2018/11/11 のログ
■チェルトト > 「ちっがうわよ。
あんた個人には別に興味ないんだから、勘違いしないでよね。
あたしが聞きたいのは、その耳とか尻尾とかの話」
不機嫌そうに言いながら軽く頭を振ると、銀のツインテールの根元あたりから
獣の耳がぴんと跳ねるように姿を現した。腰布の後ろにもふんわりとした尻尾を
現してそれを揺らしつつ、彼と一緒のテーブルに着くと、厨房に向かって片手を
上げる。
「……ねえ! ミルクちょうだい! ぬるめのやつ!
お金はこのお兄さんが払ってくれるから!」
大きめの声で注文を飛ばしてから、肉料理をさばいている彼のほうに向きなおり、
スキをついて彼が切り分けた一切れを素手でつまみ上げようと伺いつつ、彼女は
おもむろに口を開いた。
「で、あんた。えーっと。あれよね?
あのー……ミ、ミ……ミラー?
それの仲間よね? ねえ、それって何なの?」
■イーシャ > 「はっはっ、冗談冗談。
…そんなこと聞きたいの?」
初対面である彼女の反応は当たり前である。
からかい気味に笑いつつ、ナイフで脂乗りの良い肉を切り分けていく。
ただ彼女の聞きたいことについての話を聞き、彼女の頭と後ろから自身と似たような特徴が出現すると、その手が止まり訝し気な表情を浮かべた。
怪しむというより、不思議なことを聞くなぁといった感じだ。
「僕らの種族はミラーじゃなくて、ミレーね。
…ミレー族のこと知らないの?」
まるで別世界から来た来訪者かのような質問に、そもそもそこから尋ねてみる。
ミレー族の存在は常識的に知られているはずの存在を知らないというのは、驚くというか虚を突かれるというか、そんな感じだ。
「…一切れ欲しい?」
ついでに彼女の視線に肉の一切れをフォークで刺して、それも訪ねてみた。
■チェルトト > 「し、知ってるわよっ!
ちょっと噛んだだけなんだから!」
言ってから、差し出された一切れを返事もせずに指先で摘まみ、口へ放り込む。
間違いをごまかすような勢いで噛んで飲み下した後、指に着いたソースを赤い舌を
出してねぶると、しょり、と、ざらついた音がした。そうしているうちにミルクが
届けられると、舌先で温度を確かめてから一気にそれを半分ほど飲み干す。
「……ぷぁ。
でも、知ってるのは名前だけよ。それ以外のことは全然。
時々あたしのことをそれと間違えてちょっかいかけてくるやつがいるの。
なんていうかこう、上から目線で。
なんなのあんたたちって。なんで馬鹿にされてるの?」
■イーシャ > 「ははは、今度は噛まないでね」
知らないのなら間違えても仕方ないと思うし、反応が面白いのでよしとする。
差し出した肉の一切れは返事も礼も無く彼女の口へ放り込まれてしまったが、一瞬見えた彼女の舌は、猫科の動物のようなものらしい。
彼女はミレーではないらしいので、獣人とか魔族の類かもしれない。
人里離れた地で暮らしていたとかなら、浮世を知らなくても仕方ないだろうが。
そんなことを考えつつ、冷める前にと肉料理をもぐもぐと食べ始める。
「…さぁ?」
なぜ人から見下され、馬鹿にされ、多くが奴隷に甘んじているのかという質問。
それに対し、青年は口に含んだものを飲み込んで一息入れてから出した答えは、そんな一言だった。
「いつのころからかわかんないけど、ミレーは常識的、宗教的に奴隷として扱われるようになったってことくらいしか…。
だから何故かって聞かれても、遠い昔にいつの間にかそうなったとしか言えないなぁ」
そう説明すれば、また料理を口に運び始めよう。
自分の種族のことについての話なのにこうも他人事のように話すのは、この青年だからか、それとも今の境遇に慣れてしまった種族柄のものか。
■チェルトト > 「さぁじゃないわよ。
あたし、あんたたちのせいで結構面倒な目にあってるんだからね。
宗教ってこっちの神のせい?
