む男達、それは先日にお宝と小さな少女を奪われた山賊達だ。
その姿は一部の者達に見られている、なのに、こんな場所をふらふらとしていれば…こうなるのは当然なのかもしれない。
殺気だったまま、しかし、警戒をしたまま取り囲む男達。
何をされたのか分からないが、とにかく意識を奪われた。
そんな報告を受けているのだろう、その力を警戒しているのだ。
それに対し、少女は表情も動かさず、それを見遣る。
まるで汚らしい物を見るような、それだ。
「………人間如きが何を目の前にしておるのか理解しておるか?
さっさと道を開けよ」
しっしっと動物を追い払うような仕草。
その囲いを無視するかのように…いや、実際に無視し、歩みを進めようとする。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にエミリーさんが現れました。
■エミリー > フワフワと空中に浮きながら全身黒の鎧に包まれ一切肌の見えない大男の隣に浮いている
珍しい素材を探してやってきたがふと気が付けば前方に見慣れた姿が
「あ~タマモー……ちゃ~ん♪」
禁句を吐き出しそうになり寸でのところで耐えた、フワフワ浮かびながらもう片方はガチャガチャと金属音を立て地面を踏みしめながら近づいていく
山賊には興味もないのかタマモめがけて一直線に
■タマモ > もちろん、それを許すような男達ではない。
囲んでいた内の、その進行方向に居た3人の男が道を塞ぐように立ち塞がる。
『逝ね、虫けら共』
ぽつりと少女は呟く。
同時に…その道を塞いでいた男達が糸の切れた人形のように倒れ込んだ。
その体はぴくりとも動かない、近付かなければはっきりとは分からないだろう、倒れた男達はすでに事切れていた。
やはり何をしているのか分からない。
襲おうと囲ってはいるものの、それ以上の行動を男達は出来ないようだ。
そんな中、黒の衣に包まれた少女が浮かびながら近付き、その後を金属鎧が追っている。
緊張の走る中の異変、その直線上に居た男達は反射的にそれを避けるように広がった。
見慣れた姿に向かい、近付いているのだろう。
だが、それに対しての少女の反応は…
ちらりと一瞥をする、その姿を見たままで少々の間。
「………なるほど、エミリーと申す者か」
呟く言葉は、まるで何かを確認する様なものだった。
言葉に込められた感情が希薄であるが、それを理解出来るだろうか?
■エミリー > 「申す…?どしたの、タマモちゃん…」
前方で人が肉になった
何か起こらせたのかなとも思ったがタマモの様子がおかしい…
言葉も他人行儀だし目が冷たく感じる
「おーいタマモーン…どうしちゃったのー?」
心配そうに、それでも感情が出やすいように言うなと呼ばれている名前を呼ぶ
周りの男達は気にも留めずタマモに向けられる感情は心配一色で…
■タマモ > 「困ったものじゃ…本当に困ったものじゃ。
お主、何者を前にしておるのか分かって物を申しておるのかのぅ?」
間違いなく目の前の少女は、己を同等の立場として言葉を発していた。
本来ならば、それを理解させるのは…今のこの体の本来の持ち主の役割だ。
それを理解させず、この様な発言をさせている。
ゆらりと小さく首を横に振る、改めて向けられる視線は…変わらぬ感情の込められていないもの。
「どうやら、妾が理解させてやらねばならぬか?
妾が名は玉藻…呼ぶならば、玉藻御前と呼ぶが良い。
次に無礼をするならば、容赦はせぬ」
かけられる言葉に、ある感情がふつりと沸きあがる。
向けられる感情は…怒りさえも含まぬ、ただ殺気のみだ。
その発せられる感情に、周りの男達は背筋も凍るような悪寒に襲われた。
何も出来ぬまま、それに耐え切れず男達は逃げ去っていってしまう。
■エミリー > 「理解…?」
うん?と首を傾げ話を聞いてみる
段々と殺気を向けられているがそもそも殺気をあまり理解していないエミリーは怖い目を向けられている、ぐらいの感覚しかなく
「だって、タマモちゃんがそう呼んでいいって……お腹痛いの?大丈夫…?」
以前あった時と全く違う変貌ぶりに動揺する
どこか身体の調子が悪くイラついているのかもしれない、回復魔法は勉強中のため使えないしどうしようかと悩んでいる
「ねぇどうしたのタマモちゃん…なんだか怖いよぅ……」
■タマモ > 探った記憶の中、この者は生きる屍らしい、それは理解する。
そうなれば、殺す事は脅しにも何にもならないだろう。
さて、ならばこの相手に物事を教えるにはどうしたら良いか?
