2020/01/02 のログ
ご案内:「平民地区 雑貨店」にピングさんが現れました。
ピング > 相変わらず閑古鳥の無く某所にある雑貨屋。
時折思い出したように罠めいた品揃えを本日は行う事となった。

「試供品」とタグをつけた一欠片ずつの小さなチョコと温かなお茶を保温瓶に詰め込みカウンターの上に設置。
次いで、貼り紙を店内にある男女共用の方のトイレの扉へ取り貼り付ける。

「故障中の為使用できません」の文字と共にノブには針金を巻き付ける徹底っぷり。
試供品は媚薬と利尿剤の入ったチョコとお茶――つまりは碌でもない準備は万端に。
最後の仕上げとばかりに、トイレに行く場合は一択となる一室――男用、とでかでかと表示されている――へと足を踏み入れ。

その室内には便器の類は無く、壁の下の床に沿って排水用の溝が掘ってあるという簡素極まるトイレ風景。
しかも男子のみを想定している為か、仕切りの類は一切なく、並んで致せば隣の排泄事情が丸見えの状態だった。
芳香剤の代わりとでも言うように、たっぷりと焚かれた甘ったるい匂いのするお香は思考を緩くさせる効果を持つという念の入りようで。

要は、女性客を狙い撃って小用を我慢する様を楽しんだり、はたまた男子トイレで致す際にご一緒しようという阿呆な狙い。
上手く事が運べば色々と楽しめる事だろう。

―――以上、幾度か実行している変態趣味の焼き直し。
準備を終えると一人満足そうに頷き、カウンターへと戻り常の如く店番を。
啜る茶は、当たり前だが媚薬入りでは無く普通のお茶だ