2022/03/31 のログ
ご案内:「冒険者ギルド/訓練場」にフェルトさんが現れました。
ご案内:「冒険者ギルド/訓練場」にロスティンさんが現れました。
フェルト > 冒険者ギルドの訓練場、鍛錬などで使用するものが多いその場所。
自分はあまり使った事はないのだが、その日は主に体の使い方などを教わろうとともに仕事を組んだ少女に頼み込み足を運ぶ。

そしていざ教わるのだが戦い方は似て非なるものなだけに教わった通りに中々に動けず。
動きを真似ているつもりではあるがやはりそこは年季の違いを見せられ。

「本当にどうやったらそれだけ身軽に動けるんだ?
俺も身軽なつもりだったけどな、ロスティンには負けるって」

何度目かの身の熟しで足をもつれさせて座り込んでしまい。
自分とは違いそんなよすがまったくない少女を見上げ、難しくないかというように見つめてしまって。

ロスティン > 少年からの頼みに応え、体の動かし方を教えるという事になり、ギルドの訓練場で動きを見ているのだが。

「うーん、基本としては、動き回って隙をつくっていう考えなのはボクと同じなんだよね。
小柄だと、懐に飛び込みやすかったりの所は利点だし」

人の形をした人形の周りを、すり足で近づくと、次の瞬間には後ろに回って見せる。

「基本は、こんな感じなんだけどね…んーとね、こう。
脚を相手の後ろに、置いて…もう片足を体制が整うように踏み込むと、ほら、体がまわるでしょ」

少女がゆっくりと見せる動きは、人形の後ろに踏み込む足をまっすぐではなく、ほぼ真横にして降ろし。
残った足を地面からはなせば、動きの軸にした、踏み込んだ足にあわせ、体が回転する、という少女としては普通にしている事。

少女はこれを、ゆっぅりではなく実戦時でも行ってると説明する。

フェルト > 「俺もそう思ってたんだよ。けどやってみたら結構違うんだって。
同じなのにここまで違う物になるのか?」

訓練場の人形の回りをすり足で近づいたと思えば後ろに回っている少女。
その動きを真似ようにも回りいる前に足がもつれるか失敗を繰り返し、なんでそう簡単と見てしまい。

「その通りやってるはずなんだけど出来ないんだよ。
そこまで踏み込む前に俺だと刺してるからな……回るって範囲じゃないだろ」

ゆっくりと見せられる動きをよく観察するが、脚の動きがまずそこまで踏み込むことがないので無意識に躊躇があり。
何より少女の残った脚が地面を離れれば、踏み込んだ足に合わせて回転している。
理屈は判るのだがなんでできるというように見るしかなく。
その説明を聞いては改めて凄さを実感してしまい。

「なんていうかな…本当に凄かったんだな」

そんな言葉が口から零れて。

ロスティン > 「さっきから見てると、フェルトって最後まで踏み込みして無い感じだよね。
あと、脚がまっすぐな時がおおいかな、だから体を軸足に惹きつけた時、この木人にぶつかったりしてるよね」

ぽんと、人型の木人を叩いて、苦笑する。

「えへへ、あんまり褒めないでよ、調子にのるぞ、ボクが。
それで…あとは、想ったより体が硬い感じかな、こうしたりとかできる?」

凄かったという言葉に、照れた感じに微笑んで、頬を少し赤くして。
両腕を片手は肩口から、片手は脇腹のよこからのばし、その手が背中の真ん中でお互いの手を握り合う。

「あと、脚の方も…こう、さ」

背中で組んだ手を離してから、脚を前後に開いて見せてそのまま、ぺたりと地面までお尻を付けて見せる。
スリっとの深いチャイナ服は、下着を隠すのには、ぎりぎりか、見えるか、という感じで。
健康的な白い太ももは、思い切りよく見えている。