その記憶の端に、この者を相手にした時の事柄が浮かび上がる。
『達しよ』
ぽつりと呟く言葉に力を乗せ、少女に向ける。
どうやらこの相手には、快楽は通用するのだという記憶があったから。
それが通用するからと、言霊にそれを乗せて通用するのかは分からないが…物は試しだ。
通用しないならば別を考える、通用するのならば…
少女の言葉も、動揺も、その不安そうな様子も…今の己にとっては何かを感じさせる材料ともならない。
■エミリー > 「ぇ…んぁっ……!」
ビクンと体が震える、だが…それのみ
絶頂を感じようと頭にろくに血も巡っていない状態でのそれはせいぜい少し集中が乱れるほど
何より…
「タマモちゃんじゃないんだ……タマモちゃんはこんな事しない…」
ハッキリと確信した
何も考えずただ力だけで絶頂させる、そんな真似をする筈ない
自分の出会ったタマモはそんな子じゃない…勝手な思い込みだがそれでもエミリーにとってはそれこそが真実
「タマモちゃんから出てって……」
座った眼でタマモ…玉藻を見上げる
同時にエミリーの背後で鎧男が大剣を構えた
■タマモ > 「ほぅ…やはり、生きる屍ではまともに感じる事も出来やしまいか?
つまらん、ならばさっさと始末をしてしまおうかのぅ?」
思い通りにならない玩具に興味を持つ性格ではない。
その切り替えが異様に早い、目の前の相手は既に己にとって排除すべき障害となった。
すっと目が細められる。
「ふん、妾等九尾を理解しきれる者とは思うてはおらぬわ。
妾ではないじゃと?何をもって妾とするか…のぅ?」
鼻を鳴らし、馬鹿にした様に嗤う。
少女の言葉にはいまいち理解をし難い部分が多い。
「去ぬのはお主じゃ、然様な関係をお主のような者と持たせる等と…妾は認めぬ」
少女は構え一つ取りはしない。
見上げるような視線、大剣を構える鎧。
そのどちらも己にとっては何の脅威にもならぬと思っている。
いや、実際にそうなのかもしれない。
ゆっくりと湧き上がり始める威圧感、それはじわじわと周りを覆う。
暗い闇夜の中であるにも関わらず、周りに居る動物達は一斉にその場から離れだす程だ。
■エミリー > 「好きでも無い、人となんて…誰でも…」
目の前にいる玉藻とやらが憎らしい
その体で動くな、その声で話すな…
いらつきが微弱な心臓の鼓動を段々と早めていく
「身体はタマモちゃん…でも中身が違う……さっさと出てって…」
難しいことなど分からない、だが違うものは違う
可愛らしい声も怒りながらも優しい瞳も何もかもが違う
「…タマモちゃんを返せ、寄生虫……」
血が巡るほどに怒りは沸き上がり言葉や思考は複雑化する
眼前の玉藻が今は憎い…自分の知っているタマモに何があったのか…こいつが何をしたのか…
■タマモ > 「よく聞く台詞じゃのぅ?所詮は上っ面だけの台詞、興味は無い」
好きだの嫌いだの言っても、辿り着くところは結局は同じ。
そうでありたいから言う、ただの綺麗事だ。
言葉を聞けば聞くほどに、一層に気を削がれる。
「妾を継いだ時点で、妾でもある。その真実は変わらぬ。
その様な言葉、妾で無くとも受け入れはせぬじゃろう」
そう、それを手放すという事は、己自身を否定する事だ。
それを理解しておらぬからだろう、そんな言葉を吐けるのは。
と、相手がどう思おうが、それは相手の勝手だ。
だがしかし…
「虫けら如きが…妾を虫呼ばわりか?良い度胸じゃ。
死する事も出来ぬお主には永劫に続く苦しみを与えてやろう。
それが、お主にはお似合いの………?」
すっと片手が上がり、目の前の…生意気な事を言い放ってくれた少女へと差し向けた。
目に見えぬ力…それが少女へと伸ばされ、包み込む。
それは呪詛の力、与えた相手の身に浸透し、言葉の通り収まらない苦痛を与えるものなのだが…
それが与えられる前に、ふわりと静かに霧散していった。
何事か?その現象が起こるのは予想外だったのか、表情が訝しげになる。
「………そこまで親密な関係、という訳でもないであろうに。
だから甘いというのじゃ、いずれ後悔する事になるぞ…?」
手の平を額にあて、目を閉じる。
思ったよりも長い時間は、まだ出れはしないようか?
