2019/07/28 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 山中 ログハウス」にボブさんが現れました。
■ボブ > (山中に建てたログハウスの傍で洗濯などの家事に勤しんでいる褐色肌の男。
その男から少し離れた所には大きな身体を持った馬が日向ぼっことばかりにうつらうつらと眠っていて、
その馬の腹を枕代わりに狼が寝ている……という野性の世界ではありえない光景を生み出していて)
「いやぁ~、すっかり仲良くなったもんだな。
最初の頃は相棒が近付いただけで怯えていたのが、大丈夫って懇切丁寧に話していったら徐々に慣れていったもんな」
(ほのぼのとする馬と狼との昼寝シーンを見ながら、しみじみと言葉を洩らしていく男)
■ボブ > (洗濯物を木と木の間に通した縄に引っ掛け、山を吹き抜ける風に洗濯物が揺れていくのを確認すれば
男は頷きを一つしていき、軽く背伸びをするように両腕を上に上げて、背中の筋を伸ばしていって)
「あっ……あぁぁ~~~っと。 さてと洗濯物は自然の力に任せて、俺は少し夕飯の仕込みでもしとくかな」
(背中の筋を伸ばし、軽く息を吐き出していけば台所から籠に入れた野菜を持ってきて、
丸太椅子に腰掛ければ、ナイフで野菜の皮を剥いては空の籠へと皮を剥いた野菜を入れていって)
「う~ん……何か妙な感じ…予感を感じるんだよな。
何と言っていいのか分からないが、何かが起こりそうな気配を感じるというか……」
(野菜の皮を剥きつつ、少し首を傾げ、心の中に湧き起こる妙な予感……それを警戒するような言葉を漏らしていく男)
■ボブ > (籠一杯の野菜の皮むきを終えて、ナイフを丸太椅子の上に置き、肩をとんとんと叩いて肩の凝りを解していって)
「はぁ~~、つっかれたなぁ~。
ほれっ、お前らも起きろっ! 馬は厩舎に戻れ…狼はちょいと家の周りを巡回してくれ。
お前が巡回している間にお前の飯も作っておくからよ」
(気持ち良さげにお昼寝していた馬と狼を起こし、馬には安全な厩舎に戻るように指示し、
狼にはログハウスの周囲の見回りを頼み、男はログハウスの中へと入り、夕食の準備をしていく。
狼が見回りを終え、ログハウスへと戻ってきた時、馬一頭と狼一匹と男一人の漢三人の楽しい夕食を囲んでいったとか)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 山中 ログハウス」からボブさんが去りました。
ご案内:「平民地区冒険者ギルド」にホウセンさんが現れました。
■ホウセン > 長雨の時期は過ぎたが、雨天と無縁になった訳ではない。
そんな事を思いながら、俄かに雨の降り出した平民地区の路地を駆ける小さなシルエット。
どうせ、冬場の氷雨と違って慌てるようなものではないとたかを括っていたのが降り始めの二十秒ほど。
その後は、ザァっと無遠慮に叩き付ける夕立めいた大粒の水滴によって濡れ鼠にされ、目下遁走中。
「やれやれ、酷い目にあったのじゃ。
のぅ、手が空いておれば手ぬぐいを――」
如何にか当初の目的地だった建物まで強行突破をし、戸を開けると同時に奥へ声を掛ける。
其処は平民地区にある冒険者ギルドの一つで、一階がギルドとしての事務所と軽食を供する酒場、二階が簡素ながら宿泊施設といった構造。
黒い髪が額に貼り付き、そこはかとなく視界を狭められているのが気持ち悪い。
頃合としては、昼食時のピークを過ぎるかどうかといったところで、店員の手が空いているかは五分五分か。