フェルト > 「俺は踏み込んでるつもりなんだぞ。
足が真っ直ぐって言われてもそうなってるか?
ぶつかるのはまあ……癖なんだよ」

木人を叩いて苦笑する少女にそう言うしかできず。
あの距離まで近づくなら回り込むよりも刺す方が早いと考えてしまう事は流石に口にせず。

「調子に乗ったらその時はその時で考える事にするけどな。
それは流石に出来るッテ、これでも斥候だって」

照れたように微笑み少女が調子に乗るという事が浮かばずに、ある意味見てみたいと考えて。
少女がやったように片手を肩口、もう片手を脇腹から伸ばして背中で手を握るのは出来ると見せるが。

「それは…ちょっと無理だな。
……視線を釘付けになるぞ?」

足を前後に開いて座られるとそれは流石に無理だと首を振る。
試してみるも開き切る前に股関節の痛みに断念してしまい。
柔らかすぎだろうと見れば下着は残念ながらギリギリ見えないが、白い太ももが思い切り見えている事に視線を向け。
その光景に気が付いた近場の利用者の視線も当然向き、その事を口にして。

ロスティン > 「あぁ、武器使うから届く距離なら刺した方がはやいから、かなぁ。
えぇ、少し暗い調子乗ってもよくない?」

ぶぅぶぅと、口で言いながら、顔は笑顔で。

「あ、こらあんまみない…えっちなんだから。
よっ、しょと」

赤くなって、抗議しながら、手で地面をパンっと押しやって体の下に脚を折りたたみ、柔らかな動きで立ち上がって。
手に付いた砂をぱんぱんと、落としてから、お尻も軽く叩いて、砂を落として。

「んー、ボクはこうさ、相手が武器とか使いにくい距離で戦うんだけど。
その為の動きが、さっきのが基本なんだよね…んー、そうしたら、低い位置から踏み込む方の動きしてみる?」

その後で、こっちなら、よほど大きい武器使ってなければ、使えると思うんだよね、と言って。
木人に対し、正面から近づきながら、低い姿勢で踏み込む動きを見せる。
地面近くまで、伏せるように体を倒しながら、踏み込む動きは、正面から見れば、消えて見えるかもしれないほどの落差がある。

フェルト > 「そうなるんだよな、短剣だからぶつかる感じで行けばいいしな。
勿論乗ってもいいって、むしろ見てみたいしな」

文句を言いながらも笑顔の少女に笑いかえし。

「別にいいだろ?もう全部見たんだし。
本当に身軽だよな、俺よりも。自信なくしそうだって」

赤い顔で講義をされてもむしろ揶揄うような事を口にして。
地面を手で押してはいるが柔らかな動きで立ち上がるのは自分には出来ない事。
砂を払う姿を一折眺めて立ち上がって。

「ロスティンの動きなら剣とか槍を使う奴はやりにくいだろうな。
俺は短剣だけどそれでもやりたくないって思うんだし。
低い位置の踏み込みか……そっちをやってみるか」

大きな武器の使い手には少女は天敵だろうと納得し。
見せられた正面から低い姿勢で踏み込む動きは自分に合いそうだと。
横から見れば一瞬で体を伏せる様に踏み込む動きは、やられる相手には見えないだろうと苦笑し。
少女に見せられた動きを真似る様に木人に試し、この動きは多少違うが同じように踏み込み木人にぶつかってみせる。

ロスティン > 「そういうことは、事実でも言わないのがデリカシーだよ、もう。
動物とかだと、また戦い方が変わるけどね。

全部見たという言葉に、顔を髪の毛と同じような赤に染め、頬を膨らませ。
武器を持つ地能がある魔物と、動物や魔獣だと違うよね、と苦笑。

「あ、結構良い感時の動きだね。
あとさ、フェルトって短剣だから、人型相手なら、寝かせて刺した方が良いと思うよ」

師匠が言ってたと前置きしつつ。
小型の武器で人型の魔物や、人間相手にする時、特に刺す時は刃を横にした方が良いって、と言いながら。
肋骨で刃を引っ掻けないためにそうるんだってという言葉は、自分では使わないからの、知識だけの話らしい。

