2021/04/13 のログ
ご案内:「九頭竜の水浴び場 休憩室」にシシィさんが現れました。
シシィ > ───湯を浴び終えた者たちが寛ぐ一室。

そこそこの広さに、寝椅子や、椅子がしつらえられ、湯を浴び終えた者たちが思い思いに寛ぐことを考えて設計されている…らしい。
小広間程度。灯りは極力落とされ、仕切られた別室でマッサージのサービスなども受けられる……とそれらは部屋の入口の案内に記されていたこと。

そこで女は一人、ローブを纏った姿で椅子に腰を預けていた。
マッサージを頼んでもよかったが、湯の熱の余韻を楽しみたくもある。
急ぎの仕事もないし、久しぶりに王都に戻ってきたのだから、この贅沢な時間を享受している、といった体。
柔く波打つ銀の髪は、今は湿気を孕んでしっとりと濡れた艶を帯びている。余分な水気を吸い取らせるように布で包んではいたが、やや重たげな向きになるのは致し方なくもある。

「───………」

眠っているわけではないが、今は瞼を下ろし、褐色の肌に淡い色合いの睫毛の影が降りていた。

色味の濃い肌故にわかりづらくはあるが、その端々はほんのりと色づいて、湯上りといった姿を隠すことはなく。

シシィ > 暫し過ごしていた時間。これ以上の長居は湯冷めしかねないと判断すれば、女はゆるりと立ち上がり、もう一度湯に身を浸すか、あるいは宿の部屋にでも戻ろうとその場を後にした。
ご案内:「九頭竜の水浴び場 休憩室」からシシィさんが去りました。