どこに行ったら文句言えるのかしら。
あんた、知ってる?」
暖炉の前で食べていたスイートチーズのおかわりとクラッカーを頼んで、
また浮かべるのは不機嫌そうな表情。ぱたた、と、耳をはためかせ、尻尾は
椅子から床に向かって垂らしたまま、テーブルの上に両肘をついてその上に
体を伏せると、今度は薄布一枚で覆っている胸の控えめな谷間が彼の視界に
忍び込んだ。
■イーシャ > 「僕に文句言われても困るな、当のミレーはもっとひどい目に合っているし。
ま、神様に唾吐きたいのは僕も一緒だけど。
どこにいるか知ってたら苦労しないよ~」
ミレーに似ている種族は総じて誤解による苦労をしていると聞くが、それでミレーに当たるのも筋違いなものだ。
それに長年迫害されてきたミレーの立場は、最早服に染み込んだシミのように消え去ることはない。
「その特徴隠せるなら隠して暮らしていくのが楽だよ。
まぁ君の場合は露出の激しい服の方が目立ちそうだけどねぇ」
肉料理を食べ終え水を飲んで一息つけば、テーブルに伏せた彼女の上半身から覗くささやかな谷間の眺めを楽しむ。
ついつい、黒い猫耳がぴこぴこ動き、尻尾は楽し気にゆらゆら揺らしている。
■チェルトト > 「こっちの神って、居場所もよくわからないのに影響力だけは大きくて変な感じ。
ま、あんたたちの行いが悪くてとばっちり受けてるんじゃないんだったら、
あんたたちに文句言ってもしょうがないってのはその通りね。悪かったわ」
毒気が抜けたように言って頭を起こすと、両手をついてゆっくりと体を起こす。
そうしてできたスペースに給仕が注文の品を滑り込ませると、またひとかけらを
手に取ってチェルトトはまた口を尖らせた。
「隠して過ごすなんてごめんだわ。姿も服もね。出したいときは耳も尻尾も爪も
出すし、 服もこれはあたしにとって由緒ある服なの。 ……まあ、ちょっと
こっちは昼間も寒いから、追加で何か着ようかなとは思うけど」
言ってからミルクを飲み干すと、ちろ、と、小さく舌なめずり。
そして、ふう、と、息をつくと軽く視線を巡らせてから、チェルトトは言った。
「ありがと、参考になったわ。
これであとは宿代おごってもらえば、あたしがお気に入りの席を手放すことに
対する貢物は完済ね。えーっと……名前、何だった?」
■イーシャ > 「神っていうのは案外そんなもんかな。
でも君みたいな視点の持ち方は新鮮で僕も参考になったよ。
それと悪く受け取ったりしてないから気にしないでいいよ」
ミレー族としてはかなりマシな生き方をしている方ではあるので、彼女のぶつけようのない文句も甘んじて受け入れられる。
「その見た目からして、暖かい地方の出身なのかな・
まぁこの辺の冬はそれなりに寒くなるから、気を付けてね」
食事を済ませ水も飲んで一息ついた青年は、ミルクを飲み干して舌なめずりする彼女の姿を愛らしいなぁなんて思いながら、微笑ましく眺めてみる。
「僕はイーシャ、心配しなくても約束はきちんと守るよ。
守るついでに、二人相部屋で泊まるのはどうかな、この時期でも夜はそれなりに冷え込むし」
先に言った通り、きちんと宿代を含めて約束は果たすつもり。
そのついでに、自分の名前も名乗っておこう。
そのさらについでとして、宿賃の節約か懐が心元無いのか、一晩の宿は相部屋にできないだろうかと相談を持ち掛けてみる。
■チェルトト > 「イーシャ、ね。
あたしはチェルトト。獅子の神の仔よ。
将来ちゃんと神になったら、こっちの神にミレーのことは話をつけたげるから、
期待してなさい」
ふふん、と、尊大に胸を張ると、薄布の下で丸い乳房が弾力たっぷりにふるんと
揺れた。いつの間にか客もずいぶんと減った酒場で燃える暖炉の炎は、ずいぶんと
勢いを減じていた。彼の問いのあと、ぱちん、と、薪の爆ぜる音に耳をはためかせ、
チェルトトは思考を巡らせる。
「……それはどうなるのかしら。確かにあたしは宿代を払わなくてよくなるけど、
あんたがあたしの宿代を払ってることにはなってないんじゃない?