「今の動きで、急所狙うとある程度のサイズの魔物とかは、結構ダメージ入ると思う」

フェルト > 「俺にデリカシーを求められても困るって。
動物だとどうしても首筋を狙って一撃で仕留めないとやばいんだよな」

頬を赤く染めて頬を膨らませる少女に悪いと、軽い様子で謝って。
狼とか素早いのは苦手だとしみじみと口にし、動物でも色々と居るから面倒だとも。

「こういうのは得意なんだよな。
寝かせてって体当たりで押し倒してって感じか?」

少女の言葉に浮かんだのは押し倒して馬乗り、それから刺すというやり方。
あれなら小型の人型の魔物や人間相手なら確かに楽そうだと考え。
肋骨にという言葉に何処に刺すのかと判れば、師匠が実戦派だと知り。

「急所だけじゃなくて腹や胸でもかなりのダメージになりそうだって思う」

そう言うとそうだろ?と同意を得る様に問いかけて。

ロスティン > 「まぁ、許すけどさ。
小柄な人間が、大きな相手に喧嘩とかする時って、体当たりとか足払いって有効だったりするしね」

謝られれば、許すと、偉そうに言って。
少年が育った場所を考えれば、小柄な事は不利な事も多かっただろうと考え。
そんな状況で喧嘩等で勝つには、相手の意表を突く動きは、ある意味で向いているのだろうと考え。

「うん、安全を考えるなら狙える場所を一撃して、離脱でも良いと思う。
痛みを感じる相手なら、それだけで動き鈍るし、その後の戦いが楽になると思うよ」

腹や胸でもと言われれば、こくんと頷くとともに、痛みを感じる相手なら、とある程度の限定を入れる。
痛覚がない相手などは、急所なんかも違ったりするので、微妙でもあるが。

「あとは、自然と使ってるかもだけど、フェイントなんかかなぁ。
一寸した動きで、相手次第では大きな効果がある、事も、って感じなんだけどね」

コボルトやゴブリンなどちょっと頭が働く相手にはいいんだけど、あんまりにも馬鹿相手には使えないんだよね、と苦笑。
フェイントを理解せず、突っ込んでくる相手とかねぇ、と。

フェルト > 「次からは出来るだけ気を付ける…ようにしてみる。
あー、それは判る。俺もよくやるからな」

偉そうに言われるとなんだかなと思いはするが自分が悪いのでまあいいかと。
少女のいう事には確かにそうだというように頷き、確かによく引っ掛かったなと。

「けどな、そうすると刺した武器は抜く暇がなさそうだよな。
普通の奴なら刺されて平然としてられないしな」

刺しておき、ついでに毒物を縫っておけばなお効果がありそうと思うと口元に笑みが浮かび。
問題は痛覚がない場合を考えていなく。

「フェイントは貧民地区やゴブリンとかによく効くよな。
あいつらは馬鹿だからすぐ引っかかって楽にんるんだよ」

あの連中は直ぐに引っ掛かって楽だと苦笑する少女に馬鹿だと告げ。
ただ本当の力圧しには無力なのだが、その時はその時という考えで。

ロスティン > 「相手の体勢を崩すのは、大体の相手に有効だからね。
体勢を崩した相手の攻撃は、避け安いし、仮に当たってもダメージ低いし」

体当たり等で、転倒させれなくても、バランスを崩すだけでも、次の行動が楽だよ、と言いながら。

「あー、刺す武器は抜く手間があるからね…ボクは殴るからあんまり関係ないけど。
予備の短剣か何か、あるといいかも…相手次第だけど打撃武器なんかも、いいかもだよ」

事前に相手がわかるなら、相手に合わせた武器とかもいいかも、と首ひねりながら。
採取の事は判ってないのに、討伐系は変に詳しいのが、少女の偏りを表しているようで。

「そうそう、頭悪いほどかかるんだけどさ、馬鹿すぎると効かないんだよね」

余りにも無知だと、そもそもフェイントすら理解してないし、と苦笑。

「うん、フェルトは多分だけど、さっきの正面から姿勢低く行って、一撃いれたらすぐ移動とかがよさそうかな。
もしくは、相手の横とおりながら、一撃入れて離脱とか」

狭い場所でなければ、それが安全だと思うと、少しまじめな顔で言って。

フェルト > 「剣士なら剣を触れないし、魔術師なら集中が途切れるんだよな。
確かにそうだよな、そう言う奴の一撃は痛くない」

当たり前の説明すらもそうい場という風に納得をして見せ。
今まで特に意識をしたことはなかったが、これからは意識してみるかと新しい戦い方を考え始めて。

「そこなんだよな。万が一回収できない時を考えたら手放すのが…。
ロスティンはそう言う意味じゃ羨ましく思うよ、ほんとに。
予備は何本かもってるんだけどな……打撃武器か」

