2023/05/12 のログ
ご案内:「砦内部」にセリカさんが現れました。
セリカ > ひとの髪を鷲掴みにし、手前勝手にがくがくと揺さぶった挙句、
ぐっと頭を抱え込み、好き放題に喉奥へ射精した男は、出し終えると用済みとばかり、
女のからだを突き飛ばして転がし、そそくさと前を掻き合わせながら去っていった。

金属扉の閉まる音、施錠の音を聞きながら、使われたばかりの口許を押さえて身を起こし、
ベッドの傍らにある小卓の上、置かれた水差しからボウルに水を注いで、
ばしゃばしゃと思い切り良く顔を洗い、うがいをする。
否応なく嚥下させられた分以外の白濁も、勿論吐き出し、洗い流した。
濡れた前髪を両手でかきあげ、仰のいて虚空に呼気を散らして、
やたらと軋むベッドに腰を下ろす。

高く脚を組みあげ、めくれた裾を申し訳程度に整えながら、
さて、今の男で今夜は何人目だったか、とぼんやり考えた。
名前はおろか、もう顔さえ思い出せない。
砦に連れて来られてから数日、恐らくあの男も、初めてではないはずだけれど。
ただただ口だのほかの場所だのを使われるばかりなのだ、まともに言葉も交わすことはなく。
―――――それもこれも、この砦に見目麗しい捕虜が捕らわれてくるまでの辛抱だ。
いちいち顔など憶えていられないし、その必要もないだろう。
窓もない部屋の中、小卓の上で揺れるランプの灯りを見るとはなし眺めながら、
そろそろ終わりにして、休みたいと思っていた。

ご案内:「砦内部」にグスタフさんが現れました。
グスタフ > 金属扉の重々しいをノックする音が響く。
返事を待たずに入ってきた男は、中を見回して異常がないことを確かめたか、部屋に入ると扉を閉めた。
ベッドに一人、脚を組む女を見て顎を擦る。役者めいた動き。口元を歪めながら、揺れながら歩いて近づく。

「まだまだ元気そうじゃないか」

低い声と同時に男の両手が伸びて、女の腕に伸びていく。そのままベッドに押し倒しにかかって。
身なりを形だけ整えたその服を乱して、力任せに股座の中にも手を突っ込もうとしていく。

「……こんな状況で隠す必要もないとは思うがね」

足を開かせ、その間に身を滑り込ませては、顔をゆっくりと近づけていく。

セリカ > ノックがあっただけマシと言えるか、応えを返すより早く扉が開かれた。
金で買われている女に、プライバシーなどない、ということだろう。
現れた男が初対面だったか、それとも既に使われたことのある相手だったか、
さして興味も無さげに見遣る間にも、男は着々と距離を詰めてきていた。

―――――声をあげる間もなく、ベッドにからだを押し倒される。
二人分の体重を受けて発条が酷く軋み、女の貌が僅かに顰められるも、
直したばかりの裾を跳ねあげ、両脚を大きく開かせようとする手に、抗おうとはせず。

「……ほかの方が使われた気配を、厭うかたも居られます、ので。
 ―――――口づけは、お勧め致しませんわ。
 未だ、臭うかも知れませんもの」

右手を男の胸元へ伸ばし、軽く掌で押し遣る仕草。
左手は自らの口許へ宛がい、口づけを拒む、というよりは、
一応、客である男を気遣う素振りで。

グスタフ > 「そんな潔癖症なら、こんなところには来ないさ」

女の言葉に笑みを浮かべながら、客を取っている自覚はあるのだなと、唇の代わりに耳から項を舐めあげる。
使われるだけのモノではないことを確認できて、男も下半身を露出させた。
客を取る準備ができているというのなら、開いた足の付け根に早速と肉棒を添わせて。
体重をかけてその穴の奥に埋めていく。もともと、濡らしもしない女の穴を蹂躙するのが趣味の男である。
項に顔を埋めて嗅いだ匂いは汗と雌の匂いがする。それから口元まで顔を戻して。

