2020/05/16 のログ
ご案内:「女郎屋」にビョルンさんが現れました。
ご案内:「女郎屋」にアイリースさんが現れました。
ビョルン > 花の名をした女の好意で上がり込んだ女郎屋の一室。
そこで女が己の新たな護衛と知り、また女の色香と肉に埋もれてとろとろと眠りを貪った後。

未明、または早朝か。
寝床の中を手探る。

よもや、夢だったのではあるまいか。
一瞬、己の表情筋が醜く崩れる感覚を覚える。

アイリース > 「……んぅぅっ……」

(女は、相手の動く気配に声を上げた。
 女とて、忍として一角の者である。
 相手を護衛しつつ、睡眠も同時にとる、というような。
 半分寝て半分おきている、というようなことができるので。
 一応は、寝ていた、ということ)

「……ん~……」

(次第に覚醒していく女の脳。
 しかして、時間があまりにも早く。
 いくら忍でもスパッ、と起きることは出来ない様子で。
 くるくる、とその場で転がり。毛布を巻き取ってしまう)

ビョルン > 己の身を包んでいるのは柔らかい和式寝衣らしかった。
いつもと違っていたことに気を持ち直したところ、耳へ届くは眠たげな女の唸り声。

見つけた。

と、内心に安堵や悪戯心抱きながら。
たった今しがたもぞもぞ動いてった毛布巻、引っ張って抱き寄せよう。

アイリース > 「……ひとつアドバイス……。
 眠そうにしているパートナーを抱きしめる時は。
 もうちょっと優しく、静かに……。
 で、ありんす」

さすがに、毛布を引っ張られれば目は覚める。
いや、さっきまでも微かに起きてはいたんだけれども。
気配がしっかりと把握できていたから。寝ようとしてたのだが。

「……まだ起きるにも早い時間でありんしょうに。
 怖い夢でも見たでありんすか?」

私は、もぞもぞと身体を反転させ、相手に向き直る。
そのまま、抱きしめてあげて、頭を撫で撫で。
まぁ、この若者がそんなに柔な性質でないことは理解はしているのだが。

(女は、相手を抱きしめると。
 腕だけではなく、足も絡め。
 まるで、相手の体を温めるかのような姿勢を取る)

ビョルン > 「なにか始まったぞ」

講義か授業かなんぞのような。
女と顔を合わすに最低限の体裁を、取り繕う。
とっぷりと寝込んでいた証が口元や目元に残っていたのでは格好がつかない。寝衣の袖で一通り顔を拭って。

「目が覚めた。
 ──此れ迄が夢でなくて、良かった」

大人しく女の腕に収まって撫でられている。
胸いっぱい、女の纏う空気を吸い込んでからもぞり、と手を動かす。

「ですがまあ、折角なので甘えようかと。
 ──体が、ぼろぼろになるまでヤろうぜ……なァ」

寝起きなのはこちらも同じ。
普段に比べ語彙力は半分未満まで落ち、飾らなすぎる言葉を吐きながら女の着物の裾を割ろうとする。

アイリース > 相手が顔を拭うのを見つつ。
私は、一度あくびをする。
忍者でもなんでも、眠いものは眠い。

「あら、ずいぶんとお上手ですこと。
 それだけ舌が回るのなら。あんな無体、働かなくてよろしいでしょうに」

今後、店の女の子たちに乱暴しないようにと。
しつこいほどに釘を刺しておく。
そうしていれば、相手が手を動かし始めて。

「……それは構いませんけれども。
 その前に、聞きたいことがありんす。
 わっちを女将にして、店の営業を続けさせる。
 本当に、望むのはそれだけで?」

やれやれ、と思いつつ。相手を、毛布の中へとくるんでしまい。
そのまま、自ら着物を脱いでいく。
忠誠を誓ったとはいえ、相手の狙いや考えが分からないのは困る。
肌を重ねるのはいいとして、ついでに。
その辺りを聞いておこう、という算段だ。

