※当部屋は常設の設置といたしました。
パスワード設定が可能な設定自由部屋となります。
パスワードを設定できる以外は設定自由部屋と同様の仕様のため、ROM禁止部屋とは異なります。
最初の入室者と同様のパスワードを設定しなければ入室できません。ですので、待ち合わせ前提の部屋となります。
当サイトのPC名簿には「3人以上でのロール」の可否を記載する欄がありますので、「3人以上でのロール」を不可とし、かつ二人以下の場合はこの部屋はあまり必要ないかもしれません。
三人以上でかつ、特別な展開やイベントということで後入りをどうしても避けたいという場合の保険としてご利用ください。
ただもちろん、一対一やソロールでの利用も可能です。
ROMをする場合は不用意に入室ボタンを押すことが無いようくれぐれもご注意ください。
●この部屋には固定パスワードが設定されています。
参加者(0):ROM(1)
Time:19:09:44 更新
ご案内:「メグメール近辺」からメリアスさんが去りました。
ご案内:「メグメール近辺」からローリエさんが去りました。
■ローリエ >
そうして二人は王都に戻り、ギルドで軽い報告を済ませて。
事前に取っておいた宿へと向かうのだった―――
■メリアス >
「それはないけれども。
けれどまあ、新人に任せるには難しいのは確かだけど」
しれりと負けるわけがないと強気な主張。
顔は相変わらずクールぶっているものの、どこか彼女で遊んでいるような雰囲気すら思わせるほどだ。
もっとも、最初の頃はくすりと笑うこともなかったのだけれど。
「ええ。武器も調整しないと。
順当に警戒していけば倒せない相手じゃないし、確実にこなしましょう。
じゃ、戻りましょうか」
明かりや持ちやすい装備などを持ち込まないとな…と考えつつ、帰る支度が済めばゆるりと王都に向けて歩を進めるのだった。
■ローリエ >
「なによぅ!
こんなヤツらに私達が負けるとでも思ってるわけ?」
軽口に対してムッとした態度を返すのも恒例と化している。
最初こそ事あるごとに腹を立てていたし、今でも口喧嘩は絶えないが、
このくらいのやり取りで機嫌を損ねるようなことはなくなった。
治療の必要がないと分かれば、そのまま後処理を手伝って。
「狭い洞窟の中だとさっきみたいな戦い方はできないし……
いったん宿に戻って、作戦を練り直す必要がありそうね」
ゴブリンごときに遅れを取るとは思っていないが、場所が悪い。
闇雲に突っ込むより先に洞窟の地形などを把握しておく必要がありそうだ。
■メリアス >
先程まで騒がしかった平原に静けさが戻ってくると、深呼吸。
冒険者の仕事は慣れてきたとはいってもこういった命のやり取りは未だ慣れない。
「確かに私達が揃ってれば問題ない相手だけれども…
すぐ調子に乗るのが貴方の悪いところね?」
まったく…と、呆れ気味に返しつつも小さく微笑む。
いつもながらの軽口だ。
自分一人であればもう少しストイックな姿勢のままであったかもしれないけれど、彼女のお陰で少しは肩の力が抜けるというものだ。
「いいえ、問題ない。
ちょっと腕にかすったくらいだから。
それより、どうする?
