2023/06/27 のログ
ご案内:「整体院」にソボロさんが現れました。
■ソボロ > 此処は整体の施療所となる。主に平民~貧民を相手取った商売なので余り金を取って儲ける為、という採算の有る店ではなく、昔ながらの頑固親父が街のために貢献するんでい!という意固地な信念に基づいて経営されている店である。
そしてその頑固親父が年若い妻が産気づいてお産に立ち会う事になったので、急遽ヘルプで呼び出されて店に居るという次第なのだ。
「………くあああ…ねむ……」
背もたれもない椅子に腰かけて大欠伸中。受付すらもケチって居ないような場所なので自分で問診もしなければならない。そもそも予約の客達は全てこなし終わり、後は閉店時間まで待っているだけ。
施療室内は独特な匂いが満ちている、というのもリラックス効果のあるハーブを乾かした奴を燻したお香の煙が然程に広くもない部屋の中に充満しているからだ。部屋の窓は一か所だけ開いているが後は閉まっており、季節的に蒸した空気が重い。
うすらぼけたカーテン一枚に、側に設置されている簡素でフラットな施療台には白いシーツとうつ伏せになっても大丈夫な円形の穴、枕も一緒に備わっていた。
経絡経穴が荒々しく手書きで書かれた羊皮紙のポスターを背中に、卓上のカルテを慰みに読みながらのびのびだらだらと過ごしている。
ご案内:「整体院」からソボロさんが去りました。