こんな相手に、この抵抗も加えてとはいえ何も出来ぬまま見逃してしまうとは…
そんな誰に届く訳でもない言葉を浮かべながら、その意識はゆっくりと薄れていった。
残ったのは、虚ろな意識を持った普段の少女。
呆然と…ただ呆然と突っ立ってるだけの状態となっており。
■エミリー > 「興味がなくても、それが真実…」
そう思われても仕方ない
けれども自分の考えは変わらない
相容れないのだろう、この玉藻とは…
「っ……!」
何かが自分の体の周りにまとわりつく、そんな感じがする…
嫌な感じだ、魔法かそれともまた別の?
苦痛を与えるという言葉に警戒し覚悟を決める
…が、何も起こらない
「いったい…何……?」
ボーっとただ立ったままの玉藻を見つめる
先ほどまでとまた眼は違う…そんな印象を受けながらゆっくりと近づいていく
■タマモ > 何だろう、とてもしてはいけない事をしようとしていた。
でもそれをしようとしていたのは、何か懐かしさを感じるもの。
だから、必死にそれを止めようとしたら…抑えていた何かが爆ぜた。
ゆらゆらと夢現だった意識が、段々とはっきりとしていく…
意識がはっきりとした時、その目の前には見覚えのある少女が近付いてきていた。
いやまて、そもそもここはどこだろう?
自分は確か、今日はどこかとった宿屋の一室でのんびりと寝ていたはずだ。
こんな、ぼーっとただ突っ立っているとか、そんな状況ではなかったはず。
「………で、エミリーや。ここは一体どこなんじゃろう?」
なので、とりあえず、目の前に居る少女に確認の言葉をかけた。
■エミリー > 「………」
ポケーっとタマモを見つめる
優しいの声音に温かい瞳
不思議そうに自分に尋ねる玉藻をじっと眺め…
「うぅぅ…タマモーン…!!」
目に涙を浮かべて珍しく走り出しギュっと抱き着く
安心感からか「タマモン!タマモン!!」と連呼しながら離そうとしない
頑張ってはいたが先ほどまでのやり取り…思考が複雑化すれば怖くない筈もなく…
それに加えタマモが元に戻ったのに安心したのだろう
■タマモ > 「いや、だから…ここはどこじゃと聞いておるんじゃが…?」
なんだか反応が無い。
声をかけたのにぼーっとこっちを眺めているだけだ。
なんだか不安になったので、もう1度だけ声をかけてみた。
「………?…っ、にゃあああぁぁあぁっ!?
な、なな、なんじゃ!?妾が一体何をしたのじゃっ!?
