2018/10/24 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴み場 個別露天風呂」にエシル・アルトワーズさんが現れました。
エシル・アルトワーズ > ――温泉だ。
乳白色の湯に浸かりながらわたしはほう、と息を吐く。
とはいえ吐息が白く染まるのはもう少し先の季節になりそうだけど。

時は遡りつい先日のこと。

『温泉にでも行かない?』
「はぇ?いいけど・・・?」

朝日が昇ろうかと言う頃、同じ布団の中で抱きかかえられたまま耳元で囁くように提案されたこと。
曰く、安産に効く湯があるらしい。
曰く、たまには旅行へ連れ出してみたい。
曰く、濡れて透ける服越しを見てみたい・・・は言ってなかったか。

斯くして温泉旅行へとなったはいいのだけれど。
肝心の主宰者が、温泉を目の前にして“忘れ物”をしたと戻ってしまい・・・・・・ひとり湯の中で出汁をとっている状態だ。

「何を忘れたのかは知らないけれど、早く戻ってこないとふやけちゃうよー・・・」

ほやほやぼんやり、揺蕩うように、“彼”を待つ――

エシル・アルトワーズ > 【待ち合わせ中です。予定 21時ごろ】
ご案内:「九頭龍の水浴み場 個別露天風呂」にクロイツさんが現れました。
クロイツ > 何時も突然の思い付きで行動を起こすことが多く、今回は温泉。
何時ものように少女を沢山可愛がり、朝日が昇ろうという事にそっと提案して。
王国の依頼を受け、気まぐれに散歩に出かけ、そして少女を愛する。
そんな毎日の中でいつ調べたかは不明だが、旅行に行くならばと安産によい温泉と調べて決め。

これからゆっくりと温泉に浸かろうとした直前に、折角用意したものを忘れてしまうという失態。
先に浸かって置いてと告げれば早足に部屋にそれを取りに戻り…。

「おまたせ、のぼせてない?」

その忘れていたものを後ろ手に隠して、隣にと身を沈める。

エシル・アルトワーズ > 「あ^~…っ!? だ、大丈夫、のぼせてないよ・・・?」

丁度鼻歌を歌い、盛大に音程を外したところで声をかけられ思わず声が裏返る。
思わず口元まで沈み込み振り向けば隣に身を沈める姿。細身の癖にに意外と引き締まった筋肉質の胸板に目を取られながら上せとは別に真っ赤な顔で返事をする。

「ところで、何を取りに行ってたんだ?」

後ろ手に隠している姿に半眼になって問い詰める姿は、しっかり上気した紅も相俟ってさながら酔っ払いの絡みにも見えるだろうか。
気になるその中身を訊ねてみる。

「慌てて取りに戻るくらいのものだろ、気になるじゃんか」

いいだろ~、とほんとに酔っ払いみたいになりながら胸板にしなだれかかるように身を寄せながらねだるのは、温泉という特別感、開放感に溢れる場所だからだろうか。

クロイツ > 「本当に?それならよかったよ」

声をかけたタイミングが悪かったのか、鼻歌が止んでしまった事は少し残念。
裏返った声で返事をされ笑みを浮かべたまま楽し気に見下ろしていて。
肉体戦闘よりも魔術戦をメインにはしているが不用意な近接戦もあると、意外と鍛えた体を晒して。

「それはね、いいものだよ」

半眼で問い詰められても普段のように笑って直ぐには答えず。
まるで酔っ払いに絡まれているように傍目には見えるだろうが、これも二人の変わらないやり取りで。

「温泉と言えば付き物のだよ。実はこういうのを用意してみたんだよね」

胸板にしなだれる様に身を寄せてくる少女を片手で軽く抱き。
場所的な解放感から何時もよりも甘えてくれる少女に少し勿体つけ、そして後ろから取り出したのは少々にお高いお酒。
この国の余程の貴族でも手に入らないような物を見せて、一緒に飲もうよと笑って見せる。

エシル・アルトワーズ > 出てきたものはお酒、それもどこか異国のものだった。
何て書いてあるのかは読めないけど、綺麗な装飾のなされたお盆との組み合わせは見た感じに高級なのが分かる。
なんというかオーラがある、そんな感じ。

「お酒?クロイツ酒飲むんだな・・・?」

またひとつ、新しい一面を知りながら少し意外な表情をしているのだろう。
正直、いかがわしい道具とか普通にありそうだったから・・・とは言わないけど。
そして次にきたのは一緒に飲まないかとお誘い。

「ん、まぁ折角だし少し貰おうかな。ただ、俺お酒弱いからな?」

つい最近酒場で飲み潰れた記憶を思い出し、確認するように問い掛ける。
ついでに抱きすくめられたままでは飲みにくいので体勢を変え、胸元の辺りまでにしながら正対する。
余り得意なものではないけど、折角用意してくれたものだし少し興味もある。
興味半分、醜態を晒すのではないかという懸念半分に、固唾を呑む。