■ホウセン > 季節に合わせて涼を取ろうと袖を通した異国の装束も、雨を吸ってじっとりと重い。
藍色の布地が濡れて黒味を増し、それが細い身体のラインに密着している。
子供らしく華奢な骨格と肉付きが透けて見えるのも気にせず、にわか雨の犠牲者に気付いた店員からタオルを与えられると、いそいそと髪を拭い始めて。
一通り拭い終えた頃には、ボサっと聊か不恰好な有様になったけれど、手櫛を通すだけで形になる辺り便利。
「いや、助かった。
面倒をかけたのぅ。」
給仕に戻った店員に礼の言葉を吐き、湿ったタオルを首に掛ける。
多少マシになったとはいえ、首から下は相変わらず水浸し。
甚平も布を当てて水を吸わせるより、そのまま搾った方が効率的ではないかと思える程に。
チラリと直ぐ隣の入口を見遣るのは、こんな惨憺たる被害を受けたのが自分ばかりなのは理不尽だという、これまた他者にとって理不尽な思いによるもの。
誰彼か、己と同様に濡れ鼠になって現れれば、少しは溜飲が下がろうものなのにと、我侭妖仙の視線はじとっと湿り気を帯びる。
ご案内:「平民地区冒険者ギルド」にゼナさんが現れました。
ご案内:「平民地区冒険者ギルド」にシャルロッテさんが現れました。
ご案内:「平民地区冒険者ギルド」からシャルロッテさんが去りました。
■ゼナ > 「ひあぁぁぁあっ、いきなり降り過ぎですよぉっ」
不満げな声を響かせ、転がるかの勢いでスイングドアを押し開いたのは、少し前にここに来た少年同様冒険者ギルドには似つかわしくない肢体の持ち主。
健康的に日に焼けた小麦肌はともかくとして、稚気を残した顔立ちとトーンの高い涼声、そして何より、むっちりとした体躯を覆う着衣がこの場にまるでそぐわない。
本日のゼナは非常に珍しい事に、避暑地に訪れたお嬢様の如き純白ワンピというガーリィな出で立ちでその身を飾っていたのである。
そして現在は唐突なスコールに見舞われた濡れ鼠。
純白のワンピースは元々の清楚さなど見る影もなく肌に張り付き、豊乳のたわわな稜線も、うっすらと腹直の筋の浮かんだおへそ周りも、青色ショーツの横紐が食い込む腰のラインも、小麦肌の色彩と共に濡れ透けさせてしまっていた。
左足に装着したナイフベルトはただの町娘と一線を画す物騒な代物ではあったが、細革がむちむちの太腿に食い込む様は冒険者らしさよりも扇情的な色香を強める一因として衆目を引き寄せるかも知れない。
「うぅぅ……せっかくリスにおねだりして貸してもらったのにぃ……」
黄金の短髪が濡れて張り付く様子は、獣耳をへにょんと垂らした犬を思わせる。普通の娘であれば半裸にも似た己の痴態に頬を染めるだろう場面なれど、そこに思い至らぬのがいつになってもむちむちボディの破壊力を理解しない無自覚無防備娘たる所以。
そんなゼナが一頻りため息を零した後、なんとなく店内に向けた蒼瞳にて先客たる少年の姿を捉えた。己同様、いきなりの通り雨にやられたらしい彼と目が合えば、『えへへ、お互いすっかりやられてしまいましたね』みたいな共感のはにかみ笑いを向けるだろう。
■ホウセン > 驟雨の割に、遠雷というのはまだ聞こえないが、遠くから妖仙の耳に届いた悲鳴は、その近似値とも言うべき勢いを宿していた。
何事かと黒い瞳を向けるのは、派手に扉を潜る来訪者の挙動に気を引かれたせい。
不幸が自分だけの物ではないようにという、浅ましい願いというか呪いというかは分からぬ思念は結実したようで、新たな被害者が一人。
妖仙が先達となったことで、この事あれかしと折込済みの店員により、女にもタオルが手渡されるだろう。
