2018/12/11 のログ
ご案内:「設定自由部屋4」にナインさんが現れました。
ナイン > 【継続再開】
ご案内:「設定自由部屋4」にセイン=ディバンさんが現れました。
セイン=ディバン > 「……あぁ。
 あぁ、そういう……」

ぽろり、と漏れた。相手の言葉に、男は短くそう言い。
どうしたものか、と考えるものの。
明らかに羞恥を感じている様子の相手に、男は口元を抑え、赤面し。
なんだこの子急に可愛いじゃねぇかこれを狙ってやってるなら、相当な魔性の女だぞ、などと内心だけで思案したり。

「一応、な。つっても。
 基本的に宿を使う女の客は、こんなサービス頼まないけどな。
 もっぱら、男が従業員の女犯すほうが多い」

舌で十分に解し、相手の反応を観察する男。
声、息、触れた肌の温度、瞳。
総合的に判断し、十分挿入に耐えられると考え。
男が、いよいよ相手の中へと。

「ふ、ぅ、ぅっ。……激しく、ねぇ……。
 んじゃあ、ちっとずつペース上げっからな?」

本当にゆっくりと、相手の中へと入り、相手の膣内を自分のサイズになれさせようとする行為。
体格差うんぬん。男の性器サイズうんぬん。問題は多かったが。
次第に、相手の肉体が行為に対し、反応し、適応していくのに男も気付く。
強い締め付け、溢れる蜜。膣肉の蕩け具合。
しかして、それを感じながらも、男は相手を犯す動きを、急に早くしたりはしない。
徐々に、徐々に。スピードを上げつつ、今度は、挿入角度を変えてみたりして。
なんとか、相手が大きく感じる部分を探ろうとする。

(……山岳地帯に生息するジャイアントアシッドフロッグの皮膚より分泌される体液。
 それを加熱し、モバイリ草と混ぜることにより簡易的なポーションを作ることが……)

行為を続ける中、男は必死に余所事を考える。
というのも。締め付けが強すぎるのと、目の前の相手が可愛らし過ぎるせいで。一度目の射精が間近なのだ。
だからこそ、余所事を考え、射精しないようにと我慢中。
相手の淫肉の反応から、相手が何度か達しているのではないか、と考えるのも余計に危険であり。
だがしかし、男の脳の奥、欲望は告げる。
この少女の胎内に、たっぷりと子種を注ぎ、汚したいと。

ナイン >  ――っ。………だから、良いから…
 目の前に、集中しろ、っ…

(本当に余計な事を言ってしまった。そう思う。
とはいえ、目の前などと行ってしまえば、それは。現状、男が顔を埋める――少女側の性器に他ならず。
それはそれで、思う所も…無い、訳がない。片方の手を顔の辺り迄持ち上げれば。手の甲を軽く噛むような仕草は。
余計な自爆発言を押し留める為か。それとも…何処迄も熱に染められていく頬を、僅かなりでも隠そうという為か。)

 っは、…変わり者の、客。それで良い、だろう…?
 そっちも…お前も、変わり者の従業員、なんだから…

(だからお互い様だ、ときっぱり言い切れば。変わらず男の頭に触れていた側の手が。軽く、額を小突く仕草。
…その間も。充分過ぎる程に潤わされる内側の肉。見せ付けてみせる其処は、深紅に熟れて唯、男を待つばかり。
今や遅しと餓えて囀る、雛鳥めいたその場所に。ようやく牡の先端が押し付けられれば。それだけで息を飲み。
――繋がったなら、後はもう。)

 良い、っ…くぁ、っぁ、ぁ…誰も…遠慮なんて、求めて、な、ぃ…っ、っ…!
 速…ぃ……強っ…っひ、っぅ、激、し…!っぅ、ん、んっぁ、その…方が、……ぁ…

(貫かれた段階で。途方もないオーバーサイズに酔わされる。
裂かれるのではないか、とすら思える長大な感覚に…まるで、女としての根刮ぎを支配されるようで。
ましてそれが、緩慢にではあれ動きだすのなら。余す所なく内の全てが、牡の感触に満たされる。
…こんなにも、圧倒的な存在感に。感じるな、悦ぶな、という方が無理だろう。
充分に潤わされた事もあれば、幸い、肉体的な限界を超えると迄はいかず。
かといって、耐え得る快楽の喫水線は、最初から越えていた。
男からすれば、差程苦労する事もなく。少女の、弱い所。感じる所。それ等が見出せる筈――というよりも。
寧ろ動けば動くだけ。貫かれれば貫かれるだけ。位置や角度、新たな性感を探られれば探られるだけ。
全てに、背を撓らせ腰を浮かせるようにして、悦に身悶える素振りを見せるのだから。)