それだと、貢物が足りなくなっちゃうんだけれど、埋め合わせはどうやって
してくれるのかしら、イーシャ」
どこか悪戯っぽく、だが、真剣みも込めた視線と口調で言うと、チェルトトは
ゆっくりと立ち上がり、まだ座っている彼のそばに歩み寄る。
■イーシャ > 「うん、よろしくチェルトト。
その話がどこまで本当かわからないけれど、期待はしておくよ」
獅子と言われるとなるほどと思えるくらい、それっぽい雰囲気はある。
まぁ神の仔ともなればずいぶん大きく出たものだと思うし、まともに信じる気にはなかなかなれないが。
こういう身近で俗っぽい神様がいてもいいんじゃないかなと思うくらい好意的に受け止めている。
それに、発育途上感はあるけれどいい身体をしていると思う…とばかりに視線は揺れる胸元へ。
ほの暗くなった暖炉の灯りが彼女の褐色の肌を照らし、妙な妖艶さも醸し出しているか。
「そう来たか…そう言われてしまうと、ぐうの音もでないな…なかなか頭が回るね。
それなら、朝食もごちそうする…っていうのじゃ色気がないかな…。
もしくは…楽しい夜を過ごさせるっていう手段もあるけれど…その二つで埋め合わせはどうかな?」
身体と同じく暖炉の灯りに照らされる彼女の表情もまた、色気を秘めたものか。
こちらを見下ろす彼女の問いかけに、ゆっくりとした静かな口調で埋め合わせの提案をしてみよう。
語りかけつつ、彼女のすらりとした腕を撫でて、その手をゆっくりと取ろうとする。
■チェルトト > 「ひとつにしなさいよね、イーシャ。
貢物をふたつ出されたら、あたしが恩恵を与えないといけなくなっちゃうじゃない。
別にあんたに恩恵を与えるのは嫌じゃないけど、何を与えるか考えるのが面倒だわ」
彼に取られた手をゆるく握り返すと、チェルトトはそう言って笑う。
そして、彼を誘うようにその手を引きながら、髪に鼻先を埋めるように、彼の獣耳に
唇を寄せ、少し熱っぽい声で彼女は囁いた。
「明日の朝のことなんか忘れそうだから、今からのほうにしましょ。
ミレーのオスって初めてだから、人間のオスとどう違うのか興味もあるの」
■イーシャ > 「ふ、案外律儀だねチェルトト。
君ならいい神様になりそうだ」
埋め合わせはどちらか一つと言う彼女にくすりと微笑む。
良い神様の基準というのはまったくわからないが、少なくとも貢に対する彼女の考え方は好意的なまでに律儀だ、肉料理を一切れあげたような気がするけど。
触れた手を握られれば、彼女の顔が近づきその髪が鼻先に触れる。
酒の匂いもするけれど、ほのかな甘い香りもするような…。
「喜んで、チェルトト。
その興味心を十分に刺激できるようにしよう」
彼女の甘い囁きに、猫耳はふるりと震える…男としても滾らぬはずのない囁き。
平静を装いつつも、その頬はそれなりに赤くなっていたことだろう。
彼女の握られた手に触れつつ椅子から立ち上がれば、今度は青年が少女をエスコートするように、上階の宿部屋へ向かっていくだろう。
■チェルトト > 「こっちの人はみんなそう言うけど、
あたしに言わせれば、こっちの神が怠惰なのよ。それか欲張り」
立ち上がる彼の手を握ったまま腕を胸元に抱くと、彼の肘のあたりを柔らかな感触が
挟み込んだ。そのままきしきしと愚痴る階段を登り、やはり少々不満げに鳴る木の扉を
開くと、その奥にはシンプルに寝台と簡単な机があるだけの部屋だった。
今まで誰もいなかったせいか、星月の灯りだけが窓から差し込む、しんと冷えた暗闇の
中でぬくもりを求めるように彼に横から身を寄せ、視線を上げて彼を待つ。
若干挑戦的な、期待と、それから少々の恥じらいも混じった視線を向けて。
■イーシャ > 「なるほど、興味深い指摘だ…こっちの神様に届かないのが残念だけど」
そもそもこの地に根付くヤルダバオートなる神は実在するのかどうかすら怪しいものだ。
だが今はそんな色気のない話よりも、楽しみたいことがある。
「…素朴な部屋だね、シャワーでもあればよかったけれど…」
部屋に着くまでの軋む階段や扉を考えれば、部屋の質素さも容易に想像できるもので、無いものをねだっても仕方がないが。
