2022/02/04 のログ
ご案内:「メグ・メール 街道のはずれ」にエリザさんが現れました。
エリザ > メグ・メールの表街道から少々離れた先の平地。
遮蔽物は殆ど無く、背景には奥に存在する遺跡を形取ったダンジョンが見える程。

そんな空間を背景に、後ろ姿を見せて微動だにしない女性が一人、中央で仁王立ちする。
寒風を受けて、跳ねた黒髪や上着を靡かせて、時には夜行性の小動物が前を横切るが、それに焦点を合わせる事もない。

ただ、瞳を閉じて沈黙を突き通し、適した地ではないが行なっているのは瞑想に近い。ただ無心に、自然と同化し、今宵の獲物を待ち望むだけ…。

エリザ > 「…まぁ、それは。そうだよな」

深く息を吸って、体内の空気を全て吐き出して漸く、ぼそりと口を開いた。そして四つ折り程にした紙を開いて、その中身を再度確認した。
自身が依頼した内容であり、相手を募集している。とのシンプルな依頼である。
名を伏せているのが悪かったのか、胡散臭く見えるのか、将又…。詳細など深く書く必要もないので、修正する箇所も無ければ、する気もないのだが。

兎も角、それよりも日時を限定している分、期限が過ぎれば、予め支払った手数料は唯の無駄金。更には仕事やダンジョン帰りの人間すら見当たらない状況には、険しい顔で重く溜息を吐いて。

「さて、今夜は何処かで時間でも潰そうか」

何かがいる訳でもない空間で一人語りながら、その場を離れることにした。

ご案内:「メグ・メール 街道のはずれ」からエリザさんが去りました。