 ――――、……っ…!
 ぁ、ぁっ、…ふ…っふ、ぅっ……!
 何、を――ぃっ、言ったじゃ、ぁ……前だけ…こんな時は、っ、私だけ、見てろ…っ…!!

(此方がこんなにも酔わされる、果てにすら到る中で。
男の意識が何処ぞに逸らされようとしている…というのは。正直、侮辱めいてすら思われた。
だから。天井へ向けて攣り上がった両脚を、男の腰へと絡みつけ、引き寄せ。
最大限繋がりを、牡と牝の融和を促してみせようと。
同時に、殊更きつく、彼の牡へと吸い付き、搾り、締め付けて…促す。求める。

此方を。腕の中の少女を、貫いている牝孔を、それが今正に、互いの悦びとその極みを、求めていると。
…それ等の事だけ考えろ、と。)

セイン=ディバン > 「アー、ハイ。
 ……ちっきしょ、可愛いなぁ」

相手の言葉を聞けば、なるほど道理だ、と。
男は気を引き締めようとするのだが。ちら、と見た相手の顔。
手の甲噛む様な仕草は、実に可愛らしく。
思わず、男の口からその想いが溢れてしまった。

「……まぁ、そうだなぁ。
 変わり者の従業員、っていうか。ただの冒険者ですんで」

ちなみに、女性客で男の従業員を誘う客というのも、いないことは無い。
額を叩かれれば苦笑し、しかして。目の前にある淫らな赤に、男は呼吸を荒くしてしまう。
肉体で味わうそこの具合は、あえて語る必要すらなく。

「遠慮、っていうか。俺が本気だしたら、キミ壊れっちまうだろ……。
 ……つってもー、いい感じな蕩け具合だな?」

男が本当に本気で、自分本位なセックスをすれば。
この少女は相当な苦痛を味わうことになってしまうだろう。
故に、男は角度を変え、速度を変え。相手に快楽を与えようとしていたのだが。
腰を浮かせ、身もだえする相手の姿に、男は微笑み、頭を撫でてやる。
結びついた膣壁の感触からも、相手が感じてくれているのは十分に分かった。

「う、わっ、ちょ……。
 ……あーあー、女ってのはそういうところ、勘がいいよなぁ……。
 じゃあ……。一発、出させてもらうぜ……!」

余所事思考による射精コントロール中に、相手に声をかけられ。
腰に足を絡みつけられれば、男は強制的に意識を引き戻されてしまう。
相手の言葉に、自分の余所事思考に気付かれた、と分かれば。
男は覚悟を決め。ぐっ、と腰を持ち上げる。
それまでの前後の動きではなく。上から打ち下ろすような腰使い。
肉の杭で、奥の奥を貫かんとする激しいプレスピストン。
相手の両の手を握り、そのまま、荒々しく唇を奪い。
激しく、激しく腰を動かし……一際強く、ずぐっ! と打ち込むと同時に。
男の股間が震え。大量の白濁があふれ出す。男もまた全身を震わせながら、欲望の汚液を、相手の胎内へと注いでいく。
その間、相手の唇を舐め、頬を舐め、口内へと舌を踊らせ。
まるで唾液で麗しい顔を汚すかのように。

「ふぅぅぅぅぅっ、ふ、う、ぅぅっっっ~~……!」

一般男性のソレとは比較にならないほどの大量の吐精。
量だけではない。熱さも、濃さも、粘つきも、まるで魔物クラスの精液だ。
この男が一度精を胎内に放てば、多くが膣内にこびりついてしまうだろう。

ナイン >  …………っ……!

