2023/01/24 のログ
ヴェルニール > 「まぁ…これであたくしが実は豪遊しすぎて懐を素寒貧にしていたらどうしましょう。
ティカと迷い仔探しの依頼でも引き受けましょうか。
あたくしの身体でお支払い…は、難しそうかしらね。」

自らの頬に片手をあて、肩先と腰を逆方向に捻っては、流し目で。
彼女がそんな申し出を受けるとも到底思えないので、ただ戯ればかりに。
遊ばれて困っている少女も何だかんだ、口では応酬を返すのだが、困惑の感情が色濃いのか、この手のやり取りに慣れないのかは分からないが強く当たるつもりはないようで。
そんな彼女の人の好さに付け込みつつ、唇を重ねて。
想定以上に慌てた風情で、表情を繕う余裕すらないような驚愕が顔に現れる。
見詰めたままに寄せた瞳は、彼女を捉えたままだったのだけど。
閉じられた瞼に落ちる睫毛を見ながら、ふわりと押し返す柔らかな唇の弾力を感じて。

「うふふ、ご馳走様。」

握られた拳がぷるぷると震えているのは見ない振りをするらしい。
吊り上がった眉の下の瞳が表面張力に揺れているのは気のせいではないだろうが、そんな表情も愛らしいもの…とでも思っていそうな目が笑んでいる。
恐らくは依頼を受ける気はないだろうに、話半分、聞いている振りをするでもなく耳を傾ける彼女を視線で堪能して。

「…かような依頼なのですけれど、如何?
お断りするお積りなのなら、お代を請求しないと…
妙な気を起こしたあたくしに襲われてしまいますわよ?」

喚きながらも、突き飛ばす事もしなかったのだから、そう強く出られない性分ではあるのだろうと見越して。
流石に二度目ともなれば、何をされるかも分かるだろう。
驚いて仰け反り、椅子の背が倒れてしまっても後ろにベッドがあるのだから構わないとばかりに身を寄せて。
柔らかそうな太腿をするりと指先で撫で上げながら、膝頭を椅子に腰掛ける彼女の脚の間に割り込ませ、顔を屈めて。
重ねた唇を唇で食んでは舌を差し込もうと。
ぬるりとした感触が口内を舐め回し、歯列をなぞって。
舌を噛まれてしまっても、構わないつもりでいるのか、抗われても止める気配はなく。

ティカ > またふざけた事を……と、ティカの目はじとっとしていたが、彼女の身体での支払いは、出すところに出すならばティカが真面目に働くのがアホらしくなるくらいの値がつく事だろう。
ティカが彼女を買うというのは、……まぁ、興味が無いと言い切る事は出来ないにせよ、その日の宿代すら賄えない事もある駆け出し冒険者的に有り得ない選択である。

「あ"~~~~…、その、な。正直……、よく分かんねぇ……」

ただ一言『断る』と言えば済む話であり、8割方そのつもりでここまでついてきたティカなのだが、依頼内容をきちんと把握出来ないまま断るというのは流石にちょっと座りが悪い。
そんな事を馬鹿正直に言う必要も無いのだが、それでも話を聞いただけで金をもらう以上、その内容くらいはちゃんと聞くべきだと思ったのだ。

「―――って、なんでお前が妙な気起こそうとしてんだよっ! ひゃっ、ちょ、おいっ! どこ触っ……んぁっ♥ んっ、んんぅう…ッ!♥」

そんな、悪ぶって見せても人の好さを隠しきれない少女は、再び妙な方向に転がり始める吟遊詩人の戯言にあっけなく翻弄される。
得物に忍び寄る蛇の如き気配のなさで太腿に至った手指に柔肌を撫でられて、思わずびくんっと小躯が跳ねた。
慌てて下肢を閉ざすのだけれど、その時には既に彼女の膝が脚間に入り込んでいる。
そうやって下半身に意識を誘導し、警戒がおろそかになっていた唇が再び奪われ、憎まれ口でも叩こうとして開かれていた唇間はあっさりと舌先の侵入を許してしまった。
必至で彼女の身体を押そうとするも、ただでさえ町娘に毛が生えた程度の膂力である。
にゅろにゅろと歯列を舐め擽る妖しい刺激にぞくぞくっと力の抜けてしまっている今、自分よりも背の高い麗人を押し返す事は出来なかった。

相手が男であったなら、山賊たちの暴虐がフラッシュバックして反射的にその舌に噛みつくくらいの事は出来ただろう。
しかし、舌と共に注ぎ込まれる唾液は甘く感じられ、密着する唇は柔らかく、塞がれた口に変わって呼吸する鼻腔を擽る体臭もまた品の良いフローラルな物となれば、困惑ばかりが先に立ち、どうしても抵抗が弱くなる。
精々が必死で背もたれの向こう側に逃れようと体重を掛けるくらいの事しかできず、その結果―――――椅子事ひっくり返ったティカは、手馴れた口付けに力の抜けた身体をベッドの上に投げ出すという一層無防備な状態に追い込まれてしまった。

