2020/09/06 のログ
シンディ・オーネ > 「あれ、知らなかった?
 ああでも、私もその仕事で初めて聞いたかな、初心者向けという意味で『ステッパーズ』の遺跡なんですって。
 …そういう触れ込みだったんだけど、閉じ込められた部屋が水没して流されて、
 放り出された場所はゴミ処理場で部屋がすり潰しにかかって来て、
 逃げ出したら落とし穴に槍は生えて来るわ矢が飛んでくるわ…
 くぐり抜けてへばってたらメデューサの巡回よ、おまけに――」

とんでもないコンボを引いたものだと、土産話にできている事に改めてほっとした。
おまけに、の後はギクリと固まって続けられなかったが…

「まあでもそのおかげで、流されてた貴族サマの剣と盾、回収できたんだけど。
 ハリボテで軽過ぎて、ゴミ処理部屋で止まらなかったんだと思うわ。
 ああ、これは口外禁止ね。ハリボテの件は守秘義務ですって。」

冒険譚の勢いで濁しておこう。オチまでついた良い冒険だったと言うが、
結果として一番の大問題は今話したうちのどこでもない。

…で、アーネストが受け入れれば浴室の椅子へ座らせ。

「…えっと、どうしよう、全部?
 ふふふ、子供みたいね。」

世の中にこういうサービスがあるらしいのは何となく知っているけれど具体的でなく、気分はどちらかと言うとお母さん。
洗ってあげようかと言ったのには少し下心というかサービス精神というかお詫びもあるが、
プランは全くと言っていいほどなく、さてどういう感じかなと少し悩む。

なお汚れを上から順に落としていく的な感じで、身体より先に頭を洗う派で。

「まあいいか。よし、目を瞑れー?」

楽し気にざっぱー!湯を頭からかけるのだ。色気は無い!
何度か流したらアーネストの後ろに膝立ちして、髪を洗いはじめる。
ぎこちない手つきは、幼馴染のよしみですぐ大胆になった。わっしゃわしゃわしゃ。
耳もきっちりくちゅくちゅくちゅ。

頭が終わってよーく流せば背中、腕と後ろから進んでいく。
…防具の傷はこれかと、肩から胸にかけての三本線を覗き込むと、むにゅりとたわわが押し付けられた。

アーネスト > 「へぇ、じゃあ、そのうちディオと一緒に行くのもいいかな?」

話を聞いているだけで大変そうで、それ故に楽しそうと感じてしまうのはまだまだ冒険を生活の手段ではなく憧れとして捉えているからだろう。
不自然に口ごもったことには気付くもののその理由など思い当たることもなく、そして、気にすることもなかった。
少なくとも今こうして元気な顔を見せてくれているのだから、何か大問題が発生したわけでもないだろう、と。

「そんなハリボテで移籍潜るって反対に怖くない?」

言われるままに目を閉じる。
何かとお姉さんぶろうとしてくる恋人のこと、今更子供みたいと言われても反抗したりはしない。

「お、お、頭を揺らすなー。」

大胆に頭を洗われる動きにぐわんぐわんと頭が揺れ、楽しそうに笑いながら抗議の声を上げる。

「あー……なんかすっごい気持ちいい。
 後でディオも洗おうか?」

背中に押し付けられる柔らかな膨らみの感触に下半身がびくんと跳ねる。
先端からはもう先走りが溢れ、半分露出した先端がぬらぬらと濡れ光る。
さすがに我慢の限界も近い。
そっと背後に右手を伸ばし、恋人の太腿を優しく撫でた。

シンディ・オーネ > 「そうね、ステッパーズじゃなくなる前にね。」

そのうちと言っていたら初心者向けの遺跡が対象外になってしまうかもしれないと、
内容はあれだけど雰囲気につられるように楽しそうだった。
ひとまず無事に帰って来てくれたし、懸案事項はあるが目を逸らして。

「危険度の見立てについては私もその貴族を笑えないわ。
 罠やら魔物やら、そういうのはほとんど無いものと思い込んでいたから。
 身の程はわきまえていたんでしょう、冒険者ごっこはしたいけど、武具を持っていたところで使えないって。」

そんな話をしながら、抗議の声にははははと楽しそう。

「…そ、そう? くすぐったくない? なら、いいけど…」

キモチイイ? そうかな?と首を傾げて、じゃあ私も後でと思うが、私はこれ苦手なんじゃなかろうかと思案。
…していたら、腿に手が触れて。

「後でね。ほらまだ終わってないんだから。」

腕や背中は、まあ。
…しかし後ろから抱くような形でアーネストの前に手を回すと、さすがにどぎまぎしてくる。
傷を気遣うように、こしゅこしゅとやんわり前を洗っていき――