(余計な事は言うまいと。辛うじて、その意思は保てたらしい。
寧ろ代わりに男の方が、余計な一言を漏らしてくれた、と言うべきか。
頬の赤らみは、最早これ以上なく最高潮。繋がる所迄進んだ為、頭を小突いていた片手が男の胸板へと移れば。
幾度と無く其処に拳をぶつける様は、八つ当たり、と言う他に無く。)

 ――それ、が良い…っ…ぃ、ぃ、っは…ぁ……
 壊して、やる位――壊されるくら ぃ…そう、いうの、っ、好きだ…から…
 ふ…っくぅ…ほら、変わって…る、だろぅ……?

(嗜虐と被虐、双方に振り切れて。その中間を知らない侭、肉欲を覚えてしまった事の歪さは。自覚済み。
実際、最早人外めいているとすら言える、男の大きすぎる牡の存在も。唯々、悦びとして。
加減が効かされているからこそ、ではあるのだろうが…それもそれで。遠慮なり、躊躇なりを感じるのが口惜しい。
出来るだけ男をその気にさせたい、我を忘れる所迄持っていきたい――女として。
だから、自ら男の腰を引き付ける事も。その侭、ありったけ牡を搾り上げんとする事も。
一切、躊躇を見せる事も無く。)

 顔、に。…出てる…っ……っく、っっぁ…ぁ…!っは…ぁ、ぁ…は…ぁぁ……
 嫌なら、こっち…も……っふ、ぁ、――ん…!んっ、…ん……!?

(撫でられる頭を微かに振って。喉を浮かせ上向けば。
浅く開いた唇と、其処から覗く舌先を見せ付けるのは…其方でも、繋がる事を求める主張。
願い叶って唇が重ねられるなら。舌同士が絡み合い、滴る唾液に喉すら犯されるような淫猥さの中でも。
何処かで、安堵じみた温い吐息を、口付けの中に溶け込ませる…ものの。
直ぐに、人間じみた感情の欠片は、本能じみた喘ぎによって掻き消えた。

――貫かれる、どころではない。
覆い被さられれば、すっかり包み込まれてしまうような体格差。それを存分に活かした突き下ろし。
唯でさえ、全てを飲み込む事など不可能な程に太く、長い牡が。強く強く最奥を穿ち抜く。
今迄を更に上回る性感が炸裂し、悶えんばかりの快楽が溢れ返って、びくびくと全身が藻掻き。
何より強く痙攣じみて戦慄く、果てて果てて止まらない膣襞は。
こんなにも締め付けて、引き込んで、擦れ合わせて――尚。男の動きを、微塵足りとて止められない。
掻き出された蜜が飛沫を散らす、捲れ上がっては巻き込まれる秘肉が潰れる、躰の奥が悲鳴と――悦びを叫ぶ。
代わりに、少女自身の声は、決して大きくはならなかった。
唾液に塗れ、涙を浮かべ、息すら忘れ…口付けて、貪って、交わって。男を離さない、離されない為に。)

 ――――っぅ…ん、ん――…!!ん、ふ…っんぅ、ぅぁ、ぁ、ぁ、っぁ…!

(――だから。牡が爆ぜるその瞬間も。精が爆ぜる長い、長い歓喜の直中にも。
その声は唯々、男の中へと注ぎ返すように。
…夥しい牡の吐精が。細く薄い胎を容易に満たし、浮き上がらせ、尚注がれれば。ぽこりと膨らみすら見せるような。
だが、それは注がれたその分だけ快楽が、悦びが存在するという事なのだから。
変わらず絡めたその脚は、全て注ぎ込まれる迄、決して男を離そうとしなかった。
無論、脚と同様に。何時しか口付けに合わせて、男の肩口へと伸ばした両手も。…果て、達し、尚牡を求め続ける、牝その物も。)

セイン=ディバン > 「あ、あだっ、あだっ」

うっかりと漏らしてしまった言葉に対し、まさかの胸板へのパンチ連打。
もちろん、鍛えている男にとってはそこまでのダメージはないが。
それでも、痛いことは痛いのである。

「……そ~かい。でもまぁ、これは俺の性分みたいなもんでねぇ。
 ……壊すなら、ゆっくり壊してやっからさ。
 焦らずに、な?」

その言葉を聞き、男は微かに表情を曇らせるが。
コレも仕事か、と割り切り。相手の言葉を受け入れ。
しかして、自分の主義は曲げずに。少しずつ激しくするということを宣言する。
相手が求めることをしない、というのは。冒険者としては二流なのかもしれないが。