事前にという言葉にそうだけどと考えこみ、分からないのが多いので無駄になると考えると二の足を踏み。
本当に戦闘に関しては凄いと少女を見て。

「馬鹿すぎると……そういうもんなのか?」

まさか馬鹿すぎて効かないのは考えていなく。
冗談だと思ったが少女の苦笑に本当だと察して。

「刺して逃げるって感じか?それなら得意だって。
横を通り過ぎて一撃離脱…こんな感じか?」

一撃入れて移動は直ぐに判ったが横を通っての一撃に少し悩み。
こうか?と試すように少女の横を歩いて脇腹を指でなぞろうとして。

ロスティン > 「倒しきれれば問題ないけど、逃げられると問題だね、後で追いつくにしても武器が、ってなるし。
手と足が届く距離を保たないとだから、大変ではあるよ。
あんま無いとは思うけど、ゴーレムとかね、ああいうのは打撃の方が良いし」

刺すことだけ考えるなら、それように使い捨て出来る安いナイフとかもありじゃないかな、と提案し。
それで、動き鈍ったらラッキーだしと続けて。

ゴーレムに関しては、遺跡とか行くか、まれに魔術師が護衛に連れてたりと、例を挙げていく。

「何回か、会った事あるよ、オークとかだと多い気がする、
アイツら脂肪がすごいから、それ過信して、何も考えないで攻撃するやるとかが、ね」

実体験からの言葉らしく、結局は殴り倒しはしたらしい。

「そんなっ、んぅっ…感じだけど、なんで、ボクのお腹なぞるのさっ」

一瞬上がった、甘い声を無理やり抑えて、抗議するようにいいながら、脇腹を抑えて距離を取って。

フェルト > 「逃げられたら面倒だな。追いかけるにしても武器がないと負けるかもしれないし…。
それでも武器無しで戦えるんだからいいだろ?
ゴーレムなんて出た日には俺は逃げの一手だよ」

安いナイフは切れないし折れやすいからと難色を見せ。
安くは上がるが使い捨てのようになれば出費がやばいと溜息を一つ。

そしてゴーレムになどに出会えば例え打撃武器があっても戦えそうにないと言い切り。

「俺はあった事がないって言うかな、そう言うのが出そうな依頼は受けないからな。
肉が分厚いとそれだけで厄介って事か」

その言葉の重さに実体験だろうなと思い、同時に殴り倒していそうだと拳を見て。

「なんでって……説明がうまくできそうになかったんだよ」

それで実演したと悪気はなく、それどころか上がった甘い声を聞いににやっと笑って。

ロスティン > 「師匠が言ってたけど…刺すって事と値段だけ考えるなら…釘もありだな、って。
まぁ、籠手とかなくても戦えるねぇ、そう言う修行してるし。
普通は会わないしね…他だと亀みたいな甲羅持ちとか、大型の昆虫とかには良いって、打撃」

釘は、安価で刺す事に向いてるけど、使いづらいとか言いつつ、投擲で的に刺しまくってるのみて、この師匠おかしい、と思ったとか。
ちなみに、今は籠手は着けて無いので見えるのが、比較的綺麗な手、それでも拳タコなどはあるようで。
打撃の使い道を、語りながら。

「まぁ、其処は受ける依頼の違いだよね、どうしても討伐系多いし、ボクは。
偶に変なのいるよ、普通に叩けない相手とか、最悪魔法だよりになるし」

はぁ、と苦笑する。
魔法戦闘もかなり行けるが、専門に倣った事がないので、魔力の無駄とかも多いらしく。

「だからって、脇腹はやめようよ…その、変な声でるから。
木人にすれば、良かったとおもんだよね」

もう、と言いつつ、にやっとした笑いに、ぷくっと頬を吹くらませる。