クロイツ > 何気に初めて旅行だけに奮発してみようと伝手を使い購入したお酒。
結果は異国の、それも滅多に出回らない高級品を手にする事が出来た。
度数も少なく口当たりもいいという品物だが価格も凄く、小さな屋敷一軒分の貯蓄が消えたのはメイドの一人との秘密。

「そうだよ、折角の温泉だから用意してみたんだよ。
そういえばエシルの前では飲んだことなかったっけ?」

元々あまり飲む方ではないが、少女の前で一度も飲んでいなかったとは思わず。きっと眠った後に飲んでいたのかなと。
お酒のほかに少女を可愛がる道具もあったのだが、最初なだけに普通にしたのは秘密。
そして用意した理由は勿論一緒に飲むためなので、当たり前というように誘い。

「それで十分だよ。そこは大丈夫、ちゃんと飲みやすくて度数の軽いのだから」

まるで少女が弱いのを知っているような口調で笑みを見せて。
このまま抱きすくめて飲むのも良いかとは思うが、姿勢を変える少女を無理に抱き留めたりはせずに対面して。
お酒の瓶をすぐ傍に置くと何処からかグラス二つと温泉に浮かべるお盆を取り出して浮かべ。
固唾をのむ様子に大丈夫と安心させるように微笑み、グラスに酒を注いて、どうぞと進める。

エシル・アルトワーズ > 「多分、なかったと思う。少なくとも見たことはなかったはず
・・・・・・ん、ありがと」

穏やかな微笑みと共にグラスが渡される。
両手で受け取り水面を覗き込んでみればまるで水のように澄んだ、
だけどどこかほんのりと甘い香りが鼻腔をくすぐる。

思わずすん、と匂いを嗅いでどんな材料なのだろうかと想像してみるけど。
縁のないものにはさっぱりで何で作られてどうやって仕入れたのかは分からないまま。
そうこうしている間に自分の分まで注ぎ終えたようで、二人杯を持ったらすることは一つ。

「それじゃあ、乾杯」

何に対してかはわからないけど、音頭と一緒にグラスを掲げて――一口、軽く含んでみる。
葡萄酒とは全然違う、柔らかな甘みと、鼻を通るような、すぅっとした感覚。お酒なのだけど、確かに度は弱めなのだろうか一口でダウン、なんてことにはならなさそうだ。

「ふぅ――おいしい」

口の中の余韻を楽しんで、うっとりと息を吐けば自然と感想が零れた。
酒は苦手だけど、このお酒とこのシチュエーションならなんとか美味しく頂けそうだ。

「ありがと、美味しくて飲みやすいよ。
これだったら、すぐに潰れることもなさそう。クロイツはどう?」

お礼を言いながら目線を彼の顔へ。何せ初めて見る酒を飲む顔だ、
酔うのか、酔わないのか――どんな風になるのか気になってしまう。

クロイツ > 「そっか、それじゃこれからは食事にワインでもつけよっか。
丁度死蔵してるのもたくさんあるからね、二人で飲もうよ。
お礼なんていいよ、エシルの為に用意したんだしさ」

一緒に楽しみたいと用意したお酒、お礼を言われると照れてしまい。
二人で飲もうと封を切ったのも今、グラスに注いてお酒は澄んで綺麗な透明。
一瞬水かと思ってしまうがその甘い香りにお酒だとはっきりとわかり。

お酒を用意した男の勧めのままに買ったので材料は流石に判らず、次に買うときは確認しようと考える。
しかしよれよりも今はおこお酒を二人で楽しみたいと。

「乾杯。エシルとの最初の旅行にね」

軽くグラスを合わせ、二人の最初の記念にと笑顔で告げ口元に運び。
直ぐには飲まずに薫りを楽しみ、視線を向けると少女は飲んでいるのが目に映り、どうかなと気になる。
異国のお酒なので口に合うか、それとも合わないか。軽いと聞いているが酔わないかと色々な心配して。

「美味しい?口に合ってよかったよ」

うっとりとした様子で感想を聞けば安堵の一言。
そうして自分もグラスを口に運んで一口、ワインとは違う独特な甘みとすっきりとした味わいにもう一口。

「喜んでもらえたなら用意した甲斐があったよ。
俺もこれなら何杯でも飲めるよ。直ぐに潰れないなら晩酌も出来るかな」

少女の視線を受けた時は丁度口にグラスを運んでいるとき。
これは美味しいと笑みを浮かべて少女を見返し、酔っている様子はなくて。

エシル・アルトワーズ > 「言っとくけど、ホントにお酒弱いんだよ?」

おもいの外すんなりと喉を通る液体に驚きながらおかわりを貰う。
余裕の表情から酔いつぶれるようなことにはならなさそう。
とはいえ流石に二杯目は体が無視してはくれないようで、体の中をアルコールが駆けていく感覚――つまりはほろ酔いになったのだろうかなとほわほわした頭で考える。