「ふ、ぅ、ん……顔に、ねぇ。そりゃあまいった……。
 ん、ん、んぅぅぅ……」

指摘されれば、本当に困った、という様な表情。
男としては、ポーカーフェイスは得意なつもりだったのだが。
未熟さを指摘されれば、気恥ずかしく。
激しくするついでに、相手の唇を奪い、表情を見えづらくしてしまう。
そして、いよいよ激しく相手の体を貫けば。
痙攣の如く体を震わせ、今まで以上に男を締め付けるその反応。
まさに、屈服させ、犯すという表現の似合う姿勢。
体格差のせいもあるが、傍から見たら……いや、傍から見ずとも。
事実、ほぼほぼ強姦そのものの腰使いだ。
肌を密着させ、逃げられないようにし、性器だけではなく口内も犯し。
そして、男が溜め込んだ欲を胎内へと叩き込めば。

「ふ……ぅ……。
 ……くっ……」

たっぷり数分間。精を注ぎ続けた男ではあるが。
一旦吐精が落ち着けば、相手の唇から自分の唇を離し、ゆったりと相手を見下ろす。
男自慢のペニスは未だ硬いままで。相手の中で自己主張を続けている。
膨らんだ下腹部を見れば、男はニヤリ、と笑い。
なかば無理矢理に相手の足を振りほどけば。
そのままぐるり、と相手の体を半回転させ。
繋がったまま、後背位の姿勢を取り、再度腰を動かし始める。

「ナインちゃんみたいに気丈な子は、後ろからされんのはお嫌いかな?
 お望みどおり、こっからは本気で愛してやるぜ?」

相手の回復を確認などせぬまま、腰を振りまくる男。
今度は、最初からかなりのスピードである。

ナイン >  …こう言われて。…気に病む男――の、方が。
 っは――余程、変わり者…だな。きっと。
 ――深く考える事はない、その位…本気になって、くれって、事さ…?

(片手間で…という心算の男でない事位は分かっているが。
だからといって、露骨に手加減されていると解ってしまうのも。謂わば子供扱いと同列だから。
敢えて楽観的に言い直してみせる。先の言葉と、どちらが本当かは…男が判断すれば良い。

どうやら、ある程度は痛い目を見せる事に成功したらしい胸板で。今度は男の突起を指先で捏ねくり回し擽り乍ら。
少しずつでも、客である己の要望に添ってくれるというのなら。取り敢えずは及第点だ、などと。)

 んっっぅ――っ、ぁ、ぁ…はぁ、っ、ぁ…!
 っ、ふ――くぁ、ぁ…ぁぁ、っ、ぁ…、ぁ…こ…こんな、っ…溢れ…る…くらぃ……
 く…ん、――んっ、ふ、……っふぅ……ぅぅ、っ……!!

(もっとも。男の事を偉そうに言える程、嘘が得意な訳でもない。
まして表情を取り繕うなど、どだい不可能――悦楽に溺れさせられて。
幾度となく口付けを繰り返し、互いの舌で口内を求め合い。気が遠くなりそうな程交え合って。
限界も限界の所迄来て漸く、僅かに離して息を継ぐ。
その瞬間だけ晒す面持ちは、何もかもを快楽に溶かし尽くして、それに溺れる牝の顔。
酷く浅い、速い呼気の繰り返しは。深い呼吸の余裕すら無い証。
熱さと快さとに染まり、蕩け、濡れて弛緩した口元と。歓喜を浮かべて涙に潤んだ瞳。
隠す事など微塵も出来ず、貫かれて果て、注がれて果て、を長々と味わい悶え続けていた。
体位が、抽挿が、犯すような代物だったというのなら。
此処迄蕩けた少女の表情も、それはそれで。溺れさせられ、壊されてしまったかのような代物にも。見えてしまいかねないが。
実際にそうでない事は――映像なりが存在するなら別としても。実際に交わる男にだけは伝わる筈だ。
縋り付くような両腕に込められた意思や。自ら貪ってみせる故の、最適解の角度を差し出す結合や。
そして…嵐が過ぎ去り始めた辺りで、ようやく。唇をずらし、耳元へと囁いてやる声で。)

 っは――ふ、ぁ…ぁ…は、…はぁ…
 ――――男と、しての評価は……はは…引き上げてやるよ、こんなに…
 此処迄、されるなんて…してくれる、なんて…思っていなかっ………っっ、ぅ…っぅ…!?

