2019/02/17 のログ
ご案内:「地下図書院」にリリーさんが現れました。
■リリー > 喜びヶ原の地下に持ち出し自由な本が大量にあるエリアがあるらしい。
冒険者ギルドで耳にしたリリーは自前の転送装置を携え、一人ダンジョンに向かった。
「え~っと、この辺りは確かに書店で見たことある様な本がたくさんあるわね。
お金がかからないってのはありがたいけど。」
周囲には女の手により貫かれた本が多数転がっており、同様に潰された罠の類も山ほど。
ゴーレムの装甲を用いたブーツのおかげで床設置の罠は大抵踏み抜かれ、
壁や天井に設けられた罠や魔物の類は全て魔法で無力化される。
「本までも襲ってくるのが厄介よね。」
とはいえ、女が居るエリアで動く様な本は一掃されている。
後は書架から面白そうな本を転送装置に入れるだけだ。
「読み終えた本の類は売ればいいし、こうしてみると案外良い場所よね。」
収穫作業の合間、家にある本と同じものを目にする。
内容的にはこの国に広がる闇を謳った物。
色々と語られてはいるが全て根拠が記載されておらず、眉唾レベルの本である。
「ギルドで聴いた話だと、深い階層に行けばもっと凄い本もあるってことだけど。
途中から入れるようにしないと毎回入口からってのは辛いわね。」
ご案内:「地下図書院」からリリーさんが去りました。
ご案内:「古の遺跡」に紅月さんが現れました。
■紅月 > 冒険者になる理由は様々だろうけど、それが"トレジャーハンター"となると話は変わってくる。
遺跡に眠る文明や財宝になんかの埋蔵品に興味を持つ連中か、此処でしか得られないスリルに取り憑かれたか…はたまた。
…この女の場合、そのどちらも愛しているから始末に終えない。
「いやぁ……来ちゃったなぁ、ついに…
まぁ~たドヤされそ…でもしゃーないよなぁ…冒険が呼んでんだもん」
入り口の前に立ち、のんびり門を見上げながら呟く。
相変わらずの御一人様、故に、誰にともなく。
「…ま、休暇中とはいえ腕鈍らせちゃマズいし。
浅めのトコロだけ…ね?」
今度は、自分自身に言い聞かせる。
…そうでもしておかないと、ついつい奥の奥まで遊びに行ってしまうのはきっと悪癖だ。 [1d20→2=2]
■紅月 > 「…おぅふ、この感じは覚えがあるぞ。
私ってスライムに好かれる匂いでも出てるのかしら…?」
この遺跡は、入る度に内部構造が変わる。
初めてこの遺跡に挑戦した日には入って直ぐにスライムの巣があって心底辟易したものだ。
…今の、ように。
「まずは種類を見極めるトコから、ってね?」
壁づたいにゆっくり歩き…そして、巣を覗き込む。
どうやら、掃除やイケナイコトなんかに重宝される"洗体スライム"の系統らしい。
媚薬を与えながら育てればエロい方に成長するし、香油やポーション与えながら育てればマッサージにも使えたり…成長次第では凄く便利になるし、。
…己にはもう核分けから育てたスライムがいるけれど、折角だし捕獲して売っておくべきか。
「いよっし…ネトネトやるぞーっ!」
子スラ狙いでレッツお小遣い稼ぎ。
…レアも混ざってたらいいんだけどなぁ。 [1d20→9=9]
ご案内:「設定自由部屋4」に紅月さんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋4」から紅月さんが去りました。
ご案内:「古き遺跡」に紅月さんが現れました。
■紅月 > 「……、…スライムの後にゴーレムか。
ますます、初めての日を思い出すねぇ…?」
妙な偶然もあったものだ。
"初心にかえれ"という神の御告げだろうか?
…春に初めて王都に来た頃といえば、砦で治癒術師としてバリバリ働いていたから今より危険度跳ね上がる気がするんだが。
「御仏は闘争を御所望なのかしら…いやいや」
虚空から大太刀を取りだし、一気に踏み込みながら…思わず、笑う。
石の拳をすんでの所でヒラリとかわし、その腕を駆け上り切りつけるは"額の三文字の文様"…その一番右、のみ。
…飛び退いて眺めていれば、形を保てず勝手に自壊していく。 [1d20→5=5]
■紅月 > 「お、やっと違う部屋…
…うっわぁ、目がチカチカする」
そこは、やけに綺羅びやかな部屋…例えるなら絵に描いたような成金がデザインしたみたいな趣味の悪さである。
なんだかゴテゴテしい。
部屋の中央に階段があって、その高台の上に上ってみれば…手付かずの、宝箱。
「このテの罠も、何百年か前は片っ端から引っ掛かってみてたっけ。
毒針とか、装備腐蝕の魔法とか、記憶を消されてみたり…死の呪い、何てのもあったなぁ」
古い記憶を引っ張り出しながら、クスクスと笑って…ゆっくり、と、閉じたままの宝箱を撫でる。
「……そういえば、ミミックはまだ喰った事ないやなぁ…どんな味がするのかしら、ねぇ?」
ゆっくり、ゆっくり…宝箱を撫でる。
ガタガタと震え始めたのが掌を伝ってよくよくわかる。
己は魔物喰いをする者…ヒトではない故、多くの生物を喰らう事が出来る。
味の良し悪しはあるが、喰って取り込む事により新たな事を吸収する場合もよくある故…機会があれば何でも喰らうようにはしている。
…だから。
ゆっくり撫でていた手が、ついに…止まった。
▼ ミミック は 逃げ出した 。
▼『宝石の欠片』を 手に入れた 。
「あーあ、逃げられちゃった……紅のオヤツぅ…
…ん、あぁ、なんかキラキラ落ちてるや。
削って飾りのパーツにでもしよっかな…?」
先を急ぐ探索でもなし。
のんびりと宝石の欠片を拾い集め、小さな袋に詰め込んだ。 [1d20→19=19]
■紅月 > 「お次はどんな……、…おっ?
…ふふっ、ガーちゃんお久し振り!」
長い通路の先、石の翼を羽ばたかせているガーゴイル像に話し掛ける。
…実は、この番人とはマトモに闘った試しがない。
やれ像をカチ割ってみるだとか、魔力を込めた鋼糸で亀甲縛りしてみるだの…下らない悪戯を仕掛けた以外は毎回飽きずに駆けっこ勝負だ。
彼が守護するのは、いつも決まって"価値の有りそうな宝石"…それが台座の上から離れたら盗人を迎撃するように、と決められているらしい。
…が、しかし。
彼らが既に動けているという事は。
「おろろ…他のに先を越されたかぁ。
…っぷ、ははっ! そんな事もあらぁな!」
お宝は既に其処にはなく…部屋は、空の台座を守る大人しいガーゴイルの集会場と相成っていた。
「…あんさんら、暇してんの? うち来る?」
相手が害意のない魔物であるなら、やることは一つである。
即ち、魔獣使い兼召喚師としてのスカウト。
…その日、維持費のかからない仲間がいっぱい増えた。
ご案内:「古き遺跡」から紅月さんが去りました。