確かに一人で寝るより人肌があったほうがいいと思ってしまう。
部屋に到着するまでに触れていた彼女の手、それに柔らかなぬくもり。
向かい合い身を寄せるお互いの身体は、これから始まることを期待して妙な熱が籠る。
「きれいだよ、チェルトト」
彼女の吸い込まれるような金の瞳も、その顔立ちも魅力あふれるもの。
じっと見つめあいながら片手を彼女の頬に触れさせ、柔らかさを確かめるように撫でつつ、親指が彼女の肉感的な下唇に触れていく。
そんな細かな所作の合間に放つシンプルな言葉は、密室の二人きりの空間というのも相まって互いの心を高ぶらせるのに十分だろう。
やがて唇から指が離れ、お互いの顔を近づけて唇を重ね、甘い口づけをすることになる。
■チェルトト > 「……ありがと」
彼の言葉に返すのはシンプルな一言。
だが、ぴったりと寄せたままの体を通じて、鼓動が跳ねたのは伝わったかもしれない。
何より、出したままだった尻尾が、ゆるゆると恥ずかしげに、うれしそうにくねって、
せっかく短い言葉で隠した感情をさらけ出していた。
唇に触れる指がくすぐったくて、片目だけを薄くつむって身じろぎしていると、やがて
そこに彼の唇が重なってくる。
「ん……」
重なるだけの浅い口づけ。指を絡めていただけの手に、きゅ、と、もう少しだけ思わず
力がこもった。
■イーシャ > 他愛ない仕草や言葉を伝えたのみだが、明らかに彼女の身体の熱は高まり、尻尾が隠し切れない感情の波を伝えてくれている。
唇を重ねることでさらに身も心も高ぶりを見せる彼女の反応が楽しく、それと同時に嬉しくもあり、優しいだけの口づけを情熱的なものに変えていこう。
「んっ……ちゅぅ…っ」
重ねられた唇に力を入れ、彼女の唇に吸い付くようにしていく…と同時に舌を彼女の口内に滑り込ませ、猫科特有のざらついたその舌とで絡ませねぶり、舐めとっていく熱く情熱的なディープキス。
キスをしつつ片手で絡めていた指に力が入ればしっかりと握り直し、もう片手は彼女のハリのある臀部に触れさせつつ、ゆっくりとベッドに押し倒していこうか。
■チェルトト > 「ん、む……ふぅ、ん」
尻を撫でる彼の手に尻尾が触れ、それで自分の尻尾が揺れていることに気づくと、
チェルトトは口付けを受けながら目を閉じ、褐色の頬に朱を登らせた。
互いにざらつきの強い舌同士を絡め合わせるキスの刺激の強さにふる、ふるっと
時折背筋と零れる吐息を震わせながら、頭の芯にまで響いてくる湿った音に獣耳を
はためかせる。
次第に体を押してくるぬくもりと重みに、もしくはキスの愉悦に脚から力が抜け
ベッドに腰を下ろすと、階段や廊下と同じ様に、ぎし、と、そのフレームが鳴った。
背中にまだ冷たいシーツの温度を感じながら、空いている手で彼の背中を抱く。
彼との体の間に挟まれた乳房は柔らかくひしゃげ、だが、つぶれ切らずその弾力を
彼の胸に鼓動の高鳴りとともに伝える。
「んふぁ、んむ……んっ、んふ……ん」
■イーシャ > 「ふぅ…っん……ちゅぅっ……ふふっ」
濃厚な口づけと共に行われる愛撫に、彼女の肉体はすっかり温まり、じっとりとした汗を滲ませているか。
だがそれは青年もまた同じく、頬を高揚させ、猫耳も尻尾も上機嫌に揺らいでいる。
何より密着し当たっているであろう彼のズボンの股には、大きな膨らみが出来上がり、硬く大きなものが彼女の太ももを擦ってもいる。
ベッドに彼女を押し倒した青年は、唾液を絡ませあった唇をゆっくりと離し、唾液の糸が引いて彼女の頬を穢すか。
月明りに映える彼女の汗ばみ昂る褐色の肌とその表情に、楽し気に笑うのみだが、言葉など不要だろう。
口づけを終えた男女が次に行うのは、互いの身体をたしかめあうこと。
青年の手が彼女の胸のふくらみに延びれば、まずはその弾力を楽しむように手で包み撫で、そのわずかな着衣を脱がしにかかろうか。
■チェルトト > 「はぁ……っ。何笑ってるのよ……ぉ」
わずかに漏れた笑い声のような吐息に、顔を上気させたままわずかに眉を寄せる。
脚に触れる硬く熱い存在感に胸を高鳴らせながら、つないだ手が離れるとそれを
シーツの上に落として。