ビョルン > 「『胡蝶の夢』だったか『邯鄲の夢』だったか。
 考え出すと恐ろしくないか?」

特に口説いたつもりもなくの言葉だったので、この辺りは若干噛み合わず頓珍漢な返事して返した。

ああ、構わないんだ。
市井の女は行きずりでも、二回目以降は挨拶のように出し惜しむって謂うのに。

俺のモノであることに異存はないということか、と実感しつつ毛布の中で女の脇に両腕ついて着物を脱いでいく様を見ている。下手に横になって待てば寝落ちし兼ねぬ。

「……その前、というか。
 待てない、しながら話す」

着物が開け、肌が露になればその首筋へ鼻先を寄せる。

「俺、からもひとつ──聞きたい。
 ん──っ、あいつが……あやめ、お前に俺を託していった……ってトコなのかい?」

女の白い頸へ吸い付いて項に赤い痕を刻もうとしながら問いかける。

アイリース > 「また難しいことをご存知でありんすねぇ」

この国で、その話が広まっているとは少し考えにくい。
となると、相手が個人的に学んだということだろうか。
……学があるということか。好奇心が旺盛なのか。

「……まぁ、それでもいいでありんすが」

待てない、って。子供か。
ただまぁ、ある意味では可愛らしい、と言えるかもしれなかった。

「託した、というか。
 あの子は今、東の国で特別な仕事中でありんすぇ。
 で、貴方様の護衛とお手伝いを、と」

その頼みを引き受ける義理は無かったのだが。
他でもない愛弟子の頼み。
聞かないと寝覚めが悪くなりそうだったのだ。

(服を脱ぎ終えれば、相手に触れられ。
 女は、小さく身じろぎした。
 こういった場所で服を脱ぐことの意味を知っているし。
 これからされることに関しても、理解はしているのだから。
 どうしても、感覚は鋭敏になり、反応してしまうのだ)

ビョルン > 「本くらい読めなきゃ、
 女が投げてくる恋文を読んでやれないだろう──…?」

しれっと言ってのけるのは真実やら軽口の類やら知れず。

「鷹揚なお許し、有難う御座います。
 お姉さま」

昨夜、ボーヤ呼ばわりされたことを思い出しながら片手を相手の乳房に重ねて指先でつんと先端を弾く。
のしかからせた体、己の男根は臍へ届きそうな程に硬く張り詰めていることがわかるだろう。

「──わかった、そういった事なら。
 ……アイツ、からの義理立て──と、」

女の首筋に酸い痕を遺せば満足そうに口元が上がる。
それから、唇は女のそれを狙い。

アイリース > 「……。…………。はぁ」

たっぷりと間を置いてしまった。
いや、冗談だろう。冗談のはず。
そうでなかったら、よほどの自信過剰だが。

「どうせ拒んでもするんでありんしょう?」

ならば、行為をしながら話をするほうが効率がいい。
そう考えている間に、胸に触れられ、思わず息が漏れてしまう。
視線を向ければ、相手は既に準備ができているようで。

「んぅっ……義理立て、というか。
 あの子は貴方様を純粋に心配していたみたいでありんすよ?」

それがどういった感情からのものだったのかは不明ではあるが。
私はただ、私の気持ちに従い、この相手に尽くすことを決めた。
唇を奪われるが、それを拒みはしない。

(キスされるがまま、女はそれを受け入れ。
 相手の胸元を撫で、体温を分け与えるようにしていく。
 相手に向かい微笑みを投げかけ。女は首をかしげ)

ビョルン > 読書の話はそれきり。
続く言葉に頷いて。

「拒んだりしないんだろうなって」

体は開いても、肚には何を抱えているかわからない。
女とは、離れがたい存在ではあるが厄介な存在でもある。

それから、前任者について踏み込んだ話題に及べば女の肌を撫でる手は一瞬止まる。

「意外だ」

とだけ呟いて睫毛を伏せれば唇を重ねる。
ぬるり、と舌を捩じ入れれば長い時間をかけて相手の口の中の感触を丹念に味わう。
そうしながら指先は女の胸からすっと撫で下ろして内腿へと至る。
下生えに触れるか触れないかの位置で指先は方向を変えて臍から下腹へ彷徨わせて焦らす。

