2020/01/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にカーレルさんが現れました。
カーレル > 行方不明になった冒険者探索に雪山に向かったのが数十日前
天候不安定な雪山で冒険者を探したが発見できたのは4人パーティーのうち2人だけであった
あとの二人は魔物に食われたのか、雪崩に巻き込まれたか、滑落したか…
まあともかく何にしろ、発見には至らなかった…ギリギリまで探したが、流石に物資が心許なくなれば、
一度、山を降りてギルドへと報告をしなくてはいけない…報告、と言っても冒険者が身につけていた
登録証のタグを窓口に手渡して、照会してもらうだけであったが

疲れ切った身体を引きずるようにして冒険者ギルドまでやってくれば、窓口に雪山で発見した登録証を提出する
係員が照会する間、荷物を下ろし椅子を暖炉の傍まで引きずるとどっかりと腰を下ろした
行方不明者を探しての雪山はだいぶ、精神を摩耗させられたし、身体の方もぐったり疲れ切っている
冷え切った身体を暖めてくれる暖炉の炎がありがたい…時折、他の冒険者が背後を歩いているようであるが、
気にもとめずぐったりと深々椅子に腰掛けていると、そのうちに眠たくなってきた

ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にしずくさんが現れました。
しずく > (かなり静かになったギルド。
人がいるにも関わらず、そことは違う人間がそのギルドにやって来た。
黒いドレス姿に大きな胸と尻が特徴的な女性であった。
髪は艶のある長いストレートであり、少し頭のてっぺんから毛が跳ねているのが可愛らしく見える。
ぎょろ目に近い大きな目に黒い隈があり、まるで亡霊化のような姿をした女性は二人の人間を連れていた。
ぐったりと肩にのっかり、片方は少々引きづったような形で連れて来ていた。
それは行方不明になっていたギルドの人間の様であり、メンバーは慌てて受け取ることにした。

(その後、手が空いたしずく。
椅子に腰かけて眠そうにしている男、カーレルに近づいて様子を見ると、寝ていると思ったのか軽く腕を肩に乗せて持ち運ぼうとした。
ギルドにある一部屋を借り、防寒服等最低限の服装になるまで脱がし、ベットに寝かせる様にしようとすると、近くで焚かれていた暖炉の近くに寄り、持ってきたものを作って何かを作り始める。)

カーレル > 揺れる身体に意識が戻る
如何に疲れていようとも流石に部屋に連れ込まれ、衣服を脱がされベッドに寝かされれば気が付こうというもの
しかし、何かをされるわけでもなく、ワケが判らぬ状況にムクリと身体を起こすと黙って暖炉の傍で
何やらしているらしい女の背中をぼんやりと眺める

よくもまあこの体躯でここまで運んできたものだ、と感心しつつ脱がされて、その辺りに放されているであろう
防寒着の上着を引っ張ればポケットからタバコを取り出し、一本咥えて火を付けた
ベッドの縁に腰を下ろしたまま、煙を吐き出しながら何やらしている背中に声をかけてみようと思う

「…つかぬことを聞くが何を作ってる?
 寝室まで運んできてくれたことには感謝しても良いんだが…」

しかし、女にベッドにまで引っ張ってこられるというのはどうであろう?
口にするわけではないが内心、そんな事を考えながら、ふ、と煙草の煙を吐き出した

しずく > 「えひぃ!」

(声を掛けられて驚き、変な声を出してしまう。
そのまま、ゆっくりと振り返れば、驚いた顔でカーレルの方を見る。
ぎょろ目と隈により、少々怖くも、隈や雰囲気が無ければ可愛らしくも見える少女であった。)

「あ、え、えっと…。
そそ、外は寒かったので…し、シューを…。」

(緊張しているかのように声が詰まりながらしゃべり始める。
時間があったためかすでに完成しており、皿に盛ればスプーンと一緒に男の元へ運ぶ。
美味しそうなクリームシチューであり、鶏肉やジャガイモ、ニンジンなどがゴロゴロと入っており、食欲をそそるような出来であった。)

カーレル > 上がった声にそこまで驚くことかね…と思いつつ、素っ頓狂な驚き声に笑ってしまった
此方へと振り向く彼女の驚きっぷりを観察しながら手に持った煙草を鍛冶屋謹製の携帯灰皿に押し付け火を消した

「あー…男を部屋に運び込む度胸があるのに話しかけられると言葉に詰まるのか…」

言葉をつまらせる様子にやはり笑い声が溢れてしまう
大胆な事をしたかと思えば、此方の質問に言葉を詰まらせる様がチグハグでツボに入ってしまった
彼女が皿に盛ったシチューを手に持ってきてくれればわずかに鼻腔がひくつき

「…俺が食ってもいいヤツ?
 ご馳走になる理由が皆目検討もつかないけど、腹は減ってる」

素直にご馳走になろうと言うつもりでいるらしい
彼女が自分に食事を施す理由は思い浮かばないが、一服盛られようとも毒の類は寄せ付けぬ体質である
なんと言っても背に腹は代えられない