思ったより多そうよ、ここの巣は」
多勢に無勢。
後衛の彼女がいるからこそ殲滅が間に合うが、一人では勝ててももう少し厳しい結果だっただろう。
己の未熟を心の中で恥つつも、手早く討伐証拠品を集めていく。
■ローリエ >
二人の息の合った連携攻撃により、ゴブリン達は反撃の余地もなく地に伏した。
ギィギィと醜く騒がしい鳴き声も止み、平原に一時の静寂が訪れる。
「ふぅ……お疲れ様。
この程度の魔物、どんだけ群れてようが楽勝ね」
小さく息を吐いて、不測の事態に備えて呼び出していた炎の精霊を還してから、相方の下へ歩み寄る。
魔力の消耗も大したことはなく、まだまだ余裕がありそうだ。
今しがた倒したのは洞窟の外に出てきた斥候のようなもので、これに苦戦しているようでは始まらない。
「どこか怪我してない? 治療してあげるわよ」
とはいえ、それはあくまで後衛としての話。
前衛は常に敵の攻撃に晒される危険と隣り合わせなのだ。
戦利品などの確認をしているであろう相方の身体を眺めつつ。
■メリアス >
ヒラリ、と。
桃色の髪がなびく。
黒槍を携えた女冒険者は、後衛の声を聞くと同時に戦場を駆ける。
これまで何度かやってきた連携の一部。
切り崩された隊列を更にかき乱すように、刃が大きく振るわれる。
「ええ、ここで決める。
黒奏…開花…!」
落ち着いた声色で、エルフの冒険者に応えながら槍を構え…
詠唱とともに彼女の持つ黒槍の先端が、魔力に呼応して花開く。
同時、花弁を思わせる斬撃が空を舞ったかと思えば、いくつもの刃が拡散し、ゴブリン達の身体をいとも容易く切り裂いていく。
「これで…終わり」
風と花、それらがゴブリン達の間を過ぎ去る頃には先程までそこにいた生命はなく、ただ屍だけが積み重なっていた。
■ローリエ >
晴天の下、メグメールの平原地帯に戦闘音が響く。
迫り来るは大小さまざま、剣や盾などを装備したゴブリンの群れ。
近くにある洞窟をねぐらにしており、討伐依頼が出されている魔物だ。
彼らと相対する冒険者たちも例に漏れず、依頼を請けて平原を訪れていた。
「ウィンド……カッター!」
ブロンドの髪を靡かせながら長杖を振るうエルフ族の女。
すらりとした長身と豊満な胸、そして種族特有の長い耳を持ち、エメラルドグリーンの瞳で敵を見据えている。
精霊術師である彼女の呼びかけに応じ、杖先から放たれた風の刃がゴブリン達を切り刻んだ。
それだけでも十分なダメージを与えているが、吹き荒れる風が敵の隊列を崩し、更なる隙が生じる。
「メリアス、お願い!」
自身も追撃の用意をしつつ、前衛を務める相方に大声で合図を送った。
ご案内:「メグメール近辺」にメリアスさんが現れました。
ご案内:「メグメール近辺」にローリエさんが現れました。
ご案内:「平民地区・酒場」からダアトさんが去りました。
ご案内:「平民地区・酒場」からサウロさんが去りました。
■サウロ > 【中断、継続】
■サウロ > 「魔女というより、貴女だからです」
(言葉を交わし、人となりを知り、信頼が置けると思った相手だからこそだ。
魔女は魔女でも、彼女は良い魔女だと胸を張って言うだろう。
まだ何を奪われたわけでもなく、むしろ与えられてばかりなのだから。
面白そうに笑う彼女と視線を合わせれば、「あまり笑わないでください」と少しばかり気恥ずかしそうに言う。
不慣れな誘い文句を面白がられているのかと思っているようで、もう少し女性を口説く台詞を学ぶべきかと真剣に考え込む真面目。
自分から誘い、受け入れて貰って、少しばかり安堵する。
彼女の大人の対応に、人はやはり見かけによらないものだなぁと実感しているようで。
まさか彼女の内心がどうなっているかまでは、推し量ることは出来なかった様子。
こういう時に気の利いた言葉が出てこないのだから、不慣れなのも伝わってしまうかもしれない。
握った手を離さないように握りながら、奥ばった席から階上へと移動するだろう。
──彼女が注文してくれたものはきっと男を部屋に送り届けてから二人に合流する気満々だった黒猫が
「なんでだよ!?」と言いながらも綺麗に平らげてくれるだろう。
それと行違う形で、二人の姿は酒場の喧騒から遠ざかっていった──。)