青白い夜の光に照らされた褐色の肌はうっすら汗ばんで光り、彼の下で無防備に
息づいている。彼の手が胸元を覆う薄い布を脱がしにかかる前から、その下で固く
存在を主張していた先端は、それが取り去られると薄闇の中に小さく濃い桃紅色の
姿をさらした。
乳房を彼の手が撫で始めると、チェルトトが背筋を少々反らしたのか、ぎ、と、
またベッドがきしみを上げた。その音は、彼女が甘く鼻を鳴らしながら腰を小さく
くねらせ、膝頭を切なげにこすり合わせ始めると、きし、きしり、と、それを彼に
伝えるように小さく続く。
「は、ん、んふ、ふぁ、んっ、はぁ……ん」
■イーシャ > こちらの小さな笑いに文句を言うチェルトトだが、そんなことはお構いなし。
キスの味とか、彼女のかわいい表情とかいろいろ伝えたいが、あんまり言いすぎるのもよくないのだ。
ベッドの上に仰向けになる彼女の褐色の肉体は、色気に溢れ情欲を掻き立てる。
その胸をわずかに隠す薄布をたやすく取り払ってしまえば、綺麗な先端が姿を見せた。
「綺麗だ…」
思わず感嘆の言葉を口にしつつ、まずはその先端を指でくりくりとほぐしつつ、胸を優しく揉んでいく。
愛撫による焦らしが始まればベッドが軋み、そんな乾いた音が妙に二人の興奮を掻き立てる。
手すきなもう片方の乳首には顔を近づけて、唇で先端に音を立てて吸い付いたと思えば、舌でねっとりと舐りまわしてゆく。
それだけにとどまらず、空いた片手を彼女の下半身に忍ばせていき、秘部を隠す布の中へと滑り込ませていこう。
既に雄を受け入れられるくらい濡れ切っているであろう彼女の蜜壺の割れ目へ指を這わせれば、すりすりとまずは軽く擦ってから、指をにゅぷりと挿入させたか。
■チェルトト > 「もう……っ、ミレーのオスってみんなそうなの?
いちいち褒められたら、むずむずしちゃうじゃない……」
露わになってしまった乳房をひんやりとした夜気が撫で、青白い光の下ですっかり興奮に
尖った先端を褒められると、かあ、と、頬が熱くなった。だが、そこへ彼が触れ始めると、
恥じらい混じりの文句は、そこから広がる少々鋭い快美に蕩ける。
「ふぁ、んっ、くひ、はぁああ……っ、あっ、んぁ、くぅ、ざらざら、するぅ……。
あっ、や、ん……っ。はぁ、あっ、そこぉ……!」
さほどぴったりとしているわけでもない腰布の中へするりと彼の手が忍び込む。
そこは彼の睨んだ通りに潤んで、指で触れると開いた花弁から溢れた蜜がたちまち粘音を
させた。両手で彼の頭を胸元に抱き寄せたまま、蜜壺は彼の指をしゃぶるように脈打ち、
柔らかく食い占める。
■イーシャ > 「ふふふ、じゃあもっと…むずむずしちゃっていいよ」
綺麗で可愛い顔と身体をしているチェルトトが悪いと言わんばかりに、彼女の文句に応えるよう、唇と舌で乳首を攻め立て、手のひらと指で胸と当時に蜜壺を解し蕩けさせていく。
汗交じりの乳首の味わいは甘美な甘さとも言え、何より彼女の甘く蕩けた艶声も相まって、刺激は次第に鋭くなっていく。
「ふっ…んんっ、ちゅぅぅ…っ」
いじらしいくらい匠な青年の唇と指の動きによって、彼女の乳首はコリコリに硬くなり、雌穴は蕩け雄を受け入れる準備は万全とばかりに脈打たせる。
だが、その前に軽く絶頂を味わってもらおうと、その唇と指を動きを緩めず、彼女の精神を昂らせ、研ぎ澄ませていこう。
勃起した乳首を指で擦り解し、唇で吸い付き舌で舐めまわす、そして肉壺の中の指は巧みに出し入れを繰り返させ、彼女を絶頂へと導いていこう。
軽めの絶頂を迎えたのであれば、蜜で濡れ切った腰布をはだけさせつつ指と唇を離し、情欲に支配されているであろうチェルトトの裸体を眺めよう。
さぞ、雄が欲しくて仕方がない有様になっているであろうから。
■チェルトト > 「んっは、にゃ、あぁん……っ」
快楽と興奮に乳房が張り、弾力の中に柔らかさが混じった。
先端への愛撫が、秘所への愛撫が施されるたび甘い声を零し、ベッドを軋ませる
チェルトト。彼の指に奏でられるように絶え間なく鳴きながら、小柄な体を悶えさせて。
「はぁっ、ん、にゃう、上手ぅ……っ。
あっ、あっ、あは、やっ、んにゃ、あ、腰、浮いちゃう……!