それよりも、その呼び方をどうにかするのじゃ!」
止めろと言ってたはずの妙な呼び名を連呼して抱き付いてくる少女。
いきなりだったか、慌てた様子でびっくりしつつ問いかけはするも…
その呼び方にすぐ気付いたか、連呼するその呼び方をまずは直させようと声をあげる。
わしっ、頭に手を置いてわしゃわしゃ撫で回して。
■エミリー > 「怖かったよー!また死んじゃうところだったよー!!」
わんわん泣いていたが頭を撫でられ落ち着いてくる
嬉しそうに笑顔を浮かべしっかり撫でまわされれば一応の現状説明
怖い玉藻とやらがいてタマモに取りついた何かだと思い立ち向かった
何かされそうだったけどとたんに居なくなったからよく分からないと…
「それで~今はタマモちゃんをぎゅ~って、してるの~♪」
抱き着いたまま離れない、これでもかと引っ張って離れない
緊張が抜けて段々と血の巡りが悪くなってきた
しかし立ったままでは疲れるので宙に浮いている、これで抱き着かれても鬱陶しいだけで重くはない…筈
■タマモ > 「………はて?妾に夢遊病の気は無かったと思うがのぅ…」
うん、宿屋で寝てから、この場所に来るまでの記憶がない。
よく分からないけど怖い自分が居たらしいとか…あったらしい?
とりあえず、うん、怖かったけど何もなかった、というのは分かった。
…ほとんど理解してない。
そんな事を考えながらも、泣いているのに宥めないのは悪いかと思い頭は優しく撫でたままだ。
「いや待て、それでなんで妾に抱きついているとなるのじゃ?」
こう、まぁ、抱きつかれる事自体はそう悪い気はしないのだ。
だが現状を理解出来ないままされるのは………考えるのが面倒だ、もうこれでいいや、そんな感じに。
ただ、このまま続けられると…あれだ、色々とやりたくなってくる。
状況的には可愛らしい女子に抱きつかれている形だし?
そんな余計な事を考え抱き寄せながら、問いつつも、相手る手がさわさわと背を撫で始める。
その後は…以下略。それでは分からない?だがしかし、残念、それは2人にしか分からないのである。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」からタマモさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」からエミリーさんが去りました。
ご案内:「王都・スラム街」にフェリアナさんが現れました。
■フェリアナ > (古びた外套を身に纏いながら、衛生的に決して褒められた場所ではないスラム街を歩く。特に何か目的があるというわけではない。目的はあったが、果たした帰りというべきだろうか。仕事を請け負い、その報酬を得てきたところだったのだ。風俗店の立ち並ぶこの通りは治安は悪い。だが、それを除けば商売の融通も聞きやすく、様々な情報も仕入れることが出来る。そう言った意味では快適に過ごしやすい場所――なのだが、やはりと言うべきか、先ほどから視線が自身に突き刺さっているのが分かる。まあ外套で隠しているとは言え、その露出度の高い恰好はいっそ目立ってしまうだろう)
ご案内:「王都・スラム街」にリーシャさんが現れました。
■リーシャ > スラム街の片隅に少女は居た。久方ぶりの自由な時間である。というのも、仕事が忙しくていろいろ熟していただけで、瞬く間に年を超えてしまったのだ。全く勘弁してほしいなぁ、とは思いながらも懐はほくほく。金貨もたっぷりだった。そして今日もいつものとおりに酒場で目一杯飲み食いをしての帰り道。なんとなく貧民街を回って帰ろうなどという散歩を画策した少女は、薄暗い路地を進んでいた。
「で、ここらへんでどっちいくんだっけー?えへへー♪」
酔っぱらいの方向感覚はあてにならない。正しく放浪である。ちらりと道の先を見るのは赤い瞳。――普段は黒色なのだが、最近は性的な欲求の不満で魔力もこもりっぱなしなものだから、瞳の色すら変色するほどに魔力が満ちてしまっている。それは魔族も掻くやというほどの、紅玉のような赤だった。ともあれ、発散しなきゃなー、などと心の何処かで思いながら路地を何本か進んだ先、なにやら女性の姿が見えて。