アイリース > 「そりゃまぁ……。
 よほどのことで無ければ、従いんすよ」

忠誠は誓っている。だがそれは、妄信とは違う。
主人が道を違えるのなら、それを正す。
忍とは、刃の下に心持つもの。
ただ主人の意思に狗のように従うのは、忍にあらず、である。

「……はぁ? 何がでありんしょ?」

意外、とは? 何か変なことを言ったろうか。
そう考えている間にも、相手の愛撫は進む。
舌の熱さ。こうしていることを実感する。そう。セックスを。
下腹をなぞられれば、くすぐったさに、息が笑みとして漏れてしまう。

ビョルン > 「『よっぽどのこと』を探して、
 やんちゃしてやろうか」

いわゆる性行為に関して言えば大きく身体を損なうものでなければ受け容れるのだろう。
けれどこんな生業でありながら、人の道を踏み外すというのは案外と難しいものだということを知っている。

意外と言ったことにさらに意外そうな声が上がれば相手から唇を離し、自分の寝衣の合わせを乱す。

「食われたい? それとも俺を犯してみるかい?」

堂々と自分自身見せつけながら、繋がる体位は女に任せるつもりだ。

「意外っていうのは、あいつとは腹を割って話す時間が取れなかったしな──…という、ことだよ。
 けれど、信じよう」

ふ、と小さくため息をつく。

アイリース > 「構いませんが……。
 わっちは、あの子の師匠ということはお忘れなく。
 次は、デコピンじゃ済みんせんよ?」

もしも望むのなら、それ相応の覚悟を持って、と。
釘を刺しておく。この手の若者は……。
手綱を握ってやらないと、たやすく暴走する。
かと思えば、繊細だったりするしで、難しいのだ。

「……そうでありんすなぁ。
 なら、下から突いてみんすか?」

後ろから、とかは以前にしたのだから。
今回は趣向を変えようと思い。
私は、毛布から身体を出し、膝立ちの状態になる。

「貴方様は、あの子を信じきれなかった。
 あの子は、貴方様を信じることしか出来なかった。
 そういうことです」

相手のため息に、私は小さく笑み零す。
話を聞いただけなので、実際のところは分からない。
ただ、私から見れば。二人が二人共に幼かった。
そういうことなのだろう、と思う。

(女は、相手のことを優しくベッドに押し倒すと。
 そのまま、腰の上に座り、相手の体を起こす。
 後は、相手が女を抱き寄せれば。
 容易に結ばれることができるだろう)