あっ、だめ、やっ、待って、それっ、イっ、ふぁ、にゃあう、くぅう……っ!」
ひくひくと絶頂へ至る痙攣を感じ取られたのか、彼の指の動きが巧みさを増した。
湿った音が粘り気を増し、かき混ぜられる愉悦に腰がわなないて、背筋が勝手に曲線を
描く。ぎゅっと彼の頭を両手で、彼の手を瑞々しい太ももで締め付けながら、彼女は
予感に身をすくませた。
「んにゃっ、きゅうううん……っ、ふぁ、はぁ、あは、はぁ、はぁ、あぁ……」
一瞬、ぎゅっ、と、彼の指はぬるぬるの蜜壺に強く締め上げられた。
叫ぶほどではないが高く細い声をあげて身をこわばらせ、その直後に緊張がほどけると、
チェルトトの金色の瞳はすっかり潤み切り、褐色の肌は熱く上記して、跳ねる呼吸に乳房が
ふるふると揺れる。
そして腰布は、彼が書き出した淫蜜ですっかり濡れそぼり、いやらしく片方の太ももに
透けて張り付いていた。
「イーシャ、あたし、あたしもう、あぁ、もっとぉ……っ」
■イーシャ > 「んっ…ふ……。
そんな、かわいい声出しちゃって…気持ちよかったんだね。
でも…もっと気持ちよくしちゃうから…」
激しくも巧みな愛撫を続ければ、汗ばんでいく彼女の褐色の肌がさらに熱を帯びて震え悶える。
その動きすらも絶頂まで登りつめる助けにしかならず、やがて彼女の甘い声と共に肉体は震え上がった。
軽い絶頂を迎えた彼女はやはり、物足りなさを…特に下半身に疼いているであろう情欲を疼ませ、金の瞳を潤ませる。
悪戯っぽい笑みを浮かべて指にべとつく蜜をぺろりと舐めとるのを見せつけつつ、その期待と望みにしっかりと応えてあげよう。
再び彼女の身体を見下ろすかたちとなれば、青年もその着衣を脱いでいく。
上半身はしなやかに鍛えられた筋肉ある身体、そしてチェルトト期待の彼の下半身…
その下着をずりおろせば、形の良い巨根がぶるんっと跳ね出ることになった。
彼女の目の前、手を伸ばせば届くその距離にある巨根はギンギンに勃起しきっており、その下にぶら下がる陰嚢もまたチェルトトの中へ注ぎ込むためのものがたっぷりと詰まっているのが見て取れたか。
「もっと…どうして欲しい?」
この場ではこちらが主導権を握っているとばかりに、彼女から懇願の言葉を引き出そうと笑みを浮かべる。
無論、情欲渦巻く彼女には抵抗できようはずもないだろうが。
正常位の体位のまま、腰布をはだけさせ露出した蜜壺へと、逞しい肉棒を近づけては、ずりずりと割れ目に擦り付けるだけの焦らしを始め、彼女の懇願の言葉を待つ。
■チェルトト > 「あはぁ……」
反り返った男根は、さきほど太ももで触れていた時に思った以上に大きく、そして
快楽を予感させる姿をしていた。期待と喜びに、ゆるんだ笑みが口元に浮かぶ。膝を
寄せていた脚を開いたところで、彼がそこへと身を沈めて――
「にゃあ……っ、や、ん、それぇ……。そんなの、意地悪ぅ……っ」
ぬるり、ずるり、入口を擦るばかりのそれ。硬さと、熱さに、頭がくらくらと揺れ
目が潤む。ぎゅっ、と、切なげにシーツを握りしめ、チェルトトは一度、二度、口を
開きかけて閉じたが、やがて、観念したように目を閉じて言った。
「もっと……っ、イーシャの、奥まで入れて……っ、気持ちよくして、
あたしのこと、天国まで連れていってぇ……っ!」
褐色の肌が恥じらいと興奮に朱色を増す。ふるふると腰をゆすり上げ、彼にそれを
チェルトトはねだった。
■イーシャ > 「ふふっ、よく言えました。
それじゃあ、ご褒美だよっ!」
もっともっと彼女を焦らしあげて、恥ずかしいセリフの数々を言わせるのも楽しそうだが、さすがに後が怖いのでこの辺で。
股を広げて胸と股間を露出するどころか男根とを擦り合わせている状態でも存在した恥じらいすら打ち破った青年は、一度腰を引き…。
ずちゅんっ…!