「……。」

だんだん手が下へ降りていくと、くしゅ、と。
すっかりそそり立っているそこを、アワアワの洗い布が優しく触れた。
…布で痛くないものかな?とおっかなびっくり、こしゅ、こしゅ。

「…あ、の… この前、その… 口で…
 ああいうのは、困るけど… いやそんなに本気で困るわけでも… じゃなくてやっぱりお腹壊したりは心配なんだけど…
 …あれ? ああと、それはおいといて…
 そこまで嫌ではないというかあの… 私だって、アニーにできるのよ、できはするの。」

常識的に考えて排泄器官に口をつけるのなんて不衛生でダメだろうと思うのだけど。
アニーがしてくれたのは困る反面、興奮したし気持ち良かった。
今後二人の営みとしてあのスタイルを採用するかどうかはさておき、お返しは必要よねとごにょごにょ言う。

…二回目の、本番だ。

ステッパーズ最後の罠でノウブルをアーネストと誤認して、あの時懸案であったこの話をして…

アーネスト > 「ふぅん、貴族ってのはそういうもんなのかな。」

貴族の家系ではあるがそんな自覚のない少年は気のない返事をする。
今はそれよりもむしろ背後の恋人の身体ばかりが気になる。
身体を布越しに撫で回す恋人の手を意識すればするほど下半身はいきり勃ち、恋人の中にその欲望を吐き出したいと主張する。

「うっ!そこ……え?あ、口で?
 あ、ああ、前の?」

いきり勃つ肉棒を優しく洗われながら、口でと言われても一瞬何のことかわからずうつろな声を返す。
しかし、それが彼女の大事な場所を舐めた行為のことだと気付くとタオルの中で肉棒が何度か跳ね上がり、そして……。

「舐めて――うぁっ!」

舐めて貰える、その提案に興奮は限界を超え、情けなくもタオルの中に二週間ぶりの欲望を吐き出してしまう。
先端からとぷ、とぷ、と溢れるように零れ出す白濁は普段よりも量が多く、肉棒の先端をべっとりと汚す。

「はぁ、はぁ、はぁ……ん、んん。
 舐めて……くれるの?」

惚けた表情で喘ぎながら、タオルの中に出してしまったことはもったいないと思う。
だが、それ以上に男のモノを舐めるようなことが想像も出来ないクールな恋人がそんな行為を提案してくれたことに興奮してしまう。
恋人の手の中で半萎えになっていた肉棒がすぐにもとの元気さを取り戻し、恋人へと奉仕を要求する。

シンディ・オーネ > 「もちろん貴族によるでしょう。
 リルアール家のヴィルア君は、そういう事するイメージ無いわね。」

もうオトナだからかもしれないが、護衛に雇われている貴族サマは少年時代にもそんな無謀はしなかった気がする。

アーネストのに触れればもうそんな話は流れて、ひとまず綺麗にと洗いながら提案したら、あれ、なんか声が?

「……? ん?ぁつっ、え、あっ、ごめん強かった?」

泡の中に吐き出された精の熱に、洗い布越しでは気付くのが少し遅れて、一拍置いてから刺激が強過ぎただろうかとオロオロ。

「…ぅ、うん。ええ、まあ… その、少し嫌がり過ぎちゃったかなと…」

キツめに拒否というかその時は受け入れたけれど後で嫌な感じに小言を言ってしまった気がして、ずっと気にかかっていた。
アーネストだって自分がそうしたいというよりは、良かれと思ってしてくれたのだろうにと。

…じゃあ、出しちゃったけれど、硬さを失わないようならしましょうかとおずおず前に回って。

「あ、でも、全部洗ってからね。」

別に焦らす意図は無い。
男の前にこれから奉仕しようと膝をついての先延ばしだが、脚洗ってないですねと気付いただけだ。
こういうのは順番にしたいタイプ。アーネストの滾りには気が回っておらず、腿をふくらはぎをとごしごし。
それらをもろもろ流したら、ようやくお待ちかね。

…改めてお風呂椅子の前に屈み込むとアーネストのがだいぶ低い位置にあり、ここに座ってとぽんぽん湯船の縁を叩いた。

アーネスト > ヴィルア君……相手は貴族なのに随分仲良さそうになったんだなと思うものの、今はそれどころではない。
何度愛し合っても積極的に求めてはこない恋人が舐めてくれると言っているのだから。
それを期待してそそり勃つ肉棒は早く早くとねだるよう跳ね回る。