ビョルン > 「暇に、なったら──だなぁ」

この女を怒らせたりする妄想に、今はまだ及ばなかった。
故に、緩く首が傾ぐ。

「商売女みたいに言いやがる」

もっとも、ここは娼館の一部屋である。
相手からの提案には頷いて長座の姿勢。腰を跨がれれば自分自身に手を添えて、女の下の唇に先端をぴたりと添わせた。

「ん……どうだろ、今となってはな──…

 ……ッ、」

女の胸へ顔を埋めながらその腰を抱きかかえて柔い肉の間に分け入る。
温もりを伴った快感に思わず声が上がりかけるが、弾む息に逃して喘ぎは殺す。

「次は、俺が問いに答える番かな。
 アンタ、には女郎屋で──俺と所帯を持ってもらう。無論、見せかけの、だが」

快感を求める本能が腰を跳ね上げさせる。
翻弄されそうになりながら、相手を上目に見る。

アイリース > 「人間、暇な時は碌なことを考えないでありんすからね」

更に釘刺し。碌でもないことを考えるなよ、と。
まぁ、ちょっとしたイタズラ程度なら……。
少し痛めつけるくらいで許してやらなくも無いが。

「ちょっと気を使ってご提案しましたのに。
 ずいぶんな言い様。とんちきとお呼びいたしんしょうか?」

相手の言葉に、ついつい文句を言ってしまう。
そもそも、私は時々しか客を取らない。
本職の娼婦ではないのだから、そのように言われては苛立って当然だ。

「そうでありんすなぁ……。
 んんっ……!」

相手のことを抱きしめながら、貫かれる。
そのまま、私は腰を落として、相手の熱を体の奥底へと。

「……はいぃ?
 それはまた、一体どうして?」

いきなりの言葉に、首を傾げてしまうが。
相手の腰が跳ねれば、私も、体がぴくり、と震えてしまう。
あまり慣れていない体位のせいで、普段とは違うところが刺激されてしまい。
自然と、息が、重く熱くなってしまう。

ビョルン > 「売女と頓痴気じゃ、似合いじゃないか」

そうは返すも、己の警護をこの女に託して別の任務に向かったもう一人の女のことに言及するには、まだ消化しきれぬ感覚があり口を噤む。

深く繋がれば、相手に視線を絡めてまた舌を絡めるように口づける。
下から何度か突き豊かな胸を揺らさせてから、相手がしっかりと自分に抱きついているのを見て相手から片手を離す。
互いの体の間に手を差し入れるが先日触れた場所へは触れずに掌全体で女の下腹を圧迫すれば、女の下腹越しに自分の逸物の硬さが知れた。
そうして女の反応を確認するように表情を覗き込む。

「大サービス。いいよ、漏らしても」

下腹を押さえる力を増す。
こうすれば女の膣内では己の存在感が増し、また腹膜へと響く刺激や尿意を堪えるようなもどかしさのような感覚があるだろう。

そうして己は女を押さえる手以外は小休止。膀胱あたりを容赦なく押さえながら説明する。

「──ちょっと大事な時期でね、あまりそうヤサを転々ともできなくなった……ッ、は……」

動かずとも女の媚肉は己をぎゅうと締め付けたまま緩まない。
自然、吐息が零れ。

アイリース > 「そういう口ばかり利いていると。
 本当に相手にされなくなりんすよ」

まったく。口の減らない若者である。
まぁ、若い男性はこれくらい元気なほうがいいのかもしれないが。

「ん、ぁ、あはっ……」

下から突かれて、体が揺れる。
キスをしたまま揺さぶられると、なんともいえない快感を感じる。
じわじわと競りあがってくる快感に身を委ねていれば。
なんとも、とんでもないことを口にされ。

「……漏らしは、しないですけれども」

と、いうものの。下腹部に確かに違和感は感じる。
ヘタに圧迫を続けられれば、本当に漏らしてしまうかもしれない。

「んぅっ! それと、所帯とが……。
 どう、関わってくるので……?」

いまだに要領を得ない言葉に、思わず聞き返してしまう。

(女は、知らず知らずの内に腰を動かし始めていた。
 下腹部に圧迫感を感じているものの。
 相手の上で、身体を躍らせる。
 それは、間違いなく。快感を求めてのことであった。)

ビョルン > 「それは困るな」

寝起きからようやく言葉が増えたかと自覚していたが嫌われては残念だ。
腰を揺する中、自然と唇が離れれば今度は相手の乳房を持ち上げて先を口に含んで刺激する。

女の平らな下腹を押さえるうちに、女の腰遣いが激しくなればふふっと含み笑う声を上げて。

「慣れてない女だとそのうち大泣きして漏らしながらイきまくるよね──
 まぁ、びしょびしょにされるから可愛い子にしかしないけど」

鳴く声も、泣き声も。きっと女のものなら嫌いではない己。
粋がってみてから、姿勢はそのままに腰遣いを荒くする。

「──だから、女の護衛のいる特定の場所に毎日帰るための……っ、自然な状況だよ。
 かみさんと見られればあんたも後ろを探られない…ッ、だ・ろ?」

荒い息の間、己の考えを説明する。

ビョルン > 【継続予定】
ご案内:「女郎屋」からアイリースさんが去りました。
ご案内:「女郎屋」からビョルンさんが去りました。