(余裕ぶってみせるようで、その実、余裕など欠片も存在しない事は。もう、男の目には明らかだろうが。
それを更に根刮ぎ奪い尽くされて跳ねる声。
あまりに野太い牡が、未だ柔くひくつき続ける、絶頂の残り香にたゆたう膣孔を。刮ぎ乍ら裏返った。

柔く膨らんだ下腹が潰れる俯せから、更に今度は此方が腰を引き付けられれば。尻ばかりを浮かされる獣の姿勢。)

 っぅ…っく…!?
 ぃ゛っ、嫌いじゃ…ぁ、っ…っぁ、ぁ゛、…でも、待…未だ、……
 ひっ、っひぐ……!?ぅっぁ、ぁ、ぁ、ぁ…………!!

(是非の答えすら、きっと中途半端で掻き消えた。
有無を言わさぬ腰使いが、先とは違う形で、だが当然の如く最奥迄を埋め尽くし。
熱の冷め遣らない膣孔を、先よりも遙かに力強く掻き回すのだから。
唯でさえ蜜にまみれた肉孔は、溢れる程の精に満たされ、最早泥めく熱の坩堝じみて。
攪拌には一切の障害無く、唯々牡に突き上げられては歓喜を示して蠢くばかり。
…少女自身にとっても。精を掻き出され、或いは押し込まれながら、一等強く抉り抜かれる快楽は。
耐えられる筈もなく、見る間にもう一度悦びに堕ちていく。
四つん這いで湯屋の床を掻き毟り、尻を掲げ、突き込まれる度舌を突き出し、喘ぎに喘ぎ…獣に、狗に。
堕ちる事すら快くて堪らない。)

セイン=ディバン > 「気に病む、っつーかさ……。
 お互い気持ちよく、ハッピーに、ってのが良いセックスってもんだろ?
 ……本気にはなってるぜ。とっくにな」

相手がどうして欲しい、というものは、正直な所わからないものだ。
それは、何度も肌を重ねた相手であってもそうである。
故に。初対面で、こうして交わっている相手の心の奥底までは計り知れない。
それでも、男は男なりに色々と考えているのだが。
胸を弄られれば、やれやれ、とため息を吐く。なんというか、くすぐったい。

「は……ぁ。は、ふぅぅぅ……。
 あっははは。量とか、タフネスは自慢でね……。
 少しでも喜んでもらえたなら、幸いだよ」

お互い、乱れた呼吸のまま。男の物は萎えず、いまだに繋がったままであった。
相手の表情を見れば、快楽に蕩けた様子は見て取れ。
それがまた、酷く艶があり、かつ淫靡であり。端的に言って、魅力的な色っぽさがあった。
しかして、どこか奥底にある、冷えのようなものもまた。
男は、しっかりと感じることが出来た。
どこか……あくまでも、この行為に、深い意味を求めていないような。
あるいは、ギリギリのライン上の予定調和、とでもいうのだろうか。
そんな違和感があったのだ。

「ははは、これっぽっちで評価を改められちゃあ困るなぁ。
 こっからが本番、だぜ?」

余裕のあるような言葉を口にする相手ではあるが。
そこまで余裕綽々という状況で無いのは、男には察知できた。
声の調子。繋がった膣の収縮具合。溢れる汗。瞳の熱量。
それらが、男に相手の状態を教えてくれている。

「そりゃあよかった。じゃあこのまま、たっぷり悦んじゃってくれ。
 ……ふはっ。可愛いぜ、ナイン。感じている所、すっげぇ魅力的だ。
 本気で俺の物にしたくなっちまうな」

先ほど以上に顕著な反応を返す相手に、そう言葉を投げかけながら。
男は更に腰を振り、抉り、犯す。胎内の白濁は、男が腰を振るたびに溢れ。あるいは、奥へと押し込まれていく。
口説き落とすかのような言葉は、本心でありながら、本心ではなく。
いわゆる、言葉攻めのようなものではあるが。この相手に惹かれているのも事実、という按配。
ぐいぐいと相手の腰を引き付けながら胎内を蹂躙する男であったが。
相手の様子に辛抱が効かなくなったのか。
男の股間は、早くも痙攣を始め、二度目の射精が近いのを相手に教えるだろう。