「もう少しキツくてもかまわんぞ」

女の手を払い、唇を奪い口内を嘗め回す。
上の口も下の口も入口から嘗め回すように蹂躙しながら、奥を目指して。
胸元から女の合わせた服を剥くように開いていく。

セリカ > 「それもそう、かも知れませんけれど……、 ん、」

熱のこもらぬ双眸を芝居がかって細め、肌を這う舌先にさも、誘われた風情で声を洩らす。
今は未だ微かに、掠れ具合もさほどではなく。
露わにされた女の、今宵だけでも既に幾度か雄を受け入れた箇所は、
色づきこそ淡いものの、男のものに抉じ開けられれば、裡肉はすっかり潤み、蕩けて、
ねっとりと肉棒を抱き包み、きゅうきゅうと甘く食い締めにかかる。
反らした喉からくぐもった、呻くような声が零れて。

「っ、は……… ん、んっ、――――――… ふ、ぁっ…!」

いやだとも、だめだとも、言うことは許されなかった。
押さえていた手を剥がされ、半開きの唇を男のそれで塞がれて、
先刻の男に蹂躙された熱を残す口腔を肉厚の舌で、うねりのたうつ膣肉のあわいを脈打つ肉杭で、
それぞれ、無慈悲に荒らされ始める。
纏いつく絹を引き剥がされ、暴かれた肢体をシーツの海に弾ませ、
露わになったふたつの乳房を蠱惑的に躍らせながら、女は弓形に上体を撓らせ、
白い脚を男の腰へ絡ませて、自ら、はしたなく腰を揺すり出した。
濡れた肉の擦れ合う音、荒くなる女の息遣い、切れ切れに零れる啼き声。
男が子宮口の弾力を捉える頃には、女の胎は隙間なく雄のかたちを覚え、容赦無く締め上げ、
揉み扱くような蠕動すら浴びせ始めているだろう。
―――――それが、女の仕事であるから。

グスタフ > 暴いてみれば、それなりに出来上がっている身体。
身なりをただせば、それなりに楚々として見えるものだと感心する。
服を自らの手で脱がすのはそのギャップを味わえるからだろう。

離した口元から涎の糸が伝う。
女の腰を味わうために緩く奥を小突いて耕しながら、揺れる乳房の頂を摘まんで弄ぶ。
指先でクルクルと回すように捏ね回し、乳房の弾力を確かめるように軽く引っ張って。
顔を近づけると「うつ伏せになれ」と囁いた。

一度離れて体制を変えると、女を全裸に剥いてうつ伏せにさせた。
女の頭を押さえつけるようにベッドに押し付けて、尻を高く掲げさせると、後ろから体重をかけて肉棒を収めていく。
男が腰を振りやすいように女の腰を掴むと、パンパンと尻肉に腰を叩きつけ音を弾ませて。

セリカ > 今宵、女はもう何人もの男を、からだのあらゆる部分で接待していた。
ろくに綻んでも居ない孔を無理矢理穿つのが男の好みなら、
当てが外れるにもほどがある、と言ったところだろう。

しかし、そんなことは、女の知ったことではない。
乳房の先端を摘ままれ、転がされ、玩具のように玩ばれれば、
じわりと膣洞が熱を増し、甘い蜜を溢れさせ、小刻みに痙攣してしまうのだって、
たったそれだけの刺激で、もう少しで気を遣りそうになってしまうのだって。

「ぁ、ん、やぁ、っ、ぁ、は、うぅ、んっ……!
 ――――――… っ、っ…… んく、ぅ、あぁ、あ、」

痙攣のおさまらなくなってしまった孔から、無造作に雄を抜き出され、
震え始めたからだを這うように俯せれば、再び、無造作に雄を捻じ込まれる。
頭を押さえつけられ、藻掻く肢体を深く組み敷かれて、腰ばかりを掲げ揺らす獣の姿勢だ。
先刻までよりずっと深く、鋭い突き上げを繰り出されて、女の喉から苦悶に満ちた声が漏れ始める。
けれどそれもいずれ、甘く蕩けてゆくに違いなく。

女にとっての安息の時は、未だ、手の届かない処に在るようだった――――。

ご案内:「砦内部」からセリカさんが去りました。
ご案内:「砦内部」からグスタフさんが去りました。