「いや、ごめん。
 久しぶりだったから気持ちよすぎて……。」

思えば手でしてもらったのも初めてだ。
もっとも彼女にはそんなつもりはなかったのだろうが。
すぐに舐めてもらえると期待する肉棒をおいて足を洗い始める恋人の姿に必死に我慢に我慢を重ねる。
暴発していなければ我慢出来ずに押し倒してしまっていたかも知れない。

「その、無理はしないでいいからね?」

促されるままに湯船の縁にお尻を下ろす。
心配そうに声を掛けながらも肉棒は元気いっぱいに跳ね回って恋人の口を求める。
恋人の目の前で限界までそそり勃ったソレ……しかし、それは恋人が初めてしゃぶったモノと比べれば可愛らしいと表現出来るモノだろう。

シンディ・オーネ > なおヴィルア君呼ばわりは、ヴィルア様が少年だった時の事を思っての言い回しである。
他の場面で口にされる呼び名はヴィルアさん、うっかりするとつい仕事時のヴィルア様。
さておき。

「……二週間ぶりだものね。」

そういえば、一般的な夫婦というか恋人の回数ってどれくらいなのだろうと思う。
一緒に夜を過ごすとなると必ず求めて来るアーネストはおかしいと思うが、
ではどれくらいが正常なのかというとよく分からなかった。

…その二週間の間に私は、と思ってもごもごするのは、照れているのだとでも思ってもらおう。それでも間違っていないし。

「――む、無理ではない。自分で言ったのに。」

…それにもうしてしまった事だと、くしゃりと顔を歪めそうになってこらえた。
そんな顔してしまっては、嫌がっているみたいじゃないか。

「……。」

思えば、アーネストのをよく観察したことはない。
興味はあったけれどはしたないかなと遠慮していて…
だからある程度明るいお風呂場でつい、浴槽の縁に腰かけるアーネストの前に跪き、眼前のそれを観察してしまう。

仕組みがいまいち分かっておらず、亀頭の縁の状態を見るにこれはまだ限界まで大きくなっていないのかな?とか。
緊張して回らない頭で考えながら、手に取り つっ と竿を撫でる。

「…い、痛かったら、教えてね? その… どうしてほしいというか。」

はじめてだし… はじめてだし! とあざとい事は言えないが目で訴えて。

ちゅ、と唇を先端に触れさせる。
ちろりと鈴口を舐めて… ちろちろ、ちろちろ、
はじめての時はここが穴だしと思って執拗に続けてしまったが、あの時、次のオーダーは口で含めというものだったか。

はふ、はふと少し上がった息をつきながら… かぷっと、アーネストの先端を口に含む。
くちりと中で舌を裏側に押し当てて、たしかスジのところを…?

「――ん… っふぅ…」

…記憶にあるような顎がおかしくなるような圧迫感は無く、したがって息が詰まる感じもあまり無い。
鼻と、必要なら口でも呼吸しながら、吸い込むのは石鹸の香りが主。
むせかえるようなあのニオイが無くて、すんと確認するように鼻を鳴らしてしまった。

アーネスト > 「さすがに二週間は辛かったよ。
 夢の中に何度もディオが出てきたくらい。」

少し恥ずかしそうに頬を染めて笑いながら告げる。
すでに一回出しているから口でしてもらったら二回目。
普通にえっちもしたいし……普段なら一晩三回くらいだが、今日は久しぶりなこともあってもっと出来そうな気もする。
まじまじと見つめられる肉棒の先端から透明な先走りに白濁の残りが混ざったモノがとろりと垂れる。

「うん、わかった。
 辛かったらいつでも言ってくれていいからね?」

気遣いは本物、しかし、少し手で触れられただけで肉棒は嬉しそうに跳ねてしまう。
初めてなのだから無理はさせられない。
でも、すごい興味ある……。
そんな欲望と理性の狭間で恋人の顔が股間へと近寄ってくる様子をじっと見つめ――。

「うっ!」

恋人の柔らかな唇が縦に割れた口へと触れた瞬間思わずうめき声を上げてしまう。
思った以上に……気持ちいい。
そして、猫のように先端を舐められると堪らず仰け反り天井を仰ぎ見る。