ヴェルニール > ふざけた提案も、存外にこの王都ならばまかり通ってしまうのかもしれず。
そのうちに気紛れで試してみるのも一興…とでもいうように、軽く肩を竦めてみせ。

しかし、連れ込んでおきながら当然のように此方も8割がた断られるつもりでいた為に。
どうにも困った風情で分からないと告げられては、ぱちり、と瞬きを落として。
細い瞳の瞼が持ち上がって、まるくなっている辺り、ここにきて初めて少女の想定外の反応に驚きと新鮮な心持ちを覚えてしまったのだから、妙なところで罪悪感を感じて眉根を下げたとか。
そんな反応もきっと、彼女が気づく程の余裕はもう無かったかもしれないが。

舌の根元を捉えて、口腔内に溢れた唾液を混ぜ合わせて。
押し返してくるような力を、無理に捻じ込めるでもなく、するりと身を躱していなし。
身体を押す動きが、段々と弱弱しい抵抗になっていくまで、唇の角度を変えては呼吸を塞ぎ、くちゅくちゅと音を立てて舌先を絡めて。
指先を滑らせれば跳ねる柔肌を揉みしだくように、太腿にのせた手は膝頭をくるりと円を描くように撫で、内腿を擦りあげながらチュニックの下に入り込んで。

「仕方ありませんわ。
…悪戯だけにしておこうかとは思っていたのに、ティカが可愛らしいのがいけないんですのよ。
それに…厭ならば、もっと本気で拒むか、こうやって突き飛ばすくらいの事はしないと。
その気があると勘違いさせてしまいますから、お気をつけて頂戴な。」

こうやって―――と言ったあたりで、椅子ごと後ろへ倒れる反動を利用して、肩を押して。
浮いた脚を太腿から掬ってしまえば、簡単にベッドへと放り投げるような恰好。
乗り上げずとも押し倒すような態勢にはなっている。

「ん…ふふ…♡なんだか、色っぽい声が聞こえてくるのは気のせい…という事にしておきましょうか。」

彼女の事、気のせいではない、とは認めないのだろう、と思っているので唇は持ち上がったまま。
鼓動に跳ね上がるふわふわの双丘の輪郭を確かめて撫で。
決して肌触りが良いとはいえないチュニック越しにも分かる柔らかさを、指の間で形を変えながら捏ねて。

ティカ > 口腔内に潜り込んだ舌への対応は、なんとも中途半端な物になってしまった。
歯列を閉ざして侵入を拒もうにも侵入者は既にその内側。
それに噛みつくだけの思い切りも持てず、結果的にティカは半開きの口をそのまま侵入者に明け渡して硬直してしまう。
無論、こちらからも積極的に舌を絡みつかせていくなんて反応を返せるはずもなく、怯える子供の如くティカの舌は小さく縮こまるばかり。

「はぁ…っ、ん、っは♥ ぁ、あ、あっん♥ っふ♥ ふぅ…っ♥ ンッ♥」

冒険者などという荒々しい仕事に就いていながら、ティカの太腿は何とも柔ですべらかだ。
脚間に入り込んだ彼女の膝のせいでそれ以上閉じられなくなっているというのに、それでも必死に下肢を閉ざそうと力む細脚は、柔肌の奥に頼りがいの無い筋肉の膨らみを感じさせようか。
吟遊詩人の繊手が短裾の奥にまで入り込めば、その指先は蒸れた体温と、ショーツの食い込む恥丘の柔らかさを感じる事となるだろう。
そんな上下散らした手練れの愛撫に翻弄されるティカは、ベッドの上へと倒れ込み、その拍子に濃厚な口付けからは逃れる事が叶ったのだけれども

「はー…っ♥ はー…っ♥」

気の強そうな紅瞳はぼんやりと涙膜に蕩け、半開きの唇は端から伝う一筋の唾液を伝う事すら出来ぬまま、泡立てられた唾液に濡れる桃舌を覗かせるばかり。
卑猥な行為を忌避しつつも、思春期の旺盛な淫欲を蟠らせた敏感な肢体は、口付けの途中から既に訳が分からなくなってしまっていた。
それ故、椅子に座っていたはずの自分がなぜベッドの上で寝転んでいて、それに伸し掛かる様に麗人の身体が重なっているのかすら分かっていない。

(――――あ、これ、だめだ……♥ レイプ、される…♥♥)

高みからこちらを見下ろす美貌が湛える嫣然たる笑みに、これまで何度も犯されてきた弱者は悟ってしまう。にもかかわらず、半狂乱の抗心が湧いてこないのは、相手がむくつけき異性ではなく麗しい顔立ちの同性だからなのだろう。