と艶めかしい湿り気のある音を立てながら、あの巨根を根元まで一気にチェルトトの膣へ捻じ込んでしまった。
青年の巨根は期待以上の圧迫感を彼女の身体に与えながら、立派な亀頭は子宮口へ熱い口づけをかまし、先走りが子宮へ注がれてしまう有様。
もちろんチェルトトの蜜もたっぷりと溢れ出してシーツを汚しているが。
「はぁぁ…っ、チェルトトの中…熱くて気持ちいいよ…」
彼女の膣の熱の締まり具合に身震いしている青年は、挿入の快楽でさぞ愛らしく妖艶な表情を浮かべているであろう彼女の表情をじっくりと眺めようか。
■チェルトト > 「んにゃああああああっ!」
一気に熱く硬いものに胎を満たされ、チェルトトの体がぐんと弧を描いた。
突き出された胸がふるりと震え、腰が叩きつけられるともう一度、それがぷるんと揺れる。
今の一突きの衝撃に低めの絶頂を味わったばかりの体がまたそこへ弾かれたのか、
とろけた笑みを浮かべて塗れた悲鳴を上げるチェルトト。そして、それとは別個の意思が
あるかのように、彼の男根をひくん、ひくん、と、蜜壺が甘く搾っていた。
「熱い……熱くて、硬くて、あたしの中がいっぱい……っ、奥まで、いっぱいぃ……」
■イーシャ > 「はぁっ…あぁぁ…本当に具合が良いなぁ…っ」
挿入した瞬間に跳ね、軽い絶頂を再び味わったらしい彼女の表情は、すっかり快楽の虜な様子。
妖艶な褐色の肉体がうねり弧を描き、ささやかなふくらみを揺らす様は巨根を大いに喜ばせてくれる。
そして何より、ここからが本番なのだ。
「ふぅぅっ…チェルトト、いくよぉ」
挿入の快楽も少し落ち着けば、蕩けた彼女にそんな声を掛けてから、ずるずると腰を引き、そしてまた腰を叩き下ろす。
ずちゅんっ!ぐちゅんっ!と湿り気のある卑猥な音色を響かせながら、力強いピストンで彼女の膣も子宮も、ほぐし堕としていこう。
突き込むピストンのみならず、ずっぽりと巨根を押し込んでから腰を回すように動かして、膣内を肉棒で抉るような攻めも忘れてはならない。
たっぷり楽しませると宣言したのだ、忘れられない快楽をその身に刻んでやらねばなるまい。
巨根による濃密なセックスを繰り広げつつも、揺れる彼女の胸を両手で掴み、こりこりの乳首を捏ね上げる攻めも絡めていく。
■チェルトト > 「んひっ! ふぁ、んにゃあ、あぁ、くひぁっ! あぁ、にゃああ……ふやぁっ!」
彼の男根が奥へ届くたび、喘ぎのトーンが跳ねあがる。
抜かれる時は蕩けそうに甘く、突かれる時は高く鋭く、自分の良いところへ誘うためか、
もしくは逆に濃すぎる快美から逃れるためか、腰を彼の動きとは違うリズムでくねくねと
揺らめかせると、きゅんきゅんと青年の男根を食い締める襞がうねって精を搾り取らんと
うごめいた。
加えて他の場所への愛撫が施されれば、その快楽を受け止めての喘ぎが胎を揺らし、
また蜜壺を震わせる。
「あぁ、奥、奥すごいっ、それ好きぃ、ふぁ、あぁ、ぐりぐりしたら蕩けるっ、にゃああ、
蕩けるからぁ、っ、にゃうううううう……っ!!」
最初で癖でも着いたのか、浅い絶頂を示す強めの痙攣を何度も彼の男根に味わわせつつ、
ちぎらんばかりにシーツを握りしめて、そこに幾重もの皺を描き、銀の髪を振り乱して。
■イーシャ > 「はぁっ!んぁっ…!ふぅぅっ…」
腰を叩きこむ度に結合部から愛液が溢れ、ぐちゅっぐちゅっと卑猥な音が響く濃密なセックスに、青年もまた酔いしれている。
チェルトトの腰が艶めかしく動き、膣は搾り取るように蠢いて肉棒を締め上げる。
生でしかも中に出していいのかという常識的な疑問ですら、そんな強い快楽に塗りつぶされ、獣の本能が如く欲望をぶち込もうと腰が動く。
「あはっ!これがいいんだね、ならもっとやってあげる…っ」
どうやら好みの攻め方を見つけたようで、膣と子宮口を抉るように掻き回す密着セックスを重点的にやり始める。
彼女の性感帯と子宮口を力強く重点的に抉り上げる攻めは、たちどころに彼女を蕩けさせてしまうだろう。
