2020/06/11 のログ
ご案内:「設定自由部屋4」にアイリースさんが現れました。
アイリース > 【待ち合わせ待機中です】
ご案内:「設定自由部屋4」にビョルンさんが現れました。
アイリース > まるで焦らされるかのような愛撫。
それは、私の中に少しずつ快感を蓄積していく。

「んんんぅっ……!」

髪に触れられ、手に触れられ。
それがまた快楽を呼び起こし。私は、小さくイってしまう。
さらに、体の中をかき回されれば。

「んあぁぁぁぁ、は、ぁっ……!
 もう、もう、ダメぇ……!」

私の喉から声が出てしまう。
以前、この相手と肌を重ねたときとはちがう。
あの時は、演技が混じっていなかった、とはいわない。
ただ、今回は……。

(こ、れっ……本当に、ヤバいっ……!)

感じている。感じすぎている。
それこそ、快楽を自分で制御できないくらいに。

ビョルン > 触れる程に女の中は湧き出すような愛液で滑りが増す。
抽挿するような出し入れに代えて、根元まで差し入れた二指で様々な角度の位置を探る。
八割は女の良く反応する場所を掠り、残り二割は遠慮なくそこへ突き込み。

達したのだろうか。
子種を絞ろうとするようにひくひくと蠢く媚肉に指を絡め取られながら、相手へと唇を近づければ一度ちゅっと音を立てて吸い付いては離し。

アイリース > 体の中をほぐされる。いや、蹂躙される。
暴かれるかのように、膣壁をなぞられ、突かれる。
指は、まさしく男性器のそれのように私を刺激し。

「ふ、ぅ、ぁ、んっ……」

唇を重ねられれば、つい。
相手に、甘えるように体を預けてしまう。
そのまま、相手の唇を求めるように。
何度も何度も、唇を重ねてしまう。

「は、ぁっ……お願い……。
 ください、くださいまし……」

喉がさらに言葉をつむぐ。
その先を、欲するように。

ビョルン > 女の声が耳に届けば、

「どォしようかな……」

と、焦らすような言葉を吐く。
そうすればまた、己自身の声が己へと冷や水を浴びせた。
唇を離せば、再び空いた手で相手の髪を撫でて。

「──たかが俺ごとき、『お慈悲』で抱けるような安い女で好いのかい、アンタ」

熱い肉にぬるりと押し出されたように相手の中から指を退く。
女の内腿で蜜を拭えば、頭を枕の上へ戻して元の姿勢。

アイリース > 「……意地が、悪い」

頭を撫でられながらの言葉に。
私は、ついそう言ってしまう。
こちらが求めている……我慢ができなくなっているというのに。
そこで問いかけなど、まったくもってズルい。

「……あぁ、もうっ……。
 私が、好いた男性に抱かれたいと思っているんですけど!
 それが、何かご不満ですか!?」

つい、声を荒げてしまう。
こうなったらもう恥だの外聞だのなどどうでもいい。
こっちはとっくに火が衝いているのだから。

ビョルン > 「だから」

小さくため息するような囁き声で。

「つまらない意地悪とか、そんな気持ちで抱くのを止めた訳ではない。
 まずそもそもが、欲求の処理のためだけに──あやめ、お前を抱いたことはないよ」

己なりの誠意の数日。
女の吐息で決壊するんだろうか。

こてり、と相手へ背を向けるように寝返りを打てば、己の寝衣の裾を開けた。

「見ないでねー」

女の肌に触れ、吐息を聞いて昂っていない筈はない。もぞもぞと手を動かし。

アイリース > 「……最初の一回は別として、ですか?」

私は、初めて出会った夜のことを口にする。
あの時は、まぁ。
私のことを認識していなかったから、ノーカウントということなんだろうけれども。

「……」

相手の言葉に、私は肩を落とし、そのまま着衣を整える。
私としてはまだまだ火が衝いたままなのだが。
とはいえ、相手にその気がないのならどうしようもなく。
私も、布団に寝転がるのだが。
どうにも、気持ちが落ち着かず。
相手のほうを見てしまう。
それこそ、じぃ、と。直視してしまう。

ビョルン > 「其れだって」

誰でも良かったわけではないと、言いかけて今更では何とでも言えるかと口を噤む。

己の背中とて、見ているのだろう。
縁側で涼んでいた頃と同室の気配が己の身辺を包み。

「残念、しぼんだ」

出任せに、誤魔化して目を閉じる。

アイリース > 「……なんですか。途中で止めないでくださいよ」

相手の言葉が気になり、そう問い詰めるのだが。
恐らく、相手は絶対に答えないだろう、と思う。

「……しぼむくらいなら、私で発散してくださいよ……」

相手の言葉の意味するところを理解し、ため息を吐く。
そのまま、私も寝ようかと思うのだが。
相手に近づき。腕に抱きついてみる。
いわゆる、添い寝、というやつだ。

ビョルン > どこかで ふつ と行灯の火が消えた。
夜の帳は奥座敷を覆うだろう。

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