「お、そこのおねーさん、こっちは危ないよー!」
なんて気まぐれに声をかけている。親切心からの事だった。
■フェリアナ > (鈴が鳴る様な可愛らしい声に、足が引きとめられる。振り返ってみれば、可愛らしい少女が笑顔で佇んでいた。こんなスラム街でも良心を持ったヒトは多少なりともいるものだと感心しながら、こちらも笑顔を浮かべて頷く)有難うございます。ふふ、勿論、この辺りが治安が悪いのは理解しています。こう見えても槍の扱いに関してはそれなりの自負がありますので、ご心配無用ですよ?(そう言うと、身の丈程にある槍を器用に軽く振り回せば、好色の目で見ていた連中も、物騒な演技に蜘蛛の巣を散らすように逃げて)―――それにしても、貴女……(強い魔力を感じられる。その小さな身には不釣り合いと言ってもいいほどの力。彼女が只者ではないということぐらいは感じられる。しかしながら、敵意というものは感じられず、警戒しながらも話を続ける)貴方はここで何をしていたのですか?……ああいえ、適切な質問ではありませんでしたね。なぜ、そんな力を持っているのですか――…?(彼女が魔術使いなのか、それとも魔族そのものなのか、判別に困ったが、手放しでこのまま彼女と別れるというのはやや不安だ)
■リーシャ > 声をかけてみたはいいが、どうやらお節介だった様子。槍の扱い、と聞いて視線をその肢体に走らせた。
いやらしい意味ではなく、その実力を図るための目利き。靭やかな筋肉、身のこなし、それらの隙の無さから本物だと理解する。
身の丈ほどもある槍を軽々と振るうその姿は、艶めかしくもあり、同時に凛々しくもあった。
「そかそか、ごめんね、お節介だったよ。――ん、どうかしたの?」
今の少女の中には魔王とまでは行かなくとも、中級魔族以上の魔力が渦巻いている。
下腹部に刻まれた紋章を中心にして、ミレー族の魔力と交じり合ったそれは、聖邪の両方を併せ持つ灰色の魔力だ。
そんな物騒なものを秘めながらも、少女は特に敵意を向けるわけでもなくニッコリと笑っていて。
問いかけには首を傾げた後で、少し考えてから素直に応える。
「えーと、魔物に負けちゃって、印を刻まれちゃったからかなぁ。後はまぁ、ボクがミレーだって言うのもあるからだけどさ。あ、ボクがミレーなのは内緒ね!秘密だよっ!」
答えとしては両方だった。魔族の魔力と生来の魔力を併せ持っているのだから。
そして少女は、彼女の一挙手一投足を観察することにした。どうするんだろう、と言うのが気になったからというのが一つ。
もう一つは、槍を向けてくるなら手合わせもできるなぁ、なんていう発散の理由付けができるからでもあった。
■フェリアナ > (まあ、自分も敗北して身を落とした身ではあったけれど――さりとて、ここまであっけらかんと言い放つ明るさはどこからくるものやら。今までに出会ったことのないタイプに、しばらくぽかんとしてしまった。しかしながら、その身に宿す魔力は本物だ。少なくとも、魔力については自分よりは格上――体術を踏まえてとなるとさてどうなることやら。しかし、彼女はどうやら敵対するつもりはないらしい。)……ミレー族?(いや、見ず知らずの人間にあっけらかんと話している時点で、内緒も秘密もないのではないかというツッコミも彼女の奔放さに呆気を取られてしまった)……そういうことでしたか。私の名前はフェリアナ。貴方のお名前を窺ってもよろしいでしょうか?(ミレー族であるなら、彼女は自分の主の敵――だ。だが、彼女は少しそれとは違うような気がする。もう少し探りを入れるとしよう。そう思い彼女に一歩近づけば、外套の前を肌蹴させてたゆん♥と揺れる乳房とむっちりとした太腿を彼女に見せつけるように近づいて)
■リーシャ > 目の前の彼女が名乗る。それは素直な言葉だ。何かを隠すような意図は見られない。