「はうっ!あっ!!」

さらに皮を被ったままの先端を完全に咥えられ、敏感な裏筋を舌で舐められる感触は未知なる快感を生み出す。
蜜壺に突っ込むのとはまた違う快楽にだらしなく唇が開きよだれが垂れる。
あまりにも気持ちいい、気持ちよすぎる。
初めてのはずの恋人の舌は的確に弱い場所を探り当ててくる。
その違和感に気づけないほど少年は快楽に酔い、そして、少しでもこの時間を長引かせるべく必死に暴発を堪えていた。
恋人の口の中で肉棒は嬉しそうに跳ね上がる。
しっかりと洗われた肉棒は汗の匂いもせず、甘い石鹸の匂いだけを纏い、そして、恋人の舌の上へと味の薄い先走りをとろとろと零す。

シンディ・オーネ > 夢で、というのは嬉しい。
…その夢で私はどんなだったのだろうと思うと別の意味で気になってくるが。
かわいい事言ってくれてと一緒に照れる。

本当は、いちいち落ち着かない気分になるセックスよりも、
もうちょっとゆっくりとくっついていられる時間があればいいのになと思う。

…やはりアーネストは優しくて、気遣いがくすぐったくも心地好い。
無理ではないよと咥えた肉棒は、本当に私に無理させず、だから穏やかに… 予習を活かす事が出来ただろう。

「…ほ、ほんは―― そんなに? こんな所でそれはちょっと…」

声を上げて仰け反ってくれると上手く出来ているようで嬉しくなるが、
浴槽の縁でそんな風になるのはちょっと危なくないかと。
大げさに感じているフリをしてくれているならそういうの要らないのよと、一度口を離してうかがう目。
しかしお芝居とかそういう気遣い方はあまりしないというか出来ない人だと思っており、
気を付けてね?と片手はアーネストの腰に回しながら、ぬろんと再度口の中。

「――っん… っふぅ… っちゅぅッ… ちゅッ… じゅるっ」

なんとなく唾液を零さないように、少し吸い付きながら、ストロークは単純。
出し入れするだけに技巧も何も無い感じだけれど―― ふと、吸い付いた時にアーネストのニオイが、味が、
吸い出されてより広がるのを感じると、人によって違うのだな、などと思ってしまい。
記憶の上書きを図るように、ちゅぅうっと吸い付きがはっきりしたものに変わっていく。

アーネスト > 夢の中での恋人は積極的に求めてくれて、そして、いつもより感じやすくて、いつものように甘い声を上げてくれた。
毎回正常位だったのはそれ以外は少年自身が知らないからだろう。

「はぁ、はぁ、はぁ……。
 すごい……気持ちいいよ、ディオ。
 初めてなのにすごい上手くてびっくりしたよ。」

当然他の助成に舐めてもらったことなどないが、彼女の舌使いはかなり上手いんじゃないかと思う。
肉棒が吐き出されると荒い息を吐きながら背中を丸め、よだれを垂らした恍惚の表情を向ける。
どこでこんな行為を覚えたのだろうと一瞬思考を巡らせるも再び咥えられるとそれどころじゃない。

「はぅあっ!」

腰を抱かれると逃げ場もない。
柔らかで温かな咥内の感触は天国にいるのかと思うほどに心地よく、咥えこまれているだけでも気持ちいい。
だが、恋人の責めはそれだけでは泊まらず――。

「はっ!あっ!そんなっのっ!で、出る……ッ!!」

すぼめた唇で幹を扱かれる刺激に再び仰け反ってしまう。
吸い付かれながら扱くその動きは正直言って自身の拙い腰使いで蜜穴を突いている時よりも気持ちいい。
当然のようにあっけなく限界を迎え、少女の口の中に二週間溜め込んでいた白濁を吐き出す。
それは噴き出すと言うには勢いが足りず、とぷとぷと舌の上に文字通り白濁を零す。
蕩けるような快感に腰を痙攣させ、蕩けた表情で恋人の頭に両手を置いて背中を丸め、腰が抜けそうな愉悦の時間に浸る。

シンディ・オーネ > 「――ッンぅ!? んん、ふあえへふあへ――… っく、くわえてるだ… なっ、なめてるだけでしょう…?」

言い直してからやっぱり咥えるの方が正しいのではないかと思うが、とにかく上手いも何もと否定せずにはいられなかった。
全然上手くなんかないはずですよだってはじめてなんだものと、もごもご。

しかしそんな釈明していてもしょうがなく、それよりどれだけ単調か思い知らせてやろうと奉仕を再開。
努めて機械的にふるまおうとするけれど、ではそれが気持ち良くないかと言えばそんなことはないらしく。
ちゅるじゅるとすすっていたらアーネストの切羽詰まった声。

…あれこれ、どうするんだろう?

