2022/03/10 のログ
ご案内:「設定自由部屋4」にダンジョンさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋4」からダンジョンさんが去りました。
ご案内:「ダンジョン」にヴェルサイユさんが現れました。
■ヴェルサイユ > 「────風よ!」
掲げた杖の先から生み出された風の刃は、虚空に見えざる軌跡を描き、
飛びかかってきた魔物を真一文字に斬り裂いた。
屍と化したモンスターが地に落ちるも、一息つく暇もなく、別の魔物の気配が闇の向こうから迫る。
「まったく、休む暇もありませんわね…!」
女は身を翻し、クレバーな魔法使いにあるまじき姿ですわ、と忌々しげに呟き、その場から駆けだす。
高価な魔道書を購入するための冒険に訪れたのだが、どうやら危険な区域に迷い込んでしまったらしい。
これだけ魔のものの気配が濃いと、魔のもの以外の気配があれば確実に気付くが、
そういった気配は感じ取れない。
どうやら、この区域にいるのは、自分にとって有害な存在だけらしい。
後方からしつこく追いかけてきていたモンスターをどうにか撒くと、
身の丈以上の高さまで積み上がった瓦礫をよじ登り、乗り越え、
その向こうに降り立つと、瓦礫に背中を預けて呼吸を整える……。
■ヴェルサイユ > 暫くあって、呼吸が整うと意識を研ぎ澄ます──
周囲に感じられる魔のものの気配を読み取る。その気配が薄い方角へと集中し、
羽織ったマントを翻して、小走りに駆けだした。
その姿は区画の闇の向こうへと消えて往き……
ご案内:「ダンジョン」からヴェルサイユさんが去りました。