「くはっ。これ、このまま中にまた射精したら、どうなっちまうかね。
 ザーメンで、子宮破裂とかしちまうかな?」

相手の両腕をつかみ、引き、荒々しく犯しながら耳元で囁く男。
ぶるぶると震えるペニスはの動きは、跳ね回るようなものに変わり。
相手の体の中を、隅から隅まで刺激していく。

ナイン >  ――――ぁ、ぁ。其処は……同意しかねるな…
 私に、とっては…悪い方も好き…だから。
 いや、良いか。…お前には多分、似合わないから。

(同じこの宿で。彼が言うような物とは真逆の。一方的な蹂躙、不幸極まる陵辱、それも繰り広げたから。
柔く苦笑してしまいつつも。それについては、今言う必要も。反論される事も要るまいと。
先程迄口元に合った手を反転させれば。人差し指を伸ばし、目の前へ――男の唇へ。それを押さえ込むように。

僅かな。本当に僅かな、悦と悦。行為と行為の狭間。
その合間に言葉を交わそうという意図すら――見方によっては。
最初から最後迄溺れ続け堕ち続ける事を望まず、人らしく在ろうとしている風ではあるのだから。
確かに、崖際のラインを危なげ乍らに辿っている…そう、言えるのかもしれない。
壊す程壊れる程が、堕落の極みが、望ましい等と。自ら口にしておいて。
同時に、自らの悪辣を論っておきながら、今ばかりは、それ等と男を切り離そうとする。
少女自身が、自覚している…とは言い難い、その違和感というか、齟齬というかは。
より正確に言うのなら、距離感――とでも。)

 その自慢、を…っふ、く…!…は…未だ、見せ付けて…くれると…?
 此処から、と、言うくらい…なら……ぁ、ぁふ、ぁ…っ、ぁ……

(そして。マトモで居ようとするような時間の、それが最後辺りになってしまうだろう。
小首を傾げてみせた面持ちは、直ぐに、体位の変化で男と逆側へ向かされてしまい。
其処からは、突かれに突かれる度頭が揺らぎ、前へ前へ、喘ぎばかりを吐き散らして。
振り向く余裕など、微塵も抱く事が出来無かったから。
それこそ獣めかされる、牡に貪られて悦び噎ぶ、牝へと変わる。

先程は、根元まで埋もれきる事の無かった牡が。一度極まりを経た牝が解れたか…最奥すら屈しつつあるのか。
今度は余す所なく叩き込まれ、腰と尻がぶつかり合う、膚と膚の爆ぜ合う音色。
呆気なく、快楽の極みへと再び引きずり込まれた牝孔は、躙られ尽くすような牡の強さを、唯管悦びとして受け容れる。
ひくつき、ゆらめき、幾度となく搾りたて。同じく早々に近付きつつある男の果てを、再び解き放たれるだろう精の熱さを。
何処迄も望んでいるのだと。肉の全て、胎その物が訴え続けて止まず。)

 したく……?っぁ、ふ、ぁ……、つ、ぁ…!
 男だ――ら……っ、っぅ、ふ…っふぅぅ、っ……してみせる…っ、してやる、って…
 その位言う…ものじゃぁ……くひっぅ…!?っぁふ、ぁ、あ、あ、ぅぁ゛………!!

(煽るような言い草は。より男を煽りたがって…その分、少女自身を責めて欲しいと。
欲の侭本能の侭に犯し抜いて欲しい、それこそ屈服させきって欲しいと。
言葉責めに同じ言葉で求めてみせるような物…勿論、此方も。それ程に男を求めているという真を宿しているのだが。
とはいえそんな言葉が無くとも。男の動きは強まり続け、牡は一等猛りを見せる。
子宮を叩き上げる執拗な抽挿に。手綱じみて両腕を掴まれる動きが加わったなら。
仰け反らされた形で突き込まれてくる牡の穂先が、柔肉の中で殊更弱い箇所へと、抉るように叩き付けられる。
擦れた膝へと、痙攣を繰り返す両脚の狭間を、白く濁った混合液が溢れ返り。
この体勢で尚、引き攣る躰は小刻みに跳ね上がっては揺すり立てられる。
押し出され、突き上げられ、思う様抉り抜かれる膣奥は、最早際限のない快楽の果てに酔わされ続け。
牡を求めるというよりは、牡の意の侭に溺れ狂わされる、快楽と絶頂とによって操られる態を見せ乍ら。)

 っぅっぁ、ぉ゛っ……ぅ、ぅぁ、あ、ぁぁ、ぁ――――っ…!!
 ぃ゛っ、ぃ…それ――それで、っ…お前…に――ぁ、ぁ、セイン、っ、 お前…が…壊し…壊れる、くらぃ゛…!
 こんな、にも……  …して、くれ――…くれるなら………!!