離すべき?と戸惑ううちに口内へ穏やかな灼熱感。
これも吸うべきか? あいやニオイ凄い熱いむせる――

「――っんンぶっ…!」

思わず硬直した口内に精液を貯めて、その処置に困っていたら上がった息がちょっとむせた。
――けんけんと咳込むと、ボタタと涎に薄められた白濁が浴室の床へ。
アーネストの腰に手を当てながら、抱えられる頭を離す。

「んっん―― っこほ、んン。 …そんなに、良かった?」

うん、しているはずの私が何故か追い詰められたりはしない、正しい気がする関係だ。
はにかみながらも、どうよと少しだけ得意気に。
しかしそれが一度とはいえ練習しているためと思うと、誇れもせずそっと口を拭う。

…口を拭って、少し意地の悪い顔になった。

「アニー?」

覗き込むように顔を上げて、またキスしようとするね!
どう?排泄器官を口にしていたキスは気になるでしょう!?って。
感覚の共有を図る意味もあるが、すこしはっちゃけて胸中のもやもやを振り払いたかったのかもしれない。

アーネスト > 「はぁ、はぁ、すご……。」

口の中に出してもよかったのかわからない。
しかし、あまりの気持ちよさに我慢など出来るはずもなかった。

「だ、大丈夫?ディオ?」

咳き込み白濁を垂らす恋人の様子に少し申し訳なく感じられるのは射精後の賢者タイムだからだろう。
吐き出された肉棒はすっかり縮み、露出していた先端も完全に皮の中へと隠れてしまう。

「すごいよかった……。
 正直毎日してもらいたいくら――んっ!?」

素直ににへっとだらしない笑顔を浮かべる。
あまりの気持ちよさに毎日の奉仕をねだる言葉が不意打ちの口付けで塞がれる。
突然のことに目を丸くするも、恋人の後頭部に両手を回してさらに深い口付けを求める。
つい今まで自分の肉棒を咥えていたことも、かすかに雄臭い匂いが漂うことも気にせずいつものように拙い舌使いで恋人の舌を探り、固く厚くなってきた胸板を恋人の柔らかな胸へと押し付ける。

シンディ・オーネ > キスしにかかれるくらいなので平気だ。
答えの代わりに不意打ちをして、唇を触れさせるくらいだけどアニーは逃げると思っていた。
私は、してくれた後にアニーとのキスをためらったし。

「――きょ、今日だけよ! この間の事もあったし… やっぱり――」

本気で今日だけと言うのではないのだが、やはりこういう風に言ってしまう。
不衛生だという、病気になったらどうする!?という感覚も本気のもので…
しかしうだうだと続けそうになった言葉は、深い口づけに塞がれた。

「――っ…!?」

身を硬くして、え、いいの?とうろたえた。
私が口にしていた手前、嫌がるのが悪いと思って無理してるならそんな事は無いよと。
言いたいけれど、舌を絡められていては無理だし手遅れだ。

ゾクゾクと背筋を震わせながら遠慮がちに舌をからめて、自分でやっておいてこういうのも困る。
やがて抱かれる腕の中でそっと背に腕を回して、ごめんねとぽんぽん、あやすように叩いた。

アーネスト > 久しぶりの恋人とのキスは格別だ。
二回の射精ですっかり萎えた肉棒が回復までに少し時間がかかりそうなのもあって純粋に恋人との触れ合いを楽しむことが出来る。
少し身を固くしていた恋人も舌を絡めて返してくれるとほっと安心する。
背中を叩かれると謝られる意味もわからないのでお返しに背中に腕を回して抱きしめる。
たどたどしくも絶え間なく舌を動かし続け恋人の舌を舐め絡め、さらりとした背中を撫で回し形のいいお尻に触れる。

「……お風呂浸かろっか?」

一度唇を離し、額をくっつけて小声で囁く。
そして、抱き合ったまま恋人を湯船の中へと導き、足を絡め合うような狭い湯船の中で恋人へとのしかかり、再び唇を塞いだ。

シンディ・オーネ > 舌と舌の触れ合うくすぐったさにそわそわと身をよじるが、どちらかと言うと好きな部類。
少し慣れてくればゆったりと楽しんで、抱かれるままに体を預けていった。

