2019/01/16 のログ
ご案内:「とある深い森」に紅月さんが現れました。
紅月 > ーーーぱら、ぱらり…

深い深い森の奥…王都の家と月獸の森に次いで、第3のホームとなりつつある其処に、紅娘は居た。
寝そべる大型魔獣を背凭れに、その和毛に半ば埋まりながら手紙に目を通していく。

「ふぅん、新しい将軍様かぁ…」

微かに乾いた音をたてながら黙々と読み進めるのは第6師団の仲間から送られてきた、先日あったらしい軍義の噛み砕いた内容と…

「……、…青い、紫陽花の押し花。
『高慢、無情、辛抱強い愛情』…そして。
『あなたは美しいが冷淡だ』」

目を閉じて、ゆっくりと…思い付いた花言葉を並べてみる。
恐らく、というか確実に"この人物には注意せよ"という事なのだろう。

「…花に言の葉を乗せるだなんて、こんな内容じゃなきゃあさぞロマンティックだろうに」

またゆるりと目を開けば、苦笑をひとつ。
手紙を届けてくれた小さな飛竜は不思議そうに首をかしげている。

ご案内:「とある深い森」にエズラさんが現れました。
ご案内:「とある深い森」からエズラさんが去りました。
紅月 > 「一度、師団の拠点に顔出しに行くかなー…今後のコト、お話ししなきゃ」

手紙を丁寧に畳み直して封筒に仕舞えば、モフモフとした魔獣をひと撫でして声をかけ立ち上がる。

「…行こっか、クローロ。
目指すは王都だ」

小さな飛竜を肩に乗せ、のんびりと歩き出した。

ご案内:「とある深い森」から紅月さんが去りました。