(何を、してくれると言ったのかは…肉の、膚の、蜜の音に紛れたのか。それとも、少女自身が澱み誤魔化したのか。
唯、その為に何を求めているのかは明白だ。ぎちり、ぎちり、必死に喰らい付く、果てっぱなしの牝。
より太く膨れ上がり、踊り震える、最後の瞬間を迎えようとする男を、牡を。
例えどうなろうと…果てようと壊れようと、何が何でも。決して離そうとしなかった。)

セイン=ディバン > 「……まぁ。そこは人それぞれさね。
 俺だって、時々女性に乱暴することもあるし……」

相手の言葉に、男は重々しく言う。
相手がどのような経験をしてきたか。それは知りえないことである。
故に。軽々しく、相手の言葉に同意も否定もできない。
だからこそ、唇を指で押さえられたのは、行幸であった。
これ以上。軽々しく相手を暴こうとしてはいけない。
それをするのであれば。こういったときではない。
別の……心を通わせる時でなければいけない。
男は、そう考えた。

「当たり前さね。たっぷり堪能してもらわないとな」

くすり、と笑い。相手の姿勢を変える男。
ここまでくれば、後はもう喰らうのみ。
草考え、ただただ犯す。犯していく。
先ほどまで以上に、深く相手の中へと入り込む男自身。
体の中で暴れる肉の杭を受け入れるその膣の感触に。
男の息は更に乱れ、行為は激しさを増していく。

「……く、はははっ……そうかもなぁ……。
 じゃあ、ナイン……俺の物になれよ。
 こうして、会うたびに。とことんまで犯してやるぜ?」

笑い、そう告げる男の声色。相手は気付くだろうか。
言葉こそ、それまでと違い、命ずるものではあったが。
どこか、本気ではないというか。熱量に欠けるものであったことに。
しかし、男の相手を求め、貪る行動は、言葉と裏腹に熱を帯びていく。
相手をむりやり仰け反らせ、子宮までを貫いていく。
相手が求めれば求めるだけ。貫き、抉り。
このまま快楽で狂わせてやる、というほどに。
それはある意味、本当に言葉通り。相手を自分の支配下におこうとしているようですらある。

「あぁ、いいぜ……そう言うなら。それがお前の望みなら……。
 壊してやるさ……。ぐ、ぅ、くぁぁぁ……。
 ぐ、くぅぅぅぅっっっ!」

途切れ途切れの言葉に応えるように、男が更に腰を激しく叩きつける。
離れ中に響くほどの、肉打つ音。溢れる白濁と愛液の交じり合った液体が、床に落ち、濁った水音を奏でる中。
男は、相手の両腕を離すと、しっかりと相手の体を抱きしめ。
更に仰け反らせるような姿勢を取らせる。必然、突き上げは更に上向きの角度へ。
一度目の射精同様。一際深く、強烈に突き入れると同時に。
再度、男の子種が、少女の体の一番奥底で弾けた。

「お、お、おぉぉぉぉっ……。
 お、らっ……孕め……っ! 俺のザーメンで、イキ狂って、孕んじまえ……っ!」

一度目同様、恐ろしいほどの量の精液を注ぎながら、更に男が腰を振る。
溢れる汚液を、子宮内部へ押し込めるように。相手に更に快楽を与えるように。
そうしながら、男は相手の耳元に口を近づけ、囁く。

「……まだまだ、夜はこれからだぜ……。
 俺以外のチンポじゃ、満足できねぇようにしてやるからな……」

その言葉もまた、熱はこもっておらず。
しかして、男は宣言どおり。夜が明けるまで……。
いや、夜が明けても、場所を変え、姿勢を変え、少女を犯しぬいた。
結果、少女がどうなったか。男が少女をどう想うようになったか。
それはまた、別の話、である……。