背中やお尻を手が這うと、密着したままの身体がまたもぞもぞむにゅむにゅ動いてしまうが、
これはもうすり合わせる口実に撫でる手を使っているだけかもしれない。

たどたどしい舌遣いはそれがたどたどしいなんて分からないし。
促されれば、くっついたまま湯の中へ――

そこでのしかかられると、え、ここでと少し慌てる。
水の中ってどんな感じになるのか。
肉の棒を受け入れようっていうのに変な話だけど、思わず水が入って来ない?とか心配になるのは何だろう。

「ぁ、アニー、疲れてない…?」

帰って来たところで、無理しなくてもいいのよなんて。

アーネスト > 温かなお湯の中でも恋人の体温はしっかりと感じられる。
柔らかなその身体に触れている時間は何よりも幸せだし、彼女の可愛い姿をもっと見たいとも思う。
唇を重ね、舌を絡め、そして、恋人の膝の間へと身体を潜り込ませ密着する。

「ごめん、もうちょっと時間掛かるかも。」

恋人の言葉は挿れて欲しいんだけど少年の体調を気遣っているのだと捉える。
故に萎えたままの肉棒をぶら下げ、一度唇を離して少し申し訳無さそうに囁く。
その代わりとでも言うように両手を恋人の豊かな胸へと回し、壊れ物でも扱うよう優しく捏ね回す。

「あ、もしかしてディオが疲れてる?」

そう言えば帰ってきていきなりだった。
今日は仕事で疲れているかも知れないが、久しぶりに会えて舞い上がっていたせいでその可能性を考えることが出来ていなかった。
今思いつけたのは賢者タイムに入っているおかげだろう。
今日は一方的にしてもらうばかりだったから、恋人にも気持ちよくなって貰いたいと思うものの、無理もさせたくない。
そもそも復活までにはまだ1時間くらいは掛かりそうだ。
そんな思考を巡らせながら、気遣うよう恋人の顔をじっと見つめる。
胸は半ば無意識にもみ続けているが。

シンディ・オーネ > 「――あ… そ、そう。ううん、平気よ?」

…ここで、ではなくて少しほっとしたけれど、
のしかかられて、くる、と思ったところにお預けで、少し残念だったのも事実。

とはいえ穏やかな交わりは、苦しいほどの興奮も覚えていない。
元より淡泊だったのもあって今日は無理でも気にしないのも本当。
…だったのだが。 中途半端に火のついた体に、少しの欲求不満は自覚していた。

「っあ、んっ…」

乳房への優しい愛撫にピクンと震えて… 強さだろうか、それとも焦らし方とかか、
物足りなさを感じてしまった気がして、いやいやそれは無いと言い聞かせる。

「――ぅ、ううん。大丈夫。」

こういう方が好きなの、知っているでしょうと笑顔で答えて。
ちょっと乳房を突き出すような姿勢を作ってみるが、すぐにじゃれるような抱擁に変わり、乳房へのやり易さとかお構いなしに、湯船の中でばしゃばしゃ落ち着く姿勢を探しにかかる。

――アーネストの方の仕事もとい冒険はどんなだったのかとか。
まったりとお話していれば、やがて熱は引いていき。
辛抱たまらなくなりそうなものだけど、その穏やかさも満たされるものではあった。

アーネストは感じさせられたという達成感もあり、
1時間もあればお風呂から上がったり食事したりしているうちにおやすみモードか。
次第にこのまま寝ちゃいましょうかな雰囲気になっていき、たぶんこの日はこれきりで――

アーネスト > 平気だと言われても冷静になれば今日は少し様子がおかしかったようにも思う。
二回も出したし挿れるのはまた明日でもいいかなと思う。
次に遠征に出るまでは毎日出来るのだし。
そう思えばじゃれ合うような触れ合いも心地よい。

「今日はずっとこうしてようか。」

優しく抱き合いついばむような口付けを交わし、その柔らかさを堪能するよう膨らみを優しく優しく捏ね回す。
時折萎えたままの肉棒が恋人の股間に触れるも入浴中は復活する様子もなく、ただただ穏やかに触れ合いと離れている間の報告と言う名のおしゃべりを楽しむ。

お風呂から上がれば久しぶりの恋人の手料理、そして、ベッドへと入ってしまえば旅の疲れと二回の射精の影響であっさりと眠りに落ちる。
久しぶりのベッド、そして、抱きしめる恋人の柔らかさに夢を見ることすらなく朝までぐっすりと眠れたことだろう。

ご案内:「拠点の宿」からシンディ・オーネさんが去りました。
ご案内:「拠点の宿」からアーネストさんが去りました。