「――――んあ、あっ♥ あぁ…っ♥♥」

一応は鎧という括りに入れられているキルトアーマーは、防寒具の如き分厚さとごわごわとして色気のない硬さで彼女の手指を拒む。
しかし、その厚布の向こう側には、高価な下着を購入する余裕を持てぬ駆け出し故のノーブラバストのふんわりとした柔らかさと、瑞々しく張りつめた弾力性を確かに味わう事も出来るだろう。

ヴェルニール > 噛みつくつもりならば、既に機会は何度もあったのだから。
――と、いうのは蹂躙する側の勝手な言い分そのもの。
そんな思惑が透けて見えるような、責任転嫁する瞳は欲を灯して、口付けの間にも、なされるがままになっている唇を食らい尽くすように貪り。
情熱的な反応など返ってきようもないのだが、硬直する口内を無理矢理に舐めまわせば、溢れるばかりになる唾液を飲ませるように舌で押し込んで。

「…ん、ちゅぷ…♡…っ、くちゅ♡…っぷ…」

唇を離せば、しつこく続けていた口付けのせいで、唾液の糸が橋掛かっては雫が垂れ落ち。
指先に引っかかる事もない、すべらかできめの細かい肌理が柔らかな感触を返してくるのに、うっとりと瞳を細めて。
その肌を撫でる手は、節ばっている分細く見えるけれど、意外と関節はしっかりとしていたりする。
存外に稀に依頼――というのも全くの法螺ではないのかも知れず。
洗いざらしたような生地のチュニックは引き千切れこそしないが、柔肌を守るには少々心許ないもの。
火照った体温で肌が湿り気を帯び、下着の端に触れれば吸い付くような盛り上がった柔らかな割れ目をつ、となぞって。
薄布の上から食い込ませるようにくぷり、と指先で刺激し。

「…ふふ?思ったより…きもちよさそうで嬉しいわ。
ティカのとろりと蕩けたお顔、やらしくって素敵ね。
あたくしに犯される気分はいかが?」

荒い吐息を熱っぽく弾ませて、高鳴る嬌声を漏らしている様は、いつの間にか快楽に滲んで。
そんな彼女の変化を楽しみながらも、もっと狂わせたい欲を昂らせては、キルトアーマーの継ぎ目から粟立つ肌を撫で。
それが当て布代わりなのか、厚い生地を持ち上げれば、指先についてくるような肌の流れはその下の素肌を想像させるようで。
両脇に手を添えれば、軽く擽るようにして持ち上げ、留め具を外してしまう。

ティカ > 硬直した舌上を滑る彼女の舌が、甘く蕩ける刺激と共に多量の唾液―――彼女の物とティカ自身の物を攪拌したカクテルを喉奥に流し込んだ。
思わず呑み込んだそれが媚薬の如くティカの体温を上昇させたのは、実際の所は先ほどの果実酒のアルコールのせいなのだろう。

「――――はぁぁ、っん♥」

思わず嬌声が漏れた。
先の口付けですっかり潤んだクレヴァスが、クロッチ諸共彼女の指を咥え込み、黒の布地からじゅわりとティカの恥蜜を溢れさせたからだ。
一時はレズキスの魔悦と儘ならなかった呼吸による酸欠で茫洋としていたティカなれど、漏らした嬌声と溢れた蜜への羞恥に我を取り戻し

「ッざけんな! いい加減悪ふざけは……あっ、馬鹿! そこは……やっ、あぁ…ッ!」

思い出したかの様に四肢をばたつかせ、麗人の身体による拘束から抜け出そうと藻掻く。
しかし、この期に及んでも肘や膝といった硬い部分を用いての打撃といった苛烈な手段を用いる事は出来ず、元々の体重差もあるとなればその身体を跳ねのける事も叶わない。
そうこうするうち、安物なればこそ構造的にも単純な布鎧は吟遊詩人の繊指によって細革のベルトを解かれて、胸当て状の厚布を外されてしまっていた。
無骨な膨らみを見せる肩当てと、それと一体化した首当てだけは残しつつ、しかし、以外に豊満な生育を見せる乳房を隠すのはほんのりと汗の滲んだ肌着のみ。
それは、重力に潰され拉げてはいても綺麗な丸みを描く双丘の先端、背徳の刺激にぷっくりとしこり尖った乳首の陰影をくっきり浮き上がらせてしまうくらい防御力に乏しい物でしかなかった。
先ほどまでのやり取りですっかり着乱れた肌着は、捲れ上がった裾下に薄く汗浮く柔腹と、縦に切れ込むヘソ孔を覗かせてさえいて。

ご案内:「平民地区の酒場宿」からティカさんが去りました。
ご案内:「平民地区の酒場宿」からヴェルニールさんが去りました。