2020/06/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 喫茶店」にリスさんが現れました。
リス > ここは、マグメールにある一軒の喫茶店、平民地区の一角にひっそりと開店している店なのだが、他にはない特殊なサービスがあった。
 エッチなサービスではなく、時間貸しなのである。ある一定期間の時間を先払いでお金を払い、そして、占有する。
 その間の食事などは、食べ放題、という形になり、好きなだけ選び、好きなだけ食べることができるのである。

 そして、この喫茶店の目玉と言えば、沢山の種類のお菓子。
 アイスクリーム、プディング、ケーキetc、何十、何百と言われるほどの沢山のお菓子が並べられているだけではなく、注文して持ってきてもらう事さえできる。
 ほかにはない形の喫茶店だと思う、少女はすぐにその店に渡りをつけた上で、食材の取引をし、納入することにした。
 珍しいゆえに今はまだ利益はあまり出てはないが、これはヒットするのではないか、と思ったのだ、そして今回は、お客様として。
 どんな味で売られているのか、今の現状を知るためにこの店を使うことにした。
 という事で、甘味と言えば、この人を呼ばなければ恨まれそうだし、と、冗談交じりでとある人を呼ぶ。

「~~♪」

 店は、普通のレストランや、サロン、カフェテラスとそこまで変わりはない、ただ、見えるところに大量のケーキなどがあり。
 皿やフォークがあり、何時でも気軽に取ってきていい形になっている。
 今回は、貸し切りにしたので、他に人は居ないけれど、その方がのんびりできる。
 先に食事をしているのもと思ったので、少し苦めのコーヒーだけを目の前に、少女は、相手を待つ。」

リス > 「―――あらぁ……?」

 約束した相手が来ない、時間には正確な人だとは思ったが――何かしら不測の事でもあっただろうか。
 それはそれで仕方がない、忙しい人でもあり、そういう事もあるのだろう。
 来ないのであれば、待っていても、お店の人にも悪い事となろう、先にお金を支払っているので、食べるも食べないもこちらの都合。
 とは言っても彼らにも矜持というものもあるし、なにせ、準備した食材が、もったいなくもあるのだ。
 だから、仕方ありません。
 少女は立ち上がり、お菓子のたっぷり乗っている台に向かい、歩み始める。
 さあ、たっぷりと、お菓子を堪能しましょうか―――。

ご案内:「王都マグメール 喫茶店」からリスさんが去りました。