「嗚呼、一張羅が台無しとは、お主も儂並に運がないのぅ。
これもおろしたてだったのじゃが…」
小さな悲嘆を耳聡く捉え、はにかみ笑いに幾分シニカルな笑いを投げ返す。
だが、単に不幸を共有するだけの他人で済ますには、視界の端の方に入り込む肢体が余分だ。
狙っているのかと勘ぐられても仕方ない透けたワンピース姿は、なるほど、これはこれでそそられる。
そんな子供の皮を被った純朴ならざる人外が、頭の中で算盤を弾くのは程なくの事。
「さて、入れ物を引っくり返したような雨じゃったし、チマチマ拭っておっては夏場とて風邪をひこう。
もし、お主が良ければじゃが、上に行って風呂でも借りようと思うておるのじゃが…
何分、寝泊りするでもなしに、一人一人部屋を使うては財布が痛かろう。」
部屋代の折半に便乗するか、と身長差が生む自然な上目遣いで見上げつつ、小首を傾げる。
そんな提案を投げ掛ける発言者は、よくよく見れば異国情緒に富んだ風体をしていると気付けよう。
黒い髪と黒い瞳、肌の色は王国に多い白いものではなく、北方帝国に由来する色身のある白。
尤も、それ以前に珍妙な言葉遣いから、そこら辺りにいる子供とは異なるとは察せられるかもしれないが。
そう、子供だ。
少なくとも見た目は、何処から如何見ても子供でしかなく、警戒心を抱く対象となるには聊か小物過ぎるか。
女が賛同するようなら、店員に声を掛け、二階の宿泊部屋の鍵を受け取り――
■ゼナ > 「―――わっ、ありがとうございます! とっても助かりますっ」
店に駆け込んで早々に手渡されたタオルに蒼目を丸くした小麦娘は、頬横に編み込んだ三編みを揺らしながらぺこっと黄金の頭部を下げた。
双腕を持ち上げて濡れ髪に乗せたタオルにてわしわしと水気を拭うその様子は何とも男らしい。それでも粗野な印象よりも快活で健康的な色香が感じられるのは、ノースリーブのワンピースが晒す無駄毛の見られぬツルンとした腋下や、細腕の動きに合わせてたゆたゆぽよぽよ揺れ撓む豊乳の悩ましい有様のおかげだろう。
「あははっ、本当に困った通り雨ですよね」
変声期すら迎えていない女の子の様な声音が紡ぐ、妙に老獪な台詞とがっくりと肩を落とす様なその内容に思わず笑い声がこぼれてしまった。その間に濡れ髪を拭き終えた細腕が、今度は剥き出しの腕肌を拭い、次にはむっちりと肉付きの良い、それでいてカモシカめいた躍動を秘めた脚線へと手ぬぐいを滑らせる。
ワンピースの襟ぐりが、華奢な鎖骨と豊満極まりない乳房の丸み、そして青と白のマリンカラーも涼しげな帯状の乳当てをもちらりと覗かせた。
そこに惹きつけられる衆目など気付きもせずに、脛から膝へ、更には太腿へと北上を続けるタオルは、ワンピーススカートの中にまで潜り込み、小股に食い込む下着が見えるか見えないかギリギリの所まで裾布を持ち上げながら腰横や尻肉の水気を拭う。
「ふふっ、随分と大人びた提案をするんですね。でも、とってもいい考えだと思います」
ようやく下肢まで拭い終えて曲げていた腰を戻せば、こちらを見上げる上目遣いに優しげな笑みを返す。
「―――ですけど、ここはわたしに支払いをさせて下さい。それが年上の役割というものです」
なんてお姉さん風を吹かせつつ、彼に近付き膝を落として目線を合わせれば、しっとりと濡れた黒髪をそっと撫でようとする。そうしてその後には彼の小さな手を握った保護者の風情で2階の部屋へと場を移すのだった。
ご案内:「平民地区冒険者ギルド」からホウセンさんが去りました。
ご案内:「平民地区冒険者ギルド」からゼナさんが去りました。