流石にこのままではいろんな意味でのぼせてしまうので浴槽の縁へ腰掛けて足湯の要領で呑んでいく。

「はぅ、ふ・・・・・・あったかいね、クロイツ」

しっかり桜色に染まった肌に、白い湯着が張り付き、透けて見えてしまう――ことに気付かないまま、ふにゃっと力の抜けた笑顔になる。
勢いよく飲んでしまわないように、ちみちみと飲んでいるのが正しいのか間違っているのか。ただひとつ言えるのは確実に酩酊状態で、ふわふわと夢心地の中にいるのだということ。

クロイツ > 「それは疑ってないよ。酔いつぶれたって聞いたときは心配したんだよ」

後で少女が酒場で酔いつぶれたと聞いた時はらしくも慌てたというのがメイドの証言。
それ故に少女がお酒に弱いという事は疑っていなく、それだけ飲みやすいのだと。
今も酔っているというよりは余裕に見えて大丈夫そうだと。
二杯目を勧め、もし酔いつぶれそうなら取り上げる事も考えるがその心配もないかなと今は考えている。

「大丈夫?」

縁に腰を掛ける少女を見上げる様に問いかけるが飲むのは止めず。
見上げると桜色に染まる肌に湯着が張り付いて透けて見えるのは福眼だと頬が緩み。
力の抜けた笑みを浮かべて、ちみちみと飲んでいる姿にもし倒れそうなら直ぐに支えれるようにと身構えるのは忘れず。
美味しそうに飲んでくれる姿が嬉しくて、つい酩酊状態というのを見逃してしまう。

エシル・アルトワーズ > やがてグラスが空になる。
その頃には酔いは完全に回っていて、へべれけ一歩手前といった様子。

「ん・・・飲み過ぎちゃったかな、酔っちゃった」

こちらを見て頬が揺るのを見てはにへら、とこちらも頬が緩む。
何ともいえない幸福感が胸を満たしていくのを感じると、自然と体が求めだすようで。

再び湯船へ体を沈めグラスを盆に戻したら彼の元へ。
グラスを持つ手を邪魔しないように身をくっつけて、頬をすり合わせる。

「えへへ・・・・・・ん・・・」

そのまま胸板や脇腹へ口付けを落とす。
痕は残らないけど、唇を押し付けるたびに自分の中の熱が上がっていくような気がしては乳白色の湯の中、内股をもぞりと擦り合わせている。

クロイツ > 少女の為のお酒を美味しく飲んでくれている。
その嬉しさにすっかりと止めるタイミングを見誤り、気が付けば完全に酔っている姿。

「そうみたいだね、止めた方が良かったかな?」

同じように頬を緩ませる少女を見上げたまま、今更な事を無意味と解っていてもつい口にしてしまい。
でもこんな姿を偶に見るのもいいかなと、少女の違う一面を楽し気に見つめて。

縁に腰w賭けていた少女が湯の中に戻り、寄って来れば拒むなどありえずに受け止め。
身を寄せ、頬を擦り合わせられるくすぐったさと気持ちよさに、そっと頬を撫でて。

「もしかしてシたくなちゃったかな?」

胸板や脇腹へと口づけを落とし始める少女に静かに問いかけ。
唇を押し付けられた後には何も痕はなく、そんな行為も好きにさせていたが急に抱き寄せ。
首筋にキスを落とし痕を刻むように強く吸っては離し、乳白色の湯の中で擦り合わされる内股に手を、太腿を撫でながら進めていく。

エシル・アルトワーズ > 「ん・・・うん・・・きゃ、ぁぁ・・・ん・・・・・・っ」

頬を撫でられるくすぐったさに目を細めるとふと囁くように問いかけられ、
恥ずかしげにこくりと頷く。同時にぎゅ、と抱き寄せられて首元へ吸い付かれる。
甘く痺れるような感覚に漏れる声にも艶が乗る。

そのまま滑るように湯の中、こっそりと慰めていた両脚を撫でて、時に潜り込むように内股を摩られて断続的な、か細い嬌声がこぼれる。
肌は既に熱く、お湯とは違う湿り気が彼の指を濡らす。
負けじとこちらも手を伸ばし彼の胸板から乳首へと、手を這わす。もう片方の手はお湯の中、クロイツの股座へと探るように滑り込んでいく。

クロイツ > 「部屋まで我慢できなさそうだね。エシルも素直になったね」

恥ずかしそうに頷く姿に意地悪く囁き、そうしたのは自分だというのに。
普段から自分のだという証、鐘付きの首輪やお揃いのイヤリングを贈っている。それでも更にと赤い痕を刻み、艶の乗る声を聞いては可愛いと囁き。

「酔ってこうなったのかな?それとも最初から期待してた?」

両足を撫で、内股を擽るように手を這わせて。
少女の肌が既に熱く、その奥に指が届けば感じるお湯とは違う湿り気を感じ指で擦り。
何時ものように少し意地悪をしようかなと考えるが、胸板から乳首と這うてがくすぐったくも気持ちよくて熱い息を吐き。
胸を這うのとは逆の手が王の中で股座を探ればすぐに硬くなったものにといきつくはずで。