2019/08/13 のログ
ご案内:「冒険者ギルド」にオティーク・リトルディアさんが現れました。
オティーク・リトルディア > 酒場を利用した冒険者ギルド。酒を飲みつつ依頼を探すもよし、仲間を募るもよし、逆に依頼したい冒険者を選ぶも良しといった退屈知らずのギルドの酒場の片隅、壁際の椅子に腰を下ろしている女が1人。見た目は20代半ばと言ったところ。ギルドには不釣り合いな雰囲気の女は、膝の上に小さな黒板を乗せて両手で支えていた。黒板には『魔力供給いたします。魔力血液=5ゴルド!キス=10ゴルド!エッチは15ゴルド! ※提供してくれる方は無償!』とたどたどしいマグメールの言葉で書かれている。そしてそれを持っている女はと言えば、口元に微笑みを絶やさないがぼんやりしており、意識がすっとんでいるようにも見える。が、先ほどから目だけがきょろきょろと酒場内を右往左往しており、人々の動きを気にしている。
ご案内:「冒険者ギルド」にピングさんが現れました。
ピング > 手紙を握りしめ、意気揚々と向かうのは普段訪れる機会は無い冒険者ギルド。
酒場の扉を開くとさて何処に向かえばいいのだろうかと中を見渡して――視線が、黒板を構える相手を見つけた。

「やぁやぁ、どうも。オティークさん、ってぇのは其方さんで良いのかね? オイラぁ、ピングってもんだが。」

にへら、とだらしなく表情が緩んでしまうのは、相手が実に上玉であったからだ。
自己を証明する証拠、とでもいう様に手紙を相手に向けて差し出すと返事を待った。

オティーク・リトルディア > 「……あ、あらあら?あらぁ?はぁい、オティーク・リトルディアですよぉ……」
それ以上の返事は無く、ぼんやりとした様子で差し出された手紙を確認して数度頷く。小太り気味と言っても不快感のある様子ではなく、なんだか気のいいおじさんと言った見た目の男。酷い事はされなさそうだと安心しつつ、立ち上がって椅子に黒板を伏せた状態で置き、男へと向きなおる。
「魔力提供の申し出ですよねぇ?そうねぇ……お口でも良いかしらぁ……?」
かと言ってやっぱりエッチは恥ずかしいので、僅かに赤らんだ頬に手を添えて首を傾げた。流石にキスだけ、は、許されない気がしたし。

ピング > 独特のリズムで喋る相手の空気は、何というか、とても緩い。
相手が此方を確認しているのと同じく、此方も相手の背格好や、もっと端的に言えばその肉感を服越しに見定めるように視線を這わせ。
にまっと実に機嫌よさそうに緩んだ表情から相手への感想はお察し。

「ほほぅ?まぁ、その辺は相談させて貰えるかい。
 とりあえず此処でこのままってのも、何だ。何処かゆっくり出来る場所はねぇかの。」

恥ずかしそうにする姿も、中々にポイントが高い。
なれば、どこかでじっくりしっぽりと、等と企んで。場所の移動を相手に請うのだった。

オティーク・リトルディア > 元々魔力で作られた人形に偶然人格が宿っただけに過ぎないただの魔法人形は、どうにもコミュニケーションが一歩ズレている。特に初めて受け入れる人やもの、情報に対して反応がひとつ遅れがちだった。当の魔法人形の女はその事に関してまるで気にしていない。店主の機嫌の良さそうな笑みも、なんだかご機嫌だなぁ、くらいにしか思ってなかった。
「……あらぁ。あらあら、そうねぇ、此処じゃダメよねぇ……。上に私が借りてるお部屋があるから、そこに行きましょうかぁ……?」
相手の言葉に思い出したように同意して、のんびりとした足取りで歩き出す。そして向かうのは隅にある階段。そこから2階に上がり、さらに3階―――……というより、屋根裏部屋へ向かうのだった。

ご案内:「冒険者ギルド」からオティーク・リトルディアさんが去りました。
ピング > 一言でいえば非常に「美味そう」な相手だった。
思わぬところで当たりを引けたか、と矢張り笑みを浮かべたまま、相手の先導に従って移動を開始。
階段を上がるその合間、エスコートを気取って相手の腰を支える様に腕を添え。
その手が、確りと尻を撫で摩っているのはご愛敬。
階段を上るにつれてその動きが変化し、屋根裏部屋に辿り着くころにはすっかりと愛撫染みた動きに変わっていたのだとか。

ご案内:「冒険者ギルド」からピングさんが去りました。