2019/05/21 のログ
クレマンス > 昼間に見せる年相応の顔から、夜伽に手慣れた男の顔になる瞬間に己の敗北は決まったようなもの。
恋人としての甘さだけでなく、元々彼が持っているのだろう嗜虐の手管は彼女をゾクゾクとさせる。
身体に触れる指先は絶妙な強さと触れる場所を選び、くすぐったさの中で確実に肉欲の渇きを増させるものがある。

「まぁ……悪戯好きなんです、か……ら……。ん……っくぅぅ、……んっ、あっ、あぁ……あふっ、んっ♥」

聖女の声音は、次第に恋人にあれこれとせがむ女性から、淫欲に翻弄される雌へと変貌していた。
下着越しに指が触れる度、喘いで身悶えしては肩を震わせる。
薄布の内側の湿り気が浸透し、同時に溶けそうな熱も伝わるのだろう。
柔らかくほぐれた秘裂に下着が張り付き、愛液で濡れた場所から薄く肌の色が透ける。
あまりに密着しているので、ついには膨れて包皮を脱いだ陰核のぽちりとした粒すら。
もう少し同じ場所を刺激されれば絶頂出来そうだというところで別の動きに変わるので、ついつい腰が急かすように揺れてしまう。

「はぁ……はァ……んっ、ふぁぁっ、あぁっ、んふ……んっ♥浅ましく……淫蕩、に……?」

己がどう感じてどこまで高ぶっているのかお見通しだろうに、まだ求める少年に向ける瞳が色にぼやける。
まるで初対面の時に戻ったようだ。応えなければ与えないと言うのなら。
だがそうではなく、彼も同じように興奮してくれているのが伝わるため、聖女の心には多幸感も差し込んでいる。
少女のように整った恋人の顔を両手で包み、頬を撫でるようにして。
だが二人しか感じられない隠れた下半身は浅ましく、押し当てられている肉棒を擦るように太股が揺れ動かされていた。
体温に籠った空気に雄の匂いが混じり、聖女をますます興奮させる。

「……愛しいギュンター様のおちんちんで……私の濡れたおまんこ、を……あふ、
 奥まで掻き混ぜて……子種をたくさん、たくさん……♥はぁ、……んっ、あふんっ♥
 孕ませてくださいませ……愛するあなたの子、を……」

これがこの少年相手でなければ、性欲を解消するためだけの時間で良いのだが、
愛する者と交わるなら――子を成す、というのは目的のひとつになる。
二日前の出会いにより、すでにこの胎に彼の子がいるのだとしても、まだ分かる時期ではない。
ならばその時期が訪れるまで、確実に愛情の結晶が宿る行為を重ねなければ満足出来ない。
神を含めてこんなにも貪欲に誰かを求めることのなかった聖女が、ゆっくりと股を開きながらねだった。
濡れた下着の内側で秘裂が開き、蜜壺の口が開く。おそらくは品なく涎を垂らしているのだろう。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 己の指先が彼女の肢体を嬲る度に、甘い嬌声が室内に響き渡る。
それが愉しく、そして愛おしくあるので、彼女を焦らす様な、昂らせる様な動きは止む事が無い。
愛液が滴る程に濡れた下着の上から存在を訴える陰核を、ほんの少しだけ撫ぜる。まるで、此れから与える快楽と絶頂を予告するかの様に――

「そうだ。神からお前を奪った俺を。龍の聖女を捕らえた悪魔を。求めるが良———」

本来己が持つ嗜虐心と独占欲が、あの夜の様に欲望の焔を灯している。愛しい女が喘ぎ、己を求めている事に欲望の熱を高めながら、己が浮かべる表情は超然とした笑みだったのだろう。
だがその表情は、彼女の手がそっと己の頬を包み撫でた事によって、きょとんとした様な表情に変わるだろう。
そして、彼女から紡がれた言葉が己の耳をうてば、クスリ、と穏やかに微笑んで頷いた。

「……全く。確かに淫蕩であり、浅ましくあるが、些か情が籠り過ぎているな。こんな性悪な男に、つくづく物好きな事だ。
……だが、もとよりそのつもりだ。お前の中に何度も射精し、孕ませ、終わらぬ絶頂を与えよう。孕んでも尚終わらぬ快楽を楽しむと良い。クレマンス」

子を孕みたいという言葉そのものに込められた想いに、己に灯った情愛が嗜虐心と交じり合う。
己が満足するまで彼女を犯してしまいたいという獣欲と、その行為の果てに彼女の望みを叶えてやりたいと思う愛情が、無意識の内に己の身体を動かした。

そっと彼女の頬を撫でて耳元で囁きながら、もう片方の手で彼女の下着をずらす。
濡れて秘部に密着した下着を強引にずらすと、十二分に濡れぼそった秘部に肉棒を擦り付け——ずぷり、と勢いよく押し込んだ。
そのまま、散々に指先で弄んだ彼女に快楽を注ぐべく、ゆっくりと、しかし荒々しく肉棒の注送を始めるだろう。

クレマンス > 少し油断すれば理性も現実感も手放してしまいそうな中、己が誰と触れ合い、
重なろうとしているのか理解させてくれるのは少年の顔と声。
それを慈しむ聖女の手は、頬を包みながら撫でていた。

「……嬉しいです……ギュンター様のお子を孕めること。それ以上に……こうして誰より心も体も近くにいられること、が……」

この二日間、同じ屋敷にいながら同じ部屋にいられる時間が短かった分、こうして彼が側にいることが何より嬉しい。
それはまるで清らかな恋愛を楽しむ少女のような感情だったに違いないが、
少年との媾合を知ってしまった現在、肉体を刺激された状態では清らかなままでいることは難しい。
―――彼が望んだ通り、浅ましい雌ともなってしまう。

「……んふぁっ、……んっ、あぁ……♥」

開いた膣口と突起した陰核に亀頭が当たり、ぬちゅぬちゅと音がする程に濡れた雌の穴。
己にとって彼と繋がれることはご褒美のようなもので、応えてもらえる悦びに声を震わせた。
だが少しでも余裕があったのはそこまでだろう。
絶頂したくても出来ず、終始狭く窄められている膣奥まで肉棒を打ち下ろされた時、声が跳ね上がる。

「あぁあぁぁんっ!……あぁぁっ、…………♥」

いとも簡単に温かな肉の壷の中に根元まで飲みこまれるようなぬめりの中、膣奥がさらに窄まり、彼女の腰が細かく震えた。
声も途切れ、焦らされた反動で入れられただけで絶頂したと少年は気付いたか、否か。
どちらにしてもまだ窄まりが広がる気配のない膣内を、突いては引いていく。

「お……くぅ、あぁっ、あぁっ、んんっ、ギュンター様っ、私、イ、イ…っ♥んふっ、あっ、んんっ♥」

イったのだと伝えようとする言葉が、抽迭により遮られる。
白い頬から両手を離すと、シーツを握って啼いた。
まだ緩慢な速度ながら、奥まで至る度に声が甘くなってしまうのは彼に何もかも知られた胎内だからなのだろう。
ぬぽ、ずぽっ、ずぽっ、と空気を含んだ音が漏れれば、場は途端に甘さより淫靡さが勝ってくる。

ご案内:「王都マグメール ホーレルヴァッハ邸」からクレマンスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール ホーレルヴァッハ邸」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。