2019/06/10 のログ
ルビィ・ガレット > 唐突に「誰か」が駆け出す足音。遠ざかっていく人型の気配。

「鬼ごっこに自信があるのかしら」

下半身を影に沈み込ませながら、ゆっくり嗤う。
影間を移動して、逃走者に追いつくつもり。
獲物の影から這い出て、その足を掴んで転ばせてやろう――。

見逃す気は毛頭無かった。……全身が影に沈む。
追跡、開始。多少の暇つぶしにはなりそうだった。

ご案内:「廃墟」からルビィ・ガレットさんが去りました。