ならば、こちらも名乗り返すのが礼儀だろう。頷くと、貴族子女のような一礼を見せながら。
「ボクはリーシャ。ん、よろしくね、フェリアナ――っと、その、たゆん、って感じが凄く魅力的なのだけど」
少女が名前を、種族を隠さない理由は単純だ。目の前の女性に負けないだけの力はあるとわかっているから。
とは言え、殺し合いがしたいわけでもないから、剣を抜くつもりはない。寒い夜を過ごす相手が欲しかっただけなのだ。
ともあれ、少女は顔を真赤にしながら、しかし視線はその豊満な胸に釘付けである。
体内に渦巻く性欲は、魔力のせいで少女の理性を焼く澱みのようになっていて、それゆえにこくりと小さく喉が鳴った。
こうして警戒心が全く無い少女は、彼女の探りに対して無防備になってしまう。
どのような探りをされるかは分からないし、何が彼女にとって価値あるかはわからない。ただ、包み隠すことはしない、という確信だけは得られるだろう。
■フェリアナ > リーシャさん……ですか、ふふ、どうぞよろしくお願いします……ってえ?(まさかの言葉にきょとんとしてしまう。そこでようやく気づく。彼女が何を求めて欲しているのかを。そうでなくても、その視線が自身の胸へと注がれているのだから分かるというものだ。そんなに注視されていては、自然と身体が疼いてしまう。もぞもぞと内腿を摺り寄せれば、はぁ…と熱い吐息を吐き出して、ビキニとなっている胸部の胸当てを外し、そのだぷんと下品さすら感じさせる乳肉を解放させて外気に曝す。大き目な乳輪と乳首も彼女に曝せば)……その、触ってみます?(恥ずかしさを感じながらも、それ以上に彼女と交わってみたい――そんな衝動が内から湧いて出てきた)
■リーシャ > 「えっと、その、本当に良いの?――それじゃ、その……いくよ?」
そっと胸に手を伸ばす。人によっては下品ともとれる胸元だが、しかしそれは少女からすれば魅力的な柔らかさを持っている。
手元に当たる柔らかくて大きな乳房。その熱を感じながらゆっくりと揉みしだく。むにり、と歪む肉がなんとも心地よかった。
何度か胸を優しく揉みながら、なんとなく上機嫌になり、しっぽがゆらゆら揺れてしまうのを魅せつけると、じぃ、と上目遣いに彼女を見つめて。
「そういえば、何か聞きたいことあったんじゃなかったっけ?えへへ、この素敵なお胸のお代に、1つくらいなら言う事聞いてあげるけど」
むに、むに、もっちり。何度も何度もその豊満な胸元を揉みしだきながら、少女は次第に鼻歌交じりになっていく。
乳首に吸い付くようなことはしない。それは望まれてから、なんて考えからちょっとだけ我慢をしつつ、その感触を手に刻むように楽しんでいた
■フェリアナ > ふぁっ……んっ、くぅっ……♪(その乳肉を掴み取られればそれだけでぞわり♪と身体を震わせて、甘い吐息を溢してしまう。少し触れられただけで感じてしまうのは、魔の僕となってしまったせいか、それとも元からの素質であるのか。それは分からないが、彼女に揉みつけられれば、ぐにゅり♪と指先は乳肉へと沈み込み、それに従っていやらしく乳房は歪む。大き目な乳首は、ぷっくり♪と小指の先ほどに硬く勃起していて、卑猥にアピールしていた)私は、そのミレー族には詳しくないのですが……いえ、単刀直入に聞かせてください。……貴女は魔族の敵ですか、それとも……?(風土や文化については詳しくない。必要なのは主にとって敵かそうでないか、だ。もっとも、敵だったとしても彼女を籠絡してしまえばいいだけの話なのだが)……はぁ、昂ぶってきました……♪(その質問の答えはさておき、身体の疼きはさらに昂ぶって行く。強請る様に自ら彼女の手を乳房へと押し付ければ、空いている手で、自らの乳首を引っ張って卑猥にこねくり回す)……もっと、もっと私を犯してください……♪
■リーシャ > 「うわぁ、気持ちよさそう、だね――ちょっと羨ましいなぁ」
