2021/11/23 のログ
カーレル > カウンターを離れて併設された酒場を抜けていこうとした所で酔った冒険者から声をかけられる

『よう、死体漁り』

確かにはたから見ればそんな風に見えるかもしれない
冒険者の亡骸から遺品を剥ぎ取って故買屋辺りに売っぱらってしまってもバレやしないのだから
ただ、こんな事は言われ慣れている。同業者のケツくらい手前らで拭けよ、と言いたくならない訳ではないが、
相手は酔っぱらいであったし、こんな仕事でもギルドが振ってくれるのはありがたい

「アンタがくたばった時にも駆けつけてやるから安心しな」

ケケケ、と笑い飛ばせば酔った冒険者は当然、激昂する
立ち上がった冒険者が武器の柄に手をかけた時にはそうなるであろう事を察してか
既にその場を走り出し通りに出て行き交う人々の中に姿を消すのであった

ご案内:「王都平民地区 冒険者ギルド」からカーレルさんが去りました。