2023/03/28 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 廃棄されたコロシアム」にエレン・ローズマリーさんが現れました。
■エレン・ローズマリー > ◆
真夜中の舞踏会と呼べそうな、廃棄されたコロシアムと満天の星
外と言う環境はこの世界 野盗や魔物が徘徊する危険な場所
冒険者達の野宿云々も心得があって初めて成立する。
そんな小悪に満ちる世界の中で、大きな遊び場所があれば自然と映えるし、盛る。
コロシアムの中では、安酒を呷りながら凡そ互いの身分というものは何ら参考にならない。
楽しめるかどうか 強いかどうか それだけで済んでしまう。
エレンもまた、貴族同士のやりとりや経営する店と言う立場から一時抜け
王都でも港湾都市でもない中間の自然地帯の中 目の前の腕自慢と愛剣を片手に、矛を交えている。
「―――吹っ飛びなさイッッ!!」
小柄な体 不釣り合いなバスタードソード
片手 両手で振り上げる大人用の剣はエレンの体からしてみれば、グレートソードに近い
それが紫電を纏い、何度も男の使い込まれた肉厚な叩きつける騎士剣風の獲物とぶつかり合う最中
飛び跳ねるように打ち込んでいた剣撃から一転して、両足を踏ん張らせた両手持ちの振りぬき
心地よいそれは、右から左へと剣を持つ体ごと大きく後ずらせ、最後は靴底が耐え切れず
接地面と離れて向こう側へと派手に着地?する。
「どう? 見事な“一本”だったでしょう?」
モーツァルトブルーのミディアムから覗く赤い瞳は、小悪魔な笑み
片手に剣を担ぎ、片手でスカートを持ち上げてカーテシーを決める。
周りは掛札を舞い散らせながら、目の前のじゃじゃ馬風な質のいい生地を羽織る少女
それが貴族出とは思えても、真夜中に抜け出す不良となんらかわらない素振り
その勝利に喜びと悲鳴で混ざり合っていた。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 廃棄されたコロシアム」からエレン・ローズマリーさんが去りました。