そうなれば肉棒を締め付ける膣の力も増し、青年の絶頂もまた限界にまで引き上げられていく。
「んあぁっ!…くぅっ。
い…イくぅっ…中に出すよっ!チェルトト…っ!」
まるで一つになるかのように互いの肉体を密着させ、離れないように抱きしめにかかる。
限界まで引き上げられた快楽は理性を失わせ、有無を言わさず本能のままに亀頭を子宮口に捻じ込んでいき。
ぶびゅるるるるるるるるっ!と派手な音を体内に響かせながら、濃厚で大量の若々しい種子がチェルトトの子宮へたっぷりと注ぎ込まれていくこととなる。
あまりに大量の精液はすべて子宮に収まりきらず、結合部からどぷどぷと派手に溢れ出るほど。
■チェルトト > 「そうっ、それぇ、それ好きなのっ、いいっ! 気持ちいいからぁ……っ!」
ごりごりと奥をえぐる彼の男根に、全身が蕩けて流れ出しそうな快楽を覚え、
チェルトトの表情が蕩け切る。笑っているような、泣いているような、だが幸福に
満たされた顔で、かすれ声のあえぎを零しながら、彼に抱きしめられると反射的に
両手でその背中を、そして両脚でその腰を抱きしめ、溶け合うほどに密着して。
「きてきてきてぇっ、全部、出していいからっ、ふぁ、んにゃあ、ああ、
にゃはあああああ……っ!!」
胎が、熱で満たされる。
どくどくと感じる己以外の脈動。そして、あふれ出すその熱。
ぶるぶると全身と蜜壺を震わせながら、そうしていないと飛んで行ってしまうと
ばかりに彼に強くしがみつき、仰け反って甘く高く叫ぶ。
「あぁ、あぁあ、にゃああ、はぁ、んにゃ……っ、ふぁ……!
は、あぅは、はぁ、あはぁ、あはぁ、はぁ、は……っ」
そして、絶頂のこわばりが過ぎ去ったあとは弛緩。息が足りないかのように荒く
呼吸を跳ねさせていたが、やがて彼の首を掻き抱くと、下から伸びあがって唇を
重ねようと。
■イーシャ > 「はぁぁぁ…すっごい……いっぱい出た、気がする…」
激しく乱れあい、強烈な快楽を与え合いながら、最高の状態で絶頂を迎えることができ、そこから生まれる余韻もまた震え上がるほどの甘美さ。
大量に注がれた精液は彼女の子宮を満たし、溢れ出た精は彼女のお尻を伝うようにしてシーツに広がっている。
「あはぁ…チェルトト…すっごいエロくてかわいい…」
絶頂に乱れた姿も可愛らしいが、脱力し快楽の余韻を噛み締める姿もまたすごい色気を醸し出している。
このままずっと見ていたくなる表情だが、彼女に首を抱かれて引き寄せられれば、望むばかりの濃厚な口づけを再び。
互いの身体を離したくないとばかりに抱きしめあいながら、唇を吸いあい、舌を絡ませる激しいディープキス。
もちろんそれだけでなく、ずちゅんっ!と再び彼女に響く強烈な快楽。
青年の逞しい肉棒は、一発で萎えるような代物であるはずがなく、硬さをしっかり保っていた。
口づけしながらも強烈な一撃は、彼女を再び快楽の波へと引き戻し、再び始められる濃密な交尾の合図。
そうしてこの二人は疲れ切って眠るまで、激しく求めあい続けたのだった。
■チェルトト > 「んっ、んふ、んん、んは、あっ、あり、がとぉ……あ、ひっ!?」
夢中で重ねた唇、絡ませる舌。
銀の髪をベッドの上に広げたままそれをむさぼると、チェルトトは枕に頭をすとんと
落とした。絶頂の余韻に酔っているところへかけられる言葉。それはくすぐったくも
心地よくてはにかんでいたが、その次の瞬間、ずん、と、体の奥に重く深い快楽の肉杭が
撃ち込まれ、チェルトトは歯を食いしばって目を見開く。
「んっ!? んっ、んにゃふ、やあっ、らめ、いまは……っ、イッたばっかりっ
らっ、あっ、ふにゃあっ、にゃ、んゃああああああー……っ!」
表情はすぐにまた甘い快楽に蕩け、縋り付くように両手で、蜜壺で彼を抱きしめる。
宣言した以上の楽しい夜を過ごさせられ、翌朝は昼まで泥のように眠って、そのあとは
――。
ご案内:「酒場「獅子神亭」」からイーシャさんが去りました。
ご案内:「酒場「獅子神亭」」からチェルトトさんが去りました。