2019/06/30 のログ
ご案内:「王都マグメール内/娼館通り」にサウラさんが現れました。
■サウラ > ――捕獲遠征に出向いている仕事仲間たちが戻るまでの間、
王都に留まって引っ切り無しに発生する雑務を片付けることが決まった。
単身今から王都を出立し遠征先に辿り着くには時間が掛かり過ぎ、
道中に魔物が襲撃してきた場合、己一人で切り抜けるのは厳しいからだ。
毎朝決まった時刻に近郊の獣舎から迎えに来てくれる護衛役の二人は、
今は捕獲作戦での貴重な戦力である。あの双子のことだから己の許に
戻るべきなどど考えていそうだが、かといって戦線離脱するほど我儘な性質でも無い。
くれぐれも用心しなさいよ、と暫く泊めてくれることになった友人に言われ、
「分かってるから大丈夫よ」と返して、今夜も酒場に向かう彼女を送り出して後。
黒い裾長のローブを借りて羽織り、陶器の水差しを持って共同井戸へと遣ってきていた。
■サウラ > 井戸端で立ち話に興じている年嵩の娼婦たちに会釈し、井戸に近づいて釣瓶に手を掛ける。
最近客入りが良くない上に金払いが悪くて困る、新しく入った娘の仕込みが遅れている、
あの筋向かいの娼館に入った男娼が稼ぐ奴で実入りが良くなったそうだ、
貴族の客が持ち込むあの秘薬は凄い、そういえばあの情夫とはよろしくやれているのか、等等。
悪口噂話織り交ぜて、彼女たちのお喋りな口が止まることはない。
話を差し向けられる前にと手にした釣瓶を井戸に投げ込み、滑車を回して水を汲み上げる。
■サウラ > 水を水差しに移し変え、噂話の餌食にされる前に井戸を後にし――…
ご案内:「王都マグメール内/娼館通り」からサウラさんが去りました。