2022/08/29 のログ
■クチナシ > 「ん、そうだったのか。……なら、いろいろなものを楽しんでみるといい。
おっと……だが。気をつけるのも必要だぞ?
――こういった風に混浴になっていたら、手を伸ばす牡もいるかもしれないからなぁ。――くはは。ああ、入ると良いさ。何に入るかなんて、自由なのだからな。」
――向けたのは、生徒に向ける言葉だ。
実際、こうやって人気のない奥の湯。そして、目の前に居るのは豊満な、魅力的な牝。
手を伸ばそうと思う牡は少なからず居るに違いない。
そういった何処か年上染みた言葉も、彼女の微笑みを深める一つの材料になるかもしれないが。
「――冬場にそれは、凍ってそうだな。
なんだ。浴槽がスケートリンクになっているかもしれないな?……それはそれで面白そうでは在るが。」
緊張が拭えてきているなら、よし。――然し、それでも彷徨う視線は時折伏せ、自身を見ないようにしている。
もちろん瞼も開くときがあるが、その瞬間、自分の身体を見据えてしまい、すぐに閉じてしまう様子も、どこか可愛らしい。
「……まぁ。――自分はそろそろ上がる時間だ。
……ネージュはもう少しゆっくり入っていくと良いよ。」
――もともと時間なのもあるが、目の前の彼女がもう少しゆっくりと風呂に入れればと思いつつ。ざばんっ!と、水音を響かせた。
その瞬間、もし彼女が瞼を開いていたら、濃厚な魔力を宿す牡の象徴が揺れる様が見えたかもしれない、けれど。
最後に、「風邪は引くんじゃあないぞ?」と言葉と、ぶるるっ!と震えた事で水滴の痕を残し――。
ご案内:「九頭龍の水浴び場 奥の湯」からクチナシさんが去りました。
■ネージュ > 「はい、ありがとうございます」
向けられた言葉から見た目通りの年齢でないのに気が付き、恥ずかしさで赤くなる。
人気のない奥の湯、少年とはいえ初めて会った相手との混浴、まさに言わたままの状況に。
ただ今更出ていく事も出来ず、その気があるなら、言い出す前に手を出してくるはずだからとそのままでいて。
「凍っている事はないと思いますよ。
はい、ゆっくりと入って帰りたいと思います」
座波っと音がした事で目を開いた眼に入ったのは濃厚な魔力を宿す雄の象徴に真っ赤になって。
最後の言葉にこくりと頷き、色々な湯に入り、たっぷりと楽しんで帰っていった。
ご案内:「九頭龍の水浴び場 奥の湯」からネージュさんが去りました。