胸元を何度も揉み、そのたわわに実った果実の感触に頬が緩むのを見せる。むにむに、もに、とその手つきは子供のように。
甘い吐息の気配に、少女はゆっくりと力を強めていき、揉み方を激しく変えていく。乳首もつまむと、扱き上げるように指を動かして、責めのリズムに緩急をつけた。
「えーと、ボクは……敵であり味方である、かも。ボクの大事なものを奪おうとするなら魔族でも人間でも切っちゃうし、守ってくれるなら力を貸すことがあるかも――ん、ボクが魔族の敵だったらどうする気だったの?」
これだけ乱れている様子を見ると即座にやりを振ることは叶わないだろう。故に、ここはそのまま問いかけてみる。
手に押し付けられる胸。柔らかく歪む大きめのそれを受け止めながら、言葉には頷いて、同時に。
「ん、どうされたいのか言ってよ。その通りにしてあげるし……その、ボクもされたいなぁって。フェリアナに虐めてほしいなぁってどきどきしちゃってるんだから、代わりばんこに、えっちしよう?」
と誘いかける。自身もまた秘めた情欲があるのだと示しながら、彼女をゆっくりと抱きしめ、そっと顔を近づけていく。拒まなければ口づけを交わすつもり。あるいは拒まれれば、胸の先に吸い付くつもりだった。
■フェリアナ > ……成程、ならば今のところ敵対する理由はない……です、ねっ……♪(乳房を揉まれ、吐息を吐き出しながらうっとりしつつも、きちんと目的は果たしている辺りちゃっかりしていて。とにかく、彼女が主の敵でないのなら、敵対する必要もない。ならばあとは彼女と情欲のままに交じればいい)――ふふ、敵だとしてもやることは変わりませんよ。あら、じゃあ……私があなたのことをいじめてあげましょうか?(最初は犯して貰うつもりであったが、彼女がそれを望むのならそれはそれでいいだろう。どちらに転んでもこちらとしては楽しめるのだから)んっ、ちゅっ……んっ、むぅ……♪(近づけられる顔の唇へとこちらから唇を寄せて啄むように、執拗にキスして。柔らかい唇を啄みながら、彼女の臀部へと手を伸ばしてすりすりと撫でる。その肌の滑らかさを堪能しながら、その窄まりを探して指先をその谷間に滑らせる)……リーシャさんこそ、したいことがあれば是非♪ふふ、私としては、リーシャさんのケツまんこに興味があるのですが……?(妖艶な笑みを見せながら重点的に尻穴を指先で突いていく)あとは……リーシャさんのうんちしているところ見せて頂きたいな、とか?(おどけた口調で、とんでもないことを言いながら、責め立てるようにぐりぐりっ♪と強く指先で窄まりを押し込んで反応を楽しむ)
■リーシャ > 「ん、ふふ、つまりフェリアナも、魔族に味方してるってことだね。まぁ、ボクもフェリアナも事情があるわけだし深くは聞かない感じで」
お互いにお互い、事情があるからと話題を切る。それでいいよね、と言った感じの表情で、乳首を一度甘噛みしておいた。
その上で、彼女が自身を受け入れてくれるなら、その分だけ身を寄せて、唇の甘い交わりを楽しもう。啄むように、貪るように。
「ん、く……それは魅力的だけど、フェリアナも、されたかったんじゃないの?そんな格好で歩いてたんだから、さ――んふぁ……ぁ、ふ、ぁぅっ♪お、お尻、弱いん、だけどっ――♪」
びく、びく、と震えながら、彼女の胸元を攻め立てる。鋭い犬歯で乳首を甘噛みして、痛みと快楽を与えると同時、手は胸を緩く強く揉み込んで、乳を絞るように蠢かせた。
その間も尻穴を突かれながら囁かれると、顔を真赤にしながらも、その言葉には頷いて。
「わ、わかった、から、その……ほ、本当に言っていいの?それなら、その……み、見せてあげるから、頭蕩けてトロトロになるまで、その、うんち、したいなぁ、って。ボクがどんなにダメって言っても許さないで、おしりが閉じなくなってもずっとずっと出しちゃう感じ……?あと、その、フェリアナをいじめたいのも、あるから、ね?」
などと、自身の腹の奥底に秘めた欲望を吐露していく。どろどろとした、本来は秘めておくべき変態的な願望を。